石作りの海   作:数取団乱闘生

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第19話「ザ・ワールド オーバーヘブン」

プッチを倒し全ての真実を知った徐倫は最後の敵であるDIOを倒す為に奴の居所を探そうとした。

「空条徐倫…まさかおまえがここまで来るとはな……」

しかし奴は自ら目の前に現れた。

「でぃ、DIO!おまえからここにやって来るとは…」

「あのプッチをどうやって倒したのか知らんが、これ以上ジョースターの血統を野放しにしておくわけにはいかないのでな」

「や、ヤツがDIOか……」

徐倫を始め四人は一度もDIOを見たことがない。

一行の前に現れたDIOは承太郎と戦った時の姿とは大きく異なっていた。

「わたしは『天国』に到達したのだ。おまえらなどもはや何の脅威にもならない」

天国に到達したDIOは高みから徐倫たちを見下ろしていた。

「だったら何故プッチにスタンドを奪わせたの?おまえの『真実』を『上書き』する力ならそんな必要ない筈よ」

「このDIOは二度と同じ轍は踏まん。もはやこの力ならジョースター共などカスも同然…だが!いつもジョースターはわたしの運命を狂わせてきた悪しき存在だ。ただ殺すだけでは勿体無いだろう。だからスタンドを奪い絶望したところをわたしが殺すのだ!フハハハハハハ!」

そう言うとDIOはプッチらと同じように光を放って消えた。

「ま、待て!」

そして徐倫が振り返ると何とジョセフとシーザーとリサリサの姿は無かった。

「なっ…まさか…DIOに……」

辺りを探したが三人は何処にもいなかった。

「DIOが三人を連れ去った?一体何の為に……」

「そいつは簡単だろ。おめぇさんも見てきた筈だぜ?」

そこに現れたのはホル・ホースだった。

「またおまえか、何しに来た」

「冷たいねェ。おれは敵じゃねェぜ?おれはあのDIOの配下じゃねェからな」

「前も言ってたわね。ならおまえの目的は何なの」

「全てはおれが命令していたことだ」

そこに馬に乗った男が現れた。徐倫はその顔に見覚えがあった。

「おまえは…ディエゴ・ブランドー!」

そう。やって来た男はディエゴ・ブランドーにそっくりだったのだ。

「おれは確かにディエゴ・ブランドーだ。だがおまえの知っているディエゴではない。おれは並行世界からやって来たディエゴ・ブランドーだ」

「並行世界?」

徐倫はディエゴが何を言っているのか分からなかった。

「おれはヴァレンタインという男にこの基本世界に連れてこられた。まぁそいつはあのDIOに始末されたがな。そしておれはDIOの配下だったホル・ホースを引き抜き奴の動向を探っていた。それでおまえたちがDIOと戦っているということを聞いたというわけだ」

このディエゴが言っていることが本当だという確証は徐倫には無かったが、恐竜を操っていたディエゴとはいささか雰囲気が違うことも感じ取っていた。

「話を戻すがおまえはエジプトで既に遭遇している筈だ。ジョセフ・ジョースターたちはおそらくそれと同じ目にあっている」

徐倫は確かに遭遇していた。エジプトでジャン=ピエール・ポルナレフが襲ってきたことを。

ポルナレフはシーザーや柱の男たちと違い死んでいない。死人じゃなくても操れるのだということを。

「じゃあジョセフたちは…」

「操られたのだろうな」

「くっ……」

「ところでDIOの野郎は何処にいるんですかい?」

ホル・ホースはDIOから世界ディエゴに鞍替えしていた。その為徐倫に色々と教えていたのだ。

「おれには奴を追うことは出来ない。だが空条徐倫、おまえになら出来る筈だ」

「そうか!時空を移動出来るDISCなら奴のところに行けるってわけか!」

「分かったわ。あたしは奴を追う」

 

徐倫とディエゴとホル・ホースがやって来た場所はただの道路だった。

だが車は全く走っておらず、ボロボロになったロードローラーが転がっていた。

「ここは……?」

「空条徐倫!やっと来やがったな!」

そしてそこにはジョセフとシーザーとリサリサが。三人とも身体から黒いオーラが出ている。

「やっぱり三人とも操られている……」

「これが『真実』よ!空条徐倫!おまえを殺すのはこのDIOではない、ジョースター共だァ!」

DIOがそう言うとジョセフたち三人以外にも空条承太郎、東方仗助、ジョルノ・ジョバァーナ、ジョニィ・ジョースター、東方定助が現れた。

「くっ……」

徐倫はもうストーン・フリーは使えない。そしてステアウェイ・トゥ・ヘブンは相手を天国へ送るスタンドの為、使うことは出来ない。そしてどちらにしろあと一回しか使えないのだ。

するとその時

「空条徐倫、ザコはおれが引き受ける。おまえはDIOを倒しに行け。おまえとプッチと戦いのことはホル・ホースから聞いている」

「おれもエンペラーで援護するぜ!」

世界ディエゴとホル・ホースが徐倫の前に立った。

「分かったわ。ここはあんたたちに任せる」

徐倫は二人に任せて自分はDIOの元へ。

「空条徐倫、まさかおまえにまだ仲間がいたとはな。ホル・ホースのクズめ…わたしを裏切るとは」

「やっと会えたわねDIO……おまえを倒して全てを終わらせる!」

 

第19話完。

 

 

またお会いしましょう

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