第一話からの続きとなります。
艦娘募集に応募してくれた玲笙さん、荒覇吐さん、ありがとうございます!
今回は槇田首相と高木防衛大臣の真意と正成達が提督になって最初の建造を行うところの予定だったのですが、高木防衛大臣の説明が長くなってしまい2話分に分けることとなりました・・・・、
そのため、この話と4話を同時投稿することにします・・・・。
4話に応募してくれたオリジナル艦娘は登場することとなります。
3話で出ると思っていた読者の方々には本当に申し訳ありません・・・・。
「首相のお名前は・・・確か槇田さんで・・・そちらの人は高木防衛大臣ですっけ?、何で私達を提督にしようと思い立ったんです?」
「急すぎてこっちもこっちでワケわからん、説明プリーズ」
名前を確認して質問をぶつける菜桜に続いて、創作が槇田首相と高木防衛大臣に説明を求める、まぁいきなりここの提督やってくれ何て言われたらそう言いたくなるのは当然の話である。
「高木君、本営府は彼らに任せる方向に海軍を動かすんで大丈夫だよな?」
「大丈夫です、軍の説得は私に任せてください、今回の海軍のやらかしのツケ支払う羽目になってるの何故か我々なんですから、このくらいは、やらかしの弱み使えば無理区理だとしても通せます・・・・さて、蒼井さんに村ノ瀬さんでしたね、これから理由を説明させていただきます。」
高木防衛大臣は槇田首相と軽いやり取りをした後、正成達に説明を初めていく。
「まず・・・、鎮守府には、本営府と、分営府と言う二種類の形式があることと、分営府が本営府に所属している扱いだと言うのは、わかっていますよね?」
「だな。」
「らしいですね。」
「そっちの説明の通りだとね。」
「・・・のようね。」
そして当然、そのどっちにも提督を着任させる必要があったのですが・・・・・・此処で海軍が一つトンでもないやらかしをしてしまったんです・・・・。
「やらかしって?一体何やらかしたんだ?」
「まず鎮守府と言うのはそもそも、まず先に本営府が竣工し、その少し後ぐらいに竣工した本営府に所属する分営府が竣工されるように建築されているのです。」
「そして海軍は竣工した各鎮守府に提督を着任させるわけですが、海軍は新規竣工の本営府、分営府に着任する提督を全員まとめて本営府竣工4~7カ月位前から予め大規模に募集しておいた多数の志願者の中から、提督になる適性のある人物を選抜する訳なんですが・・・」
「全員志願者なのかい・・・」
「何人かは他の鎮守府から転属させるなりなんなりしなさいよ・・・・・・」
「政治家の我々に言わないでくれ・・・・ここら辺の人選の方法は軍上層が行うラインの上なのだよ・・・・我々ではどうしようもない。」
「マジですかい・・・・・・」
「この事を心配して、防衛大臣に鎮守府全体の人員をまとめて転属させたい願いを届ける提督が何人か出てくれるんだが・・・何しろ後任になる人材がおらず、最近の人手不足もあいまって今現在の地点から配置替え出来ない状況になってるのだよ・・・」
「提督になる適性のある人物はそんなに多くないから人員の替えが基本的に効かない、替わりの人員を探そうにも適性持ちがそもそも少ないから発見、採用するのに時間がどうしてもかかってしまう、軍事上、長い期間鎮守府に提督がいない事態は避けないといけないしね。」
「大規模な適性持ち捜索が出来ればあまり苦労はしないんだが・・・国内経済の疲弊ぶりの影響で年に1回それができるどうか・・・。」
「小規模のは常時行っているが、あまり適性持ちを発見できないと言うのが現状なんだ。」
「話がそれだが元に戻すことにしよう、んで海軍がやらかした失態なんだが・・・、提督適性のある人物を発見して採用したまではよかったんだ、だがしかし、アカンこったにこのタイミング(3カ月ほど前、)で、少し前にとある陸軍憲兵部隊が行っていた抜き打ちのブラック提督監査にてトンでもない奴が捜索の網にかかって取っ捕まってしまったのだよ・・・。」
「ん?トンでもない奴?」
「よりにもよって、比較的古参のトラック泊地の分営府所属の、分営府所属の提督の中では一番の古参で、提督歴6年のベテラン分営府提督を皮切りに。」
「艦娘達が拠点にする鎮守府の中でも7年前、最初期に竣工した最古参たる、横須賀、呉、舞鶴、佐世保の4鎮守府の本営府に竣工直後にそれぞれ提督として就任し活動していた人物たち最古参提督4人の計5人なんだよ・・・・・・。」
「「えっ!?!? 」」
「「ファッ!?!?」」
高木防衛大臣の言に驚く正成と創作、困惑の色を隠せない菜桜と優樹菜、だが高木は更に衝撃的な内容を言い始める。
「艦娘の極端すぎる酷使、鎮守府資材と分営府への輸送を行うように防衛省から指示された一部資材の横領、及びその資材の同じようなブラック提督への密売、及びそれによる利益等での資金入手。」
「更ににその資金を流用して、闇の水上闘技場みたいなのを作り、そこで艦娘同士の殺し合いによる賭博、挙げ句の果てに所属艦娘の虐待、他の鎮守府の艦娘の拉致及びレ○プ後の殺害等々、その5人と周辺のブラック提督が丸8年の間重ねてきた罪状の数はそりゃあもう数えきれない程に・・・・・・」
「うわぁ・・・・流石に無いわ・・・・」
「そんなクズが古参鎮守府の提督とか軍部終わってるだろ、内部改革しろよ・・・」
「主犯格のグズ5名を粛清したいんだけど。」
「憲兵隊仕事遅くね?無能と言いたくなるんだが・・・・・・」
「続けるぞ、内地の憲兵隊は上層部全員が主犯格とグルで、主犯格及びそれに近いブラック提督の捜査を行おうとした憲兵隊員を裏でこっそり殺しまくり。」
「殆どの政治家達もこれに便乗していたらしく、この事を隠蔽する代わりに色々見返りを貰っていたらしくてな、陸軍憲兵隊最上層部と政治家の一部は艦娘の拉致→レ○プ→殺害のドクズ案件に関わっていたやつもいた。」
「憲兵は愚か政治家迄かよ・・・・」
「んで、長いこと欺瞞の情報に踊らされ続けて今更事の重大さに気づいた海軍最上層部と、
政治家の妨害で軍人の犯罪取り締まりに一切関われず歯痒い思いをしていた警察、
更にドクズ案件発覚で上層部への怒りが大爆発した陸軍憲兵隊の一部と
この案件に一切関わってなかった空軍が協力して一斉に関係各所を摘発。」
「各地のまともな提督達や艦娘達もこの流れにのってブラック提督達の摘発に協力した結果、述べ5000人に昇る逮捕者を出し衆参両議会と陸軍上層部、各地の分営府、国内5つのメイン本営府の人員ががスッカスカになってしまったんだ・・・・」
「前首相も取っ捕まってたな、彼の裁判を傍聴した時、証拠物件のテープレコーダーから前首相の肉声で、
(いやぁ~あれもこれも深海棲艦様々だな!)
と聞こえた時は思わず死よりも恐ろしい目に会わせてやりたくなったよ。」
「まぁ前首相やら主犯5提督やら陸軍憲兵隊上層部やらは罪状多すぎて全員纏めて死刑に処されたけどな。」
「うわぁ・・・」
余りの酷さに言葉を出せない正成達、
高木と槇田は忌々しそうな表情で3カ月ほど前の話を続ける。
「そんでもって、議会機能が一時停止し、替わりの議員の選挙が行われたわけだが・・・・」
此処から先は長くなるので簡略化するが。
その後、ブラック提督達の件で既存の政党は国民にまるで信用されなくなった為に、仕方なく空軍最上層部の一部や警察庁、法務省等から人員が立候補し、新しい政党のもと、2カ月ほど前にやっとマトモに機能するようになり。
国内の5鎮守府は所属の分営府から関わってなかったマトモな人材に転属を依頼。
そしてなんやかんやあって事件前まで状況が落ち着いて、これまで建てれて無かったラバウルに最後の本営府を建てようとなったわけであった。
だが事前に募集して採用された提督も、人格的な再調査の結果(人格的に不適任)として落とす必要が出たり、それを乗り越えたマトモな新人もブラック提督摘発て空いた分営府に割いて補充する分で精一杯で、この本営府にさえ着任できる提督が居なかった。
そこに出てきたのが正成達である、高木防衛大臣は彼らに提督適性が有ること、人格に問題は無さそうだと判断し、他に出来そうな人材がまだいない以上、彼らにラバウルの本営府を任せたいと考えたのである。
因みにブラック提督摘発事件の当時、槇田は警察庁の刑事局の局長で、高木は空軍のトラック及びパラオ方面の航空偵察部隊の統括を行う中将だった、両人とも事件の際に目立つ活躍をしたせいで、門外漢の分野が混ざる政治家の職務を同僚に押し付けられた立場だとのこと。
「・・・・と言うわけで、正成さん達にこのラバウルの提督になってほしいんです。」
「・・・・・・わかった、引き受けよう。」
「そうね…流石に人手不足も大概だし・・・、手伝えるのなら手伝いましょう。」
「別世界のとはいえ、祖国の危機下で引き受けれる俺らが断る道理ないわな・・・・」
「引き受けるのは良いとして・・・・提督適性って人格部分以外どうやって判別するの?」
槇田首相の依頼に了承の意を伝える創作達、とここで、菜桜がさりげなく気にしていたことをストレートに槇田首相に聞いてみる。
「それなんだけど・・・・・・」(スッ)
「それについてはわたしがせつめいします」
「ん?この子は・・・・まさか妖精さん?」
「そうです、わたしがようせいさんなのです」
答えようとする槇田の方に、ひょっこりと《妖精さん》が現れる。
優樹菜はそれに真っ先に気づき妖精さんと軽いやり取りをする。
「とりあえず、4にんとも、このかぎにふれてみるです。」
「「「「ん?」」」」
正成達は妖精さんからそれぞれ黒い鍵を1個づつ渡される。
それを正成達が持った瞬間、4人の持つ黒い鍵が光り、しばらくの後、鍵の色が黒から銀色に変化する。
「・・・・てきせいは4にんともあるみたいなのです、めずらしい。」
「その鍵は、建造ドッグにて建造をするときなどに必要なんだ、黒のまんまではなんにもならんが、色が変わったと言うことは、提督の適性があると言う証拠だよ。」
妖精さんが物珍しげに呟くと共に、高木が先程の鍵について説明する。
「一つの鎮守府に複数にんの提督は前代未聞、おまけに4人もいるとなると色々ありそうだが、
まぁなんとかなるだろう。」
「それじゃあ私が鎮守府の中を案内しますね、此所にはまだ艦娘が着任してませんので、」
「・・・・なんで?」
「さっき言っていた事件の処理に、艦娘も手伝って貰っているのと、最近、ヨーロッパ方面に応援の艦娘と提督達を派遣することにしましたからね、そっちの準備で色々忙しいんですよ。」
「ヨーロッパにも提督と艦娘いるの!?」
「此方が人手不足なのって、あっちの方面の海域確保のために、新規採用の提督を送らざるを得ない程に元々ヨーロッパ方面に派遣する人材達が足りないからと言うのが主な理由なんですよね。」
「・・・・・・・・・・」
今明かされる衝撃の事実!的な話を聞いた菜桜は沈黙するしかなかった・・・・・・・。
「まぁそんなわけで正成さん、創作さん、優樹菜さんに菜桜さん。」
「「ラバウル泊地のこと、宜しく頼みます」」
「「あっ、秘書艦だけど、そっちで建造した娘で宜しくね!」」
槇田首相と高木防衛大臣は最後に、正成達にこう言い残し、いまだ残る国内の小さないざこざの解決と、事件によってすっかり影響力を無くした海軍最上層部の説得のため(正しく言えば防衛大臣の職権利用で正成達を提督に任命したことを説明しに)、ラバウルから航空機で本土へと向かう・・・、
「行ってしまったな、」
「だな、まぁ説得は成功しそうなんだし、気にせず提督として仕事始めますか。」
「それでは提督の皆さん、此処からは私、日本陸軍ラバウル泊地憲兵隊隊長、日輪 水菜が建物内を案内することになります。」
「水菜中佐、宜しく頼みます。」
そんなこんなで水菜につれられ、ほぼ完成している鎮守府の施設を確認し、提督としての仕事を始めるために正成達は憲兵詰所からでて、鎮守府の建物を巡り始める・・・・・・。
【提督達が鎮守府に着任しました、これより此処、《ラバウル泊地本営府》にて提督としての活動を開始いたします。】
「しかし思いきった判断を下したねぇ、」
「まぁ、あの胸糞悪い事件の話をしなくてはなりませんでしたが、彼らの協力を得られたのは大きいと思います。」
「アレはなぁ・・・・、マスコミまで便乗して深海棲艦のイメージ工作してたから今までの深海棲艦のイメージが刷り込みだったって可能性が出てきてしまったからなぁ・・・・。」
「あれは予想外でしたね、まさかあそこまで徹底した工作だったとは・・・・・・」
「あの事は今になっても新事実が出まくるからな・・・・前代の遺物達も、余計な事をしてくれたもんだ・・・・」
「あの出来事のせいで、トラックらパラオなどで深海棲艦を鹵獲し、味方に出来るなんて報告があった事実を改めて認識させられたからね・・・・」
「今は鹵獲した深海棲艦の扱いはは各提督の裁量に任せてますが、いい加減元々の深海棲艦撃滅の方針を変える時が来たのかもしれませんね。」
「深海棲艦達との停戦、共存の道筋の模索か・・・・、これまでの犠牲による憎しみの連鎖の問題は前代の遺物達に責任を丸被せ出来ればいいんだけどなぁ・・・・。」
「そこだけが問題ですな、まぁ、今は深海棲艦の本当の姿を調べ直すのが最優先です、もし、我々の予想通り、前代の遺物達が産み出した間違った認識の下で人類も深海棲艦も動いていたと言うのなら、まだ終らせるタイミングは残っているはず・・・・。」
「彼らのトンデモ能力が、その時を創ってくれるのを期待するとしよう・・・・。」
槇田首相と高木防衛大臣、苦労人筆頭たる二人は、帰りの高速輸送船の中でこう呟きながら、長く続きすぎた、この戦いを終らせるための、つぎの行動へと移るのであった・・・・・・。
~続く~
この世界の日本国空軍ですが、制空戦闘は深海棲艦の航空機相手には無理ゲーなので、基本的に偵察機による偵察や他の航空機による深海棲艦の泊地攻撃をメインとしています。
(拳よりちょっと大きいかどうか位の深海棲艦側航空機を相手に制空戦闘は無理だが、飛行速度は普通の航空機の方が遥かに早いため、泊地への強襲には使える、F-2とかは航空機地付近の泊地への強襲によく使われるくらい。)
追記、2016年2月13日、
すいません、投稿予約時間を間違えて3話より先に四話が投稿されていました・・・・
投稿内容を見て困惑された方がいましたら、本当に申し訳ないです。