もうそろそろタイトル変更をしようと考えています。
「ふぁぁ・・・・、そろそろ交代の時間ねー、提督たちもほぼ寝てしまったし、私も引き継ぎ終えたらさっさと寝ようっと。」
(ツー、ツー、ツー、)「私よ、こんな夜遅くに何?」
優樹菜たちが青葉達を建造して、木曾と軽く談笑した後、夜間警備の仕事を交代要員に引き継ぎ終え、今日は寝ようと、鎮守府本部建物内にある主要関係者向けの個室でそろそろ寝ようとしていた所だったのだが、
(補足すると、此所に着任する提督や、此処の防衛に当たる軍の指揮官などのために用意されている個室が各地の鎮守府にある。)
防衛部隊間の連絡専用のトランシーバーから通信が入り、何事かと思いつつ連絡内容を聞く。
「・・・・浜辺を警戒中で・・・・それで?何を見つけたの?・・・・・深海棲艦の物とおぼしき足跡?」
連絡の内容は、ラバウル港から少し離れた所にある砂浜に、単艦の深海棲艦の物と思われる足跡があったとの内容であり、下手をしたら島内に深海棲艦が侵入している可能性があると言うわりと重要な内容であった。
現在、何時もは寝てる時間の人員叩き起こして辺りを捜索中なのだが、未だに見つかってないので、鎮守府の方向も気をつけてくれ、とのこと。
深海棲艦は、単艦だったりすると通常のレーダーはおろか、艦娘の運用するレーダーでもなかなか発見し辛く、世界各地は単艦で上陸してくる深海棲艦への対応に苦労させられている。
今までラバウルに単独の深海棲艦が上陸して来たことは無かったが、今回、初めてラバウルに深海棲艦が侵入してきた事となる。
「わかったわ、私は鎮守府周辺を調べるから、あなた達は引き続きそちら側をお願い、」
「さて・・・・と、久々に私の出番かしらね、多少眠いけど張り切って行っちゃいますか。」
水菜は久しぶりの本領発揮に胸を昂らせていた、何分、水菜の最後の防衛部隊隊員としての深海棲艦との交戦は丸一年ほど前のエリートレ級との死闘であり、そもそもにして陸軍防衛部隊というのは、鎮守府の防衛のほか、少数または単艦でたまに昼夜問わず上陸してくる深海棲艦の魔の手から、提督の身辺と、夜間、寝てる間は基本無力の艦娘達の守備の為に来ているのだ。
そして、水菜だけでなく、一般兵士もココ最近まるで出番がなかった訳なので、出番キター!と言う感じで、水菜達陸軍防衛部隊は眠気もぶっ飛ばして、島内に侵入したと思われる深海棲艦の捜索を初めていたのである。
因みに、そんなわけで水菜達陸軍防衛部隊は島
内部に侵入したと思われる深海棲艦の足取りを捜索していたのだが、、水菜以外は鎮守府の外周の捜索に出払ったらしく、鎮守府内の捜索を水菜一人が担当すると言うさりげなく無茶苦茶な状況であった。
「・・・・ん?そこにいるのは雷?」
「あら、水菜さんじゃない!どうしたのこんなところで?」
「ちょっと仕事が入ってね、それより雷の方こそどうしてこんなところに?」
水菜が鎮守府建物近くの港を軽く見回していた時、埠頭に、艤装を外している雷を発見する。
(艦娘達だが、艤装を取り外し出来る、取り外した艤装は、大体艦娘寮の自室か、出撃ポイント付近に安置される。)
「響達はもう寝付いちゃったんだけど、私だけ寝つけ無くってね、ちょっと夜風に当たりに来ていたの。」
「成る程、雷達が此所に着任したの、ついさっきだもんねぇ・・・・、うまく寝れないのも仕方ないか。」
「ところで水菜さん、仕事が入ったとか言っていたけど、一体何があったの?」
「ああ、そうだった!雷ちゃん、ちょっと悪いんだけど、この島の内部に深海棲艦が侵入してきたと思われる痕跡が発見されたのよ、雷ちゃんはなるべく安全そうな場所に避難しといてくれる?」
「えっ?深海棲艦が侵入してきてるの!?、大変じゃない!捜索には人数が必要だし、私が上総さん達を起こしに行くわ!」
「えっ?雷だけで大丈夫?」
「大丈夫よ!私がいるじゃない!」
「・・・・そう、解ったわ、んじゃあ雷ちゃん、非常事態だし、上総さん達を宜しくね。」
「任せて!それじゃ、また後で!」
「後でね~。」
雷はその後、艦娘寮の方へとスタスタ歩いていく・・・、のだが、そんな雷に気づかれないようにか、こっそりと水菜は雷の後をつけていたのである。
(何で雷、
と水菜が思考に耽っている間に、雷の方では大きな動きがあったのである。
なんと雷、艦娘寮に向かうと見せかけ、直前で方向転換し、何故か食糧庫の方へと向かって行ったのである。
(!!?、怪しい!尾行しなきゃ!)
雷にばれないようこっそり尾行する水菜、雷が保存食の倉庫に入って行ったのを確認し、腰に携えた二本の刀を、いつでも抜けるように準備しつつ、入り口付近から、こっそり倉庫を覗く、そこには・・・・・・。
「・・・・はぁ、よっと、艤装を展開してっ・・・トォ、
(~ッ!!?!?!?)
雷に、レ級の艤装を足した感じの姿になり、目からカラーコンタクトを取り外して本来の目の色になったレ級の姿があった。
(レ級!?何でこんなところに!!?ってかあの精巧な変装は一体何!?!?しかも艤装を展開したら、オーラまで見えるようになってるじゃない!!)
水菜はさっきまで一緒にいた雷が実は変装したレ級だったと言う、普通からしたら無茶苦茶過ぎる真実に思わず叫びたくなる水菜。
だが、叫びたくなる衝動を必死で堪える水菜を他所目に、水菜にとって更に衝撃的な出来事が続けて起こる。
「サァ~ッテット、オ目当テノ物ハット、(ガサゴソ)・・・・・・アッタアッタ、コレノ味ガ忘レラレナインダヨネェ・・・・(パカッ)」
(・・・・・・・・嘘でしょお、ホントなの?コレマジなの!?!?)
目の前のエリートのレ級は倉庫にあった缶詰めの山からツナ缶を取り出すと、器用に開けて、近場に多数おかれていたプラスチックのスプーンで中身を掬って食べ始めたのである。
水菜はこの光景にデジャヴを感じた。
当然の事である、この光景、一年前に交戦したレ級エリートとの遭遇時と、当時のレ級はこんな服装してなかったことと、開けたツナ缶の中身を、口に放り込むように食べていた事を除けば全く同じ状況なのである。
間違いない、このレ級は去年私が倒したレ級だ!、水菜はそう確信した。
そして・・・・・・
「ウゾダドンドコドーン!!!」
「ウワァッ!!水菜!?シマッタ、ツケラレテイタカ!」
叫んでしまった、度重なる衝撃に理性が耐えきれず、静かな夜間では遠くまで聞こえてしまうであろう大声で滑舌悪く叫んでしまった。
当然目の前のレ級にも聞こえてしまい、レ級に自分が居ることがバレてしまう。
「え、ええい!こうなっちゃったら仕方ない!そこのレ級、覚悟!」
「チョッ、ヤバイヤバイ!コウナリャヤケダ、ウオーーーーー」
「えっ?こっちくんの!?あっやば」(ドンガラガッシャーン!!)
レ級にバレたことで焦った水菜は、無駄に勢いをつけてレ級に切りかかろうとするが、慌てたレ級の方も何を思ったか水菜に接近したために、水菜はレ級を切りつける前にレ級と衝突。
その結果、
「フゴッ!~~~~~ッ!!!!~~!!」
(わっ、私、レ級とキスっ!!?、・・・・まずいっ!何か心地よく感じてる私がいる!?)
レ級に押し倒される形になり、おまけにレ級とキスまでしてしまっていた。
しかもこのレ級、何を思ったのか水菜へのキスをやめようとしない。
(あっ、このままだと本当にいけな)
「水菜中佐の声、音源はここいら辺だよなぁ・・・・・・・・・・・・・・え?」
「・・・・・・ヘ?」
「・・・・・・・・・・・・えっ?」
レ級に押し倒されてキスしてる状態のまま数分が経ち、水菜の心地よさで意識が飛びそうな状態になってるこのタイミングで、たまたま起きて開発工廠付近にいた正成が先程の水菜中佐の声を聞きつけやって来た。
・・・・・・そう、やって来てしまったのである。
今回、正成の見ている光景を客観的にバッサリいってしまえば、
「雷のコスプレしたレ級が、白のミニスカ(改造軍服)で、桃色サイドテールの美少女を押し倒してキスしている」
と言う物、である。
事の発端、レ級エリート、
見られた側、水菜、
見ちゃった側、正成、
2人と1隻揃って暫く沈黙した後。
「・・・・・・キマシタワー?」
「ッーーー!!!!(キュボン)」
「コウナッタラ手段ハヒトツ、逃ゲルンダヨォォォォォォ!!」(スタタタタタタ…)
「あっ待てこら!」
正成の発言で思考がショートし気絶する水菜、余程テンパったのかその場から一目散に逃げ出すレ級、それを追いかけようとする正成。
「こんなところでこの状態の水菜中佐をほっとくわけにはいかんし・・・・、しかしレ級を追いかけないといかんし・・・・どうすべきか、」(イタゾーニガスナー、アレハレキュウダ!トオマキニヤルゾ!、チュウサハブジカ?ダレカシラベテコイ!!)
「レ級は陸さんに任せますか。」
「見られちゃった・・・・もうお嫁に行けないよぉ・・・・」
「おーい水菜中佐?しっかりしてくれ~~!」
「私、レ級にキスされて・・・・ふわぁぁ……」
「ちょっ、中佐?中佐?しっかり~!!」
レ級を追いかけるか水菜を介抱するか少し迷った正成だが、陸軍部隊がレ級を発見したらしく、レ級を防衛部隊に任せ、取り敢えず水菜の介抱を優先することにする。
だが、正成にあんなところを見られて、恥ずかしさでひたすら悶え続けていた水菜は、今で我慢してた眠気に今更襲われ、正成の声もむなしく、そのまま眠りにつくのであった。
結局、この日、陸軍部隊は犠牲者こそ出さなかったものの、さりげなく倉庫のツナ缶多数と、5種グレネード発射装置1つが盗まれるわ、翌日から水菜は恥ずかしさで数日引きこもるわ、レ級は取り逃がすわで散々な結果になってしまった。
~翌日~防衛省~
「うん?ラバウルが夜襲された?被害は・・・・え?それだけ?えぇ・・・・、わかった、まぁ正成提督達には気にするなと伝えておいてくれ。」(ガチャン)
「高木くん、レーダーの件のオーストラリア派遣提督から、こんな情報が届いた。」
「首相、こんな情報って?(ペラ)・・・・これはこれは・・・・」
「・・・・作戦を練ろうじゃないか。」
「ですな・・・・。」
この日、槇田達に届いたのはオーストラリア派遣提督からの、ニューカレドニア島に展開する深海棲艦達に関するとある情報であった。
そしてその2週間後。
「高木大臣、時は来た、本日付けで、太平洋方面各戦線の各鎮守府に、
《
「了解しました!大本営含め、各鎮守府に伝えます。」
「深海棲艦の本拠地の一つをやっと特定できたんだ、この作戦を、投入出来る全兵力を投入して成功させ、太平洋方面戦線反撃の狼煙とするのだ!!」
「そして、各地に襲いかかるであろう深海棲艦達を、ラバウルからの増援と協力して撃退し、深海棲艦達との戦いに一つの区切りをつけるぞ!」
「同時作戦、《対深海超規模艦隊太平洋防衛作戦》発令だ!!」。
「中間棲姫様、《港湾水鬼様、装甲空母姫様、泊地水鬼様、集積地棲姫様、北方棲姫様、港湾棲姫様、戦艦水鬼様、空母水鬼様》ノ各勢力圏所属ノ全艦隊の準備ガ完了シマシタ。」
「ソウ、トウトウ
「ニューカレドニア島ヘノ増援派遣ハ済ンデル?」
「ハイ、抜カリ無ク、偽装航空戦艦姫様ノ所ニハ、他ニモ北方棲姫様ト運河棲姫様、戦艦水鬼様ノトコロカラモ増援ガハケンサレテオリマス。」
「ヨロシイ、派遣部隊ニ伝達、《片ッ端カラ大破サセテ、敵ノ資源ヲ干上ガラセナサイ!》、トネ。」
「了解シマシタ、」
「中間棲姫、ソロソロ号令タノムゾ、コノ作戦ノ発案ハオ前ダカラナ、」
「ソレニシテモ感慨深イワネ、全テノ勢力圏ガ、協力シテ作戦ヲ開始スル日ガクルダナンテ。」
「偽装航空戦艦姫様ノ情報ガ大キク役立チマシタナ、ラバウル以外提督達ガ攻メテ来ルニューカレドニア島ガ耐エテイル間ニ、私達ノ最大戦力ヲ投入シテ太平洋方面ノ各地ニ一斉ニ大攻勢ヲ仕掛ケル・・・・。」
「コレデ人類ガ和平ニ傾イテクレレバ良イノダケドネェ・・・・。」
「サァ!《太平洋ノ鎮魂歌》作戦、カイシスルワヨ!!」
人類と、深海棲艦との戦いに間に、一つの転換点が生まれようとしていた・・・・・・。
~続く~
ラストが凄いことになってますが、その前に2、3話挟む予定です、活動報告にて現在登場艦娘の募集をずいぶん前から続けております、募集に関しては活動報告「~登場艦娘募集~そのに~」を確認して頂ければと思います。
尚現在応募していただいた艦を艦種別に分けると。
戦艦3、駆逐艦1となっております。