確か25話ぐらいから後悔し始めましたが、突っ走るしかないと思ってそのまま。
ある意味最大の黒歴史、恥ずかしくて穴があったら入りたい……
視点 明日香
十代が万丈目君と決闘《デュエル》をしてから数日
私はあの男の事が気になって仕方がない。
堅守瑞貴……彼の目的は嫌がらせと言っていた
そんな事の為にあの場に来たのか、そして知識もそれなりらしい
授業で当てられた時でもどんな問題でも簡単に解いている
筆記試験4位というのも伊達ではないという事だろう。
十代も変わった人でおもしろいと思う
けど気になるという意味では彼には及ばない。
彼にはやる気が無い
それは授業中でも窺える
今日の授業、あんな回答が得られるとは思わなかったわ。
クロノス教諭の問題
フィールド魔法について説明しなさい。
「フィールド魔法は魔法・罠ゾーンに存在しない特殊な魔法カード
フィールド魔法はお互いの場に1枚しか存在できず、新たなフィールド魔法が出た場合破壊される
フィールド魔法の効果はお互いのモンスターに適用され、使用者は相手の動きにも注意を張らなければならない
例えば自分のデッキを闇属性を中心とし、ダークゾーンを発動した場合
相手が同じく闇属性を中心としたデッキで戦えば自分の手札を1枚無駄にした事と同じ事
それならばコストで捨てるなりした方が遙かに効率が良い
そしてフィールド魔法をサポートするカードとして永続魔法のフィールドバリアが存在する
このカードが存在している限り、相手は新たにフィールド魔法を使えず、破壊もできない
例えば自分が天使族デッキを中心とし、天空の聖域を使っていた場合
このカードも一緒に出す事で自分への戦闘ダメージを気にしなくて済むようになる
更にこの場合は天使族の効果でライフに関係のあるカードが多いので回復すれば負けにくくなる
後、終焉の地という速攻魔法が存在している
このカードは相手が特殊召喚をした時に発動でき、フィールド魔法をデッキから発動する
相手が強力なカードを特殊召喚しても、場合に寄ってはフィールド魔法で逆転できるかもしれない
例えるなら自分モンスターの攻撃力が1600で相手が攻撃力2000のモンスターを出した時
自分に有利なダークゾーンやガイアパワーを使用して攻撃力を上回るという手段が取れる
この場合、相手が自分モンスターと同じ属性でないといけないので注意が必要
手札にフィールド魔法をサーチする場合はテラ・フォーミングを使うのが最も効率的
終焉の地のように制限が無く、デッキから手札に加えるので使いやすさで勝る」
ここでクロノス教諭がストップを出して止めさせられた
おそらく、思った以上に知識が有ったので驚いて止めるタイミングを失ったのだろう
他の生徒も唖然としていたし、私も驚いた。
ここまでの回答をできる生徒はそう多くないだろう
しかも突然当てられて、前準備も無しの状態で答えた
つまり、簡単な問題すぎるという意味だと予想できる。
その授業はその後、丸藤君が当てられて答える事ができず
十代がクロノス教諭を馬鹿にして終わった。
………………
…………
……
その後もそれとなく観察していたけど、あれから特に変わった点は無かった
そのまま時は過ぎ、その日の夜
ジュンコとももえと一緒にお風呂に入っていた時の事……
「それにしても今年入学の男子ってロクなのいないですわね
特にあの遊城十代といったら、煩くて下品で生意気で……ねー明日香さん?」
「ふぅ……どーでもいいわ、あんな奴」
それに、私が気になっているのは十代よりも瑞貴
彼の事が全くわからない……それが一番の気がかりかしら?
あら……今視線を感じたような……いえ、誰かいる!
外で騒ぎが起こったと思ったら……丸藤君?
覗きをするなんて度胸があるとは思わなかったわ
でも許す事はできない、きっちり話は聞かせてもらうわよ?
そう思って話を聞いてたんだけど……私からのラブレターですって?
「うん、そうだよ、ねー?」
そう言ってウインクする丸藤君
少なくともその仕草は貴方には似合わないわ。
言い訳を聞いている途中でそのラブレターを見せられたけど
この字は汚すぎる……私はこんな汚い字を書いた事が無いわ!
「あ……これ、宛名が遊城十代になってるわ」
「え? 嘘ぉ?」
私もジュンコの手紙を横から少しだけ見てみる
確かに宛名が十代になっていた
という事はこれは十代に送られた手紙で丸藤君は勘違いしてただけ?
なんと間抜けな……
なんだか色々と駄目な気がしてきたわ。
ジュンコやももえが学校に報告する事を薦めてくるけど……どうしようかしら?
私としては一応知り合いだから少し気が進まないけど
だからといってお咎め無しというのも何だか気に入らないわね。
「皆さんおそろいで何の騒ぎ?」
っ! 鮎川先生!?
拙い、まだ何も決まっていない時に来られても困る!
私はジュンコとももえに目配せをする
丸藤君を隠せという意味を込めて。
2人は私の視線を正確に受け取って丸藤君の上に座る
少し悪く思わなくもないけど、一応守ってあげてるんだから許して頂戴。
「何か有ったの?」
「いえ、何でもありませんわ
お騒がせしてすみません」
こんな口調はお手の物
ブルー女子生徒はお嬢様のように扱われたり、そんな指導をされる時もある
長らくデュエル・アカデミア生活をしていたので教師相手にはあのような口調になる
特に鮎川先生は良い先生なので余計になってしまう。
それと丸藤君、例え2人に乗られているとはいえ、女の子に向き合って重いという言葉は禁句よ?
相手に失礼だし、もし無理なダイエットとか始めたらどうするのよ
2人とも痩せてるんだからダイエットなんて不必要なのよ。
「そう、じゃあ皆さん
早くお部屋に戻ってお休みなさい」
鮎川先生は部屋に戻ったのでこの場が落ち着く
そして、この時良い考えが浮かんだ
この状況……利用できるとね。
視点 瑞貴
今日も暇潰しにデッキ作成
次はどんな特殊勝利デッキにしようかなーっと。
そんな事を考えているとビデオメールが来た
誰からかと思って再生してみると音声オンリーで声が潰れていた
何の悪戯だ?
『丸藤翔は預かった
返して欲しくば女子寮まで来られたし』
丸藤翔? 誰だっけ?
……あ、あの水色か、やっと名前を思い出せた
このビデオメールの相手には感謝しないとな。
ま、行かないけどな
だってあいつがどうなろうとも、俺には関係無いし
というかあいつ、何をしたんだ?
翔が何をしたのか思い出せないのは気持ち悪い
アニメで見たと思うんだが……何だったかな?
確かこの時に十代と明日香が決闘《デュエル》をしたと思うんだけど
原因である翔が何をしたんだっけ?
あーーー思い出せないのが苛々する!
こんな事なら原作知識なんていらないっての!
もういい、行く
気になるこの気分をどうにかしないと気が収まらない!
そう思って部屋から出た瞬間、同時に隣の部屋の扉が開いた
そこに居たのは十代、やっぱりお前にもビデオメールが行ってたのか……
「お、何だ瑞貴じゃないか
お前にもビデオメールが来たのか?」
「一応な
関わる気は無かったんだが、気になった事があってな」
「気になった事?」
「お前に言う必要は無い」
俺は十代の事を無視して歩き出す
十代は俺の気になった事というのが気になるみたいだが
翔の事が有るので俺の隣を歩く。
暫く無言で歩いているとボート置き場に着いた
ボートを漕ぐのが面倒になり、帰ろうと思ったけど十代に止められた
だったらお前が漕げと言ったらマジで俺も乗せて漕ぎ出した。
そして女子寮に着くと
案の定、明日香と取り巻き2人がおり、一緒に翔もいた。
それにしても万丈目の事を嫌ってたけど
お前も取り巻き居るよな?
確か名前の出てた完全なモブキャラじゃなかった気がするけど……
でも所詮サブキャラだからどうでもいいか。
「アニキー」
翔の弱々しい声が癇に障る
お前の下らない事で呼ばれた俺は怒っても良いと思う。
理由を聞いているともっと下らなかった
思い出した、クロノスの陰謀で女子寮を覗いたと勘違いされたんだった
そしてこの流れで明日香と十代が決闘《デュエル》を……
「ねえ瑞貴、私と決闘《デュエル》しない?
もし私に勝ったら風呂場覗きの件は多めに見てあげるわ」
「はあ?」
何故俺?
つうかお前の前で決闘《デュエル》したのって試験の時だけだったはずだよな?
ここは十代に言えよ、という訳で俺の答えは決まっている。
「断る」
「「「「「えぇ!?」」」」」
「全く……こんな下らない事で俺を呼び出したのか?
馬鹿馬鹿しい……俺は帰らせてもらう
じゃあな、退学しても元気で暮らせよ」
俺はそう言って再びボートに乗る
自分で漕ぐのは面倒だけど態々
こんな事で俺のデッキ内容を教える必要は無い。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!
貴方、本気で帰るつもりなの!?
丸藤君が心配じゃないの!?」
「はぁ……どう考えてもそいつの自業自得だろ?
何故俺がそんな馬鹿の尻ぬぐいをしないといけないんだ
そんな事なら兄貴分である十代とでも戦えよ
そして何より、俺を巻き込むな」
原作に嫌がらせ以外の目的で関わりたくない
この件が切欠で明日香が十代に強く興味を持つはずだ
原作カップルのフラグを潰すのも楽しそうだけど
なんとなくそれは駄目な気がする。
「駄目よ、帰る事は許さないわ」
「別に許してくれなくても構わん
俺が勝手に帰るだけだ」
「ちょっと待ってくれよ瑞貴!
なんだかよくわからないけど翔が退学になっちまうかもしれないんだぞ!
それでもいいってのかよ!」
「別にいいじゃん
あんな美人達の入浴姿を覗いたんだ
それで退学になるなら本望だろ?」
「だーかーらー覗いてないってばー!」
あ、美人とか言ったら駄目じゃん
俺にフラグが立ったら目も当てられん。
しかしその心配は不要そうだ
明日香の目には闘氣しか映っていない
つまりそんな事はどうでもいい、だから私と戦えという意味だろう。
本気で俺を逃がす気が無いらしいので俺は諦める
この場に来た時点で俺の負けだったようだ。
「わかったよ、やれば良いんだろやればさ
全く面倒な……今度飯を奢って貰っても割に合わん」
「わかればいいのよ
さぁ、ここは狭いわ
ボートに乗って湖の中央辺りまで行きましょう」
俺達はボートに乗って湖を移動する
ボートを漕いだのは面倒事の切欠になった翔にやらせた
これぐらい言っても俺は悪く無いと断言する。
そして湖の中央
そこである程度の距離を取って止まる
お互いに見つめ合う状況になっている。
「貴方が来てくれてよかったわ
この前みたいな事も考えて十代を呼んだんだけど……杞憂だったみたいね」
「……つまり俺が来なかったら十代と戦っていたという訳か
俺が来た理由は何が起こったのか気になっただけなんだけどな」
「どんな理由でもいいわ
来てくれて、今この場で決闘《デュエル》をしてくれるんだからね!」
明日香の気合に満ちた声が響く
後ろで十代が俺っておまけなのかと疑問を抱いていたが無視
翔に慰められているけどやっぱり無視する。
「行くわよ!」
「来なくていいよ」
「決闘《デュエル》!」「決闘《デュエル》……」
俺と明日香の声が同時に響くが
声の大きさもやる気もほぼ全て明日香の方が上だ
俺が上なのはやる気の無さかな?
「私のターン、ドロー!
エトワール・サイバー召喚!」
茶髪のとんでもなく長い髪の女性が現れた
腕には白いリボンを巻き、上半身は水色で下半身は赤を中心とした色合い
どう見ても全身タイツにしか見えないが……うーん。
「更にリバースカードを1枚セットし、ターンエンドよ」
「元気だねぇ……疲れない?
俺のターン、ドロー」
手札は普通
悪くはないが良いとも言えないな。
「俺はダーク・リゾネーターを攻撃表示で召喚
ダーク・リゾネーターでエトワール・サイバーを攻撃」
二股の槍のような物と先に丸い水晶のような物を付けている杖を持った
幽霊のようにボロ布を来た悪魔が姿を現した。
誰もこんなモンスターを知らないのだろう
全員が疑わしい目でダーク・リゾネーターを見ていた
だが俺はそんな事を無視し、攻撃宣言を行う。
どうせ罠でも伏せてるんだろ?
構わないから使っちまえよ
残されて後々使われるよりは速く除去したいからな。
「罠カード発動!
ドゥーブルパッセ、発動!」
突進していたダーク・リゾネーターの攻撃が明日香に直接当たる
あの罠は確か直接攻撃をさせる代わりに自分のモンスターも相手に直接攻撃するカード
また微妙なカードを……でもそれなりに強いかな?
そしてエトワール・サイバーは直接攻撃時、攻撃力を500上昇させる効果
原作効果では変わってる気もしないでもないが、どうせ修正値の差程度だろ
それぐらい構わん。
明日香の残りライフは2700
少なくは無いが多いとは言えんな。
「カード説明は不要
さっさと効果を処理してくれないか?
エトワール・サイバーの効果も知っているから説明は要らない」
「……なら遠慮無く行かせてもらうわ
でも一応説明しておく、エトワール・サイバーは直接攻撃時に攻撃力を600上昇する効果がある!」
ふむ、差は100か……小さすぎるだろ
これならOCG化した時も効果を変えなくてよかったんじゃないか?
そして俺に向かってエトワール・サイバーが近づいてくる
だけどそう簡単に触れさせてやらないさ。
「手札から速攻のかかしを捨て、効果を発動!」
「速攻のかかし?」
「速攻のかかしは相手の直接攻撃時に墓地に送る事で効果を発動する
その直接攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する」
俺の目の前に珍妙なかかしが現れ、エトワール・サイバーの蹴りを防ぐ
かかしは俺の目の前で破壊されてバラバラに砕け散った……恐ろしい威力の蹴りだな。
「さっきから妙なカードばかり使うわね
どこで手に入れたの?」
「さあな
俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
さあ明日香、俺の伏せカードを突破できるか?
俺の守りは……堅いぞ?
「チッ、私のターン、ドロー!
ブレード・スケーター、召喚!」
今度は灰色と紫のフィギュアスケートの選手か
綺麗な姿だとは思うけど頭まで隠れているのはマイナスだと思うな。
「そして魔法カード、融合
エトワール・サイバーとブレード・スケーターを融合し
サイバー・ブレイダーを召喚する!」
次は赤と灰色のスケート選手
青くて長い髪と赤いバイザーが格好いいな
……攻撃力が高々2100ってのは惜しいけど。
「行くわよ、サイバー・ブレイダーでダーク・リゾネーターを攻撃!」
回転しながら近づいてくるのは結構怖いぞ
例え美人でもそういう相手はお断りだ。
「罠カード発動、くず鉄のかかし
相手モンスター1体の攻撃を無効にする」
俺の目の前に先ほどとは違う種類のかかしが現れる
かかしはサイバー・ブレイダーの攻撃を防ぎ、壊れない
サイバー・ブレイダーはそのまま後ろに下がったが、明日香は不本意な表情をしていた。
「更にくず鉄かかしの効果は続く
発動後、このカードは墓地には送られず
再び場にセットされる」
「複数回使用できる通常罠ですって!?」
「そんなカードが有ったのか……」
「便利そうなカードだなぁ」
明日香が驚き、十代の感心した声、羨むような翔
お前等にはやらんぞ?
「くっ……ターンエンドよ
さっきから守ってばっかり、もう少し攻めてきたらどうなの?」
「俺がそのモンスターの効果を知らないとでも?
そいつは俺のモンスターの数だけ効果が変わる特殊なモンスター
俺の場のモンスターが1体の時は戦闘耐性
場のモンスターが2体の時は攻撃力倍加
そしてモンスターが3体の時は相手の魔法、罠、効果モンスターの効果を受けない」
俺の効果説明に明日香の顔が歪む
どうやら戦闘耐性や攻撃力の倍加を企んでいたらしい。
「よく知ってるわね
でも、貴方にこのモンスターが倒せるかしら?」
「どうだろうな、俺のターン、ドロー
俺は魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動
手札のモンスターを捨て、デッキからLV1のモンスターを特殊召喚する
俺は手札のボルト・ヘッジホッグを墓地に送り、デッキからダークシー・レスキューを特殊召喚」
ゾンビの様な男達が項垂れているボートが場に現れたのだが……これってどう見ても機械族じゃないよな
それに相変わらずイラスト面では微妙なカードだ
ちなみにこのモンスター効果はシンクロ召喚に使った時から生け贄に捧げた時に変更されている
これはチューニング・サポーターも同じだ。
「貴方のモンスターが2体になった事により、サイバー・ブレイダーの攻撃力が倍の4200になるわ!」
「どうでもいいよ、俺は墓地のボルト・ヘッジホッグの効果を発動
チューナーモンスターが場に存在する時、墓地から特殊召喚する事ができる
ただし、この方法で特殊召喚し、フィールドから離れた時に除外されてしまう効果も持っているがな」
「チューナーモンスター?」
案の定、チューナーを気にしているらしい
しかし教えるわけにはいかないんでな。
「俺はダークシー・レスキューとボルト・ヘッジホッグを生け贄に捧げ……すー
集いし希望が新たな地平へいざなう! 光さす道となれ! 駆け抜けろ、ロード・ウォリアー!」
俺の場に白銀の鎧を纏った戦士が現れる
うーん……何故かシンクロモンスターを召喚する時の台詞を書いた紙がカードの中に混じってたから覚えてみたけど
気持ちいいな……でもやっぱり恥ずかしい。
「ロード・ウォリアー
また私の知らないカード……か」
「ロード・ウォリアーは機械族、または戦士族を生け贄に捧げなければ召喚できない
ダークシー・レスキュー、ボルト・ヘッジホッグ共に機械族だから召喚可能だ
そしてダークシー・レスキューは生け贄召喚の生け贄に捧げた時、デッキからカードをドローする効果を持っている
俺はカードをドロー、更にロード・ウォリアーの効果を発動
デッキからLV2以下の戦士族、または機械族を特殊召喚できる
俺はデッキからLV2の戦士族、ジュッテ・ナイトを攻撃表示で特殊召喚」
十手を持った昔の警察(呼び方を知らない)のような小さい男が現れる
気のせいかサイバー・ブレイダーが怯んだ気がする……警察だからか?
「更に場でチューナーモンスターが存在する時、手札からブースト・ウォリアーを守備表示で特殊召喚
このモンスターは表側表示で存在する時、自分の場の戦士族の攻撃力を300上昇させる効果を持つ
更にモンスターが4体になったのでサイバー・ブレイダーの効果が全て無くなる」
青い鎧のような男が姿を現した
だがこいつ……どう見てもLV1の見た目じゃないだろ。
「そしてジュッテ・ナイトの効果を発動
相手の攻撃表示のモンスターを守備表示に変える」
ジュッテ・ナイトが持っている十手をサイバー・ブレイダーに向かって振り下ろす
サイバー・ブレイダーは怯えて守備体制に変わる
やっぱり警察はモンスターでも怖いのか?
「あ……」
「サイバー・ブレイダーの守備力は僅か800
ダーク・リゾネーターで攻撃」
ダーク・リゾネーターは持っている槍のような物をサイバー・ブレイダーに突き刺した
槍に突き刺されたサイバー・ブレイダーは呆気なく破壊される。
「サイバー・ブレイダー!?」
「残りライフは2700、ロード・ウォリアーでプレイヤーに直接攻撃」
ロード・ウォリアーは高速で動き出し、走り出す
その速度はまさに俺の道、明日香に向かってとんでもない勢いで向かう
って、いくらソリッドビジョンでもそれは怖すぎるだろ!?
当たっただけで済んだけど、もし轢かれている姿を見たら人身事故じゃねえか!
「きゃああぁぁぁぁ!!!」
ロード・ウォリアーの攻撃法はともかくライフ0で勝利っと
元シンクロモンスターを出してみたけど大丈夫みたいだな
効果も問題無く使えるし、これならシンクロモンスターも使っていてもいいな。
だけどこのデッキの特殊勝利カード、終焉のカウントダウンが使えなかったのは惜しいな
その為に戦闘耐性を持っているモンスターを大量に入れているデッキなんだからな。
ロード・ウォリアーは耐性持ちモンスターとかを出す為にも入れている
普通に戦っても勝てるようにという意味でもあるしな
その証拠がブースト・ウォリアーなんてそれなりに攻撃を目的としたカードも入っている
これなら文句も言われないだろうとも思っているぞ。
「やったー!
瑞貴君の勝ちだー!」
「やったな瑞貴!」
そういえばこいつらの存在を忘れてたな
とりあえずそろそろ眠いから速く帰りたい。
「さて、瑞貴が勝ったんだし、約束通り翔は連れて帰るぜ」
「どうぞ、約束は守るわ
今日の事は黙っていてあげる」
俺は話されてもいいんだけどね
だけど空気を読んで言わないでやろう。
「ふん、まぐれで勝ったからといって、好い気にならない事ね」
「そりゃご忠告どうも
しかし残念ながら好い気になれるような性格じゃないんでね
1回勝ったからって好い気になってたら切りが無いさ」
そもそもこんなデッキをリアルで使ってても勝てるはずが無い
ライトニング・ボルテックスやブラック・ローズ・ドラゴンで簡単に消し飛ばされて直接攻撃
見事に1ターンキルを決められるからな。
「ジュンコも止めて、負けは負けなのよ
見苦しい事はしたくないわ」
ふむ……気持ちの良い性格をしているな
彼女にだったら少しぐらい干渉してもいいか?
性格からして嫌いじゃないしな。
「明日香、このカードをやるよ
サイバー・ブレイダーと一緒に使えば役に立つかもよ?」
「え、いいのかしら?」
「まだ持ってるし余ってるしな
1枚ぐらい構わないさ」
「ならありがたく頂くわ
ギブ&テイク?」
「自分の墓地のモンスターを相手の場に送る罠カードだ
サイバー・ブレイダーならギブに見合うテイクを得られるかもな
最も、使用したターン、自分モンスターのLVが上がるおまけ付き
LVが変化するカードは少ないが、LVに関係するカードを使う場合は気をつけろよ」
彼女がこのカードを使いこなせるかどうか……
それを観察するのもおもしろそうだ。
「扱いが難しそうなカードね
でも、きっと使いこなしてみせるわ」
「頑張れよ、あー眠い
水色、さっさと帰るからボートを出せ」
「水色って僕の事!?
わかったよ……せめて名前で呼んでくれないかな?」
翔の発言を無視して明日香に向かって軽く手を振る
明日香はそれを見て小さく手を振ってくれた。
……うん、フラグだろうな
今後早めに倒しておこう、回収しないように注意だな。
※旧後書き
今回のデッキは終焉のカウントダウンを使用し、戦闘耐性を持った多数のモンスターで守りながら待とうというデッキです
少しは戦闘をしないと企みがばれるのでロード・ウォリアーや一部最上級モンスターを入れてます
他にもレイスや翻弄エルフ、ホワイト・ポータンやマシュマロンに死霊等々
それにしても遊星のカードっていいですよね
戦闘ダメージを0にできるモンスターや2回破壊されないシールド・ウィングなど
別に遊星をモデルにしたデッキでも無いんですがかなり似たデッキになってしまいました。
なお、明日香との決闘《デュエル》は十代と全く同じ流れです
決着が1ターン早かっただけで
オリジナル展開にしても良かったのですが、同じ流れなのに内容が変わるのは変だと思い、そのままにしました。
シンクロモンスターについては1話参照
大半のシンクロモンスターは召喚制限が掛かっていると思ってください
種族や属性縛りの生け贄や特定の名前での生け贄など
ついでに同じく大半のシンクロモンスターは蘇生条件さえ満たせば蘇生できます
蘇生できないモンスターも多少用意する予定ですが……
速攻のカカシについてですが、正直自分でもかなり微妙だと思っています
ドゥーブルパッセの効果自体がややこしいですし、攻撃宣言したのかも微妙です
これが成功するのならアストラルバリアでも成功しそうですが……どうなんでしょうか?
しかし1ターン目でダメージを無効にするのは難しいので……
無理ならクリボーに変えようと思います。
フィールド魔法への回答について
正直この程度は現実で遊戯王をやっている人からすれば当然とも言える知識
ですのでこっちでも当然だと思っています
が、こっちはまだ学生なのでそこまでの知識を持っている者は多くありません
瑞貴は無意識に更なる注目を集めていた事になります。
「おい、決闘《デュエル》しろよ」「だが断る」
これってかなり珍しい気が……前話で十代ともこんな感じでしたけど
しかも翔の退学の可能性まで係っていてなお断る主人公
そこに痺れる、憧れるー……とは当然なりません。
ギブ&テイクで今後原作にどんな変化が起こるか……まだ未定ですね
この作品にプロットは存在しません
行き当たりばったりで書いているので思いつきでかなり色々と起こったりします
使用デッキも書いている時に全部考えています。
フラグはある程度は立てる予定です
全て倒すなり折るつもり満々ですけどね。
明日香が瑞貴に興味を持ったのは受験
まさかバーンやハンデスを使う受験生が居るとは思わなかったらしいので
嫌がらせをされたのもかなり強い印象を残しました
やはり自分の方が強い宣言は強力だったようです
更に今回は負けたので十代以上に興味をそそられる対象になったみたいですね
しかし十代にも十分に興味が向いているので今後、明日香はかなり原作から離れた行動をするかもしれません……未定ですが。
✩感想
元Sモンスターがカオス、そして現れなかった終焉のカウントダウン。
当時は終焉のカウントダウンをさっさと消化しておきたかっただけだったと思われる。
……普通の【終焉のカウントダウン】にしかなりそうになかったからですね。
★反省
何度見てもSモンスターの改変は大失敗だと……
耐性持ちや攻撃を止めるカードでの【終焉のカウントダウン】、何故ロード・ウォリアーを入れたのか謎ですね。
当時の自分はデッキ構築とかあまり考えずに勢いとノリでしてきた悪い手本。
新しい方ではできるだけ毎回デッキ構築をするようにしています。
https://twitter.com/KuriaAin