聖女と一緒   作:kozuzu

8 / 17
つっかれたーーーー!!
今この前書き、私の別作品「Fate/gardian of zero」を更新直後に書いてます。
二、二時間で6kbはきついっすね(ごちうさの番外編で知ってたはずなのに)
ま、まあ、こっちは気を抜いて書ける分、更新は楽だしね?多少はね?




(カルナピックアップ、第五特異点ピックアップ引く気は)ないです。ジャックまでためます。
メセデスベンツとか引きませんから。(呼符で引かないとは言っていない)


そういえば、感想で文体違いすぎて「Fate/gardian of zero」の作者が私だと気づかなかったといわれた。そのとおりだと思った(小並感)


第三話 俺と聖女とその辺の周辺定義 その二

思いもよらぬ形で住居を手に入れた聖女様。

そして、今、葵たちは件の部屋へのドア前にいた。

 

 

「……なあ、これ本当に開けて大丈夫だよな?」

 

『あ?別に罠なんか仕掛けてねいぞ?』

 

「信じられねぇ……」

 

『神は言ってんだろ?信じるものは救われるって』

 

「目の前に聖女様がいるこの状況でよく言えるなお前」

 

 

で、葵とジャンヌは新しく増えた部屋のドアの前で立ち往生していた。

この部屋がどうやって出来たかは、まあこのさい横に置いておこう。胃の為に。

手順と過程はともかく、確かに年頃(一方は年齢とかの概念から逸脱しているが)の男女が同じ部屋で寝泊りするというのは、拙い。そりゃあもう、イロイロと。

で、その懸念を打ち消してくれたのが、

 

 

『ま、聖女様の方は革命時代に屈強なおじ様方と何度も寝食をともにしたとは思うけどさ?……葵くんはほら、なんたって、「家庭的なk』

 

「傷口に硝酸を振り掛けるのやめて貰っていいすかねぇ!?」

 

 

ご存知、スマートな愉悦こと、聖杯である。

 

 

「あの、私は毛布か干草があればどこでも寝られますので、そこまで気を遣っていただかなくても……」

 

『お、一話ぶりの台詞いただきました』

 

「だから、お前は一体何の話をしてんだ……ジャンヌさんはジャンヌさんで野生的過ぎるから。てか、ジャンヌさんを外で寝かしたりなんかしたら、俺が危ないから。社会的に」

 

 

伏目がち、かつ申し訳なさそうに言うジャンヌに、どこか疲れた様子で、葵はそう零した。

まあ、目の前に部屋があるのに、自分は部屋で寝て女の子に野宿を強いるなど鬼畜の所業でしかない。

葵は至ってノーマルな高校生である。

軽そうなノベルにありがちな、「実は~~~」みたいな設定もない。

普段は眼鏡をかけているが、外すと死の線と点が見えたりとか。

助かるはずの無い大火災で独り生き残り、強迫観念から「正義の味方」に憧れたりもしない。

ない、ないったらない。

で、そんな葵君であるが故に、学習するわけである。

 

 

「でもなあ……ドア開けんのが怖いんだけども」

 

 

先のドアトラップで、間接的にとはいえランサーを殺してしまった彼は、若干ドアにトラウマが出来つつあった。

 

 

『だーからさ?別に何も仕掛けてないって。いい加減尺が押してんだから、入ってくんない?』

 

「……分かった。お前に逆らってもそうでなくても、ろくなことが無いことがよく分かった」

 

 

ジャンヌの手の中で削除したはずのブラウザ閲覧履歴を表示してくる聖杯に、葵は今度は悟ったような表情で頷き、ドアノブに手を掛ける。

胃(のダメージ)を決して、葵はドアノブを回す。

ガチャ、という安っぽい金属音と、

 

 

『あ、そうそう。適当に部屋のインテリアとか家具とか置いといたから』

 

「え、あ、ちょ──」

 

 

不穏な一言と共に、その扉は開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三話 俺と聖女とその辺の周辺定義 その二

 

 

 

インテリア。

英語で内面を意味する単語であり、転じて日本語では家具とイコールで意味が結ばれる。

そう、あくまでインテリア。室内装飾品である。

部屋の中に設置して、服を収納したり、本を整理整頓したり、寝床を作ったり。

それが、世間一般で言うインテリアコーディネートだ。

だがしかし、今回のコーディネーターはかの聖杯殿である。その事を心の片隅に置きつつ、部屋の観賞をしていこう。

まず葵達が踏み入れた瞬間に感じたのは、素足から伝う寒気だった。

床を確認すれば、ツルリとしたピュアホワイトのフローリングから、自身がこちらを覗き返しているのが見えた。

日本家屋は基本的に土足厳禁であり、室内で靴を履くことはほぼない。であるから、スリッパ等の室内履きの着用を前提としたこのフローリングは、些か堪えた。

まあ、欧州出身のジャンヌの自室なのだから特段珍しいことではないし、ともすれば彼女の出身地のスタイルに合わせてくれたとも解釈できる。

で、次に内装にざっと目を向ける。何だか、病室みたいだ。これが葵の第一印象。

先程描写した白い床、どこか病院の一室を彷彿とさせる清潔な壁。

部屋の中央には簡素なシングルベッドが置かれ、その周辺にレストデスク、種類は分からないが観葉植物のようなものが植えられた鉢植え。

……さて、もうお解りだろう。

 

 

「おいこれ、カルデアのマイルームじゃねぇか」

 

『いやー、どうせなら他のサーヴァントと同じ環境の方がいいかなって』

 

「インテリアとか家具を弄ったんじゃないの!?」

 

『部屋の中を改造する=インテリアコーディネート』

 

「インテリアどころの話じゃないんですがそれは」

 

『こまけぇことは気にすんなって。それにほら、一番大事なのはここに住む当人の気持ちじゃん?』

 

 

インテリアの定義はさておき、確かにここに居住するのはジャンヌなわけで、当人が納得すれば何も問題はない。

で、肝心のジャンヌ反応は、

 

 

「……あの、出来たら簡素なもので結構ですので、十字架何かを設置いただくわけには」

 

『ほいさ』

 

 

突如出現する、最高級大理石から切り出した十字架のモニュメントと祭壇。

 

 

「これ以上の居住環境はないと思います」

 

「それでいいのか聖女様」

 

 

高度な宗教的取引が成立していた。

 

 

『あ、そうそう。いつまでも葵きゅんのジャージじゃむさいと思うし、クローゼットの中に適当に衣装放り込んどいたから』

 

「おいお前それ早く言えよってか最初から着せてあげろよ」

 

『つうわけで、乙女のお着替えタイムだ。出ていきやがれ思春期男子高校生』

 

 

一も二もなく積極的に葵は外に出た。

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

『おーい。もういいじょー』

 

 

お許しが出たので、葵はドアノブに手を掛ける。

 

 

「あの……どうでしょうか?」

 

「……」

 

 

葵は硬直した。別に、聖杯の遊び心で着替え中に突撃させられた、というわけではない。期待していた諸氏は御自重願おう。話がそれた。

葵が硬直したのにはきちんとした、理路整然とし理由がある。

まあ、中に入れば、そこには当然のごとく着替えを済ませたジャンヌがいる。

当然だ。それが似合っていたか否かを問われれば即答出来るかは疑問だが、いつまでもダボダボの男物ジャージでいるわけにもいかない。若干名残惜しい気がした葵であるが、そこはぐっと我慢の子。

だからまあ、着替えいるのはのいい。ああ、問題ない。

問題は、

 

 

『どっすかねぇ?聖女らしく、神に仕える乙女のコスチュームを用意してみたで?』

 

「あの、これは本当に神に仕えるための装束なのでしょうか……?それにしては……」

 

 

何やらいい仕事を終えた職人のような声音で、レストデスクから音声を飛ばす聖杯。

そして、短いスカートが落ち着かないのか、その青い衣装(、、、、)のスカートの裾を目一杯引っ張って拡張しながら、腕を当てて胸元を隠しながら、上目遣いでこちらを伺うジャンヌ。その頬は若干朱が差し、羞恥を滲ませている。

そう、葵が硬直した理由はほかでもない。

 

 

「……そうだね。確かに神に仕える装束だね。そこは間違いじゃない。でもさ……それ仕える神違いだよね!? 具体的には狐の化生じゃねえかおい!!」

 

 

あの、フランス革命の立役者たるジャンヌがメタい事に定評のある賢妻良狐のコスチュームを纏っていたのである。

そりゃあ、こーちょくする。

誰だってこーちょくする。

葵だってこーちょくする。

 

 

『遊び心って大事だよね』

 

「お前の場合遊び”相手の”心”をブロークン”じゃねえか」

 

 

聖杯は悪びれもなく、ともすれば仕事を終えた職人風に語る。

その傍ら、ジャンヌは安堵のため息を吐いた。

 

 

「これが現代の普段着でなくて、安心しました」

 

 

 

 

 

TAKE2

 

 

気を取り直して、もう一度。

ガチャリ。

 

 

「あれ? ジャンヌさんは?」

 

 

部屋に入ったはいいがそこにジャンヌの姿はなく、葵は部屋を見回す。

そして、妙に盛り上がったベッドを発見する。

 

 

「……ジャンヌさん? 何やってるの?」

 

「うう…このような……このような衣装を着てしまった私を、お許しください主よ……」

 

 

回り込むと、シーツをかぶったジャンヌが首筋まで真っ赤にして枕に顔を押し付けていた。

 

 

「お前、ジャンヌさんに何着せた!?」

 

『カルデア戦闘服』

 

「馬鹿やろう」

 

 

 

 

TAKE3

 

 

「あ、今度は大丈夫か」

 

「はい。それに、この服は私の時代のそれとあまり遜色がない気がします」

 

 

簡素だが、清廉な空気を纏う白のブラウスと、青のリボンタイ。

そして、リボンの色とお揃い青のロングスカート。

Fate/stay nightの劇中にて、かの騎士王が着用していた町娘スタイルである。

ハニーブロンドのサラリと流れる金髪とその組み合わせは、騎士王の出で立ちを彷彿とさせたが、一箇所だけ騎士王のそれと致命的な相違点があった。

 

 

「ただ、こちらのお洋服は少しだけ胸の辺りが苦しいですね……」

 

「それ以上いけない」

 

 

その白のブラウスのボタンを、左右に張り裂かんばかりに聖女の双丘が己の存在を主張していた。

注釈しておけば、あかいあくまのそれよりは幾分かましである。

 

 

 

 

 

この後、メイド服や真っ赤なチャイナドレスなどのお約束を終えたジャンヌが、アポクリファ劇中のハーフパンツに肩だしのブラウスの格好に落ち着くまで二時間を要した。

そして、

 

 

「二人とも~。朝ごはんできたわよ~」

 

 

運命(Fate)の鐘が鳴った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やあ皆。学生諸君は春休みを満喫しているかい?
それはそうと、私は来週の月曜日から出勤だ。やったねkozuzu!社畜に戻れるよ!!(殴


第五特異点配信されますた。
そして、映画続報にEXTRAアニメ化決定!
お、おのれ型月め、kozuzuからさらに財を毟る気だな!
店舗ごとの予約特典はなんですか!?



やめて!聖処女の無限の食欲で、相沢家の食卓を席巻したら、一般家庭である相沢家の食費が大変なことになっちゃう!

お願い、急上昇しないでエンゲル係数!今ここでエンゲル係数が上昇したら、地の文でしか紹介がない葵の親父さんの給料はどうなっちゃうの? 理性はまだ残ってる。ここを耐えれば、暴食に勝てるんだから!


次回「炊飯器死す」。デュエルスタンバイ!



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。