或る戦車の日常   作:さんP

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どうも、作者のさんPです。
まずは一言、投稿が遅れて本当にすいません。色々あったんです、試験やら何やら。まあそれは置いといて今回まで日常回、内容はタイトル通り新しく見つかった戦車についてです。是非楽しんでいただけると幸いです。


新たな仲間について

 

各車両の大規模な整備が完了した翌日、いよいよ大洗にて対アンツィオ高校向けの訓練が開始

された。

 

「そういえば…」

「どうした、長老?」

自分と一緒に仮想敵役を務めている長老が話しかけて来る。

「昨日また戦車が見つかったらしいのう、確か…」

「ああ、ルノーだな。ただまだ整備途中だし人出も足りていないから次のアンツィオ戦には出れないらしいな」

「そうか…確かルノーは戦後生まれじゃったな?」

「らしいな、だからフランス語はサッパリ喋れてなかったろう?」

「ああ、そう言えばそうじゃったな」

「だろ?あ、そろそろ三突達が来るから牽制射撃よろしく頼む」

「よし、頼まれた」

同様の内容のやりとりが人間の方でもあったのだろう、長老の砲塔後部の機銃が唸りを上げる。そうして相手のうちの1両である三八を引きつけながら右側へと距離を離していく。

「IV号!武運長久を祈っとるぞ!」

「おう、長老もな!」

互いを鼓舞しつつ後方から来る三突とM3に注意を向ける。人も戦車も、いよいよ練習にも熱が入って来たのであった…

 

数時間後

 

「いやー今日も疲れたのう」

「長老も中々良い機動力持ってるよねー」

「じゃろう?」

「なあお前ら、俺の周り回るのやめてくれないか?あの時ちょくちょく流れ弾は当たるしそれにだな…」

試合を近くに控えているとはいえ、いつも通りの日常である。

「確か明日の夜には移動開始でしたっけ、IV号さん?」

「ああ、明日の昼間には準備を終わらせてその夜には移動を開始。1日空いて明々後日には試合だな」

「なら今日は早めに休まなければいかんという訳じゃな?」

「だろうな。歳とると寝るのが早くなるらしいし爺さんには丁度良いな」

そんな会話をしている中であった。

「あの〜、一つ気になったんだけど良いかな?」

「どうした、ナカジマ嬢?」

「さっきIV号さんとチイさんの話を聞いてたんだけど…」

「俺と長老の話…ルノーの話か。てか良く聞こえてたな」

「あ、それはそこにあった無線機をちょっといじって…じゃなくて戦車道に参加可能なのは戦時中に計画された車両までだけど、確かルノーは戦後生まれって言ってなかった?」

「ああ、その話か」

「多分IV号さんが言いたかったのは…」

「三突よ、そう簡単に答えを言っても面白くなかろうて。そうじゃな…言うなれば戦前生まれじゃが戦後生まれ、と言ったところかのう」

「戦前生まれだけど戦後生まれ…?」

「おお、爺さんにしては中々面白い言い方だな」

「長老の言う通りだな、まああいつの目が覚めればすぐに分かるさ」

 

この謎めいた言葉を残しその翌日の夜に戦車達は出発していったのであった…

 




さて、次回からはアンツィオ戦です。多分サンダース編程長くならないと思います、テレビ版もそうだったし。また次回の投稿は遅くなってしまうかもしれませんがお待ちしていただけると幸いです、それではまた次回
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