IS~疾走する思春期の転生者~   作:大2病ガノタ

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108話後編。
遅くなって申し訳ありません…! でも今までの更新スピードが我ながらおかしいと思うんだ…!

というか踏み台転生者の視点って読んでて面白いですよね。なのに踏み台転生者物は殆どなのはという。
虚数空間って、シンクロ二シティなら行けそうで恐いなぁ…。

バレンタイン? ああ、新華なら4コは確実ですね。俺ですか? 言わなくても分かるでしょう。というか現代男子で貰える男子は全体の何%くらい居るのやら…。


過去 男性操縦者編

 

 

 

 

新華は自分自身の体にまとわり付く腕を振り払うようにもがいた。だが腕は離れず新華を強く締め付け、P・V・F『ストーリーズ・イレギュラー』の外装を外そうと力を込めてきた。

 

 

 

 

 

「クソがあああ! ぐっ」ビシャッ

 

 

 

 

 

そのもがきで体勢が崩れ、P・V・Fを抱えたまま倒れ真っ赤な液体の中に顔を突っ込む。その上から押さえ込むように赤い手は押さえつけてくる。顔が液体に突っ込んでいるので顔を上げ息継ぎをする新華。

 

 

 

 

 

「ぶぁっ! げほっげほっ、この、いい加減離せ…!」

 

 

 

 

 

だが新華の怒鳴りに反して腕は徐々に力を増していく。しかし新華がもがけばもがく程、手が新華に与える圧力は強くなっていく。

 

 

 

 

 

「こ、このままだとP・V・Fが、剥がされる…! ちくしょう、まだ、終われねぇ…!」

 

 

 

 

 

強引に片膝を上げて足を立てる。だがそれ以上の動きを取る事は出来ず、その場から動く事は出来なかった。

更にそこに、新華の精神を追い詰めるような声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

『うふふ、新華君は十分役に立ってくれたわ。でも簪ちゃんに悪い影響を与えちゃうから、さようなら』

「っ!?」

『…どうして私に触れたの…? その汚い手で…』

「!? そ、その声は…」

『俺はこんな奴と今まで一緒に居たのか…寒気がする!』

 

 

 

 

 

片膝を付きP・V・Fを抱えた状態の新華が目の前を見ると、全体的な色彩が黒めになった楯無、簪、一夏が居た。

 

 

 

 

 

『こんな奴が昔一緒に過ごしたのだと思うと、何も気付かなかった自分に腹が立つな。姉さんは本当にこいつと一緒に居たのか?』

「ほ、箒…?」

『アンタみたいなのが居ると、私達にもとばっちりが来るじゃない。迷惑なのよ』

「り、鈴…」

『よくも今まで散々コケにしてくださいましたわね。ですが、それも終わりですわ。おさらばです!』

「セシリア…」

『せめて軍人として、私がその罪を精算してやろう。最も、お前が死んだ後どうなるかは分からんがな』

「ラウラ、お前っ」

『会社を助けてくれてありがとうね。でも、人をああいう風に殺せる人は僕嫌いなんだ。だからサヤカだけ貰っていくね』

「しゃ、シャルロット!?」

 

 

 

 

 

各専用機持ち達が見下す形で新華を見ていた。その目には共通して新華を拒絶する意思を感じた。

 

 

 

 

 

「お、お前ら…」

『どうして私の子供は犯罪者になってしまったのかしら…』

「っ!」

『まさかここまで罪深い事をしていたとは…。こんなのが息子だなんて、認めたくないな』

「父さんっ、母さんっ…!」

『流石オリジナル。自分の罪を自覚しておきながら悲劇の主人公気取りか? ふざけんじゃねぇよ!』

「っ!? ぐっ、ゴハッ」

 

 

 

 

 

新華両親と実が出てきて新華に辛辣な言葉をぶつける。特に最後の実の『悲劇の主人公気取り』という言葉に新華は反論出来ず、口から大量の血を吐き出した。

そしてそれを皮切りに、今まで新華が関わってきた者達の姿が現れては新華に言葉をぶつけていく。その言葉1つ1つが新華に刺さっていった。

 

 

 

 

 

『結局私とお前では立つ場所が違ったという事だ。今までご苦労だった。後は自分の罪を償って我々の前から消えろ』

『しんくんはいいデータを束さんに沢山くれたよー! だ か ら、もう用済みなんだよねー。もういい加減邪魔だからさっさと死んでくれない?』

『生徒の風上にも置けません! 即刻いなくなってください!』

「!! ふ、ふざっ、ま、待て…! ぎっ」

『イカセナイヨ…?』

「!?」

 

 

 

 

 

新華が目の前に新たに現れた年長組の言葉に、無責任さへの怒りを覚え突っかかろうとする。しかし赤い手達がそれを許さない。新華は手の大元の方向である足元の水中を見た。

 

 

 

 

 

「き、貴様らは!」

『ワレワレヲコロシタノニノウノウトイキルコトハユルサナイ…』

『ハヤクコッチニオイデ…』

『コウナルコトハワカッテイタダロウ…』

「因果応報と言いたいのか!?」

『トウゼンノケッカダ…』

『コレガゲンジツダ。ウケイレロ、ソシテシネ』

『ショセンキサマハウケイレラレルコトナドナイ…。アノモノタチガソノショウコダ』

 

 

 

 

 

手の主は、今まで新華が殺してきた者達だった。新華を真っ黒な目で捉え離さなさず、言葉を放っていく。更に新華の目の前に現れる人々は増えていく。

 

 

 

 

 

『犯罪ばっかりやって、恥ずかしくないのかよ! アンタは!』

『篠ノ之博士と共に行動していた時点であなたも奴と同類だ。そんな奴は…』

『戦争の火種を作っておきながら善人ぶるな! 所詮貴様もあの女共と同じ、屑だ!』

「そ、そんな事は!」

『ナニガチガウ? キサマハイママデサンザンスキカッテワレワレヲコロシテキタダロウ』

『イッタイイツマデヒカリヲモトメル? キサマニノコサレテイルノハヤミノミ。ワレワレノトコロニクルシカナイノダ』

「……確かにそうかもな。でも、例え嫌われてもアイツ等を、俺の理想の生き方が出来るアイツ等が生きれるように! ソレスタルビーイングが世界に認められるまでは!」

『ヒトコロシノシュウダントシテカ?』

「っ!?」

 

 

 

 

 

死人の言葉に新華は動きを止める。しかし前と下からの声は止まらない。

 

 

 

 

 

『ショセンキサマガシタコトハヒトダスケデモナンデモナイ、タダノハンザイダ。ジブンジシンノシタイコトヲシテイタダケダ。ソコニワレワレトノチガイハナイ』

『キサマトワレワレ、ナニガチガウ? ドコガチガウ? キサマモタイギヲカカエテタニンヲギセイニシテキタダケダロウニ』

「違う! 俺は、俺は…」

『ようやくこの化物を殺せる日が来たのね。これで安心して眠れるわ』

『守れない者が今更誰かを守れるとでも思ったのか? 奪ってきた者は巡り巡って大切な者を奪われる。今がその時だろう』

「っ、止めろ…」

『キサマトテワカッテイルダロウ。キサマハ…』

「黙れっ」

『キサマハワレワレトオナジ、タニンヲオトシメルコトデシカカチヲミイダセナイモノダト』

「黙れえええええええええ!」

 

 

 

 

 

新華は声のする水中の顔を左手で殴った。だが、そこに居たのは殺した者ではなかった。

 

 

 

 

 

『ダマラナイヨ。ダッテ、オマエハ…』

「っぃ!?」

『僕なのだから…』

「う、うわあああああああああああああ!!」

 

 

 

 

 

いつの間にか死人達の顔は新華自身の顔となり追い詰めていく。目の前に現れる者達もとうとうパラべラム世界の知り合いが出てきて、新華への口撃は激しくなっていく。

 

 

 

 

 

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---side 専用機持ち達

 

 

 

 

 

『うわあああああああああああああ!!』

「! また、新華の声が…!」

「急ごう…! 嫌な感じがしてる…」

「ええ! この光はどんどん強くなっている。近いわ!」

「待ってて新華!」

『皆さん、急いで!』

 

 

 

 

 

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また俺は世界へと産み落とされた。今度も記憶はあるまま、更にP・V・F付きで、■■■■を私物化した挙句■■■■■■化なんて事になっていた。脳量子波が使えた事に戸惑ったけど、■■■■を使う上で必要だったから受け入れた。

今度の両親は優しかった。俺は今度は後悔しないよう、最初から体を鍛えて、後悔しないように力を求めた。そして誰からも嫌われないように、気味悪がられないように振舞った。だが生来の根暗と重ねた月日による精神の成熟は直す事が出来ず、気味悪がられる事は無かったが同い年の友人は出来なかった。

だけどその静寂は、ありがたい事にあっさり終わった。

 

 

 

 

 

「なぁなぁ、なにかいてるんだ?」

「うん? えっと、織斑(おりむら) 一角(いちかく)君…だったっけ?」

「ううん、おれは おりむら いちか だよ。きみは?」

「あぁ、俺は青木 新華って言うんだ。青い木に新しい華だ」

「うん、しんか、よろしく!」

 

 

 

 

 

それが俺と一夏の出会い。いや、これから沢山の人々と出会う始まりだった。当時俺達は幼稚園児。一夏が覚えているかどうかは分からないけど、俺はしっかりと覚えている。今へと繋がるあの瞬間を。

俺は基本は筋トレや読書など以外は動く事はあまり無かった。だがそれが元気の有り余っていた当時の一夏には、俺が元気無いと思ったのだろう、散々振り回された。だけど、悪い気はしなかった。

一夏と友人になると自然に箒とも仲良くなった。小学校低学年までは俺、一夏、箒の3人で居る事が多くなり、今まで体験した事の無い充実感を味わった。

そんなある時、箒がいつも木刀を持ち歩いていた事を数人の男子が集まり箒を虐めていた。虐めると言っても俺からしてみれば軽く感じられたのだが、それでも俺自身虐められていた経験から見過ごす事など出来ず、止めようとした。

だけど俺より早く、介入したのが一夏だった。一夏は箒を守るようにして男子達を殴り喧嘩になった。それを見た俺は、躊躇いなく、恐れなく他人を殴れた一夏が眩しく見えた。

俺も介入して男子達に強制的に謝らせた後、俺は一夏に聞いた。

 

 

 

 

 

「なぁ一夏。お前、どうして躊躇いも無く相手を殴れたんだ?」

「え? な、なんだよ。俺は悪くないぞ」

「誰もお前が悪いなんて言ってない。俺はただ、お前はどうして自分も虐められるかもしれなくなるのに虐めを止めさせようと飛び出せたのかって事が聞きたいだけだ。恐くないのか?」

「そんなもん、また返り討ちにしてやればいいだろ?」

「お前が思っている以上に相手の方が強いとか考えないのか?」

「そうだとしても、俺は箒を助けに行ったよ。逃げたら俺が俺じゃなくなるからな」

「一夏…」うっとり

「…そうかい。つまらない事聞いたな」

 

 

 

 

 

その時俺は一夏を青く、眩しく見ていた。何も知らずに自分の正義感を押し通そうとする恐れ知らず(ドレットノート)に、虐めを見て見ぬ振りをしない勇気と優しさに。俺の時もこんな人物が居てくれたらと思い、同時に俺は教師になったらこういう子供を守りたいと思っていた事を思い出した。だから

 

 

 

 

 

「そうだな。お前はそれでいい。その調子で前を見ていろよ」

「? あ、ああ」

 

 

 

 

 

……ただ、この時から既に一夏はモテていたのと、鈍感だったのは正直堪えた。近くに居るからと俺に女子達がやたらと相談しに来たし、変にライバル認定されていた(本当に今でも思うけど、やめてほしい)りと大変だった。

 

そして、その女子達の相談を経て俺は自分が意外と鈍感だった事に気付いて、地味に落ち込んだ。一夏に対する女子達の反応が、前世で俺に話しかけてきた女性(戦後の事だが)に酷似していて、相談によってその反応が好意によるものだと知った。それ以降俺はよく女子達からの相談に乗ったり一夏達の周りを観察するようになって、ようやく人の好意に気付けるようになった。

でも鈍感なのはしょうがないと思う。俺の場合は恋愛をするだけの余裕が無かったし同年代に対する壁を作っていた。だから、しょうがないんだよ…。

 

その後、一夏と箒の紹介で千冬さんと篠ノ之一家と仲良くなり、一夏と箒の誘い(主に一夏が誘ってきた)で篠ノ之道場に入った。俺は今まで戦争をした事はあったがスポーツをやった事が無かったので、道場で過ごす時間はなかなか新鮮なもので『ビバ青春!』という感じで楽しめた。だけど千冬さんや箒の親父さんはかなり力を込めて襲いかかってきたり、他の道場生の稽古を任せたりしないでほしいと思った。体は子供、頭脳は大人を地で行ってるとしても大人げないと思う。

更に箒の姉の束さんには一夏達以上に振り回された。特に俺は

 

 

 

 

 

「あれ? 何だコレ。……、これは、凄いな。これだけの密集回路を組み上げているだけじゃなくて、ちゃんと機能するよう考えられてる。んで、この基盤はどうなっているんだ…」

「あ、あったあった。ちょっと」

「はい?」

「それ束さんの。返して」

「あ、すいません。あ、ここの基盤、ちょっと変じゃないですか?」

「は?」

「コンデンサと抵抗の数値が少ないと思うんですけど、これじゃ、これだけの集積回路を全部機能させるだけの電圧流した時に焼き切れたりしませんか?」

「…君、分かるの?」

「え? …あっ(しまった。興味本位でうっかり知識出しちまった)」

 

 

 

 

 

こうした初邂逅によって束の興味を引いたらしく、以降『しんくん』というあだ名を付けられて振り回される羽目になった。束が開発した『箒センサー』なるものの開発を手伝わされたり、当時未完成だったISコアの設計図を引くのを手伝わされたりもした。

そんな中、ある日俺は道場の裏にあった空き地にて1人、戦闘訓練を行っていた。休憩がてら眠りにつくと、夢の中で俺をこの世界へと導いてくれた■■■が出てきた。

話を聞いて俺は■■■からP・V・Fのカモフラージュとして、当時完成していなかったIS『OOガンダム』を受け取った。起きた時に腰に付いていたが、待機形態が最初の人生にて愛用していたMP3プレイヤーだった事に驚いた。中にはご丁寧に以前入れていた音楽が全て入っており、再び愛用する事は確定。■■■に感謝して俺は道場(日常)に戻った。

その日の帰り、ゴミ捨て場に燃えないゴミのような丸い球体が捨ててあった。見ると燃えるゴミの週だったので顔を顰めたが、そのゴミをよく見て慌てた。

俺が開発を手伝ったプロトISコアだった。俺はすぐさま回収して持ち帰り、それを元にしてハロを作り上げた。正直資材とか設備とか道具とか足りなかったけど、これまで生きてきた記憶を動員して何とか作り上げた。完成した時は達成感で満ち溢れ、ハンドメイドにしては概ね満足出来る出来だった。

 

 

 

 

 

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「新華、あんな風に考えてたのか。道理で凄い訳だ」

「我々とはスタート地点から違っていたのだから、当然だったのだな…」

「でも、聞き取れない単語がいくつか出てきたね。それに…サヤカ、君が新華のP・V・Fのカモフラージュって、本当?」

『本当です。ISを持たずにうっかりP・V・Fを展開したら騒ぎになりますから』

「…それは、誰から?」

『…聞き取れなかったのなら、察してください』

「「「「「「え?」」」」」」

『そういう存在だという事です。あなた達ではまずお目にかかれない存在です。それ以前に、喋っている暇があるんですか?』

 

 

 

 

 

サヤカの言葉の直後、OOガンダムを身に纏いP・V・F『ストーリーズ・イレギュラー』を展開した新華が一夏達の前を横切った。

 

 

 

 

 

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それから時間は動き、『白騎士・蒼天使事件』を経て俺は『表』と『裏』を使い分けるようになった。『表』では箒と入れ替わりになるように転入してきた鈴、中学で出会った弾、蘭を含める一夏達と遊んで過ごし、『裏』では『蒼天使』として正体を隠して行動していた。

『表』では一夏達と馬鹿をやりながら楽しんでいた。一夏の鈍感に辟易したり、女子達の相談を受けたり、一夏が騒いで無駄な労力にならないように一夏に惚れていた女子のピンチを助けたり(寧ろ一夏に助けさせた方が良かったかもしれない)、俺に好意を寄せてくる女子達を突き放したり。

『裏』では束と行動していた。情報操作は日常茶飯事、束や■■■■からの情報で世界中にあった人体実験をしていた研究所を破壊、殲滅していき、実験の被害者達を保護していった。

鈴が転入してきてから数週間から『裏』を始めた。切っ掛けは束からの情報提供だったが、また手を血で濡らす事を決めたのは自分自身だった。どうせ前世で償い切れない罪を負っているからせめて罪を持っていない被害者は助けようと思ったのと、一夏達へ危害を加えようとする勢力を潰しやすいようにと思ったから。

だが、どうして俺はここまで一夏達を守ろうとするのか、自分でも疑問に思う事はがあった。でも、自分で考えてみたら、その答えは直ぐにわかった。

 

 

 

 

 

「(そっか。俺は一夏達に、一夏の生き方に俺自身の理想を見ているのか。今までマトモな生き方が出来なかった俺が憧れた、友人が居て、家族が居て、いつも笑顔で居られる当たり前という理想を)」

 

 

 

 

 

一夏達は今という時間を全力で楽しんでいた。それは俺にとって眩しく、憧れだった。だけどこの世界ではその環境もあっさり崩れかねない。現に一夏達を狙う組織も団体も居た。

守る必要があった。

 

 

 

 

 

「(なら、俺がやるか。どうせ千冬さんや束さんじゃ出来る事にも限界があるし、この人生もオマケみたいなもんだ。この記憶もP・V・Fも、そしてこの体も、十分血に濡れすぎてる。入っちゃいけない領域に片足どころか全身浸かってるから、今度は生きる為じゃなくて守る為に力を振るうのもいいだろ。今更引き返せないしな)」

 

 

 

 

 

『守りたい、この笑顔』ではないが、自分の夢見た生き方をしている奴が友人なんだ。それに一夏は将来有望だった。千冬さんの弟で顔も良い。性格も文句無いし、努力すればちゃんと結果が付いてくる。人を引き寄せるカリスマ(?)も幼いながらに持っているし、俺とは比べ物にならない、まさに『表』を体現した人間だった。

なら俺は『裏』の役割を持てばいいと、そう思った。今更俺が『表』だけで暮らすなんて無理な話だし、守るくらいなら無茶も出来る。それが俺の夢見た理想なら尚更、今も昔もこれからも希望を持つ子供達を守る---と。

なのに俺は、千冬さんが出場した第2回モンドグロッソでヘマをした。俺と一夏は千冬さんの招待で開催国決勝戦会場に行った。一夏は千冬さんの活躍を見たかったのだろうが、俺はその千冬さんから一夏の護衛を頼まれていた。世界最高峰のIS技術を見るいい機械だということで俺は快く引き受けた。

だけど俺と一夏は誘拐されかけた。敵は亡国企業で歩兵が前後に計7人、更に当時実験段階だった筈のアメリカ所属IS『アラクネ』を持ち出して襲ってきた。油断したつもりは無かったが、一夏の前でクアンタを展開する訳にもいかず意識を奪われた。その後に監禁され一夏は気絶したまま、俺は意識を取り戻し敵(糞ビッチでおK)の意識を俺に向かせて情報を引き出した。でもそれも限界だった。糞ビッチが意識を取り戻さない一夏に銃口を向け最悪のタイミングで千冬さんが到着。一夏が目の前で殺されそうになった時、俺は鎖で拘束されていて動けなかった。

そもそもクアンタは体に密着する、言うなれば『ロックマンエグゼ』のクロスフュージョンのようなものなのだ。何か大きな障害物があれば展開出来ない。だから鎖が邪魔だった。

守れる力があるのに目の前で失う、それがもう嫌だった。唇を噛み締めて、守れる力の使用と守るという行為を行使する事を強く望んだ。

そんな俺の意思に答えたのか、クアンタは2次移行(セカンドシフト)して今の、サヤカが生まれる前の姿になった。光を発し鎖が弾け飛んでいた。一夏が目を覚ましたが俺の正体には気付いていなかったらしく、俺はそのままアラクネを追った。結果は逃げられてしまい一夏の命は守れたが千冬さんの2連覇を逃す事になり、悔しさと申し訳なさで一杯だった。

 

 

 

 

 

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「そ、そんな…。俺が新華の、理想? 俺、こんな事知らずに…それに、あの時俺が気絶してた間に、そんな事が……くそっ、何が新華を超えるだよ! これじゃあ、俺はいつまで経っても新華をも守るどころか追い付く事すら出来ないじゃないか…守られてばっかりで!」

「一夏…」

『ご主人様はあなた達に自分を超えて欲しいと思っているようですから、意気込みは褒められるものかと。ですが超えるにはまずご主人様を受け入れてもらわなければ』

「…そうか? …そうだよな。新華を超えるんだったら、まずは新華の事ちゃんとわかってなきゃな。結構ショックも多いけど…」

 

 

 

 

 

サヤカの励まし(?)で一夏は足を止める事を止めずに進む。

 

 

 

 

 

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1年程経過して俺は政府の暗部を締める家の1つ『更識家』に呼ばれた。拘束ではなく呼ばれた理由は、正体がバレた事と情報操作や今までの行動の規模を見ての警戒、そして『俺が蒼天使だから』だった。俺はそこで初めて当主(会長)と出会う。なんやかんやで俺は一夏達の安全の保証と俺の監視が行われるという事を告げられ受け入れた。流石に異常な人物を放っておくわけないと思っていたので多少は覚悟していた。それと、経験の差か俺は暗部の仕事を『依頼』という形で手伝うよう言いくるめられ、それを切っ掛けに当主(会長)が俺に付き纏うようになる。

ついでに既に建設を行っていたソレスタルビーイングの事を話して協力体制に持ち込ませた。ソレスタルビーイングで保護している人間の殆どが各国の政府にとって不都合になる爆弾と化していたので、情報が漏れると国家転覆なんて事が出来る人材が揃っていた。日本も例外無く。…その話をして一種の同盟を取り付けたのはいいが、当主の目が怪しく光っていたのはどうかと思った。

更に1年経つと簪さんと本音さんと出会い簪さんの専用機『打鉄弐式』の開発を手伝う事になる。完成はIS学園入学後だったがノイローゼになっていたのを見ると放っておけなかった。

完成したのはIS学園に入って、丁度一夏のクラス代表パーティーの時だった。俺が自重せず■■■■を使っていればもっと早く完成していたのだろうが、それだと簪さんの努力を無駄にする事になってしまう。だから俺は自分の本来の腕で手伝った。正直、楽しかったと言える。■■■■も使わずハロの演算も最低限、市販のPC以上に使わなかった。だからこそ、うん、楽しかった。

ただそれを、無駄に暗部スキル使って気配消して覗き見る会長はどうかと思う。気になるならさっさと仲直りして俺の立ち位置を奪えばよかったものを…。しかも後々の反応を見る限り簪さんばかり見てて弐式は殆ど見ていなかったようだけど。

仲直りしてそうなったからいいんだけどね。反動が結構あるみたいあけど、微笑ましいからいいか。

 

 

 

 

 

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「……生徒会長、その後のあなたと家の事は…」

「オフレコでおねがいね。でも事実よ。だから私と簪ちゃんは新華君と入学する前から知り合っていた。同じ部屋なのも監視が目的…って、これは分かっている事よね」

「ちょっと前の筈なのに、懐かしい感じがする…」

 

 

 

 

 

簪はちょっと嬉しそうな顔をすると横に振り、光の続く先を見つめる。

新華は未だに見えなかった。

 

 

 

 

 

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その日俺は久々にキレていた。やはり人間はどこまでも愚かだという事なのだろう。特に日本人は。

俺のクローンの製造研究所。それがあろうことか富士山の麓にあった。ありやがった。これまでも各国にあった違法研究所を破壊して回って被験者達を保護してきたけど、もう楽には殺してやれると思えなかった。今までは死ぬ方の辛さも分かるので1撃で、それも痛みを感じないように葬ってきた。それでも痛めつける時はあったけど、それでもガス抜き程度で、本当にどうしようもない屑とわかった時のみだった。

でも、他人の遺伝子を使い命を複製、そして自由に人体実験をするような外道など俺は人として見る事は出来なかった。カソウサスに乗り込んだ時の人体実験の跡を思い出す。更識には伝えず、俺と同じく起こっていた束さんと共にゴミ掃除をする事にした。

まず真正面から警備員をP・V・Fで狩る。調べた所こういった警備関連の人間は研究に関わっていないのでひと思いに殺した。そこから侵入して、目の前に現れる物全てをクアンタの火力で消去していった。そして

 

 

 

 

 

「………(来たか)」

「………………」

『よし、E-57、念願のオリジナルのと相手だ! 殺れ!』

 

 

 

 

 

研究所の人間は真正の屑らしく、俺のクローン、後に保護して俺の弟()となる被検体『E-57』をけしかけてきた。彼の顔は度重なる実験により本来の皮膚の色をしていなかった。しかも乗っている機体(IS)は以前俺が破壊して束さんがデータを消去した筈の、P・V・Fのデットコピーが付き幾つもの薬品を流していると思われるコードが繋がっていた。

 

 

 

 

 

『フハハハハハ! どうだね、自分と戦う気分は『蒼天使』! これが我々の…もがふっ!?』

「…ああ、悪い。ちょっと今目の前の彼をどうするか考えてたわ。うるさいからちょっと黙ってて。と言っても」

『がはっ、ゴフッ! な、何をした!?』

「ちょっと煩いからアンタの腹の中に胞子ビットって言う、ビームで出来たBTみたいのを潜り込ませた。かなり圧縮して飴玉みたいな大きさになったから簡単に飲み込めただろ?」

『ビームで、出来た…!? ケハッ』

「つ ま り」

『ま、待!」

「ゆっくり人間爆弾の完成♪ あはっ★ ということで、この施設の管制破壊頼んだよ」

『や、やめ---』

「バーン★」

『あ、ぎゃぽっおおおあああああああああ--------』ビチャッ、ザーーーーー

「さて、虫駆除も終わったし、後は…」

『…しんくん今のは流石の束さんでもドン引きだよー…。そこに辿り着くまでにビットを正確に研究員全員(・・・・・)のお腹の中に入れて、しかも1秒間隔に破裂させていくなんて。黒いよー、想像を絶する黒さだよー』

「…………(それよりも酷い事してたんだけどな、ここのゴミ共は。さて…)」

「ゥゥ…お、ぃジ、ナ、ル”ウウウゥゥゥ……」

 

 

 

 

 

真っ青を通り越して紫の皮膚と血走った目で俺を睨みつけて来る。だけど俺はそれに対して哀れみの感情も同情もしなかった。だた、悲しみと怒りが湧き上がる。

 

 

 

 

 

「…辛かったな、お前も。望まれない命を与えられて、痛みを当たり前とする環境に置かれて、俺と比べられる毎日だったんだろうな。本当、胸糞悪い」

「ぁあ”A”A”A”A”A”A”AAAAAAAAAAAAAAAAーーーーー!」

「だけどな、それも今日まででいいんだ。俺が自由にしてやる。そんな機体は窮屈だろ? 俺の体を活かすには、そんなスペックのISじゃ檻と同じだ。それに薬なんて非効率過ぎる。過度なドーピングよりも長期的な訓練の方が結果が出るのは世界のアスリートが証明してくれている」

「コロス、コロス、コロス、コロコロスコロkおろsコrスコロスコロスゥゥゥゥゥゥ!!!」

『しんくん!』

 

 

 

 

 

右腕のガトリングを掃射して突っ込んで来た。それこそバカ正直に、俺と同じで全く違う(・・・・)体を全面に出して。完全に素人のソレだった動きを回避せずに、真正面から受けた。凄まじい衝撃と痛みが襲ったが、精神系通常弾を受けたのと比べたら屁でもなかった。

P・V・Fモドキを撃ち抜き撃てないようにする。それと同時にファングでISをズタズタに引き裂き、薬を注入しているであろうチューブと機械をそのままにして倒れ込んで来る彼を受け止める。ドーピングのし過ぎと薬の副作用の積み重ね、人体実験による肉体の限界。既にボロボロでいつ死んでもおかしくない状況だった。だけど

 

 

 

 

 

「…束さん、直ぐにソレスタルビーイングのハサン医師に連絡して受け入れ準備をさせておいてください」

『でも、そいつは』

「助ける。絶対に。こいつは被害者だ。それも、俺という絶対とアンタのISのな。それにこいつは俺じゃない(・・・・・・・・・)。…いいから早く」

『(キレてるから饒舌だねぇ…)……わかったよ。迎えは居る?』

「いらん。直線コースで飛ぶ。後始末は頼んだ」

『はいはーい』

 

 

 

 

 

俺はそのまま研究所の屋根を吹き飛ばしてソレスタルビーイングまで飛んだ。ハサン医師と共に全力を尽くした。ハロも■■■■もゼロシステムもフルに使って。

結果、一命を取り留める事が出来た。その後俺は暇がある時に体調改善プログラムとナノマシンを組み上げ『WWWG-00W0 ウィングガンダムゼロカスタム』を作り改良と同時に積み込んだ。

その後は彼を療養させ、常にゼロを肌身離さず持たせて薬を抜いていき、現在では日常生活をこなせる位になった。それまで俺に対してひと悶着あったりもあったが、今では弟として家族の中に居てくれている。

だけど時々不安になる事がある。俺は実に許されているのだろうか、俺はきちんと人間に見えているのだろうか、俺は家族として、兄として見られているのだろうか。

あいつに、恨まれてないのだろうかと。

俺は、あいつの前に居ても、『家族』の中に居てもいいのだろうかと。

 

 

 

 

 

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「…想像を超えた症状だったのだな、あの時の奴は。よく新華は治せたものだ」

「でも、酷い…。日本があんな事してたなんて」

(うち)でも頭を抱えたわ。でも公に出来ないから、新華君が政府を脅してソレスタルビーイングの存在を認めさせたの。彼を含めた子供達の戸籍とかね」

「そんな事が…」

『むしろそうでもしないとソレスタルビーイングは即刻政府によって占拠、蹂躙されてます。この世界はあなた達が考えている程甘くはないですし、どれだけご主人様が体張ってたのだと思うんですか』

「………」

 

 

 

 

 

新華の記憶の旅は続く。

 

 

 

 

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IS学園に入る前まで、そりゃあもう色々とやっていた。実の時を挟んで違法研究所を壊滅させて各国政府を脅す事はいくらでもやったし、その都度被検体の子供たちや女尊男卑なんて馬鹿過ぎる思想に染まった女を『処分』した事もあった。

ああ、一番気分良く、何とも思わずに処分した時は、鈴の親父さんを無意味に投獄しやがったゴミだったか。鈴が国に帰ってから少し、離婚していた親父さんは働き場所を無くしていた。就活もしていたけど、良くてバイト程度だった。それでようやく就職出来たって時に、なんだか訳の分からない理由で投獄されていた。鈴は『多分元気にやっている』とか言っていたけど、この女尊男卑の世の中、一般成人男性が職を失うという意味を親子揃って知ら無さ過ぎる。

当然原因となった女は個人情報を流出させたうえで一家路頭に迷わせてやった。m9(^Д^)9mザマァ。おめぇの存在価値ねェから!

んでその後に親父さんに会いに行こうとした。というか、ソレスタルビーイングに勧誘しに行った。でも既に遅かった。

もう国家機関にスカウトされて、整形した上で戸籍も色々と操作されていた。その国の行動力と人材への貪欲さは見習いたい物がある。ソレスタルビーイングじゃ名前変えてもらっている事もあるけど、基本は全く変えていない事が殆どだから。

後は、随分と前の話だけど真をソレスタルビーイングに引き入れた時の事とか、スウェンを助け出した事とかデカかった。

真の方は、当時はイギリスあたりに親の都合と旅行で一家で列車に乗っていたらしい。でもその列車は事故を起こした。死者は多く真の家族は真を残して全員死亡。ニュースでは事故の原因を『レールの劣化による脱線、オルコット財閥の代表交代』と報じ騒ぎになっていたが、

 

 

 

 

 

「あれは事故なんかじゃない、ISがやったんだ! 俺は見たんだ! ISが飛び去るのを! ISが俺の家族を殺したんだ!」

 

 

 

 

 

真はそう叫んでいた。だけどISに固執していた当時の世の中は真の言葉を消した。それでISに対する憎しみを持ち続けていた真に俺は、MSという分かりやすい力とソレスタルビーイングという環境を与えた。もしあのままにしていたらどこかで爆発していただろうと分かってしまったから。同時に、普通ではそれを解消出来ないと。

その直ぐ後だったか、ロシア付近の違法施設にスウェンは居た。スウェンの方はとある国で家族と居合わせた一般人とテロリストに人質に取られていた。テロリストは女尊男卑に異を唱える者達の集まりだったようで、政府に対してマトモな要求をしていた。でも政府、というか政府上層部に食い込んだ女尊男卑の馬鹿が、人質ごとISによるテロリストの殲滅を決行した。

俺は1つ違法研究所を破壊したばかりだったので遅れた。結果、そこにあったのは殺す事を何とも思わず、人を殺しながら仲間と談笑するIS操縦者達、そして親に庇われる形で生き残ってしまったスウェンだった。

即スウェンを救出しIS操縦者達を処分、その国の政府に対する弱みを握ってスウェンをソレスタルビーイングに連れて行った。そしてスウェンは真と共にMSという力を欲した。親の仇は俺が取った。だから自分の為に、いつか守りたいものが出来た時の為にと。

実、真、スウェンの3人は年齢が同じだったのと、ISに対していい思いをしていない事から仲良くなった。いい傾向だと思う。殺しに対する感情は良く無いが、ある程度の割り切りは出来ている3人だった。

でも、あの3人含めて誰も血で染めさせないつもりだけどね。

 

 

 

 

 

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「い、今のは!?」

「え、と、父さんが…、投獄…? そ、そんな…」

「う、嘘ですわよね…? わたくしのお母様と、お父様が、ISに…」

『ご主人様の記憶に嘘偽りは存在しません。今まで見てきたでしょう、現実がどれだけ残酷かは。これを機会にいい加減現実を見てくれません? ご主人様の負担が多いのでかばいきれません』

「サヤカ、結構容赦無いね…」

『そう思うなら早くご主人様の所にたどり着いてください。急がないと…本当にマズイです! 反応、薄くなってきてます!』

「やばっ!」

「ほら、鈴もセシリアも!」

「…後で話をじっくり聞かせてもらわないとね…」

「…そうですわね。今は、急ぎましょうか」

 

 

 

 

 

一瞬足を止めかけた鈴とセシリアを引っ張り一夏達は足を進める速度を上げた。

 

 

 

 

 

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「おいこらう詐欺、やっていい事とやっちゃいけない事ってのがあるの、分かってるよな…?」

「痛い痛い痛い、痛いよー!」

「た、束さま…。し、新華さん落ち着いて…」

「その前にこのう詐欺を折檻しないとなぁ。取り敢えずー」

「にゃあああああああああ!」

 

 

 

 

 

あのニュースを見た後、俺は■■■■と演算を全力で使ってう詐欺の住居兼ラボの『吾輩は猫である』に乗り込んで、俺を行きたくもないIS学園に入れようと世界を使って陥れたう詐欺にアイアンクローをかました。

最後に力を更に入れトドメを刺す。そうしてため息。

 

 

 

 

 

「ったく、どうせ箒の事を心配して一夏ごと俺を入れようって魂胆だろうが」

「あ、バレてた?」

「一夏にあの受験の日の事を後で聞いた。お前、仕込んだろ、あの量産型に白騎士の001コア」

「なんの事かなぁー?」

「そんでもって俺の事も一緒にバラそうとしたわけだ。聞いたぞ、あの場にはもう1台あったって。あれ、コアの個人認識(・・・・・・・)解除してたろ」

「…全部バレてますよ、束さま」

「しんくんには隠せないかー。でも、そうだよ。だってしんくんさ、普通のISに乗れないじゃない(・・・・・・・・・・・)

「だったら何だっての。俺にはクアンタがある」

 

 

 

 

 

そう、俺はクアンタ以外のISに乗れない。ISは女性にしか乗れないというのは俺にも適応されていて、唯一の例外が『Evolveクアンタ』だけだった。

 

 

 

 

 

「でもしんくんの機体はしんくん以外に反応しないしー。本当に不思議な事だらけだよねー。作った人に会ってみたいよ。しんくん、本当に覚えてないの?」

「しつこい。ねぇって言ってんだろうが。起きたらあったんだっての」

「嘘だねぇー。じゃなきゃ何で人一倍疑り深いしんくんが機体を全面的に信頼して今まで戦ってこれたのかなぁ。『自分にとって安全』って分かってないと出来ないよね?」

「それ、今ISに乗っている全操縦者の前で言ってみろ。ISコアネットワークを管理したうえでフォンマットによるデータ収集とか洒落にならない事やってる癖に」

「あ、それもバレてたんだ」

「それと俺のクアンタのデータ使って箒の専用機作ってるんだろうが。何で俺の周りの年上の女性は皆シスコンかブラコンなんだよ。このう詐欺は箒ばっかりだし千冬さんは一夏の為に命張ってるし当主はなんだかんだ言って簪さんに過保護気味だし…」

「そりゃやっぱ、家族が大事に決まってるじゃない!」

「だったら箒だけじゃなくてご両親にも連絡取れや。何で連絡とって娘の報告するのが俺なんだよ。あんたやれよ。俺はソレスタルビーイングで忙しいんだから」

「なんだかんだ先生に全部おまかせしてます!」

「くーちゃん、後でこの馬鹿殴っといて」

「はい…すいません、新華さん」

「まさかのくーちゃんの頷き!? くーちゃんってかなりしんくんに影響されてきてるよね!」

 

 

 

 

 

くーちゃんが俺に頭を下げう詐欺が喚く。

 

 

 

 

 

「んで、お前は俺にあいつらをどう守ってほしいんだ(・・・・・・・・・・)?」

「そこまでしんくんは分かってるんだねー。安心だよ、うん。だからこそ興味が沸くんだけどね」

「お前が一夏と箒が関わる時を巻き込む、これが意味するのはそれしかねェだろ。いつもいつもお前は…」

「しんくんこそ、いっくんと過ごす時は総じて『いっくんを守る』事がブレないじゃん」

「一夏だけじゃなく、表の知り合いはな。それ以外は知らん」

「わぁ、すっごい外道ー」

「お前に言われたかねぇんだよ。俺は目についたら放っておけないが、お前はそもそも見てないだろうが。俺以上の異端者の癖してよく言ったもんだ」

「だって興味無いしー」

「このコミュ障が。…くーちゃん、ああなったら嫁の貰い手も無くなるから影響されんなよ? そうやって気付けば千冬さんと一緒にズルズルと歳を重ねて妹は結婚して子供も出来るのに自分は無しとか悲しい環境になっていくんだ。辛いぞ? 寂しく部屋で1人過ごすのは。特にクリスマスとか正月とかいったイベントには。加えてこういったコミュ障は近所付き合いも無理なんだ。分かる? 寂しさが、苦しさが、悲しさが」

「は、はい…」

「しんくん本気で容赦無いよね!? 目がガチだよ!?」

「だってほら、想像するだけで鬱じゃん…? 悲しくなんね? 具体的には、三十路になった魔法少女マ○さんとか」

「うん凄い説得力持ってたよ今の!」

 

 

 

 

 

とまぁシリアスがシリアルになった所で、束は珍しくコホンと場を宥めて新華に紙を渡す。

 

 

 

 

 

「…契約書?」

「そう、新しいやつ。しんくんは妙に事務仕事に拘るから今まで通りこういった形で行くよ」

「で、内容は…『臨海学校まで一夏と箒を成長を促す程度に護衛する事』……正気かアンタ」

「うん。それがしんくんをIS学園に、正確にはちーちゃんの所に送る理由だしね。ついでにハーレムでも作ってきたら?」

「アホ。それは一夏の役割だろうが。俺にそんな度胸も資格も可能性もねェんだよ。もうヤンデレの相手はゴメンだ」

「束さんはいつでもしんくんからの愛を待ってるよ!」

「分かりやすい冗談はよせ。で、俺がIS学園に行くとしてここの守りはどうするんだ? 居たから分かるが、逃げるには限界あるだろココ」

「あ、契約受けてくれるんだ」

「報酬が魅力だからな。敵として出てきた場合鹵獲すれば好きにしていい、契約内容が達成されれば俺がハロなんかに使っているプロトでも不良品でもないちゃんとしたISコアが貰える。期間も短いし。んで、防衛はどうするつもりだ」

 

 

 

 

 

俺は契約書を流し読みして不備が無い事を確認、ペンを出してサインと捺印をしようとする。だけど続いた束の言葉で手を止めた。

 

 

 

 

 

「そっちの方は『亡国企業(ファントムタスク)』と手を結ぶ事で問題無いよ」

「………、今何て言った」

「だから『亡国企業』と手を組んだの。あっちも束さんの技術が欲しかったらしくて渡りに船だったよ?」

「テメェ…、自分が何言ってんのか分かってんのか…!?」

「大丈夫大丈夫。利用するだけ利用して後は逃げるか---ぶっ!?」ガスッ

「た、束さま!?」

 

 

 

 

 

俺は衝動的にう詐欺を殴った。そして怒り心頭のまま契約書にサインと捺印を済ませてその辺に放り捨て、う詐欺の胸ぐらを掴んだ。くーちゃんがオロオロしてたけど意識の外に追いやった。

 

 

 

 

 

「お前はやっぱり馬鹿だな…! どうしようもないくらいに人間を舐めてる! そんなんで済ましてくれると思うのか!? あいつら闇の住人が!」

「し、しんくん…」

「ああ、契約、してやるよ! だがな、亡国企業! やつらと組むのは見過ごせねぇ! お前は今まで確かに人の悪意を見てきたよ。でもな! 俺が見てきたソレよりも浅いんだよ…! 人間の欲ってのは深い、果てしなく。それこそお前以上に狂ってる奴ならごまんといる! 亡国企業の連中はその中でも酷く貪欲で、狡猾で、経験豊富で、底が知れない連中だ! 今まで相手してきた奴らとは一線を凌駕する奴らなんだよ!」

「し、しんくん?」

「……お前が1度言ったら滅多な事じゃ辞めないのは知っている。だから契約はしてやる。だけど契約が終わったその瞬間、俺とお前は敵同士になるぞ」

「………」

「いいのかそれで…! 俺は敵に対して容赦出来ない、多分お前相手でもだ! それでも…」

「…やっぱりしんくんは優しいよね」

「ああ!?」

「ちゃんと束さんの事心配してくれるんだから」

「………」

「でも、もう決めたんだ。だから、ね?」

「……くそっ」

 

 

 

 

 

俺は束を離して背を向ける。やり切れなさと怒りと悔しさで一杯だった。

 

 

 

 

 

「けほっけほっ」

「た、束さま、大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ」

「……う詐欺、何かあれば俺か千冬さんを頼れ。お前が死ぬと友人が泣くんだ。もう俺は友が泣くのを見たくない」

「うん。……ありがとう」

「礼を言うなら道を外れるな。くーちゃん、後は頼んだ」

「は、はい」

「……あばよ」

 

 

 

 

 

俺はその後ラボを出てソレスタルビーイングに引越しした自宅へと帰った。そして行き場のない感情で拳を握り締めた。

あまりに強く拳を握り過ぎたのか、手のひらから血が流れていた。俺が感情を整理して日常に戻るまでかなりの時間を有し、学校で一夏達に心配掛けてしまった。

 

 

 

 

 

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「「っ!?」」

「な、なんという…! 篠ノ之博士と新華が契約して、今までの襲撃を知っていたというのか!?」

「織斑君、篠ノ之さんしっかり…!」

「ショックなのは分かるけど、足を止めちゃダメよ!」

「で、でも…」

「姉さんは、一体何を…」

 

 

 

 

 

一夏と箒を始めとする面々は躓きそうになるも更識姉妹、シャルロットに引っ張られる形で前に進んだ。

そして最後に、一同は現在の新華の影が躓く姿を見た。

 

 

 

 

 

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IS学園に入学して(させられて)から、比較的平和に過ごせた。騒がしかったがそれは学校特有、一夏が中心の騒がしさであって悪い事じゃない。最も、ISという兵器を運用し操縦者を育成する所と考えると頭沸いてると何度も言いたくなるが。

まぁその愚痴はさておき、1つ屋根の下に年頃の男女を同じ部屋にするとか正気かと思った。俺の場合は監視という意味があるし俺自身も鋼の精神力で何とかなるからいいが、一夏と箒の場合は何かあったらR-18に…ならないか。一夏だし。

最初のイベントはセシリアをボコる所からだった。ちょっと調子に乗っていたが一夏に落とされ(意味深)、俺と戦う時には最初から本気で戦いに挑んできた。まぁファングの操作性向上に役立たせてもらったが。

次に鈴の転入。調べたら結構無茶言ってた事を知って被害にあった人の苦労に涙した。心の中で。ついでに敬礼もした。

クラス対抗戦ではう詐欺からミッションが届いて作戦開始。でも箒が突っ走ったのは予想外だった。流石にそこまで馬鹿じゃないと思ったけど、一夏以上にダメになったのは箒だと思った。剣道の精神はどこに行ったと。風林火山を座右の銘に出来るよう頑張りなさい、そうすれば大和撫子になって一夏も落ちやすいから。

襲撃してきた3機(ゴーレムトリニティと仮称)を破壊した時に、赤い粒子を放っている機体のコアを破壊したように見せかけて回収した。調べると予想通り擬似太陽炉で中途半端にISコアが付いてたキメラだった。ソレスタルビーイングに持ち帰ってジンクス系の開発に役立たせてもらったけど、俺のクアンタから収集したデータだけで作ったのは流石う詐欺だと思った。

次にシャルロットとラウラの転入。シャルルと聞いてギアスの若本を想像した俺は悪くないと思う。というかシャルロットの女装がバレバレ過ぎて呆れた。……気付かないIS学園と一夏に。会長はちゃんと気付いていたけど、最終的に一夏が心救ったし結果オーライだと思う。後押しする目的でシャルロットの家の問題に介入したり会社の開発陣と混ざって楽しんだり、あとフランスの女性利権団体潰したりしてシャルロットが自由に出歩けるようにした。一夏と気兼ねなく出かけられるように。でもなんか最近違う方向に向かってる気が…。

ラウラに至っては子供軍人、これが一番合っていた。俺にとって軍人ってのは元自衛隊の金剛さんや風神さんだし。千冬を絶対視して一夏と俺に対して対抗意識。正直千冬さんが責任持って何とかしてほしかった。それでも教師かあの人は。あの人は教官であっても教師じゃない、絶対に。教師ってのは彩香先生みたいな人の事を言うんだ。…ん? 山田先生? あの人もちょっと。教師としてはいいんだけど、新人でもないのに新人当時の彩香先生とダブるとかダメだと思う。

でもラウラは他とは明らかに違う物を持っていた。能量子波、これは原作で■■■■■■か■■しか持っていない物。俺はいいとしてラウラが■■だとなると、他にも能量子波を使える者が居る事になる。流石に■■■■が使える事は無いだろうと思うが、用心に越した事は無い。で、タッグトーナメント。一夏とシャルロットのコンビが箒とラウラを撃破する直前、ラウラと機体が暴走、禁止されてたVTシステムを起動しやがった。俺は急いで戦闘に介入してトランザムバーストを使った。GN粒子による意識共有領域は心を曝け出し分かり合う事が出来る空間だ。OOクアンタ本来の使い方でもあるコレでラウラを一夏に救い出させる事に成功、同時に今のサヤカの元となる人格がVTシステム内に生まれた。

トランザムバーストを切った後に再びトランザム。でも今度は1段階上の『言葉が通じない相手用』のクアンタムバーストを使って、VTシステムを受け入れた。結果今のサヤカが居る。

サヤカを最初に見た時は、そりゃもう驚いた。俺の記憶を見て彩香先生の姿を取っていたのだから。今はそうでもなくなってきてるけど、娘同然に扱っているから可愛いものだと思う。いい相棒だ。

それでなんやかんやで臨海学校。う詐欺が直接次のミッションを持ってきた。アメリカとイスラエルの開発した福音が暴走して作戦開始。不本意だが調整をして戦闘に途中参戦。そして一夏の復活。終わった後は束からコアを貰って契約終了。

その後に一夏達をソレスタルビーイングに招待してみた。俺がどうして忙しいのかとか、ISに対する認識を改めてくれればと思う。

 

 

 

 

 

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「福音が暴走する所まで、新華は知ってたんだね…」

「でも、じゃあその後の襲撃って、新華でも知らなかったのか」

「確かに結構考えさせられたよね、あの日は」

「考えるなんてものじゃありませんでしたわ。もう、今の時点で何がなにやら…」

「…軍人として、考えさせられる事ばかりだ。私も、新華と比べたらまだまだガキだという事か…」

 

 

 

 

 

 

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夏休みが終わって2学期が開始された。2学期で初めてのイベントは学園祭。映画部での活動を思い出すが、ここで俺は自分自身の立場と他の生徒達との違いを思い出す事になる。

亡国企業による襲撃。女版アリー・アル・サーシェスの乗る『ヤークトアルケーガンダム』の撃墜と殺害。その時の一夏達を俺は忘れられない。あの時俺を見ていた目を。俺は忘れていた。俺は人殺しだって事を、俺と一夏達は一緒に居ていいような存在じゃないと、俺の居る世界はここじゃないと、俺が今まで何をしてきたか。

そう思った時、笑っていた。吐いていた一夏達の目の前で、手にべっとり付着した真っ赤な血を払えずに、嗤った。

それ以降俺は一夏達だけじゃなく、父さん母さんにも触れないようになった。触れられる訳がなかった。俺は本当はここに居ちゃいけない、そう強く意識した。

その後のキャノンボールファストでは、IS学園じゃなくてソレスタルビーイングに亡国企業が襲撃してきた。たった2機で。正直笑いものだった。防衛体勢は整っており迎撃は簡単だった。予想通りMSによる撃退は成功し、ソレスタルビーイングの士気は上がった。でも油断はしない。慢心ダメ絶対。更なる防衛機構の構築プランを完成させて今は建設中である。

キャノンボールファストは、俺に勇気を出して教えを乞いに来たセシリアと、そのセシリアに付き合って一緒に訓練していた鈴が上位に来るかと思えばシャルロットと簪さん、箒がランクイン。その結果の御陰か箒への虐めが大きく軽減され、箒がちゃんと自分の仕出かした事の後始末が出来るようになったきたと内心喜んだ。

亡国企業の襲撃の後、実が向こうの構成員に千冬さんのクローンが居たのに対して活動的になっていた。曰く『話がしたい』との事で、あぁ実にも春が来たかと思い全力でサポートする考えを固めた。だから、嫌な予感がした一夏の誕生日に実を向かわせた。ソレスタルビーイングでやることが多かったというのと、俺が一夏の誕生日を祝う為に集まっている皆の所には行けないと、真っ白なアイツ等の中にはもう戻れない、戻ってはいけないと思ったから。

だから代わりというか、夏休みの時に作った護衛兼ペットロボのトリィを作った。装甲はクアンタにも使っているEカーボンだから耐久性は問題無いし、AIもハロ並のを積み最優先事項を一夏達の守護にしていた。それしか俺には出来なかった。

その後起きたイベントのタッグトーナメント。ここで束というか亡国企業は本気で一夏達を殺しに来たんだと思う。だから俺もあんなヘマをした。

ISの絶対防御の無効化、GN攪乱幕、人の心を痛めない無人機、そして銃人。俺はキレた。無人機までは良く無いが、見逃せた。容赦する必要が無いから。でも銃人だけは許せなかった。あれを作るのに灰色領域はどれだけの犠牲を、人間の死体を、屍を重ねて来たのか。そしてスキゾイド・ドーベルマンに繋がる悲劇へと繋がる愚かな兵器。例え無人機だったとしても、許す訳にはいかなかった。

 

 

 

 

 

「………おい、亡国機業、う詐欺、いや篠ノ之 束。次俺の前に現れた時は殺す」

 

 

 

 

 

もう容赦も温情もしない。そう決めて殲滅した後、一夏達の声を聞いた。みんなの命が消えてしまう、そんな考えが浮かんだ。

もう嫌なんだ。失うのは、目の前で行ってしまうのを止められないのが、友が死んでしまうのを感じるのが、誰かの大切な人を見殺しにしてしまうのが、俺なんかが生き残ってしまうのが。

誰かに死なれるくらいならと、俺は敵に突っ込んだ。何機か破壊出来たものの予想外の電撃を食らって動けなくなった。そんな俺を見て敵に突っ込んで行った一夏と簪さん達が、俺には睦美先輩にダブって見えた。そしてまたあの時と同じ事にしてたまるかと、最後の力を振り絞って動いた。

皆を庇う事が出来た。皆を守る事が出来た。あの時とは違う結果を出せて俺は満足だった。腹から出るブレードにサヤカを叩き付け取り込ませる。

出血が酷くて声も聞こえなかった。辛うじてラウラの能量子波が聞こえた気が、彩香先生が『お疲れ様』と言ってくれたような気がして、充実感と共に、一夏達の幸せを願って意識を手放した。

 

 

 

 

 

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「っ! 新華!」

「新華君…! 新華君にまだ、まだ何もしてあげられてない…! だから、待ってて…!」

「サヤカちゃん! 新華君はまだ!?」

『すぐそこです! 反応、薄くなって…!』

「消えないで、新華! まだ、話したい事だって山ほどあるし、まだ一緒に居たいんだ!」

 

 

 

 

 

一夏、簪、楯無、シャルロットは走る速度を無理矢理上げた。必死に、新華を自分たちの日常に連れ戻す為に。

もう新華が今までしてきた事は、飲み込んだ。新華の自分たちに対する気持ちが痛いほど分かって、自分たちの今感じている疲れや痛みに比べればと走り抜ける。新華が居てこその平和だと思い知った。だけど、新華が居てこその日常でもある。だから、戻ってきてもらう為に。

 

 

 

 

 

「新華…!」

 

 

 

 

 

躓きボロボロのP・V・Fを抱え込むように膝を付く新華の影を追い抜いて新華本人の元へと走る抜ける。時間は無い。

 

 

 

 

 

「「「「新華(君)!」」」」

 

 

 

 

 

一夏、楯無、簪、シャルロットが光の向く先へと走る。躊躇いはもう無い。

そうして走って見えた新華の後ろ姿は---

 

 

 

 

 

---side out

 

 

 

 

 




■に入る物が何か分かるでしょうが、それは新華の中でもトップシークレットです。閻魔さまの場合は次元が違うので認識出来ないだけです。
ちなみに新華が聞いた一夏達の影は新華自身の被害妄想です。完全にゼハートくらいやばいですが、精神が弱くなりNTでありパラべラムである新華にとっては致命的です。


キルラキルを見て思ったPart2

生命繊維「俺の御陰で人類は進化したんじゃー!」

ゲッター線「ほう?」
光子力「舐めてんのか」
螺旋力「ぷっ」
アクエリオン「おう新参ちょっとツラ貸せや」
エヴァ「うちの子共に何すんの!」
プロメテウス「どれくらい燃えるかな?」
GN粒子「対話と進化のコラボをご覧あれ」
サイコフレーム「隕石返ししてみる?」
マルキオ導師「面白い事を言いますね」
ポケモン「あ?」
デジモン「ちょっと何言ってるのか分かりませんねぇ」
オーラ力「ヤエー!」
ニャル「では私も進化(笑)させてくれるのかね?」
ヒディアーズ「テメェごとそのエネルギー食わせろ」

生命繊維「」
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