一人の女性へ愛を捧げる男の物語 作:( ∴)〈名前を入れてください
暗い町外れの中二人は静かに誰かを待つ。
「ケイネス…お前まで戦場に出る必要は…」
「シモン…聞くがお前のステータスで戦えるのか?」
シモンはまだステータスがall Eでありとても戦える状態ではない。
「うっ…確かに今は戦えないけどさぁ…令呪の一つでも使ってラガンを呼び出せる様にしてくれれば何とか…。」
「駄目だ。ラガンを呼べるようにするのは戦闘を開始する直前だと言っただろう。でなければソラウに負担が掛かる。」
ケイネスのため息を聞きながらシモンは肩身を狭めながら言葉を発す。
「ラガン出せなきゃ俺は話が始まらないからなぁ…」
「確か…ラガンに乗り戦うことによりステータスの向上が始まり、ステータスに応じて使える宝具が増えるのだったな…。」
そうそれがシモンの宝具、「宇宙に風穴をあけた男」の能力である。
シモンがラガンに乗って戦い続けたという経歴が元になって生まれた宝具であり、ラガンを呼べなければシモンは戦えない。
だが…ラガンを呼ぶためにはライダーで現界しなければならずそれ以外で呼び出されると令呪を使いラガンを呼ぶ必要がある。
「いや…まぁ一応呼び出せる奴もあるんだけどな。」
「ブィ!」
「それを呼んで今どうするというのだ!!」
「いやぁ…まぁブータは俺の相棒だからな、闘いって事なら呼ばなくちゃな?」
「ブィッ!!」
「いや…まぁそれで良いのなら別に構わないが…。」
思わずシモンとその頭の上にいるブタモグラに怒声をあげるもその態度に思わず怒りが消しとんで呆れてしまう。
「しっかし…誰も来ねぇなぁ……。」
「ブィ…。」
「魔力の痕跡を見せれば誰か釣れるかと思ったが…全くどいつもこいつも。」
そう魔力の残り香を散らばせて誰かが来るのを待っていたが誰一人来ないのだ。
数時間二人して待っているのだが人一人集まる気配を感じない
「軟弱者め!魔術師であるならば決闘として対峙すべきであろうが!貴様らにはそれすらも無いのかこの魔術師の落伍者共め!!」
「いやぁ…ケイネス今日はもう戻らない?」
「ぐぬぬ…しかしソラウに初勝利を捧げると言ったのだから…後少し」
「わかったよ…んじゃ待つか!」
二人して色々な話をしていると向こうの方から気配を感じ始める。
…漸く来たか。
「シモン…令呪を以て命じる。ラガンを呼び出せ」
「分かった!来いっラガアアアン!」
サーヴァントの気配を感じ令呪を使いラガンを呼び出す。
空から緑色の光を放ち頭の様な機械が落ちてくる、そしてそれにシモンが乗りながら此方に声をかけてくる。
「乗れ!ケイネス!!」
「あぁ…分かった。」
私はシモンの言う通りにラガンに乗るとシモンは首に掛けていたコアドリルを穴が空いている場所に差し込む。
するとその場所から螺旋を描くように光が溢れだす。
これが…全ての始まり。シモンの英雄としての始まりの儀式だったのだな…。
「コアドリル…スピンオン!!」
シモンがコアドリルを捻ると莫大なエネルギーを感じる。魔力ではない…そうかこれが螺旋力なのか。…暖かいまるで生命の光をそのまま身に受けているようだ
「何時でも行けるぞケイネスッ!!」
「あぁでは…そこの騎士殿よ我らの決闘を受けて貰えるかッ!!」
すると向こうにいる白髪の女性と騎士然としたサーヴァントは何かを話し終わるとサーヴァントの方が此方に来ながら申し出を受けてくれる。
「良いでしょう!私はセイバーで現界したものです。相手になりましょう!!」
「感謝する…では」
「えぇ…尋常に」
互いに向き合いながら間合いを取る
「「勝負!!」」
そしてお互いに駆け出す。ラガンの防護壁を閉じる前に水銀をラガンの外に展開して正面を見据える。
「…ほう壁を作りましたか…だがっ!」
「甘いっ!mei Sanguis…Scalp!!」
セイバーの攻撃を避けながら水銀を起動し攻撃を仕掛ける…だがセイバーも攻撃を避けつつ斬りかかる
「甘いぞ!セイバー!!」
「…っ!手がドリルになって攻撃を跳ね返すとはッ!!その運転技術…流石ですライダー!!」
「いや…ランサー何だけどな。」
シモンがラガンの片手をドリルにして攻撃を弾く
お互いに攻撃を繰り返しているとシモンがニヤリと笑いながら後ろに下がり防護壁を解きながらセイバーに話しかける。
「やるじゃねえかセイバー!!」
「そちらこそ…素晴らしい技術です。ライダー!!」
その言葉にシモンは苦笑しながら言葉を続ける
「だけどこっからが本番だぜ!来いっ皆!」
その言葉と共にラガンの中に二人の人間が現れる。その姿はあの夢に見た彼等で
「どうした兄弟?俺の出番か?」
シモンが背中を追い続けていた男に
「そういう事みたいねカミナ?」
シモンの初恋の相手
「よっしゃ!久しぶりのグレン団大集合だぜ!!」
「全くこいつは…久しぶりねシモン?」
シモンの旅の始まりの仲間達がそこいた。
「仲間を呼び出しましたか…だがっ!」
「へっ!待てよ嬢ちゃん!まだ俺のカッコイイ登場シーンやってねぇだろうが!!」
セイバーが切りかかりに来るとカミナがラガンを飛び出しそれを大太刀で防ぐ
「甘いっ!」
「どおぉっ!?ちょっ…ちょっと待て何だその力はよ!獣人じゃあねぇだろうな!?」
セイバーがカミナの剣を力押しで弾くと隙を逃さんと切りかかる
「危ないッ!」
「助かったぜヨーコ!」
「…………っ!」
それをヨーコの銃撃がセイバーとカミナの間に打つことによってカバーする。
「こっちに来いカミナ!」
「サンキュー兄弟!」
そしてシモンがカミナを捕まえてまた互いに距離を取る。
「さーてと…おいハゲちゃびん!!」
「私の事を言っているのか貴様!私はハゲではないこれはオールバックという髪型だ!!」
「知るかそんな事!お前もラガンに乗ってるって事はこのグレン団の一員って事何だからテメェもちったぁ力捻りだしやがれ!」
カミナはそう私に言うとシモンを向く
「てな訳であれをやるぞシモン!!」
「いやあれってまさか…いや無理だからなカミナ!!こんな所でグレンは呼べないからね!?」
「チゲぇよ!ここで一発グレン団参上って所をハゲちゃびんと嬢ちゃんに見せてやろうぜ!!」
その言葉にシモンとヨーコは苦笑しつつも頷く。
「よっしゃ!聞いてるか嬢ちゃん!!」
「私は嬢ちゃんでは有りません!私はセイバーです!!」
「一度故郷を離れてみれば逃げねぇ帰らねぇ振り向かねぇ!それが俺達…」
「聞いていますか!?」
「ゴメンねこのバカ、こうなったら聞かないから…」
「相変わらずだな…カミナ」
そこで息を吸うと先程より大きな声で声を張り上げる
「グレン団だ!!俺達に勝てると思うならかかって来やがれッ!!!」
その啖呵を切る姿は夢に見たあの姿そのままで、私はその背中に憧れと憧憬を抱いていたシモンの気持ちが分かった。
「なぁ…シモン」
「どうしたケイネス?」
「あれがお前の憧れた男なのだな?」
その言葉に嬉しそうな顔をして此方に笑いかける。
「あぁ…あれがカミナ、俺の憧れだった男だ。」
その顔は余りに眩しくて、私がしたことの無いその笑みに私は憧憬を抱いた。
「ハーハッハッハッ!聞いたか坊主、お前の先生とやらは中々に良いサーヴァントを引き当てたみたいだな!!」
「馬鹿!大声あげるなって……あ。」
私達がそうやってしていると空中からどう見ても私の生徒と恐らくそのサーヴァントであろう思われる男が牛に引かれた戦車の上で笑っていて中々に豪胆さを感じられるサーヴァントの姿を見たのかカミナのテンションが上がっており私達はそれを少し苦笑しながら見ていた。
ALaLaLaLaiキャンセルしちゃった…御免よイスカンダルゥ……。
宝具(現在出ているもの)
世界に風穴を開けた男
ラガン
グレン団