こうして俺はいくつか質問する事ができるようになった。
出来ればエルザの口から楽園の塔のことについて語っていただきたいのだが。
俺は頑張ってエルザの口からその事を聞くためにエルザを誘導しなければならないのだが。
取り敢えずやってみよう。
ソウタ「じゃあ一つ目の質問。お前には恨んでいる人がいるか?」
エルザ「!!そんな者いるわけないだろ。・・・・・。」
ソウタ「誰を恨んでいるんだ?」
エルザ「だからいないと言っているだろ!」
ソウタ「だったらなぜそんなに焦っている。」
エルザ「それは。・・・。」
ソウタ「いるのか、それともいないのか。どっちだ。」
俺はじっとエルザの顔を見続けた。しかしエルザは少し目をそらそうとした。
完全にいる事が確定した。
エルザは何も喋らない。
ソウタ「じゃあ、残念ながら一緒にチームを組むことはできんな。じゃあな。」
エルザ「待て。わかったから。正直に話すから。」
ソウタ「じゃあ、教えてくれ。」
エルザ「今からその者の名前を言うがみんなには言わないで欲しい。」
ソウタ「あぁ、いわねぇ。約束する。」
エルザ「そいつの名前は ジェラール 」
ソウタ(まー、そうだろな。)「誰だ、そいつ?」
エルザ「昔の私の知人だ」
ソウタ「じゃあ、なぜジェラールという者を恨んでいる。」
エルザ「それは・・・。」
ソウタ「では、これがお前に聞く2つ目の質問だ。
ジェラールをなぜ恨んでいるのか教えてくれ。」
エルザ「悪いがそれは流石に言えん。」
ソウタ「それは恐らくエルザにとって嫌な思い出だからだろう。」
エルザ「まぁ、あまりいい思い出とは言えんな。」
ソウタ「では、その質問は一旦保留にしておこう。次の質問だ。
ジェラールは生きているのか?」
エルザ「あぁ、おそらくな。」
ソウタ「もしかしたらジェラールがいつかは分からないがお前を襲ってくる日がくるかもしれん。その事を知ってるか知らないかで大きく事態が変わる可能性もなくはないしな。お前にとって嫌な思い出なのかもしれないけどさ。」
エルザ「私は大丈夫だ。自分で何とかするから。」
ソウタ「ふざけた事言ってんじゃねぇよ!それだったら何のためにチームを組むんだよ。依頼先でもしかしたらジェラールがお前の昔の事の知人が襲ってくるかも知んねーんだぞ。その時に俺がそいつらの事を知らなかったら何も対処できねぇじゃねぇかよ。」(昔の知人が襲ってくるかもしれないと言ったのは原作からの知識です。)
エルザ「・・・・・。お前を巻き込みたくはないのだ。」
ソウタ「別に俺を巻き込んでも構わねぇよ。」
エルザ「っ。」
ソウタ「そんなに嫌なのなら俺の過去を教えてやるよ。」
エルザ「あぁ、聞かせてもらおう。」
ソウタ「その代わり他人には絶対に言うなよ」
エルザ「分かってる。」