何分、小説に関しては素人で、グダグダになっているかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします!!
VSアーボック
《1月26日・16時21分》
カントー地方・2番道路
「見つけた・・・!」
長く伸びた草の中に身を潜め、俺は目の前の生き物を注視する。
綿の様な体毛と黄色と黒の縞模様が特徴の生き物、《ポケットモンスター》通称ポケモン。
そのポケモンは今欠伸を掻いて、ウトウトとしている。時刻は夕方、そろそろ眠る時間なのかもしれない。
(奴が眠ったところを、これで・・・!)
自分の手に握られたモンスターボールを一瞥した後、もう一度奴に視線を戻す。
元々10個あったモンスターボールだったが、これまでの失敗と不運続きで、これが最後の1個となってしまった。
そして、遂にその瞬間が訪れた。
(来たーーーっ!!)
完全に眠ったあのポケモンを捕獲すべく足音を極力消しながらゆっくりと近づいていく。
(今にしてみれば、長く、辛い道のりだった・・・!)
ポケモンを捕獲すべく、野生のポケモンが蔓延る道路にボール片手に彷徨うこと8時間。
骸骨を被ったポケモンに襲われたり。
牛みたいなポケモンに追いかけられたり。
デカイ紫色のポケモンを尻尾を踏みつけたり。
休憩に立ち寄った町ではバケツに水をぶっ掛けられたり。
跳ね回る豚みたいなポケモンの大群の移動に巻き込まれたり。
その後も川に落ちるわ、木から落ちるわ、崖から落ちるわ落とされるわで散々な目にあってきたが、最後の
最後に運は俺に味方した・・・!
今こそ、俺の初の手持ちポケモンゲットの大チャンスっ!
俺は片足を上げ、投球フォームを取る。
さぁ、行け!モンスターボー《ドカッ!》
「ゑ?」
はて?今俺の足に何かがぶつかって通り過ぎて行ったような・・・。
視線を向けてみると、青くて丸っこいのが勢い良く走り去っていく。それと同時に傾いていく俺の体。
なるほど、つまり俺が片足を上げた瞬間あの丸っこいポケモンが俺の地面に着いた片足を轢逃げした訳か。
そんなどこか他人行儀な思考を巡らせている間にも俺の体はどんどん傾いていき
「ぶへぇっ!!」
「~~~~~っ!!?」
俺は前のめりに倒れ伏した。
とほほ、今まさにこれからって時にこんなんなんだよなぁ。鼻打って痛いし。
それにしても、今、変な音が聞こえたような気がする。潰された蛙というか、肺から一気に空気が噴き出た様
な・・・そんな感じの。それにさっきから腹の辺りが柔らかいような、極上の綿の上にでもダイブしたような
瞬間、猛烈に嫌な予感が俺の全身を駆け巡った。
慌てて体を起こし、後方に飛び退く。
するとさっきまで俺が倒れていた場所には・・・
全身からバチバチと電流を発しながら、こちらを睨みつけてくるポケモン『メリープ』がいた。
ビジュアルが愛らしいだけあって恐怖心は幾らか和らぐが、それでも相手はポケモン。本来人間の敵う相手ではない。
「ちょっ!ま、待て!!これには深い訳がっ!!」
そんな俺の言葉は当然聞き入れて貰えず、無慈悲にもメリープが放った電撃は一直線に俺に向かってきた。
「チクショォォォォォォ!!結局こうなるのかぁぁぁぁぁぁ!!!」
そんな俺の叫び声が、夕暮の空に木霊した。
さて、ここで一つ話題を変えよう。
なぜ、俺が手持ちのポケモンも連れずに野生のポケモンが蔓延る危険な道路にいるのか。
本来、町の住民の安全のため手持ちのポケモンを1体も連れずに道路に出るのはポケモン協会により禁止されている。にも拘らず、俺が此処に来た理由。それは2日前の夜に遡る。
☆ ☆ ☆
《1月24日・19時30分》
カントー地方・ニビシティにある民家
俺は一人の老人と暮らしている。
その老人は今、自身のトレードマークである白い帽子コートを脱いで、新聞を広げている。口にはもう一つのトレードマークである木製のキセルを咥えている。
この男の名は『ゲンジ』。
ホウエン四天王の一角にして、最強のドラゴン使いでもあり、この俺『ガーネット』の育ての親でもある。
俺は元々ストリートチルドレンという奴で、5歳の時故あってゲンジの元へ引き取られからは今まで習った事もない一般教養や、マナー、基礎体力やら柔軟やらをスパルタで教えて貰いながら暮らしてきた。
そんな感じで、俺にとって濃密な6年間はあっという間に過ぎ去って、俺は今11歳の誕生日を迎えていた。
念願だった一人旅の規定年齢を達してから丁度1年。今年こそは許可を貰う為、ゲンジに話しかけた。
「のぅジジィ、儂は旅に出「ならん」少しくらい悩んでもいいじゃろっ!?」
このジジィ・・・!新聞を読みながら一蹴しやがった!!世間では10歳になったら旅に出れるのに、俺だけ一年待たされた上にこの仕打ち・・・!
「今日は儂の11歳の誕生日じゃぞ!?可愛い弟子のささやかなお願いじゃろうが!!」
するとジジィは、新聞を畳んで背を向けて立ち上がりやがった。この野郎!聞く耳持ちませんってか!?
だったらこっちにも考えがある!
「やい、ジジ《ベシッ!》フブッ!!?」
こ、このジジィ・・・!なんか固い物を顔にぶつけてきやがった。俺の作戦を一瞬で消し飛ばすとは・・・!
何をぶつけてきたのかと思い、改めて飛んできた物を見てみる。
それは丸くて固いものが複数個入った巾着袋だった。
もしや、これが誕生日プレゼントかと思い、鯉口を縛ってあった紐を解き、中を覗いてみると
「モンスターボール?」
そう、袋の中身は赤と白を基準とした一般的なポケモン捕獲アイテム、モンスターボールだった。
一人旅の許可を強請ったにも拘らず、何故モンスターボール?
俺は何とも言えない視線を向けていると、ジジィはゆっくりと口を開いた。
「ガーネット、ポケモン協会が定めた道路の通行許可の基準は?」
なんだ、いきなり。よく分からないが、まぁいいか。えーっと、確か
「町の住民は最低一体のポケモンを手持ちに加え、ポケモントレーナーとしてライセンスを発行・・・・あ」
そうだった。俺。今一体も手持ちのポケモンを持って居ないんだった。
旅に出ることばっかり頭に言ってて、すっかり忘れていた。
「ガーネット、そのボールを持って己の力のみでポケモンを捕獲して見せよ。そうすれば私はお前を一人の
ポケモントレーナーと認め、旅立ちを許可しよう」
☆ ☆ ☆
《1月26日・16時55分》
カントー地方・2番道路
イヤーまったく、ジジィのツンデレにも困ったもんだ。素直に認めれば良いのにに毎度毎度回りくどいと言うか。ま、そんな些事を許してやるのが弟子であるオレな訳だ。ホント参っちゃうよねーHA☆HA☆HA
「だからお願い〝でんきショック〟は~~~~~っ!!」
そして、この状況も、本当に困ったものだ。
つい先ほど、俺の偶発的ボディプレスを食らったメリープは当然のごとく怒り狂い、俺を追いかけてきた。
ちくしょう!あの青くて丸っこい奴が俺の足を轢逃げするから!!今度会ったらどうしてくれようか!?
「えぇい、しつこい!いつまで追いかけてくる気じゃ!!」
俺のボディプレスを食らってから既に30分は経過しただろうか?辺りは薄暗くなってきている。
そんな中、俺とメリープの命懸けの追いかけっこ(〝でんきショック〟付き)は続いていた。
こんな状況、いつまでも続けておくのは!
「埒が明かぬ!」
そう言って俺は、落ちていた木の棒を拾い上げて構える。今まで武器を持って喧嘩することなんて滅多に無かったが、あの電撃に対して素手だと分が悪い。草タイプは電気タイプに有利ってな!
俺が初めて臨戦態勢を取ったことでメリープも警戒したのか、立ち止まって、じっと俺を見据えている。
こうして、両者の睨み合いは暫く続き、そして遂に!
「うぉぉぉぉぉぉぉお!!メリープ、捕獲じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は雄叫びと共に駆けだした。それと同時にメリープも俺に向かって突進してくる。
まず俺はメリープにダメージを与えるべく、木の棒を振りかぶり、そして《ギュムっ!》ん?
はて?今なに踏んだような・・・。メリープの方を見てみると、青い顔を更に青くして、震えている?
そこで俺はようやく、自分の足元に目を落とす。するとそこには紫色の尻尾が俺の足で踏まれていた。
あれ?なんか既視感《デジャヴュ》?
そして俺は恐る恐る顔を上げてみると、そこには俺に向かって大口を開けて威嚇する『アーボック』がいた。
「ぎゃああああああああああああ!!!」
俺は絶叫と共に咄嗟の判断で持っていた木の棒を、バットの要領でフルスイングする。力一杯叩きつけられた棒はアーボックの胴体に直撃し砕け散ったが、アーボックは特に堪えた様子もなく俺に向かって〝かみつく〟
を放ってきた。って、やばい!あんな明らかに毒が有りそうな牙で噛まれたら終わりだ!
咄嗟に掌に残っていた木片をアーボックの顔目掛けてブン投げる!当たり所が良かったのか、アーボックは唸
り声と共に怯んだ。こんな時ばっかり悪運が強いな!俺!とにかく今の内だ!
俺はアーボックから背を向けて全力で走りだす。隣を見てみると、メリープも俺と同じ方角に逃げだした様だ
何とかして逃がしてやりたいが、そのためにはこの状況を打開しなくてはならない。
このメリープの様子を見る限り、あのアーボックとのLvの差は歴然!
それに対して、今俺の手元にあるのはモンスターボールたった一つだけ。バトルで倒すのも捕獲するのも絶望的だ。そんな考えを巡らせている間にも、回復したアーボックが俺達に向かって猛スピードで迫ってくる!
☆ ☆ ☆
《1月26日・17時20分》
カントー地方・2番道路
どれだけの間走り続けただろうか?
走っても走ってもあのアーボックを振り切れない。これが蛇の執念という奴か。
そして俺達は、打開策が思い付かないまま崖まで追い詰められてしまった。
俺達を追い詰めたアーボックはニヤニヤと笑いながら、こちらににじり寄ってくる。は、腹立つ・・・!
そうしている間にも、俺達は崖の方へ追い詰められていく。下を覗いてみるとそこはまさに断崖絶壁・・・!
「くそっ!何か、何か無いのか!?」
そう言って俺は辺りを見渡す。このピンチを越えるだけの何かを探して。
俺の周りにあるものは、メリープが一体、モンスターボール一個、俺達が追い詰められている崖!・・・崖?
そして俺は見つけた。作戦なんてスマートなものじゃない。自分の力だけが頼りの打開策を!
「メリープ、儂に従え!この状況を打開するぞ!」
俺がそう言うと、メリープは驚いた顔で俺を見上げてきた。
その目は、不安と恐怖で彩られていた。俺はそんな不安も恐怖も吹き飛ばすくらいの大声で、自分なりの不敵の笑みでメリープに叫ぶ。
「お前の電撃と、儂の作戦ならやれる!儂を信じろ!!」
するとメリープは覚悟を決めたように、大きく頷いて見せた。
それを了解の合図と受け取ると、俺はメリープをアーボックの方に向けたまま自分の胸元へ抱え込む。
「さぁ、決着を着けようぞ!無論、儂等の勝利でのぉ!!」
そして俺は、今度こそ正真正銘、大胆不敵の笑みを携えアーボックを挑発した。
追い詰めたはずの獲物のまさかの挑発に、アーボックの怒りは頂点に達し、俺達に飛び掛かって来た。
(まだだ!まだ、ギリギリまで引き付けて・・・!)
奴の〝かみつく〟が俺を捕えようとした瞬間
(今だっ!!)
俺は全力で体を捩りながら体を前へ倒れた。
寸前のところでアーボックの攻撃を避けた俺とメリープは今、アーボックの顔の方を向きながら後ろ向きに倒れようとしている。一方アーボックはと言うと、飛び掛かった勢いでそのまま崖から落ちようとしていた。
そのまま落ちてしまえば楽なんだが、そう簡単にはいかなかった。アーボックは体を捩りながら崖の上に戻って来ようとしている。だが、そんなことは大体の想像はできていた!
「メリープ!奴を良く狙え!〝でんじは〟!!」
俺の指示と共にメリープから放たれた電撃は、見事にアーボックに命中した。
威力を捨てることにより、命中した相手を確実に麻痺させる技〝でんじは〟
あのアーボックに対し、何も無い平野で使ってもほぼ確実に回避されていただろう。
だが奴は、崖に追い詰められた俺達に襲いかかり、その攻撃を避けられたことで立場は逆転させてしまった。
崖と俺達で逃げ場を無くしたアーボックは為す術もなく、電撃を浴びる羽目となり、そのまま麻痺して崖の上から滑る様にして落ちて行った。
こうして、俺の人生史上初のポケモンバトルは、勝利の2文字とともに幕を下ろした。
☆ ☆ ☆
《1月26日・20時33分》
カントー地方・ニビシティにある民家
あの戦いの後、ともに戦ったメリープに懐かれ俺の手持ちになってくれた。
そのメリープを引き連れて、俺達は今テーブルを挟んでゲンジの前にいる。
「そのメリープ。捕獲することが出来たのだな」
「うむ。少しばかり苦労したがの」
実際は、少しどころかとんでもなく苦労した訳だが。
朝に家を出てから既に9時間。普通なら心配するだろうが、ジジィは顔色一つ変えずに話を切り出した。
「ガーネット、お前が旅に出たいという理由は昔から聞いていた。写真家になりたいという、お前の夢もな」
そう、それが俺が旅に出る目的。
3年前、ジジィに連れて行かれた写真館。何人ものカメラマンの渾身の一枚がいくつも展示されていた。
それを見た瞬間、体中に電流が走ったような感覚に襲われた。
理屈なんかじゃない。ただ本能におもむく様に思った。
(俺もいつかこんな風景を見てみたい!この絶景を撮ってみたい!)
その時から、それが俺の憧れになり、目標になった。必ず叶えてみせる。そう、自分に誓った。
しかし何だ?いきなり改まって。何かを言える空気でもなかったので、俺は黙ってジジィの声に耳を傾ける。
「だが今回のポケモン捕獲を経験する事により、旅の危険を解ったはずだ。それでも、お前は旅に出るか?」
それはジジィにしては珍しい、他人に気を掛けるような、そんな口調だった。
そんな台詞が言えるなんて、6年間一緒に暮らしてきたが今の今まで知らなかった。
旅の危険性。今回たったの9時間道路に出ただけでわかる。強大な自然の猛威。野生のポケモンの力。
ポケモントレーナーとして、旅に出る奴が多くない理由がこの身で痛感した1日でもあった。
俺はこれから写真家として、想像も超えるような危険な場所へ赴くことだろう。
それでも
「うむ、儂は旅に出る。この世の全ての絶景をこのフレームに収める為、この目に焼き付ける為にな!」
俺は纏めてあった荷物からカメラを取り出し、それを持ってそう宣言した。ポケモンバトルやらコンテストやらが目的の奴も多いだろうが、この世界の美しさをフレームに収める写真家となる為に、旅に出る。変わっていると言われようともそれが俺の道だ。
そんな意気込みを示すように、俺はじっとゲンジを見つめ返す。するとゲンジは懐から何かを取りだした。
見てみるとそれはモンスターボールだった。中にはポケモンが入っている。
「それは少し前に私が偶然発見し、捕獲した非常に珍しい個体のポケモンだ」
ゲンジがボールの開閉スイッチを押すと、そこからポケモンが飛び出してきた。
胴体より大きい顎が特徴のポケモン『ナックラー』だ
ナックラーはそこまで珍しいポケモンではない。ではなぜゲンジは珍しいと言ったのか。
それは、色だった。
普通ナックラーは全身の色が茶色だが、このナックラーは全身鉛色で覆われている。
俗に言う《色違い》と呼ばれる、発見数が極めて少ない個体だった。
「そのナックラーはお前に譲ろう。これから先、お前に大きな力を貸してくれるだろう」
「良いのか・・・?こんなに珍しいポケモンを、儂に譲っても」
「・・・・・私からの旅立ちの記念だ。取っておけ」
そう言って、ゲンジは背を向けて部屋から出て行った。
「あのツンデレジジィが・・・最後の最後に素直になりやがって」
思わず元の口調が出てしまった。
この6年間、ゲンジは俺に対しては回りくどい言葉ばかり掛けてきたのに。
ゲンジと共に暮らす最後の夜に掛けられた労いの言葉に、思わず目頭が熱くなる。
目を押さえて俯いていると、俺の両足にメリープと、さっき出会ったばかりのナックラーが擦り寄って来た。
俺は慌てて眼を擦り、床に胡坐をかいて2体の目線に合わせるようにする。
「明日から儂とお主達、1人と2体の旅が始まる。改めて、よろしく頼むぞ」
口調を元に戻し、そう言って笑い掛けると、2体とも満足そうに頷いてくれた。
さてと!今から俺がやるべき事といえば!
「まずは、お主達にニックネームでも付けるかのぉ。種族名じゃと何か味気ないからの」
こうして、夜は過ぎ去っていった。
☆ ☆ ☆
《1月27日・午前1時35分》
カントー地方・マサラタウンにある《オーキド研究所》前。
「0135.目的地に到着」
そこに一人の少女が佇んでいた。
年頃は10歳程度。
月明かりに照らされた白い顔。
腰まで届きそうな長い藍色の髪は後頭部で二つに分けて縛っていて、月の光を受けながら輝いている。
服の上からでも分かる、細く、しかし丸みを帯びた体。
鈴を転がしたような愛らしい声色。
10人居ればその10人全員が彼女を美少女と呼ぶだろう。
しかし、その表情はまさに能面。
その漆黒の眼差しは、冷たく研ぎ澄まされている。
持ち前の美貌も合わさって、人と言うよりも人形と表現する方がしっくりとする少女は、腰のベルト部分からモンスターボールを取り出し、開閉スイッチを押す。
そこから現れた小さな鼠の様なポケモンは小さな電流を身に纏わせ、主の指示を今か今かと待ち望んでいる。
「これより、作戦を開始します」
全国的に権威のあるポケモン博士の研究所に、侵入者が入り込んだ夜の出来事だった。
☆ ☆ ☆
《1月27日・10時3分》
カントー地方・ニビシティ出入り口前
後日、トレーナーライセンスを無事に習得した俺は、町の出入り口の前まで来ていた。
ジジィは見送りには来なかった。それでいいと、俺は思う。ジジィがあんまりデレるのも不気味だしな。
「ナツ、メリー。暫くの間、この町も見納めじゃ。眺めるのなら今の内じゃぞ」
俺は昨夜それぞれに付けたニックネームを呼びながら、2つのボールの開閉ボタンを同時に押す。
そこから飛び出したのは、ナックラーの『ナツ』、続いてメリープの『メリー』。
2体はじっと、俺が育った街を見て、そして俺を見つめてきた。
俺は大きく息を吸い込み、吐き出した。
「さぁ行くぞ。儂等の旅はこれからじゃ」
決まった目的地の無い、当てのない旅が始まった。
未知なるものへの不安は大きいが、同時に楽しみでもある。
そんなものを目指し、俺達は足を踏み出した。
☆ ☆ ☆
キャラクターステータス
名前:ガーネット
性別:男
年齢:11歳
所持金:3000円
手持ちポケモン
ナツ/ナックラー ♂ Lv,11
メリー/メリープ ♂ lv,10
いかかでしたでしょうか?
とりあえず自分なりに精一杯書いてみました!!
皆様からの率直な意見を、心よりお待ちしております!