東方×モンハン 異能無しのハンティング!!(凍結) 作:冷仁鬼
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「塩辛い水、見たこともない木に茸、さっきからブンブン五月蝿い巨大蜂型生物。こりゃあ参ったぜ」
目が覚めるや否や
そして普段は箒で飛び回っているために衰えた足の筋肉が悲鳴をあげる。
「クソッ!普段楽してたツケがこんな風に返ってくるとはな…!ひーふーみー………6匹まで増えてやがるな」
魔理沙は振り返ると防止の中から八卦炉を取り出し真っ直ぐ飛んでくるランゴスタの塊に狙いを定める。
距離は約15メートル。撃てば普段なら確実に当てられる距離だがいかんせん魔力のチャージが遅い。
「早く貯まれ、早く貯まれ、早く貯まれ!」
身体中から魔力をかき集めて八卦炉に送り込む。チャージが完了したとき目の前では先頭のランゴスタが魔理沙に向けて尻の長い針を突き出してくるところだった。
顔を狙って放たれた一撃を朦朧とする意識のなかで避け、必殺の一撃を解放する。
「マスター…スパーク………」
普段ならマスタースパークの1発や2発撃ってもどうということもないのだが今回は違った。この世界には幻想郷とは違い妖力も、霊力も、神力も、魔力も存在していないのだ。
その為、魔理沙の魔力は徐々にだが身体の外へ漏れだしていたのだ。ランゴスタから逃げ回ってる間は身体強化の魔法を使用していたため減りも早かった。
その結果ランゴスタを撃墜させる威力のマスタースパークを1発撃つのに必要な魔力が残っていなかった。しかも生命を守る為に使用している身体中の僅かな魔力をかき集めればなんとかと言ったところであった。
魔理沙はあっさりその方法を選んだ。命の危険が伴い、最悪死ぬであろうその方法を。
そして撃った。
非殺傷効果を無効にした渾身の一撃は予想以上の大きさのレーザーとなりランゴスタ6匹すべてを飲み込んで空の彼方へと消えていった。
「こ…れでなんとか…か……せ…めて…あの岩の…向こうまで…持って…くれ…よ……」
霞む目を擦りながら箒を杖がわりにして立ち上がり、鉛のように重く動きたくない身体を引きずるようにして歩き出す。
押し寄せ引いていく波に足を取られながらながらもなんとかたどり着いた岩の向こうには丁度良い気温と湿度に保たれた空間が広がっていた。
そこには船が砂浜に乗り上げておりそこにはベッドも備え付けられている。魔理沙はなんとかそこまでたどり着くと糸が切れたマリオネットのようにベッドへと倒れ込むのだった。
「もう少しで密林に着くが準備は出来てるな?」
「隊長!準備完了であります!あいてっ~~~~ッ!」
「それよりも隊長さんよーさっきの光見たんだろ?なら俺は引き返した方が得策だと思うんだけど」
「…………」
魔理沙が迷い混んだ『密林』にハンターたちの乗った舟が近付いてくる。そこには四人組のハンターが乗っている。
その中でも最もガタイのいい男が後ろの三人を振り返り声を掛ける。
それに真っ先に返事をする小柄な少女。勢いよく立ち上がったときの振動で、置いてあった隊長と呼ばれた男のヘルムが頭に直撃。転がったヘルムの隣で呻いている。
次に返事をし、更に意見を言ったのは中年に差し掛かったところの男。男は一時間ほど前に見えた虹色の光線のことを言っているのだろう。それに対して隊長と呼ばれた男は無言で首を横に振りその意見は却下された。
最後の一人は無言で頷いていた。その者は密林に着く前にも拘らず全身を防具で固めでいるため性別は分からない。しかしそれなりの実力者であることは武器防具を見れば一目瞭然であった。
「それでも俺たちは行かなきゃ駄目だろう。俺とキャロはただの採取ツアーだからいいけど、オルドとサラは裏の仕事があるんだろう?」
「俺としちゃああんまし賛成できないけど今日はアンタが隊長だ、従うさ。それと仕事はこっちの
「…………」
中年に差し掛かった男、オルドはサラと呼ばれた戦闘準備万端の人物に視線を向けながら隊長に忠告をして横になる。サラは相変わらず船の外を眺めていて、キャロと呼ばれた少女はポーチの中身の最終確認を始めるのだった。
そんな四人のハンターがベースキャンプで魔理沙を見つけるまであと少し。
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となってます。毎日更新できるかはやる気次第です(苦笑)
ではでは次回もよろしくお願いします