今回は登場人数多めなので、一部台本形式になっています。
この後もしばらくは台本形式かもしれません・・・・
ついでに、覚えてるかどうかわからない伏線回収をします。
~作戦開始3日前、提督執務室~
創作「これより、本作戦の概要説明を行う、各自、メモするなりなんなりで忘れないように。」
「「はっ!!」」
海外艦の転属と超兵器戦艦含めた戦力増強、あれから数日がたったその日、創作の司会の下、遂に行われる大規模作戦に関しての会議が始まる。
この場には正成達4提督と、水菜中佐、泊地強襲部隊の雪村夫妻と、偵察機隊の白瀬少佐、更に各提督所属艦娘が勢揃いしていた。
創作「まず、本作戦の目的はニューカレドニア島と、ハワイ諸島の奪還、それと各地から襲いかかってくるであろう深海棲艦の大規模艦隊の迎撃だ。」
創作「作戦の流れは簡単だ、本国の日付で3日後の深夜3時になったと同時に、本国各鎮守府とミッドウェー分営泊地よりハワイ奪還へ向け艦隊を総進撃させ、同時刻に本泊地とオーストラリア派遣提督陣の精鋭艦隊を持ってニューカレドニア島の深海棲艦泊地を叩く、と言うものだ。」
創作「んで、我々の仕事なんだが・・・何と3つもある。」
白瀬 楓「3つ・・・?と言いますと?」
創作「一つめはこの作戦の際、本国の各鎮守府には防衛の為に後詰の艦隊がいるのだが・・・最近前線に戻った提督が指揮するトラック本営府の艦娘は資源運搬の輸送船護衛等の為にほぼ出払ってしまい、半ばがら空きなんだ、その間のトラック防衛の任務が一つめ。」
創作「二つ目はさっきさらりと言ったが、ニューカレドニア島攻略参加だ、要塞化している大規模拠点の攻略になるが、初日の昼間辺りにラティメリアの鉄の矢が射程になるから、投下と同時に本格攻勢に移れば攻略は楽な筈だ。」
創作「3つめはちと特殊でな・・・・首相の連絡員から(駆逐、軽巡洋艦中心、5隻前後の艦隊で作戦開始2時間前に大本営鎮守府集合)としか言われてないんだよ。」
電「何でそんなに概要がぼやっとしてるのです?」
創作「判らん、ただ、極秘任務だと言うことと、日数をかけると言うことと、練度がそんな高くなくても大丈夫だが、相当な時間を要する遠征らしいと言う事だけは聞けた。」
んで、当然の事ながら、ここの防衛もこなさなければならないので、
大鳳「全般的な仕事は4つですか・・・」
準鷹「おまけにそのうちのひとつは内容がよくわかってないと来た。」
ヴァツーチン「ここがかなりの戦力を有してるからか、割りと多くの仕事を押し付けられたようですね、創作提督。」
創作「まぁ戦力が建て直されたばっかりタイミングでの本作戦だから仕方ない部分もあるのだがね、んでここからが問題だ。」
「「「????」」」
いきなり多数の仕事を任された創作達であるが、ここでひとつの問題点を言う。
創作「今回な、一人の提督とその旗下の艦娘毎に別々の仕事やらせればいっかーなんて思ってたんだが、そうも言ってられなくてな。」
上総「何でです?」
創作「・・・・この所属表を見るといい。」
そして創作が出したのは、現鎮守府において、各提督に所属する艦娘を纏めた表であった。
正成提督
りゅうおう、夕張、大鳳、アイオワ、モンタナ、赤城、騎龍。
創作提督
翔鶴、瑞鶴、矢矧、武蔵。
優樹菜提督
長門、三日月、榛名、暁、響、電、木曽、ザラ、大和、虚、ヴァツーチン。
菜桜提督
上総、準鷹、龍驤、摩耶、雷、青葉、グラーフ、加賀、下総。
・・・・もうお分かりだろう。
「アンバランス過ぎね?」の一言に尽きる所属なのである。
特に、創作の旗下艦娘がやけに少なく、菜桜の旗下は雷除いて全部が重巡洋艦以上のサイズの艦なのである。
摩耶「うわぁ・・・・さすがにこの片寄りぶりは・・・・。」
長門「いかんいかん、この鎮守府に着任して長い方なのにこの事に気づけてなかったぞ、私」
騎龍「蒼井両提督が極端にアンバランスですね、元から何となく所属が片寄ってる感がありましたが、改めて見ると何でこんなに保有数に差があるのかと……。」
三日月「提督同士が分かりやすいくらい中良いので、知らない内に実質全艦娘を全提督が共有してる状態でしたからね、この鎮守府。」
三郎「ポヨ~?」
創作「三郎氏もコレどうすんの?って顔してますね、ご安心を」
創作「ちらりと三日月が言った通り、この鎮守府、普段の状態からして誰がどの提督の命令を受けるかとか決まっている感じではない。」
赤城「私や加賀さん、大鳳さん含めた空母勢は大体創作提督の指示で訓練やってますしね。」
長門「訓練、演習と艦娘の体調管理は創作提督、
資源倉庫等の建物管理とラティメリアとの通信、情報整理を正成提督、
港にやってくる輸送船の応対等港の管理を優樹菜提督、
偵察隊と協力しての周辺地帯哨戒を菜桜提督
と言うように、仕事別に担当の提督が違う形だったからな」
夕張「何やるかによって指示受ける提督が違うって形よね、しかも何やるかは完全に自主性任せと言う。」
明石(非戦闘員)「今更だけど、普通の鎮守府が秘書艦と提督の指示を元に稼働していることを考えると、ウチって相当特殊なんだね~、まぁ開発品の解析に集中出来るから気にしてないけど。」
ヴァツーチン「提督がそもそもとして自由人ですからね、正成提督なんて工厰とラティメリアの通信施設を除くとどこにいるの?って言う位このどっちかにいつもいますし。」
菜桜「何だかんだ言って最前線の癖に全然深海棲艦の動きが無いところだからね~。」
正成「んで、編成どうするの?」
創作「答えは簡単、臨時編成にする。だ、まずは担当提督を発表するぞ。」
正成「えっ、そんなの聞いてないぞ?」
創作「当たり前だよ、即席だもん。んじゃまず正成、ここの留守番頼む。」
正成「留守番を俺がやるのか・・・・」
創作「次、首相からの頼み事、菜桜、頼む。」
菜桜「Ok、何とかやってみるわ。」
創作「続いてトラック、優樹菜、頼む。」
優樹菜「わかりました。」
創作「俺は当然、ニューカレドニア島へ殴り込みだ、昔の血が騒ぐな~。」
正成「 知 っ て た 」
加賀「(戦中、基本的に後方勤務にさせられていた鬱憤でしょうか……)」
創作「んで、担当艦娘だが・・・・相談で決めてくれ、衛星からの情報からするに、一応トラックは深海棲艦の侵攻対象になってるようだから志願するときは気を付けてくれ。」
大鳳「ここは侵攻対象になってる様子ですか?」
創作「残念ながら不明だ。」
下総「提督、相談タイムいいですか?」
創作「長めに2時間位取っとくよ、今のうちに相談しといてくれ。」
下総「了解しました、あっ三郎様もご出陣で?」
~艦娘相談中~
正成「あ、そうだ日輪中佐、貴方に渡したいものが。」
水菜「何?何かくれるの?」
正成「取り敢えず一旦工厰まで来てくれませんか?。」
~開発工厰~
正成「はいコレ、取り敢えず先行で。」
水菜「コレは凄いのがまた・・・」
正成「随分前から開発してましたがやっとこさここまでこれたって感じでしてね、ADAMの補助ありでパックパック内部で開発しましたが、現状はコレで勘弁してください。」
そう言った正成がバックパックから取り出して渡したのは、船の形を模したスケート靴のようなものと、武器を携帯しやすくしといてある無武装の艤装のようなもの。
正成「(水上フロートシステム試作型)です、要するに生身の人間が水に浮けるようになったと考えれば良いかと。」
水菜「凄い・・・・こんな物貰っちゃって良いの?」
正成「材料の関係上、量産性のまるで無い代物なんで良いですよ、本当は装甲巡洋艦クラスの武装と身バレ防止の為の外見変化の変身システムも組み込んで見たかったんですがね、1945の頃まで自身の技術力が落ちてるので新規開発はこのくらいが限界みたいで。」
水菜「ありがたく使わせてもらうわ、遂に私も前線に出れる!、待ってなさいよレ級!」
正成「後そうそう、」
水菜「?」
正成は急に口調を強くして話始める。
正成「くれぐれも、コレの存在は秘密、或いは機密で頼む、装甲巡洋艦クラスの艤装が完成したら誤魔化しようはあるが、現状で各国技術関連にバレると私に下らん矛先が向かいそうでね、中佐並みの肉体、精神強度が無いと運用が無理な代物だから、コレを開発しようとすると相当な犠牲が出ると思う。」
水菜「要するに私だけの秘密ってことね?」
正成「暫くしたら槇田首相と高木防衛大臣には話しても構わんがね、ま、秘密保持の事は任せます。」
水菜「凄くどうでもいいことだけど、この艤装、バックパックの中にあるスギズなんちゃらで魔改造出来ないの?」
正成「やってみましたが、無理でした」
水菜「あらら…………」
正成「そろそろ誰か来てもおかしくないですし、一旦戻りますか。」
水菜「そうね……でもコレどうするの?」
正成「渡しといてなんですが、サイズの調整等を済ませるため、一旦私がバックパックに保管しときます。」
水菜「バレないようにするには一番か、まあいいや、作戦開始前に改めてもらい受けるわ。」
正成「んじゃ、いい加減立ち話もなんだし、戻りますか。」
その後、編成が完了し、作戦が開始されるまでのつかの間の休息をとるのであった。
この時、どの艦娘がどの任務に赴いたかは、後々語られるだろう・・・・・だがしかし、この時鎮守府付近の深海にいくつもの影がやって来たのに気づくものはいなかった・・・・。
作戦開始当日の朝。
鎮守府防衛組。
作戦目標、ラバウル基地の防衛。
りゅうおう「…………こちらりゅうおう、鎮守府南側の定時報告、敵が鎮守府方面にやって来る様子は皆無、予想外に暇だなぁ。」
アイオワ「こちらアイオワ、鎮守府北西側同じくです。」
モンタナ「ここまで暇だと一服したくなっちゃうわね、それにしてもまるで来る気配が無いとは。」
りゅうおう「全く、いくら私でも待つのには限界があるんだぞ、来るなら早く来なさいよ……。」
正成「あのさりゅうおう、無線越しだけど、いつもとかなり言動が違うのは気のせいかな?」
りゅうおう「どうもこう真剣になるとこうして素が出てしまいまして…………固定の秘書艦なのでそれっぽく振る舞おうとは思っているのですが。」
正成「俺にも気づかれずに仮面被っていたわけか、そんな事気にすんなよ~俺でさえストレスたまる提督としての普通の仕事を創作に丸投げしてるんだぞ?ストレス抱えすぎるのはやめとけよ?」
りゅうおう「…………了解。」
騎龍「こちら騎龍です、間もなく、鎮守府正面に展開します、航空隊も発艦しときます?」
正成「うーん……航続距離の問題もあるしなぁ、もう少ししたらでいいかな?」
りゅうおう「提督、もう間もなく正午だ。」
正成「まさかここまで仕事が無いとは……」
この日、正成が指揮する鎮守府防衛艦隊は、早朝から展開しておきながら、かれこれ7時間近くはずっと来るかどうかさえわからない深海棲艦を待ち続けていた。
オーストラリアを除けば、深海棲艦の大規模泊地であるニューカレドニア島に近い位置にラバウル鎮守府は在るのと、少し前、ソロモン海に泊地が建っているのを確認している。
しかし、其処からこちらへ向けて艦隊が進撃したと言う報告は一度も無く、ソロモン海方面にて偵察中のオーディエンス6以下偵察隊も、艦隊どころか偵察艦でさえもあまり見かけないと言う程のガラガラ具合に、少しばかりやる気を削がれつつあった。
実際のところ、りゅうおう、騎龍、夕張、アイオワ、モンタナ、水菜、雪村夫妻(出動待ち)、白瀬少佐、偵察隊、と数を見れば多少心もとない戦力で防衛をしてるので敵が来ないのに越したことは無いのだが、NC島攻略部隊は予想外に攻略が進まず、又、ミッドウェー方面軍が非常に強烈な深海棲艦の攻勢を受けていると言う少し前の定時連絡によって、正成は作戦の推移に不安を覚えていた。
天気はあいにくの雨、展開する艦娘はもれなく雨ですっかりずぶ濡れとなっており、上空の視界も悪い、
水菜「さて、そろそろ昼だし私も艤装で出撃しますか。」
楓「私も燃料補給が済んだので、そろそろ再出撃します。」
余りの暇さにやる気が削がれ、そのまま正午へ突入、一旦給油の為に帰還していた白瀬少佐と、水上移動の慣らしも含め、水上移動のほうほうを手に入れた水菜も出動しようとするが・・・・
「こちら騎龍、偵察機が鎮守府正面に多数の機影を確認、数は爆龍が35、距離これより迎撃に移ります。」
「こちらりゅうおう、自艦前方よりラティメリア管制塔方向へ向かう爆龍航空隊をグランパスが視認、数は26、これより戦闘に入る。」
「こちらモンタナ、同じく本艦前方から鎮守府へ向けて接近中のB-32を多数確認、艦隊はこれより交戦に入るわ。」
「了解した。」
(分散させてどれかひとつでも通すことでこの鎮守府にダメージを与えに来たか……りゅうおうと騎龍がいる現在なら只の戦力分散にしかならないな……)
遂に、鎮守府へ向けた多数の航空機を確認した騎龍達、航空隊と交戦しはじめ、騎龍、モンタナ、りゅうおうのミサイル攻撃を軸に次々と敵機を打ち落としていく。
対する深海棲艦航空隊はOVAで見せた爆龍の機動力を持って何とか持ちこたえようとしたり、編隊を密にして何とか耐えしのごうとするが、飛び交うミサイルの嵐には叶わず次々と迎撃されていってしまう。
・・・・・・が、実のところ、深海棲艦はコレを狙っていたのである。
「空母棲鬼ヨリニュウデン、空母棲鬼ヨリニュウデン、前提段階ハクリアシタ、後事ハ任ス、超巨艇ヨ、栄光アレ。」
「各機、急速降下ヲ開始セヨ。」
「!?、提督、たいへんです!鎮守府直上になぞの超巨大反応多数!、高度2万6千から急降下してきている模様!!」
「高度26000!?それは本当か!」
超高高度から飛来した謎の反応、雲間に隠れ、その姿は見えぬも、その反応から非常に巨大な機体が接近しているのは明白であった。
しかし、慌てて騎龍を呼び戻している間に、更なる報告が上がる。
「敵編隊、なおも降下ちゅう、まもなく、高度8千を切ります!」
「降下速度早すぎないかそれ!、ええい雲が邪魔で見えん!」
ニューブリテン島西部のレーダー基地からの情報を妖精さんが順次報告してくれるが、何処に敵がいるか視認できず、正成は焦燥に刈られる、同時に正面からやって来た残存の爆龍隊を対空三八弾で消し炭にした騎龍が急いで駆けつけるが、時はすでに後の祭りであった。
「あれは、まさか富士!?なんつーもんを作ってくれてんだ深海棲艦は!!!」
「敵機、爆弾をたすう投下、げいげき間に合いません!!」
「あの方向は・・・不味い!倉庫に直撃する!!」
雲間から姿を表し、鎮守府上空にて爆弾を投下してきたのは何と12機にもおよぶ大編隊の空中戦艦(富士)であった。
かなり小柄になっているとは言え、原作で独原爆工場を破壊して見せた巨艇は、本物と比べると明らかに小さくなっていたが、それでも人一人分のサイズは軽くあるその巨艇は、ほぼ直角に急降下しながら爆弾を投下したのである。
大体の機は殆どが港の施設を破壊していったが、その内の2つが倉庫に爆撃を敢行。
水菜が叫んだ刹那、燃料300万近くを有する鎮守府燃料倉庫に爆弾が弾着、誘爆しすぐ隣に建っていた弾薬、鋼材、ボーキサイトの倉庫を巻き込み大爆発する。
「KABOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!」
悲しいことに、各資源を300万近く有した倉庫は、この無惨な一撃で吹き飛び、中の資源は消し炭になってしまったのである。
しかし、あんな超巨大機が高度2万以上からほぼ垂直に急降下爆撃と言う無茶苦茶をやらかした代償は重かったらしく、飛来した12機のうち3機は角度を戻しきれず陸上と正面衝突。
3機はものすごい速度で着水、衝撃で沈黙し。
2機がブースター(OVA版にて独空軍機を降りきるときに使ったアレ)を吹かして戦域を離脱するまでに騎龍とモンタナに撃ち落とされ。
更に1機が騎龍搭載機の追撃で撃墜、ボロボロながらも帰還していったのは僅か3機であった。
「コレは不味い事になったわね・・・各員、被害状況知らせ!」
「こちら空港管制塔、滑走路の被害甚大、されど航空機に被害なし!繰り返す、滑走路の被害甚大、されど航空機に被害なし!」
「・・・・・・ものの見事にやられたなぁ。」
「お怪我はありませんか、提督。」
「こちらりゅうおう・・・・先程鎮守府方面で大規模な爆発を確認、一体何が起きたんです?」
「ああ、倉庫が爆撃されて吹き飛んだんだよ、大急ぎで復旧しないとなぁ・・・・にしても資源どうしよう……」
りゅうおうからの通信に答えつつ、被害確認と復旧準備にかかる正成。
「・・・・取り敢えず、ラティメリア中継で創作に連絡するか…………あ、モビルビルドシステム起動させないとな。」
吹き飛んだ倉庫の復旧と地面に突っ込んだ富士を片付ける為、バックパックから久しぶりにモビルビルドシステムを展開しながら、正成は騎龍達に警戒の強化を頼み、倉庫再建の為動き出すのであった・・・・・・・・。
~続く~