~あの夜から3日後~
ソウタ「エルザ、今日も仕事行くか」
エルザ「あぁ、これなんかどうだ?」
ソウタ「これは?」
エルザ「あぁ、コンベ山にあるソーキという葉をとってくる仕事だ。」
ソウタ「コンベ山ってここからどれくらいのとこにあるんだ?」
エルザ「だいたい2時間くらいだ。」
ソウタ「でっ、報酬は?」
エルザ「30万Jだ。」
ソウタ「了解、さっさと行ってぱっぱと終わらせるか。」
エルザ「あぁ、そうだな。」
そして俺達はまず依頼人の元へと向かった。
依頼人「あなた方がこの依頼を引き受けてくれた方達ですか?」
ソウタ「あぁ、そうだ。俺はソウタだ。」
エルザ「私はエルザだ。」
依頼人「そうですか、コンベ山にはいくつか猛獣がいます。気をつけてください。」
エルザ「大丈夫だ。かかってきたらやるだけだ。ところでソーキとはどんなものなのですか?」
依頼人「これです。」
実物を持ってきてくれた。特徴は青色で葉の中心に赤い点がある事ぐらいだ。
ソウタ「では、行くか、エルザ。」
エルザ「あぁ。」
そして俺達はコンベ山に入った。
ソウタ「それにしても全然見つからねぇな。」
エルザ「あぁ、ここまで苦戦するとはな。」
ソウタ「本当にあんのかな、ソーキ。かれこれ二時間くらい探しても見つかんねーんなんてな。」
エルザ「そうだな」
ソウタ「っておいっ!エルザ。アレソーキじゃねーか。」
エルザ「本当だな。」
ソウタ「よしっ。取りに行くぞ、エルザ。」
エルザ「待てっ、何かくる。」
ゴォォォー。
ソウタ「何なんだ。アレは。」
エルザ「さぁな。で、どうする。」
ソウタ「俺がひきつける、そして俺に気をとられている内にやっちまえ。」
エルザ「分かった。」
ソウタ「よーし、かるーく吸神の咆哮。」
??「ギュルルル。」
ソウタ「目つきが変わった。よしっ来い。」
ソウタ「キタキタキタ。よーし、押さえるぞ。」
がしっ。
ソウタ「よしっ、いまだ、エルザ。」
エルザ「換装 天輪の鎧 サークルソード」
??「いだゃぁぁぁぁ。」
ソウタ「よしっ、倒せたな。」
エルザ「あぁ。ではソーキ取って帰るか」
ソウタ「そうだ・・・・・な。」
エルザ「どうした、しっかりしろ、ソウタ。目を覚ませ。くそっ。ソーキを取って急いで帰るか。」
依頼人「これは毒ですね。しかも強力な。しかしもう大丈夫です。解毒しておきましたから。」
エルザ「そうか、世話になったな。」
ソウタ「うっ。ここは?」
エルザ「依頼人の家だ」
ソウタ「そうか、すまなかったな、エルザ。とんだ迷惑をかけちまって。」
エルザ「全くだ。本当に心配したんだからな。」
ソウタ「すまねぇ。それにあれた俺の手当てをしてくれたんだろ?ありがとな」
依頼人「いえいえ、そんな。」
ソウタ「今回は報酬なしだな。」
エルザ「そうだな、やむをえん。」
依頼人「 いえ、そんな訳には。」
ソウタ「命を救ってもらった方からお金をもらう事なんてできません。」
エルザ「同感だ。」
依頼人「しかし。」
ソウタ「俺ももう大丈夫だ。帰るぞ、エルザ。」
エルザ「お前が偉そうに言うな。私はずっと待ってたんだぞ。」
ソウタ「悪りぃ。じゃ、失礼します。」
依頼人「本当にいいのですか?」
エルザ「あぁ、ソウタの命を助けてくれてありがとう。では。」
ソウタ「エルザ、本当にごめん。」
エルザ「そう落ち込むな。失敗するときだってある。」
ソウタ「あぁ、本当にすまねぇ。」
エルザ「もういい、その事は。」
ソウタ「けどさ。」
エルザ「つべこべ言わずにさっさと帰るぞ。」
ソウタ「ふっ、そうだな。帰るか。フェアリーテイルに。」
~フェアリーテイルのギルド~
エルザ「ただいま、帰りました、マスター。」
ソウタ「ただいま、マスター」
マスター「どうした、ソウタ。その表情からして失敗か。」
ソウタ「はい、マスター。申し訳ありません。」
マスター「まぁ、そう落ち込むな。誰だって失敗はある。」
ソウタ「はい・・・。」
ミラ「しかしびっくりしたわ。そんな仕事もできないなんて。ふふっ、笑っちゃう。」
ソウタ「っつ。」
ミラ「あーあ、けど私尊敬してるわよ、違う意味で。よくそんな依頼を見事に失敗するなんて。しかもエルザもいたのに。」
ソウタ「エルザは関係ない、今回は俺の失態だ。確かに俺はミラの言う通り本当に駄目な男かもしれないな。」
エルザ「言い過ぎだ。ミラ。」
ミラ「あーら、こんな奴を庇うの、エルザは。」
エルザ「何だと、ミラ。お前だって失敗した事はあるだろうが。」
ミラ「けどそれはもう少し難しい依頼だったわ。」
エルザ「いや、今回とそんなに内容が変わらなかったはずだぞ。」
ミラ「私は40万Jの依頼を失敗したの。けどあんた達は30万J。しかも2人いて。」
エルザ「何だとー。たいして変わらないじゃないか。」
ミラ「あーら、悔しくてそんな事言うんだ。弱い癖に偉そうに。」
ソウタ「それはお前だ、ミラ。」
ミラ「何よ出来損ないが。」
ソウタ「じゃあ、かかってこい。」
ミラ「上等だわ。今度はボコボコにしてやるわ。」
エルフマン「やめとけよ、ねぇーちゃん。」
リサーナ「そうだよ、怪我するよ。」
ミラ「大丈夫、私は負けないから。」
ミラ「さー、始めましょうか。」
ソウタ「すまんが今は手加減が出来ない。全力で行かせてもらう。お前の心を折る気は無いが先に言わせてもらう。
この前やった時は8割ぐらいしか出してなかった。これだけはいっておく。どうなってもしらねぇぞ。」
エルザ「じゃあ、私とやったときも少し手を抜いていたという訳か。」
ソウタ「あぁ、大怪我をされたら困るからな。」
ミラ「そんなの、どうせはったりよ。」
ソウタ「じゃあ来るなら来い。」
ミラ「サタンソウル、ハァー。」
ソウタ「吸神の剣角。」
エルフマン「ねぇーちゃん、大丈夫か、ねぇーちゃん。」
リサーナ「ミラねぇ、しっかりして、ミラねぇ。」
ソウタ「ヤベェ、ついやりすぎてしまった。」
エルザ「ソウタ、・・・・。」
ソウタ「エルザ・・・。」
マスター「ソウタはどこじゃ。」
ソウタ「マスター。」
マスター「お主、なぜこんな事をした。答えろ、ソウタ!」
ソウタ「悪口を言われイラッときたので決闘しようとミラに言ってやった結果こうなりました。」
マスター「喧嘩を売られたからと言ってここまでやる必要は無いだろ。そんなに喧嘩をしたいのならワシとやろうか、ソウタ。」
エルザ「しかし、マスター、ソウタは」
マスター「黙れ、エルザ。こいつはまだギルドに入って一週間も経っとらん。こいつには教えておかなければならん、仲間に手を出せばどうなるか。」
ソウタ「分かりました、マスター。」
マスター「明日の朝5時に来い。」
ソウタ「はいっ。」
マスター「では、今日はもう帰れ。」
ソウタ「分かりました。」
エルザ「本当に大丈夫なの?」
ソウタ「悪いが今日は一人にしてくれ。」
エルザ「分かった、家には帰ってこんのだな?」
ソウタ「あぁ、今日は自分で適当に飯は食っといてくれ。」
エルザ「お前はどうするのだ?」
ソウタ「今日はイラン。」
エルザ「そんなんじゃマスターにボコボコにされてしまうぞ。」
ソウタ「これこそ本当に俺の問題だ。明日まで我慢してくれ。じゃあな。」
エルザ「おいっ、待てっ。」
ソウタがこんなに怒るなんて珍しいですね。
そしてミラは無事なのか?
次回作をお楽しみに。