問題児たちと大神様たちが異世界から来るそうですよ? 作:ルミナス
「それでは、定例文で言いますよ?……コホン!ようこそ〝箱庭の世界”へ!我々は皆様にギフトを与えられた者達だけが参加出来る『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうと召喚いたしました!」
「『ギフトゲーム』だぁ?なんだそりゃ……」
「『ギフトゲーム』の説明する前に、説明する事がございます。皆様の持つ特異な力は様々な修羅神仏、悪魔、精霊、星といったものから与えられた"恩恵"でございます。『ギフトゲーム』はその"恩恵"を用いて競いあうゲームのことです!」
「"恩恵"って、アマ公はk「そしてこの箱庭は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できるように作られたステージなのでございますよ!」って、オイラの言葉を遮んじゃねー!」
イッスンはそこでまたも赤く発光して怒っている事を伝える。黒ウサギは苦笑を浮かべ、アマテラスに目を向けると、すでに聞き飽きたのか体を丸めて寝ているアマテラスの姿がそこにあった。
「って、アマテラス様ーーーーー!起きて話を聞いて頂きたいのですよーーー!」
黒ウサギの叫びが耳に入り、アマテラスは驚きで体が飛び跳ね、そのまま姿勢をおすわりに変えた。
「……黒ウサギと言ったかしら?まず初歩的な質問をしたいのだけれど、いいかしら?」
「ハッ!?い、YES!どうぞ!」
「貴女の言う"我々"とは貴女を含めた誰かなの?」
「YES!異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活していくにあたって数多くある"コミュニティ"に必ず属していただき来ます♪」
「嫌だね」
「属していただきます!」
いやらしい笑みを浮かべながら断った十六夜を黒ウサギは咎める。
そんな様子をアマテラスは関係ないとばかりにまた寝ようとするが、今度は頭の上にるイッスンが飛び跳ねながら大声を出し邪魔をする。
「そして勝者はゲームの"
「"
飛鳥の次に耀が質問する。
「様々ですね。修羅神仏が人を試す試練として開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を示すためのゲーム、商店街の店主が店の商品を賭けて開催するゲームもあります。それに合わせてゲームの難易度も調節されていて……それこそ修羅神仏のゲームなどは命懸けで兇悪かつ難解なのになります。まあ、その分の見返りも大きいですが。なにせ、新しいギフトを手にすることも夢ではありませんから。ただし、挑むにあたり参加者は金品、土地、利権、名誉、人権……そしてギフト。これらをチップとしております」
「つまり、『ギフトゲーム』はこの世界の法そのものって考えりゃいいのか?」
「お?ゴムマリさん、鋭いですね」
「さっきはスルーしてやったからってその名で呼ぶんじゃねえ!オイラはイッスン様だ!」
イッスンのその抗議は、しかし残念ながら黒ウサギにスルーされてしまう。
「しかし、それは8割正解2割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗、殺人は犯罪ですし金品による物々交換も存在します。が、しかし!相手側が提示したゲームさえクリアすればタダで物が手に入っちゃったりもします!」
「それは野蛮ね」
「"
黒ウサギのその言葉に、問題児三人+イッスンには効果抜群だった。
……が、黒ウサギは内心、素直に喜べずにいた。
(ど、どうしましょう……!流れとはいえ、あのアマテラス様にこんな舐めた様な態度と口調をするなんて!く、黒ウサギ、ここで死んでしまうのでは!)
そんな風に内心で怯えながらアマテラスの様子を再度見てみると、完全に飽きているようで、また寝てしまっていた。
それに微かに安堵の吐息を漏らす黒ウサギ。
「……さて!説明は以上でございます!それでは我々のコミュニティへご案内を……」
「おい待てよ。まだ俺が質問してないぜ?」
黒ウサギが早速案内しようとすると、十六夜が黒ウサギを止めた。
「……そういえばそうですね。それで、どういったしつもんですか?ルールですか?ゲームについてですか?」
「いや、そんなもんはどうでもいい。俺が聞きたいのはたった一つ……この世界は…面白いか?」
十六夜が獰猛な笑みを浮かべて質問すると、どこか身構えていた黒ウサギはその質問に一瞬呆けると、笑顔を浮かべた。
「……YES!『ギフトゲーム』は人を超えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと黒ウサギは保障いたします♪」
その回答に、その場の問題児三人組は満足したように笑みを浮かべた。
……ただ、アマテラスだけは終始寝ていただけだった
今回は筆しらべ紹介コーナーはございません!
そして、まさかのアマ公はずっと寝ている回でした(笑)
次回、あの問題児がついに問題を起こしますよ!
それでは!さようなら~!