第一話 衝撃!オネエ系男子
IS学園とは・・・IS操縦者育成用の特殊国立高等学校である。
ISの生みの母、篠ノ之束の弟『篠ノ之心月』は このたびIS学園に入学することになった。
彼はたまたまIS適性が見つかっただけで、頑張って受かった私立高校を強制除籍・・・さらにマスコミ関係やらメディアやらに引っ張り凧にされ彼のストレスはマッハに高ぶっていくのであった。
でも、入学してしまったには仕方が無いと腹をくくり
せいぜい自分の青春をここで満喫しようと努力の決意をする。
心月は入学式を終え、自分の所属クラスである1年2組の教室で学園のオリエンテーションを受けていた。
「・・・・では、それぞれ自己紹介をしてください・・・首席番号、一番の人から」
彼のクラス二組の担任が一通りIS学園の説明を終え、生徒たちに自己紹介をさせる。
心月の席は窓際、前から四番目、自己紹介の出番はすぐきた。
いいでしょう、この私『篠ノ之心月』がいかなる人物で、いかなる存在なのか教えてあげよう。
と、心の中で気合を入れる。
「次お願いします。」
「はい」
IS学園初の男子生徒が起立する。
紫色の髪に紫の瞳。耳にはピアス、手には男では珍しい紫のネイルを施し
仕草も声のトーンも大人の女性のようで・・・いやゆるオネエ系男子である。
彼の変わった容姿はIS学園の生徒の間では賛否両論であった。
「この私の名前は『篠ノ之心月』名前のとうり、ISの生みの親『篠ノ之束』の弟よ。男なのにIS適性があるのは姉のせいだと思ってちょうだい。趣味はエステ巡りや可愛いもの集め。好きなものは可愛いものよ。特に最近は子猫ちゃんの写真集を集めるのがマイブームなの!!ほんと可愛いわ罪ね・・・あとそれ「では次、志村」
先生は次の生徒に指示した・・・彼のの話を途中で強制中断して。
「「「「・・・・・・」」」」
クラスに若干重い空気が流れる。
「なんなのあの先生!・・・人の話を途中できるなんて!ほんと悪い女!!」
昼休みに入った瞬間、心月はパンと、机を叩いで怒りを露わにする、
人の話を中断するなんて本当最悪だと、ああいう女は持てないと、的外れな非難の声を上げる。
「まぁまぁ、時間押してたしね、しょうがないよ!」
パンパンと机を叩いて時、隣に座っていた女の子が彼に話しかけた。
「でも強引すぎるわぁ・・・ぶー」
「あはは・・・心月くんって意外に面白い人だよね・・・オネエだし。」
彼女の名前は『黛 薫子』メガネが特徴で整備課希望の普通の女の子だ。
「あら?それは褒めているのかしら?それともバカにしているのかしら?」
心月はふて腐れた表情をする。
「褒めてるよ!もう・・・あ、私『黛 薫子』隣の席だしよろしくね。」
黛は手を差し出す。結構いい人みたいだと心月の中では好評だった。
「あら、これはこれはご丁寧に・・・よろしく」
二人は握手を交わす。互いいい友達になれそうと期待に胸を膨らませる。
「しつれいするわ!」
「ん?誰か入ってきた・・・」
「あれって確か・・・四組のロシアの代表候補生・・・」
「うっそ、代表候補生が・・・」
ドアの開く音が聞こえ、一人の少女が教室に入ってきた瞬間。雑談していたクラスメイト達は
一気にその子に注目をする。
髪色は水色、ベスト風に改造された制服に赤みがかったストッキング。
プロポーションもバッチリ、まさに美少女が私の席の前に立ち、心月にセンスを向ける。
「君が・・・篠ノ之博士の弟の『篠ノ之心月』くんね?」
「あら?私に何か用かしら?」
「「「・・・・・・」」」
謎の圧力に、クラスに重々しい空気が再び流す。
それを切り裂くように少女はパッサっとセンスを開く、そこには達筆な文字で『宣戦布告』と書かれていた。
「私と勝負しなさい!」
「・・・・は・・・はい?」
心月は意味不明な言葉に困惑する。
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衝撃的な謎の美少女の宣戦布告の後、チャイムが鳴る。謎の美少女は「またね」と一言だけいい教室を出た。
(なんなのあの子・・・。)
「全く最近の若い子は気性が荒いわ、出会い頭にバトルを挑むなんて、どこのポケットモンスターよ・・・んで、彼女は一体何者?」
彼には彼女に関する情報がなかった。なので隣の黛に質問する。
「え?心月くん知らないの?・・・彼女はロシアの代表候補生よ。しかもその実力は、かなりのものでじきに候補生ではなく、ロシア代表になるかもしれないIS学園の期待の星よ!」
(ロシアの人なの?日本人に見えたけど・・・まぁ、それは今はどうでもいい・・・それより)
「その期待の星さんがなぜ私に宣戦布告を?」
「多分篠ノ之束の弟・・・からかな?」
「私にそんな実力ないわ、私は素人なの・・・実戦をするほど経験は積んでないわ。」
彼には謎だった。彼自身IS事態あまり詳しく無いのだ。
たとえ、篠ノ之束の弟でも、IS開発後離れ離れになったためにISについては本人から学ぶことなんてなかった。つまり彼は素人なのだ。持っているISの情報といえば、入学前に渡された資料の知識ぐらで、ISバトルなんてしたことないし、宣戦布告された意味がわから無いのであった。
「そこ静かに・・それでは今から続きのLHRを始めるわ・・・まず最初にこのクラスのクラス代表を決めるわ・・・。」
教室に担任が入室し授業を開始する、
「クラス代表・・・なるほど、そういうことか!」
黛はポンと何か考え付いたのか手を叩く。
「ん、どうしたの黛さん?」
「見ればわかるよ」
心月に向けてウインクをする。どうやら宣戦布告の意味の答えを見出したらしい。
「クラス代表は二週間後に行われるISバトルのクラス対抗戦に出場してもらいます。この中でクラス代表をしたい奴はいますか?指名でも構いません・・・」
IS学園ではISバトルを行う行事が多い。
その中でもクラス対抗戦はIS学園入学後で最初に行うイベントであった。
「クラス代表ね・・・クラス長みたいなものかしら?」
心月が質問する。
「平たく言えばそうよ・・・」
(クラス代表か・・・IS未経験の私には向いていない係りだな。)
そう思っていると、一人のクラスメイトが手を挙げ言う。
「はい!私は篠ノ之くんがいいと思います!!」
心月に一票入れられた。
「私も!」
「うんうん、篠ノ之博士の弟だし、きっと強いよ!」
「・・・・・・」
一人また一人と手を挙げ心月に一票入れる。
彼女らが彼に一票を入れたの言うまでもない理由がある。
まず、IS学園唯一の男ということ。
それと、彼が篠ノ之束の弟というネームバリューがあることだ。
クラスのほとんどが彼を推薦するのは目に見えていた。
「うんうん、せっかくの男の子だし持ち上げないと」
「見世物になるつもりはないわ・・・でもいいのかしら?他にやりたい子とかいないの?」
「誰か他に・・・いない?」
(こんな素人にやらせたって絶対に負けるのは目に見えているわ
せめてどっかの国の代表候補生だったらまだ勝率が上がるといううのに・・・)
心月はクラスの愚かな選択に呆れながらも
自分よりIS操縦経験がある人を探す。
(そうだ・・・代表候補生・・!!)
心月は思い出すこのクラスの中にはギリシャの代表候補生がいるという噂を聞いたことがあった。
周りを見渡し、明らかに日本人ではない子に心月は指をさす。
その子は結んだ髪をマフラーのように巻いているのが特徴のギリシャ代表候補生『フォルテ・サファイア』だった。
「・・・・・・・・」
「そ・・そうだあなた!」
「あなた確かギリシャ代表候補生のサファイサさんよね?あなたの方が経験積んでいるから、私より強いと思うけど・・・クラス代表どう?」
「・・・・いいっす・・・めんどくさいし」
めんどくさい・・・その一言で心月の案は打ち砕かれる。
(この子代表候補生として活動するつもりあるの!?)
「えぇー代表候補生えぇー!!」
これはまいったっと頭をかかえる心月。他のクラスは確実に代表候補生もしくはかなり実力のある子を代表に選択する。力の差は明らかだった・・・。
「ちなみに、優勝クラスには食堂のデザートの無料券一年分がもらえるわ・・・」
「・・・・・・・・」
先生の告げられた真実に心月は顔色を変える。
「しょ・・・しょうがないわね・・・わ、私がやろうじゃないの!!」
「おぉ!!よく言った!」
「期待してるわ!心月くん!!」
「任せなさい!私を誰だと思っているの?篠ノ之束の弟『篠ノ之心月』様よ!!おほほほ!!」
「なにやってのよ私!!」
昼休みに入り彼は食堂で自分のしでかした失態を後悔してた。
頭を抱えて。
「ストレスでニキビできちゃうわぁああ!!タダでさえ思春期でホルモンバランスが乱れてニキビができやすいお年頃なのに!!」
「・・・ぐぬぬ、それにしては私より、肌が綺麗ね」
隣に座っていた黛がポツリ一言いう。
「当然よ!あなたとは通っているエステの数が違うわ!!」
(((こいつ男なのに女子力たけー)))
食堂にいる女子全員がそう思った。
それはさておき。彼は気付いた。
なぜ謎の美少女が私に宣戦布告をしたのかを。
「黛さん、あなたの言ったことの意味がわかったわ・・・つまり私はクラス代表選にてロシア代表候補生と戦う運命にあると言うことね。」
彼女は予想していたのだ。心月がクラス代表になってクラス対抗戦に出るということに。
でもそこでもう一つの疑問が生まれた。なぜ彼女は宣戦布告をしたのか。
全くの素人の彼に宣戦布告をしたの理由・・・その意味とは・・・。
「そそ・・・それと私が手に入れた情報によると、彼女、この学園の生徒会長を狙っているらしいの・・・」
「生徒会長?それと試合とどう関係あるの?」
黛から告げられた情報に興味を持つ。
「この学園では『生徒会長』の称号は『IS学園最強』という意味をなしているらしいのよ・・・」
「『IS学園最強』?」
「そう、彼女はこの学園の頂点に立とうとしているんだよきっと・・・」
ますます、分からなくなる。素人がIS学園最強になれるはずもないし目指せるはずもないのに。
「今の生徒会長は?」
「それが、今は空席なんだって、生徒会の活動も教師が行っているみたい。」
「それ生徒会ではないわね・・・」
「ちょっといい?篠ノ之さん・・・」
「あ、先生なんですか?」
食堂に現れたクラス担任が話しかける。
「学園があなたに専用機を用意することになったの・・・」
「え?私にですか?」
「え!?ほんんと」
「うわー、いいなー」
周りから羨ましがる生徒の声が聞こえる。
それもそのはず、本来なら一年生は代表候補生以外、専用機持ちになれるはずもないのだ。
その理由としてISとはコアをベースに動く、しかし、そのコアは世界中に全部で467しかない。専用機持ちとはそのコアを個一人で独占することを意味する。つまり実力を持っていなければ専用機を持つことができないのだ。
それもであっても心月は入学初日で専用機を手に入れるのだから
羨ましがるのも無理はない。
「なんでも学園が男の子であるあなたのデータ収集をしたいみたいなの・・・」
(なるほど、私が男性なのになぜISが使えるか、その調査を貴重なコアを使って行う魂胆か。
でも・・・)
「ふむ・・・ちょうどいいわね、今度のクラス対抗戦にも役に立ちそうし」
「もう届いているらしい、第二アリーナのピットで調整をしているから、この後向かってくれ。」
「わかりました。」
「あ、私もついてっていい?私、整備課志望だからどんな風に調整しているか見たくて。」
「いいわよ。」
心月と黛は、食堂を後にし第二アリーナに向かう。
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「・・・・・・・」
「きたな、篠ノ之心月」
第二アリーナのピットに着くと、そこには彼の顔見知りがいた。世界最強のIS操縦者
『織斑千冬』昔、彼の両親が経営してた道場に通っており、篠ノ之束のお気に入りだ。
「ちーちゃんさんだ!」
彼は当時読んでた名前をいう。
「・・・・」
しかしそれは間違った判断だった。
千冬は彼の頭を両手をグーで挟み、こめかみを重点的にグリグリと力を入れる。
「きゃぁあああああ!?何するのよ!!」
「ここでは織斑先生と呼べ篠ノ之」
「いたーい・・・はーい」
なんとか離してもらうが、相変わらずのアイアンクロー・・・と戦慄する。
「え!?織斑先生と心月くんって知り合いなんですか?」
黛が驚く。
無理もない、この学園では千冬さんは全生徒の憧れの存在。
その存在と知り合いというのはなんとも羨ましいことなだろう。
「そうよ、昔私の両親が経営していた道場に通っていたのよ。なつかしいわ」
「ほうほう、これは特ダネを聞いた!」
「特ダネって・・・・・あなた新聞記者なの?」
「あ、ごめんごめん、姉さんの癖が移ったみたい!」
「無駄話はいい、それより今からお前のISのフォーマットとフィッティングを行う、山田くん」
「あ、はい!初めまして教育実習生の山田です。それでは今から篠ノ之くんのISを出しますね」
千冬の隣にいた緑髪で眼鏡のボインの実習生『山田真耶』が、ISを保管してある扉のスイッチを入れる。
ゴゴゴと重い扉が開き中から一機のISが姿を表す。
「これが、心月くんのIS・・・・」
「・・・・・・」
「はい、篠ノ之くんの専用ISの第三世代IS・・・『剛列武(ゴーレム)』です。」
そこには真っ黒なIS・・・
腕はかなり大きく、その大きさは肩まで含めると2m以上。頭部はアイセンサーが六個付いているだけでただ丸いだけ・・・。
全身に姿勢制御用のスラスターが付いており、所々凸凹。
カスタムウイングと呼べるものは肩と一部一体化・・・。
武器は巨大な腕、両肩二つ、両腕二つ、計四つの砲口。打撃用の巨大なハンド・・・。
さらにISでは珍しい全身装甲・・・
心月の総評価・・・。
「・・・・・・だっさいわ」
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おっす!ここまで読んでくれてありがとう!
この作品はもし『篠ノ之心月がファントムタスクに入らなかったらという』パラレルワールド設定です。
あっちはシリアス路線に対しこっちは日常系路線でいきますのでどうぞよろしく!