一つ、感想でこのss読んでからガチャ回したらジャンヌ出たとかいう報告があったので、ブリュン十連二回でそのデマを打ち消した。
二つ、軍資金として残業代で溜まっていた十万を用意。誤字発見がてらこのssを見返す。
三つ、溜めていた石十個であっさり嫁王がご到着←今ここ
『だーから、聖杯だって言ってるじゃん? 話を聞けって。な?』
聖杯ェからのありがたい制止のお言葉を頂いたジャンヌと葵は、聖杯をデスクに設置してあったペン立てに立て掛け、ひとまず双方が楽に聴く姿勢を取った。
葵は胡坐をかいて半目で自身のスマホを見つめ、ジャンヌは足を横に流し、膝の上にだぼだぼの裾を置いた。
そして、スマホの音声―――「聖杯」と表示された通話画面が、ここからは真面目な話だ、とばかりにワザとらしく咳払いを一つ、
『こほん、
―――――皆さんが静かになるまで、五分もかかりました。これが訓練ではなく、本当の火s』
「避難訓練か!!」
真面目な話じゃなかった。
ただの前振りだった。
『そして実は、葵君のタイプは家庭的な金髪美女だそうです』
「唐突になに暴露してくれちゃってんの!? っつか何で知ってんだよ!」
『ソースは、二月四日D〇M.comにて、購入履歴「家庭的な金髪美女との幸せファッ』
「言わせねぇよ!? つか、話って俺のスマホをhuckして手に入れた個人情報暴露大会かよ!!」
これ以上は拙い(タグ的にも)、と判断した葵は、一も二もなく立ち上がり、怒りと焦りから膝と腰の関節を見事なまでの活用し、高速で通話終了ボタンをプッシュ。
が、
『余談はさて置き、本題に入りたいと思いまーす。ええ、いつまでもダラダラと掛け合いしてても、読者はブラウザバックしそうですしお寿司』
今度は着信などせず、聖杯は普通にスマホのスピーカーを介し、喋り出した。
「うがああああああ!!」
余談で性癖を暴露された哀れな高校生男児、相沢葵は絶叫した。
第一話 聖杯ェ…… その三
『おし、現役DT弄ってたらテンション上がってきたゾ。さあさあ、そろそろ本題に行きましょう!』
聖女の目の前で性癖を暴露されるという史上類を見ない辱めを受け、ベッドに潜り込んでしまった葵少年。それを、「あの……気にしてませんし、聞かなかったことにしますので…」と、若干頬を赤らめながら、聖女らしい慰めの言葉を布団に掛けるジャンヌ達を尻目に、聖杯は語りだした。
『本日の本題……それは!』
ドララララ、タン!と、スマホのスピーカーから流れるドラムロール。
見事に文明の利器を使いこなし、無駄な緊張感を演出していた。
『ジャンヌちゃん、召喚の秘話~。略して、「ジャンしょひ」さん、はい!』
スピーカーから、ジャンしょひー、と大勢の観客達らしき音声が流れる。
せいはい は せるふかけあい を ますたー した!
「ちげーんだよ、あれは出来心だったんだ。艦○れやってたら、たまたま広告で目に入っただけなんだよ……」
「あの…あのう……ええと…?」
が、しかし。どんなにセルフボイスを活用しようとも、いかんせん観客がいない。
葵は布団から出てこない。ジャンヌはそのアフターケア。
誰も反応してくれないことがつまらなかったのか、
『おーい。そろそろ戻って来いよ、家庭的な金髪美j』
「わかった、わかったから傷を抉んなぁああ!!」
思いっきり追い打ちをかけた。
そんなこんなで、二人は冒頭の体勢まで戻って来た。
「もう、もう好きにしろよぉ………」
「あの、ですから私は聞かなかったことにしますので……」
胡坐をかきながらも首を垂れ、目に一切の光を感じさせない葵少年と、それを慰め続けるジャンヌ。
が、ここでジャンヌが慰めれば慰めるほど惨めになるという事は、聖女としてあり続け、聖女として生涯を閉じたジャンヌには到底理解しようがない。
『あー、ラブコメってるとこ悪いけど、話進めんね?』
そんな一幕に水を差すかのように、聖杯は話を続けた。
『……で、だ。なんかナチュラルになじんでるけど、君のお隣にいるストライクゾーンど真ん中の彼女。サーヴァント・ジャンヌ・ダルクね。まあ、分かってると思うけんどもさ。んで、ジャンヌはワイが葵少年の求めに応じて召喚しました。よし、説明終わり』
以上、よくわかる聖杯の現象解説講座でした。
「え、いやあの……? 何のために召喚されたのか、私
『いやだから、話聞いてた? ユー、葵少年に求められた。ミー、そんな求めにOK、ジャンヌちゃんサモン。ドゥーユーアンダスタン?』
「すみません、さっぱり意味が分かりません」
あっけにとられながら、
さもありなん。逆に、この説明で理解できる猛者が存在するのなら、それは全知全能の神か、頭のねじがダース単位で吹っ飛んでいる愚者である。
と、ここで何とか心の整理がついたのか、葵が前線に復帰し、質問を投げた。
「いや、いやいや。俺、ジャンヌを召喚したいなんてお前(?)に求めてねぇぞ?」
『いや、いやいや。求めたやん。今月のバイト代全額、三万円と残ってたマナプリズムまで使って』
「え?」
『ほら、これこれ。これだって』
求められた答えを提示するかのように、聖杯はとあるアプリケーションを起動する。
そこには、どこか幻想的な青空を背景にして、こんなロゴが浮かび上がる。
Fate/Grand order
「………おおう?」
『ほら、マイルームからアイテム一覧見てみ?』
いや、そんなまさかというある種、確信めいた疑念を抱きつつ、葵はmenuバーからマイルームへ移動。
そして、アイテム一覧を表示。
「……マジかよ…聖杯が一つ、減ってる…」
このFGOというゲームは、特異点という形でストーリーが区切られており、定礎復元、つまりは特異点一つクリアするごとに聖杯という特殊アイテムを入手することができる。
現在、特殊アイテム「聖杯」、その使用法に関して運営はだんまりを決め込んでおり、情報は皆無。
ネット上では、「レベルキャップ開放」、「霊基再臨二週目(白目)」などと、色々な憶測が飛び交っている。
そして葵は現在、プロローグ扱いの特異点Fから第四特異点まで霊基復元済みである。ならば、聖杯の所持数は五つ、となるはずである。
が、しかし。現在、葵のマイルームのアイテム一覧にある聖杯所持数は───────
────四つ。
つまり、この現象が意味することは……。
『ああ、それ、ワイな』
あっけらかんと、能天気に、まるで何でもないことのように、さもボールを上に投げたので、地面に落ちてきました、とでも言いたげに。
葵視点で言えば、上に投げたボールが核弾頭になって戻ってきたようなものだろうが。
そして、そんな衝撃の事実を前に葵は、
「最近のゲームはすげぇなぁ……」
生気を失った目で、現実逃避を決め込むのだった。
やあ、皆。亀よりも遅い更新速度、略してか○はめ波のkozuzuだよ。
うん。まあ、落ち着いてほしい。
取りあえず、嫉妬に狂って握ってしまったであろうその空き缶を床に置こう。
更新速度の鈍足加減に、思わずカーソルを合わせたお気に入り解除ボタンからもポインターを撤去しよう。
よし、おいたね?撤去したね?
じゃあ、
星5キタァアアア!!!!!!!イィィィイイイヤッフゥウウウウ!!!!!
あ、あと活動報告にてアンケートやってます。
よかったら覗いてってください。(しれっと)
あとあと、誰かジャンヌがお布団に登場したシーンの絵を描いて。お願い。