聖女と一緒   作:kozuzu

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おい、前話の描写で腹減ったじゃねぇかこの野郎。何であそこだけ全力で描写してんだよこの野郎。
思わずローソンで紅鮭とカップ味噌汁買っちまったじゃねぇかこの野郎。



ってなコメントが今日、開発中のC言語系ソフトの中に書き込まれていた。態々/*と*/の間に行までつけて。
取りあえず、//で「チャットはLINEとかtwitterの方にしとけ」って書いといた。
あと、数行書いてマジレスが見えなくなったところで、


/*




!!  あと白飯は?(真顔)
*/

って書き込んどいた(愉悦)



第五話 そうだ、ショッピングモールへ行こう その一

混雑時の人の会話をざわざわと擬音にすることがある。

というか、往々にして「ざわざわ」という擬音が用いられる。

何故かはわからないが、これが用いられる。

実際、何故こうなったのか、と予備知識がなければ解読不明な擬音が多々ある。

例えば、

 

 

バァァアアン!!

 

 

とか。

 

 

ズキューーン!!

 

 

とか。

 

 

 

ぎにゃあああああ!!

 

 

とか。

 

 

「大丈夫だ。問題ない」

 

 

とか。

 

 

「ランサーが死んだ!」

 

「この人でなし!!」

 

 

とか。

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■─────ッ!!

 

 

とか。

 

 

 

 

まあ、よくある話だろう。

なんでそうなった? と首を傾げたくなるような日本語、日本文学は探せばいくらでも発見することが出来る。

で、結局何が言いたいのかと言えば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私たちは今、ショッピングモールにいます。

さて、ここで諸氏に問題。何故私たちはここにいるでしょーか?

1、作者の都合

2、「取りあえずショッピングモールなら何でもできんじゃね?」と作者が適当にこの回をぶっこんだから。

3、葵君が日曜に何も予定のない超残念なボッチボーイだから

さあ、どれ!?』

 

 

「何か全ての選択肢に悪意を感じんだけど!?」

 

『答えは4、取りあえず答えは本編で!!』

 

「選択肢どころか答えにすらなってねぇ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第五話 そうだ、ショッピングモールへ行こう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な服装、関係性の人々が往来し、店頭では何やら店員が威勢のいいセールストークで彼らを引き寄せる。

文字通り紙一枚すら挟めぬほど密集した店舗群に、客はそれぞれ目的の店へ一直線に、はたまた目的もなくその辺の店舗をうろつく。

ここは、相沢家の近所にあるショッピングモールである。

相沢家の近所にあるというが、逆にショッピングモールの近所に相沢家がある言っても語弊がないような有名かつポピュラーなショッピングモールであり、日曜日の開店間際となれば、それはもうなんというか、ものすごい混雑である。

具体的には、五分ごとに迷子のお知らせが優しげな声音でリピートされ続けるぐらいには、なまらすごい混み具合である。

別に、福袋とか何とかあるわけではないのに、いつも何故か開店前に列ができるのである。

お前ら全員ガチ勢かよぉ!?ってな感じで、近くに住んでいる地元民より早く列に並ぶ猛者が多くいるのだ。

そんなこんなで、混雑に飲み込まれないように地元民はいろいろと工夫するわけである。

例えば、朝ピークが終わって人々がフードコートに移動するその時間帯を突いて買い物を済ませるとか。

例えば、開店後最も人の往来が込み合わない場所、

 

 

「取りあえず、回る場所を決めようか。うん。この混雑じゃ、ゆっくり何かをウィンドウショッピングとかできなさそうだし」

 

「ええ、そうですね。……こんなに人が多いなど、思ってもみませんでした……。一瞬、この中で革命が起きたのかと、御旗を探しそうになりました……」

 

「フランスでも革命でもないから大丈夫です。……まあ、ここならまず混まないだろうし……空いてきたところで、必要な物だけ買いに向かうってことで……」

 

『女の子のデートにて、ノープランかつしょっぱなから出入り口待機とかレベル高いっす』

 

「ででで、デートちゃうわ‼ 流石にデートなら俺もプラン建てるよそりゃ!? でも今回は不意打ち気味に来たわけじゃん!?」

 

 

人ごみに飲まれないように、入り口で待機するとか。

まあ、事の起こりは簡単。

ジャンヌ氏が孤独な「そういうのもあるのか」を満喫して、食器を片付けている時のことだった。

カチャカチャと食器をスポンジで擦っていた優香氏が、ふと思い出したように言ったのである。

 

 

「あ、そうそう。今日は丁度休日だし、ジャンヌちゃん、足りないものとか買ってきちゃいなさい。そこの全自動荷物持ちを付けてあげるから」

 

「息子を装置扱い……」

 

「別にいいじゃない。どうせ、休日に遊びに誘ってくれるような友d……友達いないんでしょ?」

 

「何でわざわざ修飾語を抜くかなぁ!?」

 

 

装飾過備などは人並みに好かない傾向にある葵だが、母の言葉はそれにしたってあんまりだった。

友達がいないわけじゃない。ただ、休日に遊びに誘ってくれるような友達がいないだけだ。

 

 

「飾らない息子を、私は愛しています。……韓流とお父さんの次ぐらいに」

 

「あんたって人はァ!!」

 

 

まあ、そんな葵の不幸も、母の優先順位が下記の図のような状態にあるお父さんには敵わないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

韓流>>>越えられない壁>>>>>>お父さん>葵

 

 

 

 

 

 

 

ざっとこんな感じである。

哀れ幸人。尚、立場向上の予定はない(無慈悲)

理由は、ランサー並みの幸運、とだけ言っておこう。

自害させられないだけましだ、とポジティブシンキングした葵である。

 

 

 

 

そんなこんなで、優香氏の指摘通り、友達いn……休日に特に予定なかった葵は、優香氏の必殺呪文「スマホとwifi止めるわよ」の直撃を受け、冒頭に至るわけである。

 

 

「取り敢えず……必要なものは……」

 

 

その場を凌ぐという意味で、聖杯に衣服を貰ったりはしたものの、流石に乙女の衣服がこの一着だけ、という事態はあり得ないだろう。

そも、この衣服がいつまでも存在し続けるのか分からない。

「そうそう、作られた衣服の話だが。……別に、今その場で消えてしまっても構わんのだろう?」

何て事態も容易に想定できる。

コワイ、聖杯の創造物コワイ。

ってなわけで、

 

 

「衣服……と、」

 

 

何か、他に生活必需品と言えば、何かあっただろうか?

ううむ、と腕を組む葵。

 

 

「……あと歯ブラシと…あと、ジャンヌさんは何か欲しいものとかは?」

 

「私は、特にほしいものとかは……あ、あのですが、その……下着、とかは欲しい、かもです…」

 

「あっ……あー、た、確かに……」

 

 

頬を微妙に赤らめたジャンヌに言われて、葵は赤らめた頬を人差し指でぽりぽりと掻きながら、黙考する。

 

 

(いや、確かに女の子だし、今履いてる下着だけってのはあり得ないよなぁ……あれ、そういえば、今は聖杯が作った服着てんだよな……?)

 

 

アカン、と思ったときには時既に遅し。

ジャンヌの服の下、そこにあるべき存在が、誠に存在しているか、気になってしょうがない。

しかも、そこに今朝事故で見てしまったアレのおかげで妄想が捗ること捗ること。

ついでに息子が大きくなること大きくなること。

 

 

(アカン)

 

 

邪念を、激しく頭をシェイクすることで脳内から追い出す。

そうして、本来の目的を思い出して、名案を思い付いた。

 

 

(そうだ! 分からないなら、ジャンヌさんに選んで貰おう)

 

 

思い付いたのは、当人に丸投げという素晴らしい迷案だったが。

てなわけで、スマホを取りだし、ショッピングモールの店舗一覧を検索しようとスリープボタンを押し、指紋認証をしようとしたところで、スマホがビィインと振動する。

画面の表示には、

 

 

 

もう一度試してください

 

 

 

「あれ?」

 

 

もう一度、指を押し付ける。

 

 

もう一度試してください

 

 

「あれれ……?」

 

 

 試せど試せど、それは変わらないので、しかたなくパスワード入力に切り替えた。

 すると、

 

 

『ふっかつ の じゅもん を いれて ください』

 

 

「なんでや!?」

 

 

そこには、ブラックスクリーンに浮かぶレトロな入力画面が。

おかしい、何がおかしいって、スマホがおかしい。つまり、

 

 

「お前さっきから静かだと思ってたらなにしくさってんだボケゴラァ!!」

 

『この瞬間の為に生きてる! う~ん、YU☆E☆TSU☆』

 

 

お買い物はまだ始まったばかりだッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やあ皆。
どうだい? 邪ンヌは引けたかい?

何? 引けなかった? 大丈夫、お正月があるさ!


……引けた? カルデアにお迎え出来た?
そうか、では清姫と同じ部屋で一晩過ごしてもらおうか。何、作者からのちょっとしたサプライズさ。どうだい? うれしいだろう? ああ、別に感謝など必要ないさ。私の仕事は、その後部屋に残ったミイラのような何かを回収することだからね。是非もないネ!














因みに作者は邪ンヌじゃなくウェイバーマジエロイ二世が来ました。
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