石作りの海   作:数取団乱闘生

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第2話「スターダストクルセイダース その②」

「何なんだ今の野郎は…女、てめぇ何か知っているようだったな」

「見つけたぜ承太郎!ぶっ殺してやるぜ!」

するとそこへ誰かが現れた。

「ポルナレフ…身体はもう大丈夫なのか?それより今何と言ったんじゃ?」

承太郎とジョセフの仲間ジャン=ピエール・ポルナレフはDIOとの戦いで負傷し入院していた筈なのだ。

「聞こえなかったのかこのドグサレがァ!空条承太郎!てめぇをぶっ殺しに来たんだよォ!」

「ポルナレフ…どうかしちまったのか……DIOの肉の芽のように誰かに操られちまったのか」

シルバー・チャリオッツを出して臨戦態勢に入ったポルナレフに承太郎もスタープラチナを出そうした。しかし全く出てこない。

「な、何…スタープラチナが使えねェ…」

「なんじゃと⁉︎」

(まさか…プッチはスタンドだけを抜き取ったんじゃ……)

ホワイトスネイクのスタンド能力を知っている徐倫だけが状況を理解出来ていた。

プッチの狙いは承太郎のスタープラチナを封じ、何かしらの方法で操っているこのポルナレフという男に殺させようとしているのだと。

「下がってて。あたしが戦うわ」

戦えない承太郎の前に徐倫が立ちストーン・フリーを出した。

「女…おまえもスタンド使いか」

「気をつけるんじゃ!チャリオッツの動きはかなり素早いぞ!」

「おまえを殺さなきゃ承太郎を殺れないってなら相手になってやるぜ」

ポルナレフも徐倫がスタンド使いであると理解し狙いを定めた。

「おれのスタンドのスピードについて来られるのはせいぜい承太郎のスタープラチナぐれェだ。だがソイツが無くなった今、おれのスタンドを止める術はねェぜ!」

いきなりポルナレフはチャリオッツで攻撃を仕掛ける。

「は、早いっ!」

徐倫はストーン・フリーを糸上にすることで間一髪避けた。

(あのスタンド…シンプルだがかなり素早い…距離を詰められたらやられる……)

「糸のスタンドか…糸か剣に敵うかァ!」

徐倫のスタンドが糸だと分かり俄然負ける気がしないポルナレフは再度斬りかかった。

「ただ正面衝突するだけがスタンドじゃないんだよ!」

対する徐倫はスタンドの腕から糸を伸ばしチャリオッツを縛り付けた。

「こ、これは⁉︎」

「どんなに素早いスタンドでも動きを止めれば良いだけのことよ」

チャンスは今しかないと徐倫はラッシュを叩き込もうとした。しかし次の瞬間ストーン・フリーが捕らえていたのは甲冑だけだった。

「なっ…いない……」

「上だ!」

承太郎の声で上を見るとポルナレフがチャリオッツと共に飛び上がっていた。

「おれのチャリオッツを舐めんなよ女がァ!甲冑を脱ぎ捨てればばチャリオッツはさらに素早く動けるんだぜェ!」

このままでは完全に間に合わない。チャリオッツのスピードだと徐倫がストーン・フリーで構えるより前に斬りつけられてしまう。

殺られる…承太郎もジョセフもそう思っていた。

だがチャリオッツが徐倫に斬りかかることはなかった。何故なら甲冑を脱いだところでストーン・フリーの糸はチャリオッツではなくポルナレフを捕らえていたからである。

「な、何だとォ⁉︎」

「あたしはストーン・フリーを舐めんなよ!お望み通り近付いてあげるわ!」

そう言うと徐倫はストーン・フリーの糸を引き寄せてチャリオッツを引っ張った。

「おれのチャリオッツが女なんぞに負けるかァァァ!!」

ポルナレフも足を引っ張られながらもチャリオッツで斬りかかろうとした。

だが一瞬ストーン・フリーの拳の方が早く届いた。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ストーン・フリーのラッシュを甲冑が無い状態でモロに食らったポルナレフはぶっ飛んだ。

「大丈夫かポルナレフ⁉︎」

ジョセフが駆け寄るとポルナレフは幸い気を失っただけだった。

「じゃがこれじゃあまた病院へ逆戻りじゃのぉ」

 

一方ポルナレフと戦い満身創痍の徐倫はその場に座り込んだ。

「こんなシンプルに強いスタンド使いには久々に出会ったわ……」

「おい女、てめぇいろいろと事情を知っているようだな。話してもらおうか」

スタープラチナを奪われて状況を理解仕切れていない承太郎。

「さっきの男…エンリコ・プッチのスタンド、ホワイトスネイクにあんたのスタンドはDISCにして奪われたのよ。幸い命に別状は無いみたいだけどスタープラチナはもう使えないわ」

「奪われた…だと?」

「えぇ。プッチからDISCを取り返さない限りはスタープラチナは戻って来ない」

徐倫はプッチに殺された筈なのにタイムスリップしたことや、若い頃の承太郎に会ったことなど全てを受け入れて自分でも驚くほど冷静だった。

「プッチの目的はあたしにも分からないわ。でもDIOを倒したあんたのスタンドに脅威を感じたんじゃない?」

「そんな単純な話じゃねェぜ?」

またまた聞きなれない声が聞こえてきた。

振り返るとそこには西部劇のガンマンのような男が立っていた。

「てめぇはホル・ホース!」

「よぉ承太郎、覚えといてくれて嬉しいぜ」

 

第2話完。

 

 

またお会いしましょう

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