転生して池袋で最強の男と無表情系アイドルの妹になったようです   作:戌に恋する猫娘

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時間が空いてしまいましたが最新話です。

勢いで書き上げたので、矛盾がございましたら申し訳ございません。

時系列もすこし原作違うことになってます。
・・・・二次創作特有の原作改変的なやつとして受けとめてください。


私兼俺の変態遭遇的なもの

放課後の委員会の集まりは意外と早く終わってしまい俺は放課後の学校に放り出されていた。

 

そこで俺は当初の目的通りゲームセンターにである向かおうと街に繰り出していた。

 

街にはさまざまな人々が闊歩していたがそこらじゅう来良学園の制服が俺の目に入ってきたのであった。

 

それにしてもどこ向いてもいるぞおい、カラーギャングみたいだなぁこれ。周りから見たら俺もそれの制服軍団の一員なんだけどな。

 

・・・まぁそれにしても意外と早く終わったのはいいけど、これ最初からこの時間で終わるとわかっていたらさくらんに適当な事嘘ついて無悪に怒られることもなっかたというのに。

 

さくらんにどのくらいかかるかどうか最初に聞いてからにすればよかったなぁ。

 

でも今更後悔しても遅いよねぇ。

よっしゃ、とりあえず気持ち切り替えよう!うっひょーー!

 

そうと決まればここからダッシュでいくか?!全新戦力全速力でがんばっちゃうか!?

 

てかなんだこのテンションは?!

 

いやそんなことはどうでもいい。うおおおおお俺はこれからゲーセンであそびたおす・・

 

「アハハハハハハハハハハハ」

 

謎の勢いでテンションを上げていた俺を止めるのには十分すぎる笑い声が耳にはいってきた。ものすごく聞き覚えのある声で。

 

・・・・・・・・・。

 

声が聞こえた方は路地でそこの周辺にはあまり人がいなかった。

 

正直関わるとめんどくさいが一応見に行ってみる。

 

路地を曲がり角をそっと覗くとそこには、

いい歳こいた男が高笑いをしながら女子高校生の携帯を踏みつけていた。

 

うわぁ・・・・・。

 

多分携帯の持ち主であろう女子高生の制止を全く聞き入れずに踏みつ続ける不審者を気味悪がりお仲間だと思われる近くにいる奴らに連行されてその場から退場した。

 

「飽きちゃった。携帯を踏む趣味はもうやめよう」

 

多分その趣味を持っているのは一時的とは言え世界にお前だけだぞ、絶対に。

あとあれスマホだから絶対助からないよね。画面バキバキのベコベコだよあれ絶対に。

 

先ほどの行動からこの発言をした男を驚きと困惑の混じった顔で見ている二つの影があった。

 

先ほど委員会で見かけた素朴っ子とメガネっ子の竜ヶ峰帝と園原杏里である。

ふたりはこのデュラララの世界でも重要な役割を持っている人物だ。

 

再び現場を見ると臨也が帝に向かい話しかけている。

俺はそこでチラ見するのをやめ、急ぎ目に曲がり角から回れ右をしてそこから静かに立ち去った。

 

この後の展開に巻き込まれたくないし、何よりもあの自称21歳

(23歳)に絡まれるのはとてつもなくめんどくさいと思ったからの行動である。

 

もしこのままここに残ってこのあとに来るであろう兄である静雄に見つかったらあとあと面倒なことになりそうな気がするしね。

 

 

そしてある程度離れると派手な音ともに昨日も聞いた怒号が聞こえた。

 

・・・・たぶんサイモンが何とかするだろと今さっき自分がいた場所での騒動を華麗にブン投げてここから俺は離れることにした。

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

さてと。

 

「・・・ここまで来れば大丈夫かな」

 

逃げ出してしばらく歩いた俺はある程度離れたとこの公園にいた。

公園にはあまり人が居なく子ども達のはしゃぐ声やオバサマ達の立ち話などは 全く聞こえなかった。

 

寂しいなぁ、おい。まぁ平日でしかもまだ時間も早いからしょうがないか。

 

謎の公園の現状報告を終え、休憩がてらに座っていたベンチから立ちが上がりスカートを払う。

 

よし!そろそろゲームセンターに行くか。

でもなんだろうこの考えを思い浮かべると毎回何か起こる気がする。

 

いや、いやいやいやいや。

 

さ、さすがに3度目はないでしょ。うーんでも二度ある事は三度あるともいうよね☆

 

・・・・・とりあえず公園の出口まで早く行こう。そうしよう。

 

でも嫌な予感というかなんだかあれな感じがする。

こうなにか表現しずらいけど確実に自分にとってアレなことが起きるきがする・・・。

 

 

とーかなんとか、思っていたが結局のところ道中は普通に何事もなく厄介なことも起こらずトラブルにも巻き込まれずにゲームセンターの近くにたどり着くことができた。

 

ふふふ、やっぱり俺の考えすぎだったようだな。

 

うんうんそらそうよ。そんな何度も俺のゲーセンへのみちが閉ざされるようなことがあってたまるかと。

 

さーて入店しよう!

 

そう意気込んだ俺はある大事なことにやっと気がついた。

 

・・・ん?あ、あれこれはまさか・・?!

 

自分ありとあらゆるモノをしまうことができる空間の中を探る。しかし出てくるのは俺の探しているもの出ない。

 

・・・・・・・・・。あぁこれは。

 

 

財布落としたああああ!!!

 

 

嘘だろおい。今やっとこさ目的地についたところなんだぞ!?ていうか財布ごとは普通にまずいよ、いやまじで。

 

一体どこに落としたんだ?

公園か?それとも、さっきの路地か?もしかして学校か?

 

い、いや考えてないで行動に起こすべきだ。と、とりあえず探しに急ごう。そうしよう。

 

そうと決まったらさっきの公園から順に・・・・

 

「そこの君、ちょっといいかな?」

 

「・・・・・・」

 

公園に至急戻ろうとする俺に後ろから声がかけられた。

正直振り返りたくないがもしかしたら違う人という可能性にかけて振り返ってみる。

今日はよく振り返る日な気がする(当社比)

 

「これ君のだろう?」

 

振り返った先には胡散臭い笑顔を貼り付けて、先ほどあの路地で突然携帯を踏みつけさらに突然携帯を踏みつける趣味をやめ、帝に話しかけた後に静雄から怒号を飛ばされたであろう人物、そう。

 

折原臨也がそこに立っていた。

 

・・・・俺の財布をもちながら。

 

「あぁなんだこの財布君のだったんだね。雅ちゃん」

 

俺の顔をみて臨也驚いた顔を見せる。

 

いや絶対知ってて話しかけたろお前。表情がそうでも雰囲気がそうは言ってないぞお前。

 

「いやぁこれはとんでもない偶然だね。本当に。」

 

「・・・・いやな偶然もあったもんですね」

 

そう言い返すと臨也の目は細くなっていく。女子高生(謎)に拒絶されて何嬉しそうな顔してるこの人。

おいおい、携帯ふみの次は女子高生に拒絶される趣味か。

 

変態か、と思ってみたが変態以前に変人だったこの人。

 

「おいおいひどいなぁ、俺がせっかく君が路地裏から離れる時に落としていったこいつをわざわざ持ってきてあげたのに」

 

憎たらしい笑顔貼り付けまま、俺の言葉を華麗にスルーしていく。

ていうかさっきの気づかれてたのか。なるべく目立たないところにいたのに。

 

「それはそれはどうもありがとうございます。折原さん」

 

俺が全くお礼のこもっていないお礼を言うと臨也は少し笑いながら

 

「それはどうも。でも次から落とさないように気をつけたほうがいいよ。ほら世の中には俺と違って悪いこと考える人間が多いからね。俺のような善人に拾われてよかったよ」

 

世間一般における善人はひとりの人間を本気ではめようとしてトラックなんかに轢かせたりしないぞ。

 

この人には善人という単語を辞書で引かせてあげたいレベルだよ。

 

俺が臨也の発言にうわゎ・・と思っていると臨也は拾った財布を俺の前に差し出してきた。

 

「・・・・・」

 

おれはそれを無言で受け取るとすぐさま財布からあるものを取り出して

 

「折原さん。手を出してみてください。」

 

臨也の手にそれを握らせた。

 

「?」

 

先程から笑みで固定されていた臨也の表情がようやく変化を表す。

 

臨也が手を開き俺が臨也に持たせたモノを確認し、そして俺にこう問いかけてきた。

 

「・・・・・これは?」

 

「お礼です」

 

俺が財布から取り出したのモノは日本人なら誰もが知っているだろう物。

 

そう100円玉がそこにはあった。

 

「・・・・お礼って?」

 

「折原さんに財布を拾ってわざわざ届けていただいた事に対する私からの誠心誠意を込めたお礼です」

 

「・・・・・フフフ、アハハハハハハハハハ」

 

俺の言葉を皮切りに臨也は声を上げながら笑い始める。先ほどとは違いこれは臨也の本心からの笑いであろう。

 

少し立ち笑いが収まると臨也笑みを絶やさずに俺にこう話しかけてきた。

 

「フフフお礼ね。俺に対するお礼に百円か。これは驚いたよ」

 

「いやぁ私お礼とかちゃんと言えるいい子なんで」

 

真面目ですから俺。

 

「そう。それならこのお礼は君に返すよ。・・・その代わりにこのお礼は」

 

・・・?一体何を要求してくるんだこの人。

 

「近くにある喫茶店でお茶でもしないかい?」

 

まさかの二日連続のお茶へのお誘いだった。

これは予想外ですよ。

 

「えーっとそれはちょっと・・」

 

「へーつまりそれはお礼を言えるはずのいい子である君は大事な財布を届けた心優しき人間に何一つお礼をせずに立ち去っていくということでいいのかい?」

 

「そ、それは」

 

うぐぅ・・・・。先ほど適当に言ったことが利用されてしまっている・・・。不覚。

こうなることだったらささっと適当に撒いてさっきみたいに離れれば良かった。

 

畜生このやろう気持ちわるい笑い浮かべながらこっち見てきやがって!

・・・こうなったら。

 

「・・・分かりました。この平和島雅に二言はありません!折原さんにお礼として喫茶店に誘うことにしてあげようじゃありませんか!」

 

もうヤケや、こんなん。どうにかなんだろう。

 

「じゃあ行こうか。適当に会話をしながらね」

 

 

正直財布落としたことよりもめんどくさいことになってしまったと内心悲しみながら俺は臨也とともに道を進むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




折原臨也は

ボッチ鍋、神様アタック、蛆虫、パルクール

ということさえわかっていただけたら大丈夫です(適当)

感想、お気にいり。評価ありがとうございます。

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