蒼の彼方のフォーリズム 速さより技でしょ!   作:rockless

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うちの地元じゃコレがデフォだから

 早朝、まだ人気のない新市街地の住宅街を1人の少女がランニングしていた

 その少女は市ノ瀬莉佳。1年生でありながら、高藤学園福留島分校FC部のレギュラーに選ばれる、将来有望なFC競技の選手である

 最近この四島市に引っ越してきたため、引越し作業で自主トレの時間をとれていなかった彼女は、いつもより早く起きてランニングをしていた

 

(夏の大会までなんて、あっという間・・・もっとしっかりトレーニングしないと・・・)

 

 莉佳が気合を入れてペースを上げようとしたとき、ふとどこかから何かが聞こえてくる。それは音楽で、鼻歌のようだった。その音は小さいながらも、朝の人のいない静かな住宅街ではしっかりと莉佳の耳に届いた

 

(あれ?近付いてる?)

 

 誰かの鼻歌を聴きながらランニングを続けていると、その音の発生源が近付いていることに気付いた

 

(これ・・・人が走る速さじゃない・・・)

 

 急速に近付く音に、莉佳は不安になり足を止めた次の瞬間、前の路地から1人の少年が飛び出てきた。少年の足元にはグラシュ特有の羽のような形の光源。つまり少年は飛行しながら路地から出てきたわけで・・・

 

(ぶつかる!)

 

 そこはT字路で、少年から見て突き当たりを右に曲がろうとしているが、普通に曲がれる速さではない。このままではぶつかると莉佳は思った

 しかし、少年は片足で空中を蹴ることで曲がったのだ

 

「エアキックターン・・・片足で・・・」

 

 莉佳は思わず声に出してしまった

 少年は莉佳に気付くこともなく、鼻歌を歌いながら莉佳に背を向けて飛んでいった

 

 ・・・途中、郵便受けに新聞を突っ込みながら

 

(新聞配達員さん?!)

 

 莉佳は呆気にとられ、少しの間その場に立ち尽くした

 

 

 

 

 

「住宅街の路地をエアキックターンで曲がる新聞配達員ですか・・・?知りませんわねぇ・・・」

 

 朝のことがショックだった莉佳は、FC部の朝練で部員にこのことを話した

 しかし、この地元で生まれ育った人ですら、その真相を知る人はいなかった

 先輩で副部長の佐藤院麗子も知らないと首を振った

 

「本当なんですよ。こう、片足でエアキックターンをしてですね・・・」

 

「片足でエアキックターン?!そんなまさか?!」

 

 ジェスチャー交じりに説明する莉佳に、さすがに麗子も信じられないと声を上げた

 両足でのエアキックターンですら高難易度の技なのに、それを片足でとなるとさらに難易度が上がる。ただの新聞配達員ができる芸当ではないのだ

 

 

(うぅ・・・結局誰も信じてくれなかった・・・)

 

 朝練が終わった莉佳は、教室の自分の席に着く。程なくしてチャイムが鳴り、朝のSHRをするために担任の先生がやってきた

 

「うーし、欠席はないな・・・市ノ瀬、隣の寝ボスケを叩き起こせ」

 

「は、はい」

 

 担任の指示に莉佳は返事をして、隣の生徒を揺さぶった。入学以来、この男子生徒はなぜか毎日こうして朝のSHRを眠って迎えている。『うーん・・・』っと唸っている隣の男子生徒はまだチャイムが鳴って担任が来ていることに気付いていない

 今朝のことで、胸にモヤモヤしたものが溜まっている莉佳は、早く起こさねばという思いも合わさって、その男子生徒の後頭部にチョップを叩き込んだ

 

「んがっ?!」

 

 少々鈍い音がして男子生徒が文字通り叩き起こされた

 少しだけ胸のモヤモヤがスッキリした莉佳だった

 

 

 

 

 

 次の日の早朝、莉佳はまた昨日と同じようにランニングをしていた

 

(今日は絶対証拠を掴んでみせる)

 

 ジャージの上からポケットに入れたスマホを触って、昨日とは別の気合を入れる

 やがて、少年と遭遇したT字路に着き、莉佳はスマホを取り出して待ち構える

 

(・・・あれ?)

 

 しかし、いつまでたっても少年はやってこない。もう通過したのかと思ったが、昨日新聞を配っていた家の郵便受けにはまだ新聞は入っていない

 

(おかしいなぁ・・・?)

 

 莉佳が首をかしげていると、昨日聞こえてきたあの鼻歌が耳に入ってくる

 『来たっ!』っとスマホをカメラモードにして構える莉佳の目の前に、昨日のように新聞配達員がやってきた

 

 ・・・自転車に乗って

 

(あ、あれぇー?)

 

 ポカンとする莉佳。しかし成績優秀の彼女はすぐに作戦をプランBに切り替えた

 

「あの!」

 

 自転車を追いかけ、声をかけて呼び止める

 莉佳の声に止まった新聞配達員が莉佳の方を向いた

 

「あれ?市ノ瀬さん?どうしたのこんな朝早く?」

 

「え?あれ?明石君?」

 

 莉佳が呼び止めた新聞配達員は、なんと莉佳の隣の席の男子生徒、明石晃だった

 意外な遭遇に2人して固まった

 

「あ、ごめん。配達あるから」

 

「あ、はい、ごめんなさい」

 

 先に復活した晃が、配達に戻るために自転車を走らせる。続いて復活した莉佳もランニングで自転車を追った

 予想外の人と出会ったものの、冷静になってみると、晃の後姿が昨日の新聞配達員と似ていることに莉佳は気付いた

 

「あの、明石君。今日の配達はグラシュ使わないのですか?」

 

 配達に付き合いながら莉佳は晃に質問した

 

「んー、昨日は他のバイトの人が体調崩して、その人の分もやるためだったから」

 

「そうだったんですか・・・」

 

 言質取ったり、と莉佳は内心ガッツポーズをした

 

「片足でエアキックターンができるなんてすごいですね」

 

「エアキックターン?何それ?」

 

「え?」

 

 晃の言葉に莉佳はポカンとする。そして説明をすると晃は『あーあれのこと?』となんてことのないように答えた

 

「あんなの誰だってできるでしょ?前に住んでたトコだとみんなできたよ」

 

「へ?」

 

 再度ポカンとする莉佳。もちろん晃も見栄で多少大げさに言ってはいるが、そこまでホラを吹いているわけではなかった

 

「俺が前に住んでたトコ、山ん中でさ、学校通うのに山を越えなくちゃいけなくて、ここと同じグラシュ通学ができたんだよ。夏は熊やイノシシとかの野生動物、冬は雪で山の中を歩いてなんてあぶないから」

 

 『ま、グラシュ通学も安全ってわけじゃなかったけどね。吹雪で視界ゼロの中をGPSだけを頼りに飛んだりもしたし・・・何度死を覚悟したことか・・・』っと、どよ~んと黒いオーラを纏う晃に、莉佳は少し引いた

 

「コホン。とにかく、そんなわけで遊びも自然とグラシュを使ったものになってさ。グラシュ使って鬼ごっこやってるうちにみんなできるようになった」

 

 『まぁ片足で連続でできるやつは俺くらいだったけど』っと言う晃に、莉佳は開いた口が塞がらない

 なぜこんな逸材ともいえる人物がFCをやらないのだろうか・・・?

 

「明石君・・・FCやらないのですか?」

 

「FCねぇ・・・なんか俺らがやってた鬼ごっこみたいで、競技っていうより遊びって感じがして本気になれないかな・・・?それに競技用の道具を揃えるお金もないしね・・・」

 

 『なっ・・・』っと足を止める莉佳

 付いて来ない莉佳に、『じゃ、学校で』っと晃は去っていった

 

 

 

 

 

 その日の放課後

 晃が下校しようとすると、3人の人間が道を塞ぐように立ちはだかった

 

「明石晃君だね。僕はFC部部長の真藤一成と言います」

 

「同じくFC部の副部長、佐藤院麗子ですわ」

 

 っと、2人が自己紹介した。残りの1人は莉佳である

 

「えーっと・・・なんでしょうか?」

 

 朝のこともあり、この場に莉佳がいることでなんとなく予想はついている晃だが、一応知らない体で質問する

 

「単刀直入に言おう。君をFC部にスカウトに来た」

 

「すみませんお断りします」

 

「なんでですの?」

 

「理由は2つです。①お金がありません②モチベーションがありません。以上です。うち母子家庭なんで、学費は免除になってますが、それでも部活やるお金はないですし、大学の学費を今から貯めときたいんで」

 

「「「・・・」」」

 

 予想以上に重たい理由に、3人は返す言葉が見つからず、何も言えなかった

 そんな3人を見て、晃は『では』っと3人を横を通って下校しようとする

 

「ならこれでどうかな?」

 

「はい?」

 

 一成が一枚の紙を晃に見せた

 その紙を読む晃

 

「どういうことですか?」

 

 晃は一成に確認する

 その紙はなんと特待生の申請用紙だった

 

「僕と勝負して勝利すれば、この用紙に君の名前を書いて提出しよう。そうすれば君はFC部に入り、活動することで、奨学金が給付される」

 

「なっ・・・?!きゅ、給付ですか?」

 

「そう、給付だ。貸与ではない。だから返済はしなくていい」

 

 一成の言葉に晃は目を輝かせた

 新聞配達のバイトを始めてまだ1ヶ月くらいだが、お金を稼ぐことの大変さを身に染みている晃は精神がグラグラと揺さぶられた

 

「さらに、FCで優秀な成績を残せば大学進学も有利に働くだろう。そして大学に入ればプロ活動もできる。どうだい?」

 

「なるほど・・・」

 

 っと考え込む晃

 晃が抱えている事情が事情だけに、脇で聞いている麗子や莉佳も、お金に目が眩んでいる晃に嫌悪感は抱けなかった

 

「ただ、僕に勝てたら、なんだけどね」

 

「あ、あぁ、そうですよね・・・でも、勝負してみるのは無料(タダ)ですよね?」(キリッ)

 

「もちろん」

 

 男2人がいい笑顔で頷きあった

 

 

 そんなこんなでFC部練習場

 ブレザーを脱いだだけで制服姿の晃が、軽く準備体操をしながら莉佳からFCのルールを聞いていた

 

「えーっと、1番のブイからスタートして、番号順にブイを先にタッチするか。相手の背中にタッチすれば点が入って、タイムアップ時に点が多い方が勝ち、でいいんだよね?」

 

「はい」

 

 短い時間での莉佳の説明を理解してくれて晃に、莉佳はホッと胸を撫で下ろした

 莉佳は自身の耳にインカムを着け、晃にもインカムを渡す

 

「明石君のセコンドには私が入りますね」

 

「あ、あぁ・・・」

 

 セコンド必要かな・・・なんて思いつつも言葉に出さず、言われるがままインカムを耳に着ける晃

 そんな晃はずっと気になっていたことを莉佳に質問する

 

「市ノ瀬さん、真藤先輩に勝てたら特待生になれるって、あの人はFCの選手としてはどれくらいの人なの?」

 

「去年の全国大会優勝者です・・・つまり、私たち高校生FC選手の、頂点です」

 

 要するに、ラスボスであった

 っとそこにラスボス・・・もとい、一成が着替えを終えてやってきた

 

「待たせてしまってすまないね」

 

「いえいえ、大丈夫です、よ?」

 

 FC用のフライングスーツ、競技用のグラシュを着けた一成の姿に晃は顔を引きつらせた

 あまりに奇抜な格好のそれに、晃のやる気はガクンと落ちるが、その後の莉佳からの説明で何とかやる気を取り戻すのだった

 

「そうだ・・・全身タイプの競泳用水着だと思えばいいんだ。ピッチリしてるのは空気抵抗軽減のために仕方なくで・・・腕のヒラヒラはもしものときに必要なものなんだ・・・そうだ・・・」

 

 っと晃は無理やり自分を納得させた

 

 

「それでは試合を始めますわ」

 

 スタート位置に着いた晃と一成。セコンドの位置に莉佳と麗子。さらにギャラリーとしてFC部の部員。そして特待生の審査のために分校の校長と教頭、あとはFC部の顧問までいる

 

「レディ!」

 

 腰を曲げてスタートの構えを取る一成。その一成を見て『え?』っという表情を見せ、慌てて真似する晃

 

「ゴー!」

 

 スタートの合図とともに勢いよく飛び出す一成。一瞬遅れてスタートする晃

 

「なっ?!」

 

 しかし直後に一成は背中にタッチを受けた

 タッチを受けた一成と、それを見ていた誰もが驚く

 

「えっと、タッチはこれでいいんですよね?」

 

 莉佳の着けているインカムに、晃の確認する声が入ってくる

 本来ならば禁止されているスタート後のファーストラインでの背中へのタッチだが、晃が一般用のグラシュを使用しているハンデがあるので、この試合に限りそのルールを無しにしている

 

「う、うん、OKだよ!今の加速は何をしたの?」

 

 晃の声に我を取り戻した莉佳は質問する

 晃が履いている一般用のグラシュでは、一成が履いている競技用のグラシュに全く性能では歯が立たないはずだからだ。なのになぜ、一瞬スタートが遅れた晃が、一成の背中にタッチできるのだろうか?

 

「何をって・・・空中を蹴って加速しただけだけど?」

 

「空中を蹴って加速・・・それだけで・・・ハッ!まかさエアキックターンの?!」

 

 返ってきた答えの意味に莉佳は気付いて驚く

 理屈としてはわかる。エアキックターンのキックの際の加速は、普通に空中を蹴るように加速したときよりも鋭いものになっている。これをスタート時のゼロからの加速に応用すればいいのではないか、というものだろう。しかし理屈だけで実際にできた者はプロを含めて存在しない

 

「それじゃ、2番へっと・・・」

 

 タッチを受けて体勢を崩している一成を余所に、晃は2番のブイに向けて加速する

 よく見ると晃の足の裏に一瞬蹴るために厚くしたメンブレンの膜が見えた

 

「あそこは追撃するのがセオリーですのに・・・」

 

「そうですね・・・あ」

 

 タッチを受けて体勢を崩したのなら、連続でポイントを得るチャンスなのだ。しかし晃はそれを見逃してブイのタッチに向かったことに麗子は疑問を持った。莉佳も同じように疑問を持って・・・ふと晃の言葉を思い出した

 

 ―なんか俺らがやってた鬼ごっこみたい

 

「明石君、鬼ごっこじゃないからタッチは連続で狙ってもいいんですよ」

 

「あ、そうなんだ。じゃあ次はそうする・・・」

 

 っと2番ブイに向かっている晃の後方に、体勢を立て直し、ローヨーヨーで加速した一成が迫る。ブイの距離は300メートルもあるので、あの程度のロスでは一般用のグラシュでは競技用のグラシュからは逃げられないのだ

 

「よっ!!」

 

 急に体を起こす晃。それによって増えた空気抵抗で急減速する。起こした体は空気のぶつかる勢いも合わさってそのまま伸身の宙返りのように回り始める。そんな晃を警戒して数メートル下方から抜かす一成だが、その選択を晃は予想していたように、晃は宙返りの回転で足が真上に来た状態から、空中を蹴って加速して一成を強襲。再びポイントを取った

 

「くっ!」

 

「クルビットからのエアキックターン・・・」

 

「すごい・・・」

 

 晃は追撃に入り、右、左とそれぞれの足でエアキックターンをして、あっという間に一成の背後を取り、タッチでポイントを取った

 

「追撃って何回までいいの?」

 

「え、ええと・・・」

 

 インカムを通して莉佳に質問する晃。その間にも晃はエアキックターンの連続で一成からタッチを取っている

 莉佳は答えに困って麗子の方を向いた。麗子は莉佳に頷いて返す

 

「続けられる限り、何回でも」

 

「マジかー・・・昔この反発でクラスメイトを泣かせたこと思い出して、精神がガリガリ削れてくんだけど・・・」

 

 晃の言葉に莉佳は、自分も小さいころはあの反発の衝撃が怖くて泣いたなぁー、っと懐かしさを感じつつ『・・・頑張ってください』っと返すのだった

 結局試合は晃の勝ちで終わったが、なぜか勝った晃のほうが精神的に消耗しているという、なんとも不思議な状況だった

 

 そして晃はFCの特待生として認定され、FC部に入ることになったのだった

 

 これは後のFC界で、『エアホッパー』『大空のニンジャ』『飛ぶというより跳んでるアイツ』などという二つ名で呼ばれることとなるFC選手、明石晃の始まりの物語

 

 

 

 

 主人公設定

 

 名前:明石(あかし) (あきら)

 

 年齢:15歳

 

 所属:高藤学園福留島分校FC部(特待生)

 

 概要

・父の他界により、母親の実家のある久奈島に引っ越してきた。実家は新聞販売所

・以前住んでた町(田舎)がグラシュを使わないと通学が不可能な地域だったため、小さいころからグラシュを使っていて、友達との遊びでグラシュの扱いを極めていった。ちなみにその町は内陸のため、海上で行うFCは浸透しなかった模様




アニメ3話を見て莉佳が可愛かったので書いた
短編なんで続きとか考えてないです

キャラ設定は高藤学園のメインメンバーが真藤一成や佐藤院麗子がオールラウンダーで、市ノ瀬莉佳がスピーダーなので、ゴリゴリのファイターで考えました

冒頭部分は頭文字Dの藤原拓海と高橋啓介っぽい感じ?『路地からのオーバースピードでの進入は、直後のエアキックターンへの布石・・・私はこの久奈島で亡くなったFC選手の幽霊でも見たのでしょうか・・・』

エアキックターンって作中では難しい技ってことになってるけど、ぶっちゃけプロなら誰でも使えるレベルなんでしょ?

ルートはメインはもちろん市ノ瀬莉佳で、サブが有坂真白かな?

市ノ瀬莉佳とはクラスメイトでライバル・・・みたいな感じで?晃に勝つには晃がドッグファイトに持ち込めないくらいのスピードが必要ということで、オールラウンダーの中のスピーダー寄りの真藤一成より、ガチのスピーダーである市ノ瀬莉佳の方が、まだ勝ち目はあるのかもしれない?

有坂真白とは、3話の合宿以降で、自分のファイターとしての実力の伸び悩みから、晃に個人的に指導を頼みに・・・とか?でも原因が近眼で反応が遅いか・・・晃じゃどうしようもないな。というかあんな飛んでて遠くを見てるのにゲームくらいで視力が落ちるかな?

実は主人公を女の子にして莉佳とGLにする案もあったり・・・莉佳の双子(二卵性)の妹とかで某CANDYなBOYみたいな。でもまだ莉佳のキャラの設定(主に家族関係)が全然わからないので保留ということにしました
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