ラバウル基地の転移提督達   作:R.H.N

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今回は、人工衛星の打ち上げと、追加建造で鎮守府所属艦娘の種類の補完を行うお話です。




~第8話~ 衛星打ち上げと緊急追加建造~

~ラバウル泊地~正成が鎮守府に着任して1週間とちょっとのある日の深夜~

 

 

 

~ラバウル鎮守府、羅鱶型人工衛星発射及び通信管制統合施設。妖精さんは宇宙へと進出し始めるようです~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乗組員の、のりこみが完了しました!いつでも発射していただいて構いません!」

 

 

「りょうかいです、そろそろ発射しますので、もうすこし待っていてください。」

 

 

「りょうかい。」

 

 

 

 

正成達はこの日、元から予定していた、人工衛星「ラティメリア」がちょっとした仕様変更の末、ついに打ち上げられようとしていた。

 

 

仕様変更と言うのは簡単な話で、本来は無人の物を妖精さんを乗せて運用できるようにしたのである。

 

 

(第5話後書きで記し損ねていたが、羅鱶型人工衛星は基本AI管理になっている。)

 

 

これは、妖精さんの一部から宇宙で衛生の維持活動と深海棲艦泊地偵察の手伝いをしたいと一部の妖精が正成へ提案、正成がその案に乗った事から始まるのだが、その提案を安全に完遂するために妖精さん向けの宇宙服(念押し)の製造や、打ち上げる衛星、「ラティメリア」に改造を施す必要性などが出てきた。

 

 

 

 

その為、正成、創作、夕張、そしてつい最近やっと防衛大臣が配備してくれた明石の4人による38時間耐久改造デスマーチを行うことで、この日に無理やり間に合わせたのである。

 

 

(ラティメリアの仕様変更は、妖精さんが宇宙にて普通に活動できるようになる妖精さん向け宇宙服の製造と平行作業で行っていた。)

 

 

(ちなみにラティメリアには正成が昔作った小型の重力発生装置と内部から地球上への観測のための望遠カメラの操作パネルが取り付けられ、妖精さんがラティメリア内部からカメラを動かして、地球上の観測が出来るようになった。)

 

 

 

「こちらかんせいとう、龍驤さん、もうすぐえいせいが打ち上げられるので、発射施設付近に念押しで展開している紫電隊を撤収させるようにお願いします。」

 

 

 

「あいよ、艦載機のみんな~、今回は撤収や、御苦労さん。」

 

 

「りゅうおうより管制塔へ、りゅうおうより管制塔へ、鎮守府正面海域付近に敵の反応なし、これより予定通り浮上航行に移り、ラティメリア発射後、鎮守府へ帰投します。」

 

 

 

「りょうかい、引き続き、策敵と待ち伏せををよろしくお願いします。」

 

 

「了解です。」

 

 

「こちら翔鶴です、こちら側もりゅうおうさんと同じです。」

 

 

「こちら長門だ、こっちの方面もりゅうおうに同じだ。」

 

 

「こちら上総、こっちも同じく」

 

 

「了解です、尚、翔鶴さん達も、ラティメリア発射後は鎮守府へと帰還するようにお願いします。」

 

 

「「「了解。」」」

 

 

発射施設付近に展開していたもしもの時のために龍驤が鎮守府から飛ばしていた航空機、全体的に青と水色の海洋迷彩にカラーリングされた紫電改二(蒼井式訓練仕様)の飛行隊が龍驤へと帰還していく。

 

 

それと合わせ、りゅうおう達からの打ち上げ前最後の定時連絡が入り、りゅうおうと同じくラティメリア発射後、鎮守府へ帰投するようにと、管制塔は連絡を入れる。

 

 

 

そして数分後・・・・・・。

 

 

 

 

「ふぁいぶ、ふぉー、すりー、つー、わん、はっしゃ!!、」

 

 

管制塔の管制主任妖精さんの掛け声と共に轟音を上げて東側の宇宙目指して飛んでいく「ラティメリア」、打ち上げは見事に成功。

 

後は衛星軌道へ乗るのを待つばかりである。

 

 

「おぉ・・・・あれがロケットの打ち上げか・・・・実際に見るのは初めてだな。」

 

 

「うまく打ち上げられた様子ですね、」

 

 

「ラティメリアの打ち上げを確認……これより帰投します。」

 

 

ラティメリアの打ち上げが完了し、予定通りにりゅうおう達は鎮守府へと帰還していく。

 

 

~10数分後~鎮守府港湾内にて~

 

 

「長門、翔鶴、お疲れ様~りゅうおうと上総はもう帰還して燃料補給を行ってる所よ、長門達も休憩したら燃料補給にいってきたら?。」

 

 

「このくらいは疲れたの範疇には入らないものさ、まぁ燃料補給は受けておくとして、それにしてもさっき打ち上げられた衛星は今どうなてるんだ?」

 

 

「無事、衛星軌道に乗ったわ、今は船体設備の展開を行っているところね、管制塔はラティメリアの中の妖精さん達と交信しながら、これから送られてくるであろうデータの処理の準備をしているわ。」

 

 

 

羅鱶型人工衛星は、全長18メートル、全幅4メートルで本来は翼を展開してないサン○ーバー○1号みたいな形状(同型共通の特徴)をしているが、衛星軌道にたどり着いた後、トランスフォーマーも真っ青の変形により、暗めの青を基調としたシーラカンスの形状へと変化していく。

 

 

(宇宙空間にいるシーラカンスと聞いてダライ○スを思い浮かべる人もいるだろう、その実、正成博士はそのとあるボスを変形の形状ベースに採用してるからその考えは間違っていない。)

 

 

「・・・・これキ○グ○ォスr」

 

 

「それいじょういけない」

 

 

水菜が変形後のラティメリアを見て何かを言おうとしたが、すぐさま菜桜に遮られる。

 

 

「そう言えば、打ち上げの見送りに正成、創作両提督が見当たらなかったんどけど何で?」←(ケガ回復開け)

 

 

「ああ、夫と創作さんは水菜さんがりゅうおうにオーバーキル食らって寝込んでた時にラティメリアの改造で今日に間に合わせようとしてデスマーチ初めちゃいまして……昨日の朝に改造を終らせたのですけど、そのままぶっ倒れて、同じくデスマーチに参加した夕張さんと明石さんと揃って現在療養中です。」

 

 

「何やってんだか・・・・。」

 

 

「話は変わるのだけど、今朝防衛大臣からの謝罪文と共に4つついてきたこのやけに豪華な鍵と艦娘のリストみたいなの、これなんなの?」

 

 

「うん?、これは……ちょっとその文読ませてくれる?」

 

 

「これなんだけど……。」

 

 

『提督に任命するのはよかったけど、提督に就任する際に渡すべきものを渡すのを完璧に忘れていました、もう秘書艦建造しちゃってるそうだけど、これ使って戦力補充してね、何か分からないことがあったら水菜中佐にコレと同封のアイテムを見せるといいよ。』

 

 

菜桜から渡された防衛大臣からの手紙を見て、同封されていたリストとやけに豪華な金色の鍵を見た水菜は、何かに気づいたかのように手をあわせて、

 

「これは特定の艦娘をピンポイントで建造できるっていう例の鍵でそのリストはそれで建造できる艦娘を記した最新のリストね!、確か提督着任の際に防衛大臣が渡すために防衛大臣にあたる人が常時何本か持ち合わせる鍵ね、一度使うと赤色に変わって使えなくなる物よ。」

 

と同封のアイテムが何なのかを菜桜と優樹菜に教えてくれた。

 

 

「へぇ~そんな凄いものだったんですか……」

 

 

「んじゃ、今から私と優樹菜で建造しましょ!」

 

 

「今深夜なんですけど……りゅうおう達も一応寝付いちゃってますよ?」

 

 

「良いじゃない、明日紹介するってことで、取り敢えず私と優樹菜とで鍵2つ使っちゃいましょ!。」

 

 

「…………まぁいいかぁ、丁度呼びたい艦娘がいたし、」

 

 

「こっそり読んで翌日いきなり紹介するとかとんだサプライズね、面白そうだし私も夜勤組と交代する前にちょっと建造を覗くとしますか。」

 

「私が一番よ~(ダッ)」

 

 

「「ちょっとまってよ~!」」

 

 

菜桜からの建造提案に乗った二人は、そのまま菜桜を追いかけるようにして建造ドッグへと向かう。

 

 

 

 

~建造工厰~真夜中のこっそり建造タイム!~

 

~結果のみ、なおかつ会話中心でお送りいたします~

 

 

 

「暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね!」

 

「見た目が完全に幼女なのにレディ扱いしてって言われても……」

 

「よ!アタシ、摩耶ってんだ、よろしくな。って蒼井艦長の奥方さまかい、こりゃ自己紹介は要らなかったかな?」

 

 

「よろしくね摩耶、ところで気になったんだけど、何で空母と練習艦系統の艦にしか乗艦経験の無い夫を普通の重巡洋艦の貴女が知ってるの?」

 

 

「いや……何、私が防空艦に改装されたのって蒼井艦長の提案が元なんだよね……、んで私の改装を見に来たときがあったんだよ……その時さぁ・・・・。」

 

 

「あぁ、夫のノロケを聞いたと、何やってるのかしら私の夫は、ってか艦娘に黒歴史ばらされるってドンだけノロケてたのやら…………。」

 

 

 

 

「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ。」

 

 

 

「不死鳥かぁ…………前から思ってたんだけど何か響ちゃんには合わないような気がするわねぇ」

 

 

「……陸軍の軍人さんと見受けるけど・・何で不死鳥の異名が僕に合わないと思ったんだい?」

 

 

 

「不死鳥、フェニックスっていうのは別に死な無い鳥と言う訳じゃないのよ?死んだ後に蘇るのが不死鳥なのであって、元からあの戦争を最後まで生き抜いた響ちゃんにはどっちかと言うと(異能生存体)と言うのがあってる気がしてねぇ・・・・。」

 

 

 

「・・・何となくだけど、むせるね」

 

 

 

「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!」

 

 

 

「宜しく雷ちゃん、多分次の建造で姉妹揃うからちょっと待っててね。」

 

 

 

「わかったわ!その間取り敢えず響と話してくるわね!」

 

 

 

「電です。どうか、よろしくお願いいたします・・・・ってあっ!!あなたはもしかして司令官さんなのです!?」

 

 

 

「げっ!まさか私の最初の秘書艦の電!?」

 

 

 

「司令官さん……?、あのとき三日月ちゃんが沈んだショックが大きいのは解りますが、だからって電達に内緒で提督業休業とか許せないのです、ちょっとお仕置きを受けてもらうのです!」

 

 

 

「えっ(^^;……電、何をするつもりなの?」

 

 

 

「司令官さんをこの魚雷でケツバットなのです、電の本気を見るのです!!」

 

 

 

「ファッ!?魚雷でケツバットとか死んじゃう~誰かちょっと助けて~~!!」

 

 

 

 

「ども、恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします!」

 

 

「今あなたが切実に叫びたいことを小声で宜しく。」

 

 

「私の、改二は、まだですかぁァァァ!?」

 

 

「はい、半ばメタいこと言えるので優樹菜の所の青葉確定っと。」

 

 

「しまった!もうバレた!!」

 

 

「勢いに流されるなんて甘いわね、」

 

 

「青葉らしくない簡単にばれる隠蔽とか……全く、何やってんだか。」

 

 

「木曾だ。お前に最高の勝利を与えてやる。…………そこの憲兵、ちょっと聞きたいことがある、私の提督が優樹菜指令だと言うのはわかるが……何でこんなカオスな状況なんだ?」

 

 

木曽が見た光景は魚雷をバットのように持つ電に追いかけられる優樹菜、電と一緒に優樹菜を追いかけようとする暁にそれを必死で止める響と雷、

 

 

その光景が司会に入ってないと言わんばかりに談笑している菜桜、青葉、摩耶の姿があった。

 

 

「割とこの鎮守府では普通の出来事ね、ああ・・・この光景が半ば普通だと感じてる私がいる……。」

 

 

 

「私も優樹菜提督に組み付こうかと思ったけど、やめた、この光景を見ながらあんたと話してる方がよさそうだ。」

 

 

「そう、まぁあの中に割り込もうとする猛者はあまりいないでしょうね、」

 

 

「とにもかくにも、これからアンタにも世話になるんだ、これから宜しくな。」

 

 

「宜しく、木曽。」

 

 

こうしてやけに少なかった重巡洋艦以下の艦艇を増やすことに成功した優樹菜たち。

 

 

 

しかしその頃鎮守府には人知れずヤバい影が近づいてきていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューブリテン島西部沿岸とある地点。

 

 

 

 

「・・・・(ザパァ)、コチラレキュウ、コチラレキュウ、()()、仕事場ニトウチャクシタ、コレヨリサクセンヲカイシスル。」

 

 

 

「ドウヤラ上手ク警備ノ隙を突ケタ見タイネ、ンジャ、カモフラージュシト変装を併用シテノ潜入、ヨロシクネ。」

 

 

「了解よ!雷に任せなさい!・・・ホントニ声ハコンナ感ジデ合ッテイルノカ?」

 

 

「十分、()()()() ()スレバ、バレニククナルノハマチガイナイワヨ、後ハアナタノ腕ヲ信ジル事ニスルワ。」

 

 

「信頼サレテルノハ嬉シイコトデス、ンジャマ、通信切リマス、後デノケッカ報告ヲタノシミニシテテクダサイ。」

 

 

「ボス、イヤ、()()()()サマ。」

 

 

 

~続く~

 

 

 

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