今日でこの作品も2年目に突入しました。これも応援してくださる皆様のおかげです。予想では今年中に終わるかなっと思っています。
それではどうぞ。
黒崎一護とウルキオラの戦いによって牢獄から脱獄したミストルティン。それを止めるためにデストロイヤーの側近の1人胡蝶が出るが、「絶望の蕾」に閉じ込められてしまう。
その中で絶望しかけたがチルッチとデストロイヤー(本人ではない)の呼びかけによって新たな力に目覚め脱出に成功。
そして新たに手に入れた力でミストルティンを圧倒し激闘の最中ミストルティンを倒す事が成功した。
戦いが終わると胡蝶は崩れ落ちそうなった。それをティターンが動いて受け止めた。
「大丈夫か?」
「あぁ、問題ないん少し疲れただけだ」
「全くもォ、あんな奴に一々手間取ってさ!!ーーーー心配させるんじゃないよ。」
「ん?チッルチ、今何か言った?」
「ッ!?な、何でもないわよ!!」
ワイバーンの質問に声を荒げるチルッチ。実はこの場にいる誰よりも胡蝶の事を心配していたのだ。揶揄われてイラつく事も結構あるが、デストロイヤーの次に長い付き合いと言っても過言ではない。
そんな中ルキア達は未だに緊迫感を解かないでいた。戦っていた相手を倒した今次は自分達の番かではないかと。
先程戦うつもりはないと言っていたがそれを素直に信じられないのだ。
その事にいち早く気づいたスフィンクスが少し前に足を出す。
「心配せずとも我々は貴方方とは敵対はしない。そう言ったはずです」
「だが貴様は十一刃の部下っと言った。つまり藍染の配下の者の部下。我らとは敵対にある」
「あぁ、そうだ。敵の言葉を素直に聞けって言うのは無理な話だぜ」
恋次が言う事は最もである。幾ら「敵対するつもりはない」と言えども、敵の立場である者の言葉を素直に信用できると言えば無理な話だろう。
「…確かに。では敵対しない証拠に今から貴方方をーーッ!?」
スフィンクスは上の方から気配を感じると、天蓋の上から1人の人影がルキア達と胡蝶達の間に降り立った。
「一護!」
それは先程まで天蓋の上でウルキオラと激しい戦闘を繰り広げた黒崎一護であった。
「ルキア、茶渡、恋次みんな無事か?」
「あぁ…」
「何とかな…」
「俺がそう簡単にくたばるかよ」
一護はルキア達が無事な事に一先ず安心した。後ろに目をやると胡蝶含め最上級幹部達を睨みつける。 そして振り返り刀を向け構える。
「テメェら、何モンだ?見た所破面じゃなさそうだが……藍染の仲間か?」
「……もしそうだとしたら?」
「だったら……ここで倒す!」
「……何か勘違いをしているようですが、其方の3人にも言いましたが私達は貴方方と敵対するつもりはありません」
「…その言葉を信じられると思うか?」
一護もやはりルキア達と同じ質問をする。ドレイクとワイバーンは何度も同じ質問をされウンザリしていた。
「ですからその証拠に今から貴方方を現世にへとお送りしましょう」
「何!?どういう事だ!」
その言葉に一護だけでなく、後ろにいたルキア達3人も驚いた。
「貴方方は藍染を倒したいと思っている。そうですよね?」
「……そうだ」
「ですが、その藍染の策略により4人の隊長格の者達が通って来た
「あぁ…その通りだ」
「だから我々は貴方方が藍染を倒す事に協力しようと言うのです」
その言葉に一護達は目を見開いた。自分達のボスである藍染を打ち取る、つまり倒す事に協力すると言うのだ。
「何でお前らが藍染を倒す事に藍染はお前らのボスだろ?」
ボスである藍染を倒す事が信じられないと言う。嘗て恋次や日番谷達が現世で戦った破面の中に藍染への反逆を企てた者達がいた。崩玉を使い自分達が虚圏の、世界の支配者になろうとした。結果は言わずとも失敗に終わる。元々持ち出した崩玉も偽物であったためどちらにしても失敗していただろう。
だが目の前にいる者達の主人は十一刃の1人、その上現十一刃のトップである(一護達はその事を知らない)。反乱を起こせば藍染を討ち取る事も可能であろう。だがどうにも信じ難かった。
「……確かに藍染は我らがボスの主人ととも言える存在だ。しかし我々が仕えると決めたお方は藍染でなく、我が主人デストロイヤー様ただ1人だけだ。だからその命令で貴様等を現世にへと送る」
ダゴンがその場にいた者達を代表して答えるが、敵である者の言葉を信じられず未だにピリピリした空気が流れる。
「信じてあげよう黒崎君」
すると上から織姫が石田と一緒に降りて来た。
「井上、石田。なんで?上で待ってろって言ったろ?」
「ごめんね黒崎君。私が石田君にお願いしたの。ーー心配だったから」
「僕が君の言うことを素直に聞くと思うかい?少なくとも君よりは万全な状態だと思うよ。ーそれにあんな事があった後だ。井上さんを心配させたくない」
天蓋の上での戦闘中に一護がウルキオラを圧倒した完全虚化の事で2人は仲間である彼の事が心配だったのだ。ルキア達は2人の表情を見てそれを聞くのをやめた。
「それより井上、こいつ等のことを信じるって本気かよ。こいつ等は……」
「うん、わかってるよ。でもこの人達はそこまで悪い人達じゃないよ。あのヤミーって人が私や
ウルキオラとその戦闘の最中突如ロリとメノリが現れて織姫を殺そうとしたが、さらにその最中ヤミーが現れて仲間である2人を吹き飛ばし織姫まで殺そうとした。
その後ロリが解放するもボコボコ殺されそうになったが、最上級幹部達が現れて織姫達3人を助けたのだ。それにウルキオラとの戦いの余波が来ないように守ってくれていた。
「だから私はこの人達の言葉を信じるよ」
その瞳には普段からは感じられないような強い意志が込められていた。
「……わかった。井上が言うなら俺もこいつ等を信じるぜ」
「ありがとう、黒崎君」
「わかりました。では早速…『散れ、千本桜景義』ッ!?」
突如声がしたと思えば無数の桜の花びらが最上級幹部達に襲いかかってきた。
「デェェェヤァーー!!」
先程は違う声がすると上から人影が現れワイバーンにへと襲いかかる。ワイバーンはご自慢のスピードで躱すと、人影は砂地に勢いよく着地し砂埃が舞う。
「白哉、剣八!」
「兄様!」
その正体は黒髪で凛々しさを漂わせる男、六番隊隊長朽木白哉、反対にトゲトゲした髪が特徴的で厳つい目つきをした男、十一番隊隊長更木剣八である。
「な、何でお前ら此処にいんだよ!?」
「煩セェなァ。これ以上のんびりしてたらまた訛ってきちまうんだよ。にしても……中々強そうな奴らが結構いるじゃねェか。案外無駄足にならずに済みそうだ」
剣八は最上級幹部の面々を見て口元がニヤリと笑う。戦闘狂としての本能を刺激されたのだろう。
「待て、2人とも。此奴らに戦う気はねェ!」
「そうです兄様。ですから此処は剣をお納めください」
一護とルキアは2人を説得する。だが……
「……敵の言うことを素直に信じろと」
「うっせェゾ。俺が此処まで来たのは戦いてェから来たんだ。それで「戦う気が気ねェ」だァ?巫山戯るなよ。わざわざ此処まで来て何もしねェでいろってのが無理な話だ」
……頭の固い者と戦闘狂。やはり人の言うことを聞くような者達ではない。スフィンクスは「どうしたものか」と考えると…
「……スレイプニル、ドレイク、相手をしてやれ」
…ダゴンがスレイプニルとドレイクに相手をするように言う。
「ンン……わかった。ダゴン、お前の頼みなら引き受けよう」
「よぉっしゃ!久々に大暴れ出来るぜ!!」
スレイプニルは少し考え承諾し、ドレイクは思いっきり戦えると思い迷いなく承諾し前に出る。その様子に胡蝶やチルッチ、他の冥府神達は呆れていた。
「お前の相手は私がしよう。私は冥府神の一角スレイプニル。貴様名をなんと申す」
「…言う必要はない。これから倒される貴様に言っても無意味だからだ」
「……そうか。だが私を甘く見ていると痛い目をみるぞ」
白哉とスレイプニルはお互い表情には出さず冷静であった。
「ほぉ、テメェが俺の相手か」
「俺は冥府神の1人のドレイク。インフェルシアの荒ぶる英雄よ」
「荒ぶる英雄ねェ。ちっとは楽しめそうじゃねェか」
「それはこっちの台詞だ。俺は退屈してるんだ、楽しませてくれよォ」
一方剣八とドレイクの方は互いに戦闘狂なため意見が合い楽しめることを願う。剣八が砂地を蹴り駆け出し剣を振り上げ斬りかかる。ドレイクはその斬撃を持っていた大剣で受け止める。剣同士がぶつかり合った瞬間2人のいる場所が凹みクレーターが出来上がる。
剣八がさらにニヤリと笑いドレイクも鼻で笑う。そして剣を払い除けると大剣で斬りかけ剣八が剣で受け止める。一方が攻め、もう片方が防御すると言う攻防戦が始まる。
ドレイクと剣八が戦いを始めた中、白哉とスレイプニルの2人も戦いを始めていた。
「破道の四:
白哉の指先から白い雷が放たれる。スレイプニルは右手に持っていた槍で払い除ける。
「この程度で私を倒せると思っているのか?いでよ、冥府馬車!!」
突如魔導陣が出現し、そこから眼が青い二頭の黒い機械のような馬が引いた馬車が現れスレイプニルは馬車にへと飛び乗る。
その馬車は勢いよく白哉にへと向かっていき、すれ違う瞬間スレイプニルが槍を前に突き出す。
白哉は瞬歩で躱すが避けきれることが出来ず左腕に少し掠っていた。
「ッ…!?」
「その程度で私の攻撃を躱せると思うなよ」
馬車は反転し再び白哉にへと向かって行く。白哉は右手のひらを前に突き出しエネルギーを貯める。
「破道の七十三、
先ほどよりも強大な鬼道を唱え放つ。それは馬車にへと直撃し爆発を起こした。その場にいた者は「ヤッたか」と思った。同じく戦っている2人と最上級幹部達を除いては……。
なんと爆炎の中から馬の蹄の音が聞こえてきた。白哉は目を細めると馬車に乗ったスレイプニルがいた。
「ス、スゲェ……。あの白哉と眼帯外した剣八と互角に戦ってやがる」
「兄様の鬼道を食らって無傷だと!」
一護は嘗て尸魂界でこの2人と戦っているが、両者ともかなり苦戦した相手だ。況してや剣八はここでかなり苦戦した?が|第5十一刃のノイトラ・ジルガを倒している。実際白哉も第7十一刃のゾマリ・ルルーを難なく倒している。
それなのに今彼等と戦っている者達は2人に引けを取らないと言ってもいいほど互角に戦っている。驚くのを無理はないだろう。
「何言っての?スレイプニルとドレイクはまだ全然本気じゃないよ」
「何!?隊長や更木隊長を相手にして本気じゃねェだと!?」
恋次は自分が所属部隊の隊長、そして嘗て自分が所属し、護廷十三隊最強の攻撃力を持つ部隊の隊長を前にして本気じゃない事に信じられなかった。
「あの2人が本気を出した今俺達がいるこの場所もタダでは済まないだろう」
ティターンのその言葉にスレイプニルとドレイクの本当の実力を一護達は想像出来なかった。
白哉は瞬歩で攻撃を躱すが、その度に馬車は方向転換し突っ込んでくる。
「これ以上の事は無意味に等しい。次で終わらせる」
馬車が白哉にへと向かって行くが本人は動こうとしない。そして右手をくるっと回し斬魄刀を上下逆さまの状態にする。
「その過信は貴様の傲りだ…冥府神とやら」
「ッ!?」
「卍解ーー
白哉が手を離すと斬魄刀が地面に吸い込まれるように沈んでいき、周りに複数の刃が出現した。それはピンク色に光りだすと無数の桜の花弁となり馬車ごとスレイプニルの周りを包み覆った。
この無数の花弁一つ一つは白哉の斬魄刀の刃の様なもの。相手を無数の花弁で覆い包み身体を切り刻むまさに防御のしようもないーーーーこれが
ドームのようになっている無数の花弁に包まれこれでスレイプニルも終わりだと思わったが、なんとそのドームの天井を突き破りほぼ無傷のスレイプニルが現れた。そのままスレイプニルは白哉に向かって槍を突きつけるが卍解状態の千本桜の花弁が盾となって防いだ。槍を弾きスレイプニルは距離を取り着地する。
「今の攻撃は良かった。流石卍解と言ったところか。しかし相手が悪かったな。デストロイヤー様の最強従属官であるこの私にーー効くと思うか」
白哉は全く動じず涼しい顔をしているが、内心では焦りが現れていた。
一方ドレイクと剣八のところでも戦いが続いていた。
「ハァァ!!」
ドレイクが口から火の玉を放ち、剣八がいるところを爆炎に包み込まれる。ドレイクは鼻で笑うがその爆炎の中を剣八は飛び出し突っ込んで来た。
反応が遅れたドレイクはそのまま斬魄刀で斬りつけなれるが、その頑丈な鎧には傷一つつけられないていなかった。
「へッ!テメェ中々やるじゃねェか。死神で俺と渡り合える奴がいたなんてよォ」
「そう言うテメェもなァ。嬉しいぜ、こんな骨がある奴がまだいるなんてよォォ。こんなに楽しい感覚は本当に久々だぜ」
「俺もだ。ここまで楽しめたのは久しぶりだ。だからもっと楽しもうぜ。互いにヨォ!」
「あぁ。もっともっと楽しもうぜェーードレイク!!」
剣八がドレイクの名を叫ぶと再び突っ込んでいき斬魄刀を振り上げる。ドレイクも大剣で振り上げる。そしてお互いの剣がぶつかり合い物凄い衝撃が辺りを襲った。
「全く、ドレイクの奴。もう少し手加減をしろ」
「しかしあのドレイクに引けを取らない実力とは。…あの死神中々やりますね」
「……確かにな」
スレイプニルと白哉の戦いは目の前の敵に集中しながらその余波を飛ばさないようにしているが、ドレイクと剣八の戦いは周りにお構いなくただ自分達が楽しみたいだけに大暴れしている。お互いが似た者同士だから尚更タチが悪い。
ダゴンはドレイクの戦いに呆れるが、スフィンクスはドレイクと互角に戦う剣八の強さに感心している。
ドレイクは全従属官の中でスレイプニルに次ぐ実力者。デストロイヤーの盾と矛とも呼べるべき存在の者達なのだ。その事にはダゴンも同じようだ。
「……さて話が逸れてしまいしましたが、今から貴方方を現世にへと送りましょう」
「あぁ…」
「おい黒崎、本当にそいつらの言っている事を信じるのか!もし罠だった……」
一護が頼む最中、石田は「敵の罠かもしれない」とまだダゴン達の事を疑っている。
「俺だって信じちゃいねェよ。けどよ、井上が信じるってェなら俺も信じるぜ。それが……仲間ってもんだ」
「…わかったよ、そこまで言うならその答えに賭けるよ」
「宜しいですか?」
「…あぁ」
「では……」
パチン
スフィンクスは指をパチンッと鳴らすと皆の目の前に黒腔が現れた。藍染や破面でもないのに黒腔を簡単に開いた事により一護達は驚いていた。
「この黒腔を真っ直ぐ行けば藍染達がいる空座町につきますよ」
「…本当に大丈夫なんだな?」
「えぇ、それは保証しますよ。それと今回は我々が足場を作っておきましたので来たの時のように自分達で足場を作る必要はありません」
中を見ると確かに虚圏に来る時にはなかった霊圧の足場が真っ直ぐ続いていた。
「……よし。みんな藍染を止めにいくぜ!」
『あぁ(うん)(おぉ)!』
一護達は黒腔の中に飛び込み藍染を止めるため現世にへと向かって行った。
次回なのですがアンケートを取りますので、遅れます。
アンケートは活動報告にあります。皆様のご意見お願いします。