ラバウル基地の転移提督達   作:R.H.N

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今回は、海外艦数隻の登場と、募集艦娘の建造、そして大規模作戦に関しての連絡が入ります。

活動報告にて応募してくれた方々、どうもありがとうございます!

後編にて、登場予定ですので、登場まで今暫くお待ちいただけると幸いです。


~第10話~転属と建造と作戦通達、前編~

~第9話翌朝~

 

日輪中佐がレ級に喰われかける事件があった翌日・・・・

 

 

 

 

朝7時、先日、こっそり建造されていた電達の紹介が終わった後、朝食のために鳳翔達が働く食堂までやって来た正成、長門、りゅうおうだったのだが、入口付近で、この鎮守府では初めて張り出された「鎮守府日報」を発見した正成達は、青葉が徹夜して書いたんだろうかとか思いながら日報を覗いてみると、水菜中佐にとっては悲しい事に、昨日深夜に中佐が思いっきりレ級に喰われかけたことがでかでかと記事にされてしまっていた。

 

 

しかも中佐がレ級とキスしてる衝撃的シーンの写真付きである、(防犯の為に水菜に伝えずに防衛隊がこっそりと設置してた監視カメラの画像をサルベージした模様)今自室に引きこもっている中佐が見たら恥ずかしさで顔が真っ赤になること間違いなしであろう。

 

 

因みに青葉だが、艦娘寮に用意されているパソコンを利用し、2ちゃ○ねる等を利用して各地の鎮守府にいる他の青葉達からネタを集め、そのネタを元に「鎮守府日報」を作成するのだそうだ。

 

 

 

「・・・正成提督、ここは青葉に思いっきりお仕置きを敢行すべきでは? 」

 

 

「そんなこと言われたってお仕置きの内容思い浮かばないしなー。」

 

 

 

「提督、お仕置きに関しては大丈夫だと思われます、青葉さんは先程上総さんに何処かへ連れていかれたようですし。」

 

 

 

(上総ということは、恐らく「しょくいんしつ」なんだろうな・・・・。)

 

 

「上総殿がか・・・・、いかん、青葉を哀れに思ってしまった。」

 

 

中佐の事件が昨日の(更に言えば半日くらい前)の事なのに、何でこんな早くに記事になったかと言えば、単に青葉がこの事を知って即座に徹夜覚悟の記事作成に入ったからである、軍人より新聞記者とかの方が天職じゃね?とか言ってはいけない。

 

 

着任して早速、中佐の精神的ダメージを加速させるような記事を書いた青葉にお仕置きをしようと言い出す長門だが、青葉が上総に何処かへ連れていかれたことを話すと、正成も長門もあっ・・・・(察し)的な雰囲気になり、そのまま黙ってしまった。

 

 

正成が心のうちに言った「しょくいんしつ」だが、上総が激怒すると対象を連れていく場所であり、彼女の希望で艦娘寮に特設されている場所のことである、何が行われるかについては伏せるが、少なくともかなりキツイお仕置きが待っている事は確かである。

 

 

因みに、これまででは、正成(幕間番外での出来事、バーナーの作りすぎ、バケツの作らなさすぎ、)、瑞鶴(なかなか起きない創作を起こすために何度も爆撃)、翔鶴(非常に可哀想な事に、単なる瑞鶴の巻き添え)、創作(寝坊多数、三日月にセクハラまがい行為)、長門、(りゅうおうのかわいいぬいぐるみを全力で抱き締めてしまい、幾つかのぬいぐるみを破損させてしまった事。)青葉(鎮守府日報の件)がしょくいんしつ送り経験者である。

 

 

「どうした正成?何か察したような顔して?」

 

 

「・・・・そこの紙をみればわかるよ。」

 

 

「うん?鎮守府日報?青葉が書いたのか?こりゃまた変わった・・・・あっ(察し)」

 

 

「・・・・だろ?」

 

 

「・・・・だな。」

 

 

「提督、今日は早くに仕事をする予定でしたよね?早く食事を済ませた方がいいのでは?」

 

 

「ああ、そうだったな、もう少ししたらアイオワ達がやって来るし、急いで準備するか。」

 

 

「それでは、朝食としますか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食後、正成と創作は、まだ寝ている菜桜、優樹菜にサプライズを投下しようと、ここにそろそろやって来る予定の艦娘達を出迎える準備をする。

 

 

そして・・・

 

 

 

「しばらくぶりデスネーadmiral創作、mechanic正成、戦艦Iowa、只今着任しました~。」

 

 

「グラーフ・ツェッペリンだ、貴公らが私たちの提督か、宜しく頼むぞ。」

 

 

「ザラ級重巡、一番艦ザラです! 粘り強さが信条よ、提督、よろしくね!」

 

 

「初めましてと言うか、アイオワにとっては改めましてと言うか、ともかく、私がここの提督の一人、村ノ瀬正成だ、宜しく頼む。」

 

 

「同じく蒼井創作だ、宜しく頼むよ。」

(ん?何でこの3隻の人選なんだ?、ビスマルクとかも配備されるかな?とか思っていたが、アイオワ以外でここに配属される人選を槇田首相に投げたのが原因か?)

 

 

「・・・・村ノ瀬提督の方であっているな?あの時呪縛で縛られた私の前にやって来たのは?」

 

 

「・・・・ん?どういう事だ?」

 

 

「・・・・成る程、そう言うことか。」

 

 

配属されたアイオワ達を見て、アイオワ以外予想外の人選に困惑する創作だったが、理由について詮索しようとする前に、ツェッペリンの方から正成に、端からみれば訳が解らない質問が飛んでくる。

 

 

この質問がされたとき、長門は訳がわからず困惑、正成はぎくり、としたのか目を泳がせ始め、創作は一人納得がいったのか目を泳がせる正成をジト目で見つめる。

 

 

「Oh・・・そう言えば長門さんはあの時いませんでしたね~。」

 

 

「そうだったな、高木防衛大臣殿に聞くところによると、正成提督を除けば、あの場にいたのはそこの蒼井提督とりゅうおう、上総と言う艦娘だった筈だ。」

 

 

「・・・・ああ、成る程、少し前りゅうおうと上総殿に正成提督が物凄い説教されてると思ったら、また無茶苦茶をやらかしたのか、「元いた世界」でもそうだが、正成博士と蒼井提督殿は本当に無茶苦茶をやらかすお方だしな、そうなるのも無理は無いか。」

 

 

「・・・・長門さん、それはどういう?」

 

 

「ああ、そうか、三人が流石に知る筈も無いだろうが、私が「元いた世界」でまだ軍艦だった頃、クロスロードで私や酒匂達が沈んだ時、私達が沈むのをこの二方とその親友達殿は見届けてくれたんだよ。」

 

 

「・・・・What?」

 

 

「原爆が爆発した後、米兵達が私を回収しようとしたのを妨害してくれたり、沈み行く私の目の前にひょっこり現れて、少しずつ沈む私たちを見送ってくれたりしてくれたんだ、最初は荒唐無稽過ぎて驚いたが、皆海軍式の最敬礼で見送ってくれたし、沈んだ後も何人かが生身で海底の私や酒匂達の所へ来て色々話をしてくれたからな、正成、創作提督の無茶苦茶さは承知済みさ。」

 

 

「・・・・やはり凄いお方なんだな、そこの提督殿達は。」

 

 

「そのクッソ恥ずかしくなる昔話はヤメテ!」

 

 

「やはりここのadmiralは凄いデスネー。」

 

 

「私も負けないようにしなくちゃ!」

 

 

「ところでだ提督、少し聞きたい事があるのだが・・・・。」

 

 

「ん?どうしたグラーフ。」

 

 

「私の名を冠した空母が、私の後の時代にドイツで建造されたとアイオワから聞いたんだが・・・・本当なのか?」

 

 

「・・・・・・えっ?」

 

 

「・・・・アイオワ、もしかして君……」

 

 

「流石にばれましたか、admiralが推察されているであろう通り、Meたちは転生するときに「元いた世界」の記憶をGETしてしまってますよー。」

 

 

「私はどっちでも艦としての一生が大して変わらなかった見たいですけどね。」

 

 

「Oh・・・・、取り敢えず、グラーフの質問に回答するならば、それは正解だ、「元いた世界」だと1991年6月に日本の技術提供を元に建造された航空母艦が竣工しているな、現代でもその同型艦4隻はドイツの代表的航空母艦の筈だ。」

 

 

「槇田首相がここに派遣したのは、「元いた世界」の記憶を持った艦娘という訳か。」

 

 

「そういうことだ、ところで正成提督、取り敢えず私たちはそれぞれ誰の所属になるんだ?」

 

 

「ああ、そうだな・・・・アイオワは正成に、ザラは正成の妻、優樹菜に、グラーフは私の妻、菜桜のところに所属することになる。」

 

 

「私ははadmiral正成のところですね、よろしく!。」

 

「ハハハ・・・・(やっべ、まさかこうなるとは思わなかった、素で封印指定にしてて正解だったか・・・・)よろしく頼むよ、アイオワ。」

 

 

「私とグラーフさんの提督は今どちらに?」

 

 

「昨夜、建造した艦娘達の寮の割り当て等の作業等をしていたから、今は寝てるな、少ししたら起こしにいったらどうだ?」

 

 

「そうだな・・・・提督殿、私は少し時間を潰すために鎮守府内を回りたいのだが。」

 

 

「あっ、私もついてきて良いですかそれ。」

 

 

「そうだな・・・長門、グラーフとザラに鎮守府周辺を案内してやってくれ。」

 

 

「了解した、ついでに、タイミングをはかって、私が提督達を起こしときます、では。」

 

 

「おう、夜中に逃した奴の事もある、気を付けてな。」

 

「admiral、鎮守府の案内に私もついていってOK?」

 

「あっ、そうかアイオワも鎮守府内を確認しとかないとな、わかった、長門の先導からはぐれないようにな。」

 

 

「OK!」

 

「それじゃぁ、まずは倉庫から案内していくとするか私についてきてくれ。」

 

こうして、正成達と別れたザラ、グラーフ、アイオワ、長門は、長門の先導の下、ラバウル基地を案内されていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・でだ、そこの物陰に隠れてる奴は一体何処のどいつだ?」

 

「・・・気づかれておられましたか、失礼、私は防衛大臣殿より伝言を預かっている者です。こちらの4提督殿が転移者であることを直接教えられましたので、把握しています。」

 

「・・・・(かなり信頼されている連絡員なのか?本物の連絡員だとしたら、余程重要な事と見た。)本当なのか?、防衛大臣直筆の命令書はあるか?」

 

「こちらに・・・・」

 

物陰から現れた男が創作に書類を要求すると、男は手持ちの鞄の中から一枚の書状を出し、創作と正成に見せる。

 

「・・・・間違いない様子だな、用件はなんだ?」

 

「防衛大臣からの極秘通達です数週間以内に、ニューカレドニア島の深海棲艦泊地を主な攻略目標とした大規模作戦を敢行するとのことです、つきましてはラバウル本営府には、現状からの更なる戦力増強の方を、作戦開始前までにある程度お願いしたいとの事です。」

 

 

「?、そもそも軍は確か慢性的な提督不足で、既存のシーレーンを防衛するので精一杯だったはずでは?」

 

 

「防衛大臣曰く、提督や艦娘の大規模補充に成功したので、大規模作戦を行えるだけの戦力が整えられたそうです。」

 

 

「(この前の正成のアレが原因か・・・・)了解した、既存艦娘の訓練強化、ラティメリアからの情報化提供強化等の準備に入るとします。」

 

 

「防衛大臣には了解の旨を伝えていただくようお願いします。」

 

 

「了解しました、詳細の方ですが、来週に防衛大臣直々に通達される予定です、では私はこれにて失礼させて頂きます。」

 

 

そう言うと、男は港の方へと向かっていく、恐らく、そろそろ出港の輸送船にのせてもらう予定なのだろう。

 

 

「・・・・・・正成、ニューカレドニア島とソロモン海に展開している主力と思われる深海棲艦達の動向はどうだ?」

 

 

「相変わらず、両方とも攻勢に出る気配ゼロだな、ただ厄介なことに、ニューカレドニア島は要塞化が進んでいる他、なにやら望遠鏡のようなものを持ち出してうちのラティメリアを含めた残存の人工衛星群を観測し始めたようだ。」

 

 

「何っ!?ラティメリアに気づいたのか?」

 

 

「ニューカレドニア島の一隻のヲ級にラティメリアが観測されてしまった可能性があると、衛星管制の妖精さんから2日ぐらい前に連絡があった。」

 

 

「将来的にミサイルとかで迎撃されそうだなぁ、どうする?泊地に鉄の矢を投下するか?」

 

「いや、今は様子見だ、鉄の矢は一発しか積んでないからな、今はまだ使い時じゃないだろうし、取っとくべきだ。」

 

 

「それともう一つ、非常に興味深いものが確認された、この写真を見てくれ。」

 

 

「ん?・・・んん??この2種の深海棲艦の航空機、何かにそっくりな気が・・・・」

 

 

「解らんか?一つはXB-32、もう一つは紺碧の艦隊に出てきた爆撃機、爆龍にそっくりだ。」

 

 

「!!?、前者はともかく、何で架空兵器にそっくりな航空機が!?」

 

「分からん、だが2ちゃんでオーストラリアの提督が話していた内容からするに、このXB-32、紺碧の艦隊のB-32フライング・デビルのようだ、架空兵器2つめってな。」

 

 

「・・・・・・これは早急に艦娘の補強が必要だな、正成、昼飯食ったら急いで建造を行おう、深海棲艦側が技術インフレを始めたかもしれん。」

 

 

「それと、今の情報を早急に艦娘と提督達のネットワークに拡散してくれ。」

 

 

「とっくに拡散を始めているが、スペックそのままだったら両方とも普通の艦娘じゃあ対応不可能だと思うぞ。」

 

 

「簡単な話だ、コイツらの相手は上総とりゅうおう、それとうちの航空隊で行えばいい。」

 

 

「これの技術が他の深海棲艦達に流れてないのを祈るしかないな。」

 

 

「・・・・・・だな、取り敢えず、昼食べたら建造だな、ついでに優樹菜と菜桜も呼ぶか。」

 

 

 

「………そうしますか。」

 

 

 

 

 

 

 

その後、正成と創作は優樹菜と菜桜に建造すると誘いを入れ、昼食の後に、建造ドックへと向かうのであった。

 

 

 

~後編へ続く~

 

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