HAHAHA!! そもそも、これの更新を待っているもの好きなんて二、三人だろう?
よい、よい、そう、おべっかを使わんでも分かっておるぞ?
つまり貴殿らは……聖女の下着が見たいのだね?
よろしい、では本編だ。
地獄を、見た。
これから先行く、地獄を見た。
何もかも、己が常識を弁えずに展開される、地獄を見た。何度引き返そうと心に問うたかはもう、両手両足の指全てを用いても数えることは出来ない。
だが、それでも、自身の足を止めることは出来なかった。その末に何が待っていようとも、歩みは止まることはなかった。
I am the bone of my cloth.
――― 体は布で出来ている
silk is my body, and lace is my blood.
下地は絹で、飾りはレース
I have created over a thousand panties.
幾たびの点検を越えて不敗
Unknown to Death.
ただの一つも綻びはなく
Nor known to Under.
ただの一度も人目に触れない
Have withstood pain to create many weapons.
彼は独り店舗の中で疎外感に竦む
Yet, those hands will never hold anything.
故に、その店に男は不要ず
So as I pray, UNLIMITED O☆PAN☆TSU WORKS.
その店舗は、きっと無限の下着で出来ていた
「あのー? どなたかお連れ様をお待ちですか?」
「え、あの、その」
「彼女さんですか?」
「いや、あの……か、彼女というわけではなくてですね?」
「じゃあ、妹さんですか?」
「血は繋がっていないんですがその……」
「どうぞごゆっくり~?」
「あっ……あー……」
『童貞力、1020……30……!!! し、信じられん!!!! まだ上がっている!!!!』
「泣くぞ? いいのか? 俺は本気で泣くからな!?」
第五話 そうだ、ショッピングモールへ行こう その二
ポップな音楽が室内に充満し、これでもかと女子特有のきゃぴきゃぴした雰囲気が葵の身を
右を向けば赤、青、ピンク、白、黄、緑。
左を向けば嬉色に顔を染めた店員と十代後半とみられる女性同士が、「カップのアンダーが」だとか、「寄せて上げる」だとか、「谷間に潜む汗疹」だとか、「AAでの胸は胸はだから」とか、超々生々しいお話を展開なさっている。
さて、これでお気づきだと思うが、只今少年はDT禁制、婦女子の社交場、ランジェリーショップに来ている。
何故、
聖杯殿の悪戯のおかげで、ものの見事に
そんな彼に『いやー流石にグーグル先生禁止はきつかったよなーそうだよなー』とかなんとかぬけぬけと抜かた聖杯は、慈悲の心で以て、店内誘導アプリのようなものを立ち上た。
そんなこんなで、「っべーよ! っべーよ!」な状態に陥っていた葵少年を、GPSで誘導し始めたのだった。
『いやー、そっからはヤバかったね。かの聖女様、ここに連れてこられてからの赤面っぷりがすんばらしかったわ。まさかあの聖女様が涙目で「あ、あの……ち、近くにいてくださいね?」っと殺し文句を垂れて来るとはねー』
「誰に説明してんだよお前ってか早く俺をここから解放してくれよあくしろよ!!」(小声)
『行けばいいんじゃない? ジャンヌちゃんを置いて、この店内から脱出すればいいんじゃなーい? まあ? その後置いて行かれたということに気づいたジャンヌちゃんがどんな表情するか見物だけd……あれ? これ置いてきぼりにした方が愉しいんじゃ……!! よし少年ちょっと本屋までラノベの新刊買にいこーぜー! 確か今月は「緋弾のア〇ア」が最新刊出てたはずだし丁度いいよね!? これはガウシカ、もとい買うしかないよね!? おし行こうすぐ行こう今すぐ行こうおっしゃあくしろよ!!』
「慎んで待機させていただく所存であります」
そんなわけで、現在葵少年with聖杯はショップの試着室前の椅子に座って待機している次第である。
葵の気持ち的には、その場で正座していたいほどの身の固まり具合だったのだが、ただでさえ場違いな存在である葵の外的オプションに試着室前で正座などという奇行が追加されれば……どうなるかは想像だ難くない。
さて、では肝心の聖女様はどこにいらっしゃるかと言えば、
「あ、あの……! 葵さん? そこにいらっしゃいますよね? あの、葵さん……? え、え、葵さん!? ……ま、まさか私を置いてどこかに言ってしまわれたのですか!?」
「だ、大丈夫、ちゃんといるから。置いてくわけなんてないから……」
「あ、ああ……良かった……主よ、これも主のお導きなのですね……」
試着室の中で十字を切っていました。
聖杯殿の台詞で言っていた通り、試着室で下着の見繕いをしているわけだが、ここで新たな問題が露呈。
この聖女様、試着、というか衆人の中で着替えをするというシステムが初めてらしい。いや、確かに試着というシステムがいつからあったかはとんと検討が付かないが、百年戦争の時期に試着のシステム、というか衆人の中で着替えをするシチュエーションがあったかどうか、と問われれば、流石に首を傾げざるを得ないわけで。
で、困惑するジャンヌに葵が、
「べ、別に無理しなくてもいいんじゃないかな? ほら、母さんとかにサイズを測ってもらってネットで注文するとかもあるわけだし……」
と、妥協案を提示したのだが、
「い、いえ……! これもきっと、主がお与え下さった試練に他なりません!」
「他なりますから!?」
『それは違うよ』バキューン
「お前は黙ってろマジで」
意外にもにも頑固な聖女様に押し切られ、現在に至るわけなのだ。
一体全体、どこで歯車が狂ってしまったのだろうか。人生=恋人いない史の男子高校生、相沢 葵の平穏はいずこへ……。などと、ちょっとした現実逃避を敢行してた葵だったが、
「へあぁ!?」
「うおあ!? な、なに? どうしたのジャンヌさん?」
突如上がったジャンヌの悲鳴に、現実に引き戻された。
唐突に上げられたその悲鳴に、葵だけでなく、店内の従業員やお客さんの視線まで集めてしまう。
すみません何でもありませんの意で、葵は周囲に向けて軽く頭を下げると、こちらへ向いた周囲の目線は速やかに霧消していった。日本人が他人への干渉が嫌いな民族で助かったと葵は胸をなでおろしつつ、その悲鳴の発生源の方へ再び向き直った。
「……そ、それで……どうかしたんですか、ジャンヌさん?」
「……あ、あの、なんといいますか……その、ええと…」
一体、何が起こったのだろうかと、若干震えがちに葵は試着室へと声を投げかけた。すると、カーテン越しでありながらもはっきりと伝わるぐらいに震えが混じった声音で、返答がきた。
「服、消えてしまったのですが……」
「……」
「……」
「ちょっと待とう。ええと、それはつまり、あの……今の今まで着ていたアポクリファ仕様のあのインチキ制服擬きが、消失してしまったということでよろしいでしょうか?」
「…………はい」
「……」
「……」無言でスマホを確認する葵
『……』無言で説明文を表示する聖杯
[聖杯製の衣服]
聖杯が知識として対象の構造を理解していれば、若干のバッテリー消費と引き換えに、その服を模造し、顕現させることが出来る。だがしかし、一日六着限定である。
また、魔力の塊なので、脱ぐと消える。
※脱ぐと消える
「……なんでそういう大事なことを黙ってんだテメェゴルゥアァァアアア!?!!??!」
『聞かれなかったので』キッパリ
下着買い物回に、下着を晒さねばならんという決まりはない。ドヤァ
これはそう! ジャンヌの下着はみんなの中にあるという……!!
あ、痛い、やめて、お願い、更新が遅い亀作者の甲羅をひっくり返さないで、空き缶を投げないで!?
なあ、おんしら。
……ドン亀のろ作者が、艦これR18小説書くとか抜かしたらどうするよ?