ソウタ「では、話していくぞ。俺はある小さな街に生まれた。そこはマグノリアのように決して大きな街ではなかったがここと同じく賑やかな街だった。俺はそこに住むある夫婦のもとに生まれたんだ。けど俺が生まれてすぐ父さんが家から出て行ってしまったんだ。そのせいで母さんが俺の世話・仕事・家事を全てやっていたんだ。だけど母さんはあまり体の調子が悪くいつもしんどそうにしていた。そんな母さんを見ていたから俺も母さんの手伝いをしようと思ったんだ。俺は家事ができなかったから仕事に行くことにしたんだ。
けど俺が仕事に行こうとするといつも母さんは俺を止めてきた。もしあんたが何者かに襲われたらどうすんのと言ってきた。俺からしてみれば母さんの方がよっぽどあぶねぇと思ったんだが絶対に母さんは俺を仕事に行かせなかった。しかしそんな生活をしている母さんは
日に日に体調が悪くなっていきついに母さんは俺が8歳の時に死んだ。母さんは言っていたんだ。父さんは魔導士だって。
だからおれは父さんに会うためそして生きていくためのお金を手に入れるためにフェアリーテイルに来た。
これがおれの過去の出来事の全貌だ。
エルザ「お前はお前なりに辛い思い出があるのだな。だが何でそんな事を私にちゅうちょなく教えてくれたのだ?
当初は私がお前の質問に答えるはずだったのに。」
ソウタ「そりぁ、恐らく、いや、間違いなくお前の方が辛い経験をしていると思ったからだ。それによく言うだろう?
人の事を聞きたければまず自分の事から話せってな。」
エルザ「今度は私の番か。」
ソウタ「あぁ、辛いことかもしれないが頼む。」
エルザ「あぁ、では話すぞ 。
私はローズ村というところで生まれた。そこは穏やかな村だった。
しかし突然何者かが攻めてきたのだ。そのせいで村は一気に火の海となった。襲ってきた輩は大人は皆殺しにし、子供だけをさらっていった。当然私もその何者かにさらわれてしまった。
そして連れていかれた場所で私達は労働を強いられたのだ。そんな場所で私にも仲間ができた。
ショウ、ミリアーナ、シモン、ウォーリー、そしてジェラール。
そしてそんな労働を強いられている中、私達はある作戦を立てていた。
それはこの場所からどうやって脱出しようかというものだった。そんな作戦を提案したのはショウだった。
みんなで考えて遂に実行する時がきた。初めは成功すると思ったがそんな事を思えたのもつかの間だった。
しかし私達はすぐに見つかってしまい私は敵に捕まってしまった。
そんな私を助けようとジェラール達が立ち上がり私を助けに来てくれたのだ。しかし今度は私ではなくジェラールが捕まってしまった。当然私達はジェラールを助けるために立ち上がった。
しかし二度目の反乱ということもあり敵も全勢力をあげて私達を潰しに来た。
そんな中で私をかばって死んでしまった者もいたが何とか私はジェラールの元にたどり着いたのだ。
しかしなぜかは分からんがジェラールはつかまる前までの時とは全く違う人物になってしまっていた。
そしてジェラールは敵のリーダーたちを殺めた。これを聞いてお前がどう思っているかは知らんが昔のジェラールならそんなことは絶対にしなかった。そしてその後私を襲ってきた。しかし何故かは知らんが私だけその場から追い出されたのだ。そして私はロブお爺ちゃんが勤めていたフェアリーテイルに行くことにして今現在に至るのだ。」
ソウタ(やっぱり知ってたとはいえ何故か泣けてくる。こんなにも小さな子がそんな辛い思いをしているなんてな。)
ソウタ「そうだったのか。本当に辛いことだったんだな。話してくれてありがとう。
最後にお前に聞きたい事がある。かつての仲間はどうなった?」
エルザ「分からん。だが恐らくジェラールと一緒にいるだろう。本当は今すぐにでも助けに行きたいのだが今あいつらがどこにいるのか分からないから助けにいけないのだ。」
ソウタ「だったらその時は俺も一緒について行ってやるよ。お前の仲間としてな。」
エルザ「しかしだな。こんな事にお前を巻き込みたくない。」
ソウタ「じゃあ、巻き込んでくれよ。頼む。」
エルザ「ソウタ、ありがとー。うわぁぁぁん。」
ソウタ「俺はいつでもお前の味方さ。どんどん頼ってくれよな!」
エルザ「うん。」
ソウタ「じゃあ、今日から俺たちはチームエルザとして活躍して行くぞ。」
エルザ「えっ、私がリーダーなのか?」
ソウタ「あぁ、俺はお前について行く。どんな事があってもな。」
エルザ「ありがとう。」
ソウタ「じゃあ、エルザの怪我が治り次第仕事に行くぞ。」
エルザ「あぁ、私もできるだけ早く怪我を治す。」
ソウタ「いや、そんなに焦らなくてもいいけど。」
エルザ「私は早く怪我を治す。だから私の元にいといてくれないか?」
ソウタ「あぁ。お前の怪我が治るまで待っといてやるよ。」
エルザ「あぁ、ありがとう。」
エルザの過去をエルザ視点で書いてみました。
次回はチームエルザの初仕事です。