第一話の終了待たずして、
お気に入り件数三桁ってどういうこと!?
おかしい、おかしいよね?
え、ああ。ジャンヌ効果だからおかしくないのか。
寧ろ、まだ四桁いっていないのがおかしいのか(一番おかしいのは作者のオツム)
「サーヴァント・裁定者ルーラー、ジャンヌ・ダルク。召喚に応じ、ここに馳せ参じました。
――――あなたが、私のマスターでしょうか?」
目前で清廉かつ神聖な雰囲気を纏い、葵に問いかける聖処女ジャンヌ・ダルク。
その問いに、少年は――――
―――――すみません、お友達からで。
見事にその問いに答え、雰囲気をぶち壊した。
第一話 聖杯ェ…… その二
「え、あの……?」
「いや、その、だって、ねぇ……?」
困惑するジャンヌに、それに輪をかけて錯乱する葵少年。
Fate好きなら、一度は体験してみたいシュチュエーションであろう、契約の儀。
が、しかし。
それが目の前で実際に行われるとしたら。対象者が自分であったなら。地味ジャージ装備の聖女様を添えて。
まず間違いなく、トチって何かやらかす(確信)。
二人してあたふたあたふた。葵は意味もなく視線を泳がせ、意味もないジェスチャーを繰り返す。
困惑するジャンヌは、左胸に手を当てた状態でフリーズ。
もう、なんだこれ。
葵の自室は今まさに
そんな時だ。
テン、テロテンテロテ~♪
唐突に、充電アダプタに繋いであった葵のスマホが着信に震えた。
あまりの突拍子の無さに、二人は同時に目線をそこへやっていた。
葵は、電話回線からの着信音を初期設定から変更していない。
何故なら、連絡手段と言えば今は無料通話、無料トークアプリが主流であり、携帯電話の電話回線を用いて通話をする回数は減りつつあるからだ。
携帯電話の存在意義として、それはどうなんだ、というツッコミはさて置き。
つまり葵のスマホでは、電話回線からの着信は非常に稀であるという事だ。
その事が、この場ではいい方向に転がった。
「こ、こんな時に、着信……? あ、えっと……?」
暗に、出てもいい?とジャンヌに視線で問いかける。
「ええと……はい。どうぞ」
「ありがとう……?」
もはや、操り糸が絡み合った人形劇を見ているかのようなぎこちなさで、ジャンヌに許可を得た葵は、震えながら音をかき鳴らすスマホを手に取り、発信者情報を確認する。
着信あり
『聖杯』
「……おおう?」
目をこする。
が、表示は変わらず。
着信あり
『聖杯』
さっきまでの契約の儀と、目の前のジャンヌ。
ここまで来たら、まあ来るだろうなぁと、葵は諦めの境地に片足を突っ込み、着信ボタンをタップした。
『ちわーす、聖杯でーす』
ブツン。
ツーツー。
「なんだ、ただの悪戯か……」
テン、テロテンテロテ~♪
ピッ。
『ランサーが死んだ!』
「この人でなし!
……じゃなくって!!」
一拍置き、
「あんた誰だよ!?」
『だぁーからー。着信通知に書いてあんじゃん?聖杯だよ。せ・い・は・い』
能天気かつ、間延びした声が葵の鼓膜を震わせる。
ウゼぇ。最高に嫌な声音だ。
「いや、その理屈はおかしい……俺は、聖杯なんてイタイ名前の奴を電話帳に突っ込んだ覚えはないぞ!?」
『huckしましたが、何か?』
「セキュリティソフト仕事しろや!!」
『セキュリティソフトちゃんなら、今ワイの隣で寝とるで?……昨日は激しかったからなぁ…あんなに抵抗してたのに、今では従順に』
「うちのセキュリティソフトちゃんに何てことしやがる!!」
ぜぇはぁと息を荒げる葵。
ふんふふん、と鼻歌を口ずさむ聖杯(仮)。
『まあまあ、話を聞きなって坊っちゃん』
「誰が坊っちゃんだ誰が」
『話を聞きなってぼっちちゃん』
「ぼっちちゃうわ!」
『お、そうだな』
「マジ何なんだお前」
『だーから、聖杯だって言ってるじゃん?話を聞けって。な?』
短くないかって?
社畜
新人
使えない
・・・・・・・ok?