聖女と一緒   作:kozuzu

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更新速度の鈍足さは、kozuzuのアイデンティティだ。
誰にも文句は言わせないが、文句を言われたりディスられたりすると甲羅(宿直室)に閉じこもります。
どうでもいいけど、甲羅と全裸って語呂が似てるよね。




kozuzuのメンタル、豆腐メンタル♪
背負った甲羅、内部全裸♪
更新待機、全裸待機♪(ラップ調)




馬鹿やってないで、本編入ります。


第二話 なんで、ラノベ主人公の両親はいつも海外出張に出ているのさ その二

昨今、動画サイトやSNSによって、一つの単語が生まれた。

その単語は、時に放送中止の免罪符に、時に神動画という名の放送事故への片道切符となる。

して、その単語の名とは―――

 

 

「葵~。朝っぱらから何一人で騒いでるの?」

 

 

 

 

親フラである。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二話 なんで、ラノベ主人公の両親はいつも海外出張に出ているのさ その二

 

 

踏み入れた足も、遠くの理想も、今この瞬間だけは葵少年の前ではそっと癒していく確かなものにはなり得ない。

踏み入れた足―――相沢 優香が、葵の自室に踏み入れた瞬間に、葵の平穏(遠くの理想)は、その場所へ至る路を閉ざしてしまったのだから。

パロネタはさておき、葵の母親である専業主婦の優香氏。

産まれも育ちも日本。葵の父との出会いも日本。新婚旅行は熱海。父親が何とか見栄を張って建てた一軒家に、一家三人仲良く暮らしている。

並べてみて、こう思ったことだろう。「本当に普通。てか、面白くねえなオイ」と。

まあ確かに、日本の標準的な核家族の代表だ、とワイドショーかどこかで紹介されてもなんら疑問はない。

で、あるなら。

今この状況。息子の部屋に、何の前触れもなく金髪巨乳美少女が出現というこの状況。

 

Q、この状況は普通でしょうか?

 

A、普通の定義は人それぞれですが、この状況を普通であると認識できたなら、あなたは立派な精神異常者です。精神科への受診を強くお薦めいたします。

 

 

パニックにならないだけ、マシというものなのだろう。

 

 

「「「…………」」」

 

 

代わりに三者の沈黙は、葵に重くのしかかる。

そう、全ての命運は何の変哲もなく、取り柄も特にないようなこの男子高校生の手中にあるのだ。

そして今、その命運(Fate)を手繰り寄せようと、ついに葵少年は重くのしかかった沈黙を押しのけるため、渾身の言い訳を展開し──

 

 

「母さん、実はこの子は昨日浜辺で打ち上げられt「あらジャンヌちゃん。もう荷造りはいいの?」……はい?」

 

 

──ようとして、言葉の衝撃に思考を押し流された。

 

 

「え?……ええと、荷造り、ですか?」

 

「ええ、そうよ? だって、

 

 

 

 

 

これから二年間、(ウチ)から高校に通うんでしょう?」

 

 

 

 

…………。

…………………。

おかしい、何がおかしいって、おかしさがおかしい。

つまり、誰か説明して。(懇願)

 

 

「……なにそれ初耳なんですが…?」

 

「結構前から叔父さんが、娘さんを留学させるって言ってたじゃない。忘れたの?……葵、若年性認知症には早すぎるでしょう?ボケた?」

 

「ボケてねぇよ! どちらかと言えばさっきからずっと突っ込んでるわ!!」

 

「突っ込むって……葵、あんたまさかジャンヌちゃんに……?」

 

「なんで皆揃ってそういうネタに走るんすかねぇ!? 何?思春期なの?春真っ盛りなの?別にいいけどさ……母さん、歳ってもんを考えt」

 

「葵? 今日から月末まで夕飯は激辛麻婆にする算段が付きつつあるんだけど?」

 

「ごめんなさい母さんは春真っ盛りです異論はありませんはい」

 

 

そんな、どこぞの鬼畜神父のワインが美味になるような献立はまっぴらごめんである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

程なくして、母親が葵の部屋を出た。

パタン、と扉が軽い閉口音立てて、外界と葵の部屋を隔てた。

その閉口音から数拍おき、二人は口を開いた。

 

 

「……俺、親戚に聖女がいるみたいっす」

 

「……私、いつの間に日本人の親戚が出来たのでしょうか?」

 

 

狐につままれたような感覚のまま、二人は葵の母によって入手したリソース不明の情報を整理する。

 

 

曰く。親戚の叔父が、娘に海外経験を積ませたいと前々から言っていたらしい。

曰く。両親は「なら、部屋が空いてるし家にくればいいじゃない」的な事を言ったらしい。

曰く。そんなこんなで昨日丁度、ジャンヌが家に到着し、荷造りをしているとのこと。

 

 

「……ごめん、俺やっぱ聖女の親戚を持った覚えはないわ」

 

「ええ、私も日本人の親戚を持った記憶と記録はありません」

 

 

二人して、顔を見合わせる。

この情報、おかしい。色々とおかしい。

そもそも、相沢家は純和風の一般家庭である。海外に親戚がいる、などというグローバルかつアメージングな話題は寡聞にして聞いたことがない。

そしてなにより。相沢家のホームは二階建ての一戸建てではあるが、住居人が増えることなど想定してなどいない。

よって、空き部屋などあるはずもない。

とどのつまり、

 

 

「またお前か、ブルータス(聖杯)……!!」

 

 

葵は、その手にしたスマホを視線で圧殺せんとばかりに睨みつける。

すると、葵の母が部屋を出たのを見計らっていたのか、聖杯はここぞとばかりに憎まれ口を叩いた。というか煽った。

 

 

『ぷぷぷ…! は、浜辺に打ち上げられて……!! なんすかその言い訳www人魚? 人魚姫なの? ねえねえ?www』

 

 

ノリに乗って、煽りまくる聖杯。

ピキリと、葵の額に青筋が浮かんだ。

 

 

「ジャンヌさん。ちょっと、窓開けてくんないかな?」

 

「え? あ、はい」

 

 

唐突な提案に困惑しながらも、ジャンヌは素直に部屋の窓を開けた。

窓を開けると同時に、早朝の爽やかな空気が部屋を満たした。

その澄み切った空気を肺に取り入れれば、得も言われぬ心地よさが全身を包み、今度は爽快感が葵の全身を駆け巡る。

この爽快感、何も気分だけのものではない。部屋の空気、というものはハウスダストやカビで存外に汚れているもので、部屋の換気というのはシックハウス症候群への有効な予防手段なのである。

まあ、今回部屋の窓を開けたのは、換気の為ではないのだが。

 

 

「ところでジャンヌさん。壊れた機械を簡単に治す方法って知ってる?」

 

 

やけに涼やかな顔(青筋を立てたまま)で、葵はジャンヌ言った。

 

 

「すみません……私、機械は全くダメで…」

 

「ああ、大丈夫大丈夫。誰でも出来る簡単な方法だから。……ちょっと実演するわ。まず、壊れた機械(聖杯)を握りしめます。頭上に持ってきます。振りかぶります。で、

 

 

 

 

明け空に向かってチェストオォォオオオオ!!」

 

 

開けた窓から、思い切りスマホを投擲。

葵の雄叫びがご近所に響き渡り、聖杯は星になった。

 

 

「この前、壊れた機械を窓からぶん投げたら治った、という記事を読んだ」

 

「多分、それは正しい修理法ではないと思うのですが」

 

 

何やら満足げな笑顔を浮かべる葵に、窓を開けたジャンヌは若干引き気味に答えた。

その次の瞬間。

 

 

ポワン。(葵の背後に金の波紋のような穴が出現した音)

 

 

バシュッ!!(そこから何かが射出された音)

 

 

 

「ウベラッ!?」(葵の後頭部に高速射出された何かが激突した音)

 

 

 

クルクルクル――――パス。(激突したソレが、空中を泳いでジャンヌの手の中に納まる音)

 

 

 

「何だ今の!?」

 

 

奇妙な悲鳴を上げ、後頭部を擦る葵。

そして、ジャンヌの手の中に収まったそいつが視界に入った。

 

 

「……え、いや。なんでお前ジャンヌさんの手の中にいんの? 明け空にチェストしたはずなんだけど」

 

『ゲートをバビって帰って来たぜ』

 

「一体何ガメッシュなんだ貴様」

 

『控えろ雑種。おかげで電池半分持ってゆかれおったわ』

 

「電池半分で宝物庫経由できるのかよ」

 

 

葵の受難は続く。

 

 

 

 

 

 

 




空の境界イベ、無事完遂いたしました。
どこぞのFGO掲示板に単純作業がつらいと書かれていた。
が、毎日毎日椅子に座ってクレームをさばき、尚且つ部下に仕事を投げてプログラムを書き上げているkozuzuには、こうかはいまひとつなのだよ……。(デスク脇にユンケルの山)




ああ、何か感想でアンケート取るとか言ってただろ?ありゃ嘘だ。
アンケとれるまで進めんかった。
だがな、これも新人が悪いんだ。

「じゃ、これExcelでマクロ組んでまとめといて」


ここで、マクロってなんすか?ならまだ解るんだ。


「あの、自分officeはwordとpower pointしかさわったことないんですけど」



((((;゜Д゜))) えっ? (実話)


てなわけで、次回の更新は間が空くかもしれん。
すまない、間が空くのは毎度の事だが、今回はそれ以上かもしれん。本当にすまない。
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