視点 瑞貴
今日は久しぶりに普通のデッキを組んだのよー
結果……なにこぇ?
さすがゲームオリジナルカード、効果がぶっ飛んでるな。
それでも使う俺に誰もが呆れるだろう
しかし問題無い、何故ならゲームオリジナルカードは存在しないからな
持っているのは俺だけ……だと思う。
もし俺と同じようにこっちに来てる人間が居た場合はその限りじゃないな
少なくとも会った事無いし、可能性としては無いとは思わないが低いだろう。
さて、最後に調整して……と、思ったら扉が叩かれた
こんな夜中に誰だ?
もう既に消灯時間も過ぎて0時近くなんだが……
扉を開けると……また明日香か
お前な、こんな夜中に何の用なんだ?
とりあえずからかっておくか。
「夜這いは受け付けてないぞ」
「よばっ!?
……んん、そんなのじゃないわ」
「チッ、叫んだら本気で追い出してやろうと思ったのに
で、本当は何の用だ?」
言い難そうにしてるが、それなら最初から来るなよ
面倒事に巻き込まれそうで嫌なんだ
だから帰ってくれないかね?
「その……私の用事に付き合ってくれないかしら?」
「寝言は寝て言え
丁度夜だし、寝不足は体に悪いぞ」
「その台詞、そっくりそのまま返すわ
毎日隈を作って学校に来てる貴方に言われたくない」
そりゃそうだ
俺は毎日睡眠時間が短いからな
3時間寝ればそれなりに動けるから十分だと思うけど。
「ちなみに用事って何だ?」
「この島の裏に特待生の寮が有るの
今は潰れてるみたいだけど……そこに行きたいのよ」
「論外、本当の事を言え」
苦そうな顔になるがその顔が見たい
しかしそんなに言いたくない事か?
というか、そんなイベントって存在したっけか?
「私の兄が……そこで行方不明になったの
兄の手掛かりが少しでも欲しくて……
1人で行ってもいいんだけど、心細くってね」
「怖いし寂しいから付き合ってほしいってか?」
「……もうそれでいいわ
で、付き合ってくれるの?」
縋るように見られるが、俺としては何のメリットも無いな
行って途中で引き返してやろうか?
夢中で何かを探している明日香を無視して帰るとか?
それは楽しそうだな、決まりだ。
「いいぞ」
「え?
瑞貴、貴方熱は無いわよね?」
気持ちは分かるが失礼じゃないか?
途中で帰る気満々とはいえ、せっかく行くって言ってやったのに。
「行く気が失せた、俺は寝るから勝手にしな」
「ご、ごめんなさい……謝るから一緒に来てくれない?」
「最初からそう言えばいいんだよ
まったく、だからお前はアホなのだ」
悔しそうな顔がいいよね
これだから明日香弄りは止められないな。
軽く準備して部屋を出る
念のためにデッキは持って行くぞ
今できたばかりのゲームオリジナルカード入りデッキだ
凶悪な効果だからいざという時に使おう。
勿論普段のエクゾディアデッキも持って行く
他のバーン系、ロック系なども当然な
俺は常にデッキを5個から10個は持っているからな。
この世界じゃいつ何処で決闘《デュエル》させられるかわからん
怖い怖い、万が一や念の為ってのは重要だと思う。
………………
…………
……
やってきました、廃寮
ボロいけど……これって数年のボロさじゃないよな?
絶対かなりの年月を掃除もしてないはずだぞ
つうか壊れすぎ、誰かが意図して壊したとしか思えん。
花を添えてる明日香
感傷に浸るのはいいけどさ
俺がここにいる事忘れてないか?
立ち上がり、寮を睨む
それはいいんだけどさ、俺がここに(以下略)
なんというかさ、感傷に浸ってる自分に酔ってないか?
悲しいとは思うけど、俺としては理解できん
まぁ知り合いの誰も行方不明になってないから当然なんだけどさ。
「入るのか?」
「……いいえ、まだ見回り程度のつもりよ
何回か調べて、無害そうなら入ってみようかと考えてるわ
ごめんなさいね、こんな事に付き合わせて」
「構わん、着いていってやると決めたのは俺だ
悪いと思うのなら別の事で返せ」
「ふふ、そうさせてもらうわ」
懐中電灯を片手に歩き出す
ちなみに俺は懐中電灯を持ってない
夜中に起きてる事が多いせいか夜目が利くんだ
少し時間があれば真っ暗の部屋でも殆ど見えるぞ
……これって普通か?
そう思ってると十代達が来た
お前ら何しに来たの!?
そう思って話しを聞いてると探検だそうだ
探検なんてしてる暇があるならもっと勉強したらどうだ?
お前ら全員成績悪いだろ?
明日香が兄の事を出しても十代達は止まらない
表に出してないがかなり心配してるんだぞ?
お前らが聞かないと分かった時の苦い顔
それに気付かないなんて、お前らもガキだな。
俺は嫌がらせの為に顔色を窺ってるからよくわかる
おかげで楽しい思いをさせてもらってるぞ。
「そういや瑞貴は何で明日香と一緒に居るんだ?」
「今更か?
明日香が1人じゃ寂しいからって俺を強引に……」
「ちょっ! 勝手な事言わないで!」
少し鬱陶しそうに言ってやる
明日香は慌ててたけど、一応お前も認めただろ?
結局、俺を誘った理由はイマイチわからんがな。
「はぁ、もういいわ、勝手にしなさい」
踵を返して歩き出す
俺はそんな明日香の後を追いかける
別にもう帰ってもいいと思ったが、もう少し付き合ってもいいだろうとなった
暇潰しにもなるしな。
十代達から離れ、廃寮の周りを歩く
特に何も無さそうだが……
それと明日香、あんまり近づくな
もしかして怖いのか? 女の子かよ……女の子だけどさ。
原作だと俺は居ないからな、その場合1人で来たんじゃないのか?
気を張ってたとかやせ我慢だったのかね?
こうなると明日香も可愛いもんだな
それでも苛めるのは絶対に止めないが。
だがこのままだと邪魔だし鬱陶しい
別行動でもするか?
そして隠れて様子を伺ってやる。
「明日香、このままだと何も進展しない
一端別行動をしないか?」
「そ、そうね
せっかく2人なんだし、その方が効率的よね」
ドモってるのが良い感じだ
簡単に時間を決めて早速離れる
明日香が少し挙動不審なのが最高。
……ん?
影が明日香の後ろに……無視するか。
影になっていた大男は明日香を気絶させ、背負って連れて行く
どうしようか……無視して帰ってもいいんだよな?
覚えてないけどイベント的に十代が助けると思うし
俺が手を出さなくても結果は同じだろう。
だがそれだと俺が楽しくないな
せっかくからかえそうなチャンスなんだ
これを逃すのは少し惜しい。
そうと決まれば急いで廃寮に入る
明日香を気絶させた大男は歩いていたので簡単に見つけられた
気付かれないように静かに着いていき、大部屋に着いた。
しかしこの大部屋の意味はなんだ?
何かの実験場とか? それとも決闘場《デュエルフィールド》?
つうか棺桶とか髑髏とかあるんだけど……マジで何の部屋だよ。
部屋に着き、明日香の腕を縛る大男
棺桶の中に入れた瞬間、明日香が目を覚ました。
「ん……ん?
な、何よこれ!?」
「ふっふっふ、貴様には遊城十代を誘き出す餌になってもらおう」
そう言って持っていた……千年パズル!?
しかし確かアレは既に廃村となった元クル・エルナ村の地下に埋まっているはずだ
となると……偽物かな?
いい加減邪魔するべきだな
大男の背後に静かに近づき、足払いを食らわせる。
「むぉお!?」
倒れる大男
そして俺に気付く明日香。
「み、瑞貴!?」
「さて大男、死にたくなかったら全て話してもらおうか?
黙秘は認めない、その偽千年パズルの事、明日香の事、十代の事、そして目的
全て話したら解放してやろう」
俺は隠し持っていた折り畳みのナイフを倒れた大男の首筋に添える
こっちでは何故か危ない事が多いけど、使う機会は無いと思っていたが……
勿論これで誰かを殺すつもりは無い
しかし……殺しはしないが必要ならば手足を切るぐらいはする
ま、殺人は俺だって絶対に遠慮するけどな。
「な、何者だ貴様!」
「そんな事を言う許可はしてない
言う気が無いのなら俺から質問してやろう
最初はお前の名前から教えてもらおうか?」
「ぐぅぅぅ……」
体格の割に臆病だったらしい
案外素直に話してくれた。
名前はタイタン、千年パズルを持って闇のゲームをする決闘者《デュエリスト》として裏で通ってるらしい
無論千年パズルは偽物、軽い暗示を掛けて錯覚を起こし、相手にプレッシャーを与えるらしい
内容は体が消えていくタイプで人に依って消え方が変わるのが欠点だそうだ。
明日香を誘拐した目的は依頼だった十代と戦う為の餌
依頼主は絶対に言えないと言われ、軽く頬を切っても言わないので諦めた
雇われ者が雇い主を教えるのは裏世界では最低の事だから仕方無いか。
どうやら他に聞き出せる事は無さそうだな
そう思った俺は素直にタイタンを解放する
俺の事をかなり警戒してるが……そうだ、おもしろそうな事を思いついた!
「なぁタイタン、お前の目的は十代を倒す事なんだろ?」
「そうだ、私はそう、依頼を受けた」
「ならおもしろい事を思いついたんだ
一口噛まないか?
噛むんだったらお前の事……誰にも話さないと誓おう」
「何?」「ちょ、瑞貴!? 貴方何を考えて……」
このリアクションの違いが楽しい
これは良い余興になりそうだ……あー楽しい!
「明日香にも手伝ってもらうからな
もし手伝わないのなら俺はこのままお前を置いて帰る
そして二度とお前の用事に付き合わん!」
「ぐ、それは困るわ
念の為に訊くけど、それは安全なんでしょうね?」
「安全だ、俺達に罪は無い
悪い事も十代達の悪意も全部タイタンに被って貰う」
「貴様、さすがにそれは聞き捨てならんぞ!」
慌ててるけど特に問題無いだろ?
だってお前、この回だけの特別ゲストじゃん
声が元世界で聞いた事が有るから有名声優か?
それだったらこんな単発回に登場するなんて特別だし勿体な過ぎるよな。
「どうせデュエル・アカデミアに来るのって今回だけだろ?
だったらいくら悪意を被ったって恨みを向けられないんだからいいじゃん」
「それはそうだが……私とて、怨まれたくてこんな仕事をしているのでは無いんだぞ?」
「金の為だろうが
その代わり、色々と黙っててやるし手伝ってやるんだから依頼料を一部寄こせ
俺と明日香に3割ずつの計6割な
勿論先払いで」
「貴様、恨み辛みだけでは飽きたらず、金まで取るつもりか!?」
「俺に会った不幸を怨め
ついでに俺と一緒だった明日香を狙ったのが悪かったな」
「ぐぅぅ、いいだろう
その代わり、キチンと手伝ってもらうからな」
「交渉成立
じゃあ俺の考えを話すぞ
明日香も真面目に聞けよ?」
あー楽しい
これだから人弄りは止められん
まさか大の大人まで苛められるとは思わなかったよ。
俺の話を聞いて呆れる2人
一緒に呆れるなんて仲が良いなお前ら
そしてお前らで顔を合わせて同時に溜め息を吐くな、寂しいじゃないか。
それはともかく、どちらも乗ってくれた
タイタンは俺との契約も有ったし、ノリも有ったと思う
明日香としては金だろうか? やっぱりちょっと搾り取り過ぎたかな?
どうせ自分は怨まれないんだしいいか、そう開き直ったような気もする。
では計画開始
まずは誘き寄せる餌の1つとしてカードを途中の道に落としておく
内容は当然明日香のカード、十代の前で使ったエトワール・サイバーだ。
次に明日香に叫び声を出してもらう
目的は十代達の呼び出し
主人公だし、絶対来るはずだ。
明日香には棺桶で寝た振りをしてもらう
俺はその棺桶の後ろで身を潜める。
タイタンのトリックの1つ、白い煙
この煙ってなんだろうか? 少し肌寒いからドライアイスか?
準備が完全に整い、そして……十代達が来た
さぁタイタン、お前の演技力を見せて貰おうか?
「あ、明日香!!!」
「ふふふ、この者の魂は深き闇に沈んでいる」
「誰だ!?」
十代の言葉に煙の中から姿を現せるタイタン
うん、なかなか威厳が出てて格好いいぞ
話し方がちょっと硬いのは俺のせいかな?
「ようこそ遊城十代」
「誰だ貴様は!」
威勢が良いのはいいけどな十代
もう少し考えたらどうだ?
下手に相手の機嫌を損ねて明日香に危害を加えられたらどうする?
「我が名はタイタン、闇の決闘者《デュエリスト》」
「貴様、何者だ! 明日香に何をしたんだ!?」
「私は闇のゲームを愛する闇の決闘者《デュエリスト》」
「ふざけんな! 闇のゲームなんて、有るわけないだろ!」
他の奴もちょくちょくと何か言っていたが置いといて、十代とタイタンの台詞だけ
だが残念だな十代、闇のゲームは実在する
信じないのはお前の勝手だけどな。
「ふふん、試してみればわかるだろうよ小僧
ここは何人も踏み入ってはならぬ禁断の領域
我はその誓いを破る者に、制裁を下す」
「ここで居なくなった人達はお前のせいだな!
明日香は、返して貰うぜ!」
いやいや、勝手に話しを進めたら駄目だと思うぞ十代
それと後ろのでかいの、何鞄の中を漁ってる?
シリアスが台無しじゃないか。
「私に闇のゲームで勝てるならな……遊城十代」
そしてでかいのから決闘盤《デュエルディスク》を受け取る十代
それを探してたのはわかったけど、やっぱりシリアスが少しだけ壊れたぞ?
「望むところだ!」
「ふふふ、だが少し待つがいい
お前の相手は、私だけではない!」
「何ぃ?」
タイタンの言葉に明日香が目を覚まし、棺桶から出てくる
そして俺も棺桶の後ろから姿を現す。
「明日香! 瑞貴まで!?」
動き出した俺達に驚く十代達
だが、これでは終わらないぞ?
「この者達の魂は私が握っている
つまり、この者達を動かす事も可能なのだぁ」
「そんな……」
タイタンの両隣に立ち、黙って決闘盤《デュエルディスク》を構える俺と明日香
タイタンも決闘盤《デュエルディスク》の準備を整える。
「さぁ始めよう
我らは3人、貴様らも3人
3対3の変則マッチだ!」
「何だって!?」「そんな、僕達まで!?」「お、俺も入ってるのか?」
そうそう、そうやって驚いて不安になる所を見たかったんだ
頑張って俺達を助けてくれよ?
『瑞貴……やっぱり私、彼らを苦しめるような事をしたくないわ』
タイタンに気付かれないように明日香に渡した盗聴器から声が聞こえる
イヤホンから聞こえてくる明日香の声に、俺も自分の襟に付けた盗聴器に話しかける
それは明日香に耳に付いているイヤホンへと声が流れる。
『今更止めるのは許さない
それにこれはインチキ決闘者《デュエリスト》の偽闇のゲームだ
実際には全く被害は無い
あいつらが勝てば良し、負けてもタイタンに俺達を解放させるから敗北に落ち込むぐらいだ』
『…………今回だけにしてよ?
私も今回だけは我慢してあげるから』
その為に今回はかなり弱いデッキを選んでる
明日香が使うのも俺が調整する前の駄目デッキだ(一部手を加えてるが)
これなら負けてもそう不思議じゃない。
しかし十代達は俺達の決闘《デュエル》を見てる
油断できるとは微塵も思っちゃいないだろう。
「さぁ、この女のカードを返してやるがいい
お前達を誘き寄せる為に置いたカードなのだからな」
十代が怒りの感情を滲ませながら明日香にカードを投げ飛ばす
いやいやいやいや、なんでそんなに真っ直ぐ飛ぶんだよ!?
しかも普通に受け取る明日香がすげぇ!?
そういや社長にもカードを投げるシーンが数回有ったな
その時も真っ直ぐ飛んだし、しかも人に刺さらなかったか?
うろ覚えだから微妙だけどさ。
そして向こうの水色、でかいのも準備が終わったらしい
でかいのをでかいので統一してるけどさ、あのでかいのって何て名前だ?
全く持ってどうでもいいけどさ。
「ライフポイントは全員共通で8000ポイント
フィールドも全て共通でモンスターは全部で5体まで
魔法・罠も全て5枚までだ
カードを出す時には注意するんだな
順番は貴様らが決めるといい、私はいつでも構わん」
「……なら翔、瑞貴、俺、お前、隼人、明日香の順番だ」
「いいだろう、さぁ、闇のゲームを始めよう!」
「「決闘《デュエル》!」」
威勢が良いのは十代だけ
水色は怖じ気腰だしでかいのは挙動不審
それで大丈夫……じゃないだろうな!
あー見てて楽しい!
「ぼ、僕のターン……ドロー!
僕はジャイロイドを守備表示で召喚!
カード1枚を場に伏せて、ターンエンド!」
出だしとしては悪くないな
怖いし、最初だし、とりあえず守ったってところか?
「俺のターン、ドロー
手札から永続魔法、コスモクイーンの祈りを発動
この効果により、手札からコスモクイーンを特殊召喚する」
俺の場に攻撃力2900の魔法使いの女王が姿を現せる
美人なんだけど顔に影が入ってるのが惜しいな
もう少し明るい格好をしたら使い手も増えるかもしれないのに
主に見た目のアイドルカードとして。
コスモクイーンの祈りはゲームオリジナルの壊れカードの1枚だ
ゲームでは儀式モンスターだったが、こちらでは通常モンスターだから簡単に出せる
さぁ、弱いデッキとは言うがまだまだ行くぞ!
「更に手札を1枚捨てる事で手札か墓地から守備力2000以下の魔法使い族を特殊召喚できる
手札を1枚捨て、手札から
このモンスターの上級モンスターで攻撃力は2000だが守備力は1000だ
更に1ターンに1度、墓地から魔法使い族でLV4以下の通常モンスターを特殊召喚できる
先ほど捨てたヂェミナイ・エルフを攻撃表示で特殊召喚」
「そんな! 最初のターンから攻撃力の高いモンスターが3体も並ぶなんて!?」
『瑞貴、やり過ぎよ!』
だが断る、まだ俺のターンは終了してないぜ!
「更に手札から古のルールを発動
手札からLV5以上の通常モンスターを特殊召喚できる
手札からLV7魔法使い、ブラック・マジシャンを特殊召喚」
「「「『ブラック・マジシャン!?』」」」
俺の場に、武藤遊戯と同じブラック・マジシャンが姿を現す
うん、格好いいぞマハード、古代エジプト編での散りっぷりには感動すら覚えた
でも俺にはそんな事は関係無い、このブラック・マジシャンは俺のカードだ。
「そんな……伝説の決闘者《デュエリスト》、武藤遊戯と同じブラック・マジシャンだなんて」
「何で瑞貴が、ブラック・マジシャンを持ってるんだなぁ?」
『まったくよ!
それに本気を出しすぎじゃないの!?』
明日香……小さい声で叫ぶなんて器用な事できるんだな
それに本気じゃないぞ? 俺の苦手なビート系デッキだからな
さて……潰すか!
「ヂェミナイ・エルフでジャイロイドに攻撃」
双子のエルフがジャイロイドに殴り掛かる
ジャイロイドはその身……身か? 丸めて耐える
破壊できないのでエルフ達が諦めた、ご苦労さん。
「だ、だけどジャイロイドは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない!」
「知ってる、
人形師の持つ人形が剣を振りかぶり、ジャイロイドに叩き下ろす
ジャイロイドは避けようとするも間に合わずに破壊された。
「そんな……僕のジャイロイドが」
「続けて攻撃
ブラック・マジシャンで水色に直接攻撃《ダイレクトアタック》」
ブラック・マジシャンの杖の先に黒い光が灯る
黒い光がプレイヤーに向けて打ち出される。
「操られてても僕って水色のままなの!?
うわわ、手札からカイトロイドを墓地に送って効果発動!
1度だけ戦闘ダメージを0にできる!」
「追撃のコスモクイーンで直接攻撃《ダイレクトアタック》」
コスモクイーンは両手を前で止め、他の魔法使い達と同じく黒い光を貯める
お前ら魔法使いってのは光を放つのが趣味なのか?
「もう1回カイトロイドの効果発動!
このカードが墓地に存在する時、1度だけ戦闘ダメージを0にできる!」
あのカードOCG化しないかな?
俺は持ってるけど、あれってクリボーの上位相関だよな?
機械族だし、色々と悪用できそうだ。
さて、もう1つぐらいしたかったが手札が無い
初っぱなから使いすぎたな
それに場が多すぎてタイタンが迷惑そうだ。
「ターンエンド」
さて、次はお前のターンだぞ十代
このモンスター軍、主人公はどうやって突破する?
※旧後書き
実際に瑞貴以外の人がリアルから来てるの?
とりあえず出す予定はありません。
そんなにデッキをどこに隠し持ってるの?
三沢と同じように上着の内側に入れてます
他にも遊戯みたいに腰にもデッキケースを付けてたりしてます。
瑞貴が
本気で切る気はありませんよ?
ですが万が一を考えるのを当然としており
この世界には闇のゲームが実在しているのを知っているので尚のこと念を込めてます
結果、ナイフを持ち歩くという危ない事になってしまいました
要は怖いから殺られるぐらい殺られる前に殺れ!
……本気で殺す気なんて全くありませんよ? そんな度胸有りませんし。
負ける前提で戦うつもりなの?
その通りです
しかし簡単に負けるつもりも無ければ加減もするつもりもありません
勝てるチャンスが有れば容赦無く潰しに行きます
ただただやる気が無いだけです、楽しむつもりは有るみたいですが。
コスモクイーンの祈りの効果は?
コスモクイーンを手札から特殊召喚可能
コスモクイーンが場に存在している時、手札を1枚捨て、手札か墓地から守備力2000以下の魔法使い族を特殊召喚可能
1ターンに1度、墓地からLV4以下の通常モンスターの魔法使い族を特殊召喚可能
カイトロイドの効果は?
手札から捨てて戦闘ダメージを0にできる
墓地に存在する時、この決闘《デュエル》で1度だけ戦闘ダメージを0にできる
✩感想
ブラック・マジシャンの登場、勿体無い使い方である。
当時は出したくて仕方なかったから仕方なかった!
もう少し格好良い場面で出してあげればよかったなぁ……
★反省
ナイフはやり過ぎた、腕を後ろに回して折ろうとするぐらいで収めればよかったと思う……それでもやり過ぎか?
コスモクイーンの祈りは確かにゲームオリジナルカード、だがしかしどこのサイトを調べたのか意味不明な効果のカードに……ただのオリカ状態、当時の自分を殴りたい。
当時はアニメを殆どDMぐらいしか観ておらず、何年かぶりに復帰したせいか頭の悪い事をしていた。
遊戯王カードやOCGの常識とかが無さ過ぎたのが原因、穴掘って埋まりたい……
https://twitter.com/KuriaAin