或る戦車の日常   作:さんP

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投稿が遅くなり申し訳ありません。理由?大学受験です…


仲間

大洗女子学園にて戦車道が復活してから数日が経ったある晩の戦車格納庫にて

 

「それにしても本当に久しいですね、IV号さん」

私に親しげに話しかけてくるのは無論人間ではない。彼はIII号突撃砲、皆からはIII突と呼ばれている車輌だ

「本当に久しぶりだ…20年ぶりだからな」

「ええ、20年間水の中だから全身錆だらけで…あれは大変でした…」

「そりゃ大変だったな…にしても相変わらず話すのに低姿勢だな」

「車高の低さと姿勢の低さは昔からですよ」

III突は昔もこんな風に話す時は敬語を使う奴だった。

「全く変わって無いねぇ、うんうん」

「ここまで変わらないものか…って38は急に会話に割り込んで来たな」

「まあね〜」

「38さんも相変わらずですね」

話に割り込んで来たのは38(t)、チェコスロバキアにて開発、運用されチェコスロバキア併合後はドイツ軍にて使用された優秀な軽戦車だ。皆からは38(サンパチ)と呼ばれている。昔は日本軍の歩兵銃みたいで嫌だと言っていたが今は気にしていない様だ。

「にしてもあの2両も相変わらずだねぇ」

38が話を切り出す。その2両とは…

 

 

「また俺がジャップのロートルと組むとは世も末だなぁ、爺さん」

「じゃかしい!二階建てこそワシの大和魂見て腰抜かすんじゃねぇぞ?」

 

75mmと37mmの2門の砲が特長的なM3リーとこの中では最古参の八九式中戦車チイの2両である。それぞれ皆からははリー、長老と呼ばれているがあの2両の間でのみの呼び方があり長老はリーの事を二階建てと呼びリーは長老の事を爺さんと呼んでいる。まあ仲が良い分には構わないのだが…それにしても今この場にいる戦車は自分にIII突、38にリーと長老の合わせてたったの5両だ昔はもっといた気がするのだが…

「まあきっとまだ見つかって無いだけですよ」

「あれ?口に出てたか?」

「ええ、はっきりと出てましたよ。ただ何両かは財政難の時に売られたのもいましたが…」

「そう言えば居たねぇ、確か売られたのは…ファイアフライとティーガー、後は…セモベンテにT34/76じゃなかったかな?」

「よく覚えてるな、38は…」

「まあね〜♪」

得意げになる38

「売られたのはほとんどが主力たる戦車ばかりですね…」

「まあそれの運用云々を考えるのは人間だからねぇ、気楽に行こうよIV号もIII突も…ね?」

「それもそうだな、確か明日は訓練の後にチーム名の発表やら塗装やらもするらしいし気張ってても意味無いな」

 

そんな事を話しながら次第に夜も更けていく。明日は自分達の姿がああも変わるとはまだ知らずに…




どうだったでしょうか。今回は大量の台詞があるのでセリフの前に名前を書くか迷ったのですが…もしその方が良いな、と思われたらコメントに書いていただけると幸いでしす。それではまた次回
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