石作りの海   作:数取団乱闘生

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第7話「戦闘潮流 その④」

突然とんでもない地震が起こり壁が崩れ去った。

「な、なんだァ⁉︎」

当然それはサンタナと戦っていたシーザーのところへも伝わっていた。

「ま、まさかこれはワムウの……」

ジョセフもシーザーもすぐに分かった。この破壊力はワムウの神砂嵐だと。

「ワムウと戦っているのはJOJOか先生なのか…どちらにしろ危険だ!」

「よそ見をしている場合かァーッ!!」

完全に気がそれているシーザーにサンタナは攻撃を仕掛けたが

「今おまえに構ってる暇はねェ!」

「なっ、こっこれは…」

気付かぬうちにサンタナはシーザーのシャボンにとらわれていた。

「ぐあぁぁぁぁっ!!」

当然シャボンには波紋が流れているのでサンタナの身体はみるみる溶け始めた。

 

一方ジョセフもワムウの方ばかり気になっていた。

「おいJOJO!ワムウと戦っていたあの女はもう助かるまい。だがおまえもすぐに後を追わせてやるぜェ!」

エシディシがスキだからけのジョセフに襲いかかる。

「ワムウと戦っていたのはリサリサだったのか…悪りぃがエシディシ、おまえに構っている暇はなくなったぜ」

「ほざけJOJO!」

「おまえはバカだなエシディシ、同じ手に二度引っかかるとはな」

ジョセフがそう言うとエシディシの身体に糸が縛り付けられた。

「な、何ィィィ⁉︎」

「おれに勝ちたいならもっと知能を磨くことだな!」

「ぬぉぉぉぉ!!」

エシディシも波紋を流されて身体が溶けていった。

 

ジョセフとシーザーは同じタイミングで壊れた壁からワムウのいる部屋に入った。

そこにはワムウと気絶したリサリサがいた。

「せ、先生!」

シーザーが先に駆け寄る。

「だ、大丈夫だ!怪我はない、おそらく神砂嵐を避けた風圧で壁に叩きつけられただけだ」

「やっぱりてめぇは一筋縄じゃいかねェみたいだなワムウ!」

ジョセフとシーザーはリサリサを端に寝かせると共に構えた。

「JOJOにシーザー、ここへ来たということはエシディシ様とサンタナを倒して来たということか。ならばこのワムウ、おまえたちをまとめてしとめる!」

「まさかシーザー、おまえと一緒に戦える日が来るとは思わなかったぜ」

「おれを足を引っ張るなよJOJO!」

「それはこっちのセリフだ!」

 

ジョセフとシーザーがワムウと死闘を繰り広げている頃、スージーQからSPW財団の話を聞いた徐倫は、財団の飛行船に潜り込みスイスまでやって来ていた。

「その柱の男とやらを甦らせたのは間違いなく操られた人間がこぞって言う『あのお方』の仕業…でもこの時代にはスタンド使いはいない筈……一体何の目的で…」

徐倫はそしてやたら周りに人が多い寂れた建物を発見。

「SPW財団の人間らしき奴らがたくさんいるわ…おそらくジョセフたちがあの中に柱の男共と戦いにいったのね。何とか忍び込まないと……」

 

一方ジョセフ&シーザーVSワムウの戦いは依然続いていた。

「やはりやるなJOJOにシーザー。おまえたちと再び戦えたことを誇りに思うぞ」

「何勝ったつもりでいやがるんだワムウ!周りをよく見てみろ!」

「何?これは…」

ワムウの周りには大量のシーザーのシャボンレンズが漂っていた。

「何のつもりだシーザー、ここには太陽の光は入ってこない。おまえのシャボンレンズなど何の意味も持たない」

そう言うとワムウは神砂嵐の構えを見せた。シャボンをシーザーごとすべて吹き飛ばそうとしている。

「待てよワムウ!おまえの相手はおれ一人か?」

「なっ…しまった…」

「ここよここ、ここにおれがいるのを見逃さないで欲しいのよーん」

ジョセフはいつの間にかワムウの後ろにいた。

「シーザーは劣りかッ!」

「今頃気付いても遅いぜ!波紋疾走(オーバードライブ)!!」

ジョセフは波紋を込めた拳でワムウを殴り飛ばした。

「今だシーザー!!」

「喰らえワムウ!必殺!シャボンランチャー グライディン!!」

さらに追い討ちでワムウにシーザーのシャボンランチャーが直撃。

「み…見事だJOJO…シーザー……」

ワムウはそう言い残すと波紋で溶けて消えていった。

 

すると建物がガラガラと音を立てて崩れ始めた。

「ま、まずい!神砂嵐のせいでこの地下部分が崩れ始めている!」

「チッ、さっさと脱出すんぞ!」

ジョセフとシーザーは眠っているリサリサを抱えて、ワムウの部屋にあった階段で上へと上がった。

上がった先はロビーで穴は既に塞がっていた。

「あれだけ地下はボロボロだったのにここは何ともねェな」

「ワムウの神砂嵐にも耐えられるような構造だったのか地下は…後はカーズ一人!……ハッ!」

突然シーザーが大声をあげた。

「あん?どうしたシーザー、いきなりデカイ声出しやがって」

「先生がいない!」

「なんだとォ⁉︎」

ほんのついさっきまでそこにいた筈のリサリサがいなくなっていたのだ。

「おいシーザー!ちょっと地下から連れてきたんだろうな!」

「当たり前だろ!そこに寝かせておいた筈なのに……」

「おいまさか……」

ジョセフには嫌な予感がしていた。ただ一人残っているカーズ、気絶したリサリサ。

「女ならここにいるぞJOJOにシーザー」

 

第7話完。

 

 

またお会いしましょう

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