ジョセフたちはSPW財団の案内で復活した柱の男たちがいるという場所に辿り着いた。
そこはかつてシーザーとワムウが死闘を繰り広げた廃墟とかしたホテルだった。
「あそこに柱の男たちがッ!」
誰よりも気合が入っているシーザー。
「柱の男って具体的に誰が復活したんだ?」
「おそらく全員だと思われます…」
「にゃ、にゃにィィ⁉︎」
かなりのオーバーリアクションのジョセフ。その理由がシーザーには分からなかった。
柱の男全員を倒した筈のジョセフが。
「どうしたJOJO、まさかまたおれが奴らに負けるとでも思っているのか?」
「いや違うぜシーザー、ワムウはもはや問題じゃねェ。最大の問題はカーズが戻って来たってことだ」
「カーズが?」
確かに柱の男共のリーダーで警戒するのはわかるが、ワムウを問題外というほどなのか…カーズと戦いを見たことがないシーザーは分からなかった。
「カーズは赤石で究極生命体になったんだよ。太陽も克服してな」
「な、なんだと……」
「だからおそらく昼間カーズがあのホテルにいるのはワムウやエシディシの為だろう。そして奴らは必ずおれたちの下へやって来る!赤石をもう一度手に入れてワムウとエシディシも究極生命体になる為になっ!」
「じゃあJOJO、赤石は今おまえが持っているのか?」
シーザーがそう尋ねたがジョセフから反応がない。
「おいJOJO!聞いてるのか!」
「いやぁまぁそれが…カーズと一緒に岩盤で打ち上げられた後、おれは海に落ちたんだが……その時に赤石を何処かへやっちまってよ。今や海の中だ」
「なんだとォ⁉︎」
「じょ、JOJO!」
どうやらリサリサもそのことは聞かせれていなかったようである。
「だからとりあえずワムウとエシディシが究極生命体になることは絶対ないからよ、今がチャンスだぜ!」
「誤魔化すなJOJO!」
「悪いって!あっそういえばあの赤石、波紋増殖機だったみたいだぜ」
「なおさらどうするんだよ!」
思わずシーザーはジョセフの胸ぐらを掴んでいた。
「もう良いです。シーザー落ち着きなさい」
「先生……」
「過ぎてしまったことは仕方がありません。今は何より奴らを再び消滅させることが我々の使命!」
「そうそうそうだぜシーザー、まぁカーズのことはこれから考えていこうぜ」
ジョセフがそう言うとリサリサが無言に睨んだ。顔に出していないがリサリサも怒っているようだ。
「分かった分かった、もうおれ何も言わないから」
ジョセフとシーザーとリサリサの三人はホテルへと向かった。ジョセフとリサリサは中の構造はだいたい分かっている。
すると突然床が抜け三人はバラバラに落ちて行った。
「し、しまった!罠かっ!」
シーザーが辿り着いた先には柱の男が一人立っていた。
「おまえ…誰だ?……ハッおまえはサンタナかっ!」
シーザーの前にいたのはカーズでもワムウでもエシディシでもなくサンタナだった。
蘇っていたのは三人だけではなかったのだ。
「おまえも波紋使いか……欲を言えばJOJOを殺したかったが仕方ない。貴様で我慢してやるか」
「フッ…それはこっちのセリフだぜサンタナ!おれのワムウとカーズを殺しに来たのだ!おまえなど眼中にあるかっ!」
「太陽の届かんこの場所ならおれは負けん!」
シーザーとサンタナは共に構えた。
一方リサリサが落とされた場所にも柱の男が一人立っていた。
「ここは…」
「おれの相手はおまえか。欲を言えばJOJOと戦いたかったのだがな。カーズ様がそうおっしゃるのなら仕方ない」
「おまえは…ワムウ!」
そう。リサリサの前に立っていたのは柱の男の中でも戦闘の天才と言われるワムウだった。
「おれは女を殺すのは好かないがいた仕方あるまい!貴様を始末させてもらう!」
「いててて…いきなり床抜けるとか無しだろ!」
ジョセフの前にも当然柱の男が一人立っていた。
「やっときたなJOJO〜!ワムウが貴様と戦いたがっていたが、貴様を殺すのはおれだぜJOJO!」
「てめぇは…エシディシ!」
ジョセフの前にいたのはエシディシだった。
「てっきりおれのところにはカーズが来ると思っていたんだがな。カーズでもワムウでもなくてめぇとはなエシディシ!」
「カーズはこの戦いを高みの見物を決め込んでいるぞ。おれが知らぬ間に赤石をちゃんと手に入れていたようでな」
「ってことはシーザーとリサリサの相手はどちらかをワムウがやってるとして…」
「残るはサンタナだ」
サンタナ…と言われて一瞬考えたジョセフだったが、すぐに思い出した。
メキシコで一番最初に出会った柱の男である。
「サンタナまで蘇っていたのか⁉︎ それで3VS3ってわけか…」
「話はこれで終わりだJOJO!今度こそおまえをグツグツのシチューにしてやるぜ!」
「チッ、まずはエシディシ!てめぇからやってやるぜ!」
すると突然とんでもない地震が起こり壁が崩れ去った。
「な、なんだァ⁉︎」
当然それはサンタナと戦っていたシーザーのところへも伝わっていた。
「ま、まさかこれはワムウの……」
第6話完。
またお会いしましょう