もう少し、イリヤが切嗣を信じていたら 作:夜空 太陽(新アカ)
次からはゆっくり書いていくので待っていてくだされば嬉しいです。
学校が終わり帰宅する。
家の結界を解き玄関を潜ると電子音が聞こえてきた。
家の固定電話だ。
私の扱える数少ない電子機器の一つだ。
そこそこ何でもこなせる私がギリギリ扱える程なのだから現代の代物は進化しすぎだと思う。
まあ、魔術で再現しようとしたら月で数万円は下らないのを数千円なのだから妥協するしかない。
そんなことを考えていると電子音が止み電話の下に行く頃には留守番電話が有ることを表す赤いランプが点滅していた。
薄々電話を掛けてきた相手は察していたがもし違ったときのために再生ボタンを押す。
『私だ』
うん、知ってた。
電話にツッコミを入れそうになるのを抑える。
『残っている席は後二つだ。戦いに参加する気があるならば早くした方がいい。それとも参加しないというなら早く協会に来るk・・・』
途中で切った。
言いたいことは分かってるし、今夜行おうと思っていたところだ。
今日、私の戦いは始まる。
宝石で描いた召喚陣に手を伸ばす。
触媒は使わない。
無いわけではないがそれを使用した場合私の望むクラス セイバーは引くことはできない。
だったら、下手に可能性を0にするくらいなら少しでも相性の良いサーヴァントを呼んだ方がマシだ。
「始めるわよ」
素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
「手応えあり!」
手応えは有ったのだが───陣の中には誰も居ない。
───え、まさか失敗・・・!?
そんな予感が脳裏を過った次の瞬間頭上で轟音が鳴り響いた。
───まさか上空に召喚しちゃった!?
考えながら走り出す。
地下から抜け出し音源である二回の部屋に向かう。
ボロボロになった部屋の扉を無理矢理開くとそこには、瓦礫の山とそこに佇む不機嫌そうな赤黒い外套を着た男の姿が有った。
男は私に気づくと「不快だ」と主張するような視線を私に向けた。
「ご、ごめんなさい」
召喚を失敗したことを怒っていると理解した私は彼に正直に謝罪することにした。
男の視線が「仕方ないな」というような物になると私は私のサーヴァントであろう男を観察し始めた。
肌は浅黒く、髪は燃え尽きた灰のような白髪、そして、東洋人のような顔立ち。
身長は180ちょいかな?
そして、マスターとしての能力で彼のステータスを見る。
筋力 C
魔力 A
耐久 B
幸運 E-
敏捷 B
全体的に中の上、悪くて上の下と言ったところか。
Aランクに達しているのが魔力のみ。
しかし、エセ神父の言葉を信じるならばキャスターはもう現界している。
残っているクラスは二つセイバーと後一つだ。
ああ、そうかこいつは───
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これが作者の隠し玉!バーサーカーエミヤ!
思い付いた時「これだァァァァ!」と思いました!
あ、この後から地の文誰の視点で書けば良いのかな?