神々に祝福されし者達【完結】   作:マイマイ

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戦いだけが、神機使いの生き方ではない。
今日は、そんな彼等の日常の一幕を紹介しよう……。


第3部捕喰143 ~ある男達の会話~3

「――皆の衆、よく集まってくれた」

「当たり前ですよハルオミさん、こんな楽しそうな事喜んで参加しますって!」

「……なんで俺まで」

 

極東のラウンジの一角。

そこに集まるのは、ハルオミとコウタ、2人に無理矢理連れてこられたギル。

そして……ギルと同じく無理矢理連れてこられた、カズキ、エリック、ロミオ、フィアの4人。

 

「えっと……どういうご用件で?」

「オレが訊きたいですよ、エリックさん……」

「もぐもぐ……」

「フィア、もう少しゆっくり食べないとダメだよ?」

 

「……ハルさん、俺を呼んだ理由はなんですか?」

「いやほら、いつもメインMCを務めてるロミオがさ、今回は生贄側だから」

「生贄!?」

「とにかく役者も揃った事だし……始めるとするか! まずは………エリック!!」

「あの……とりあえず説明をしてくれませんか?」

 

いきなり集めて一体何をしようとしているのか、エリックの視線がそう告げていた。

当然ながら他の者達からも同様の視線を受け、しかしハルオミは全て受け流し。

 

「――お前さん、最近ローザとより仲良くなっているという話なんだが、そこんとこどうなんだ?」

おもわず殴りかかってしまいそうなレベルのニヤケ顔を浮かべ、上記の問いをエリックに投げつけた。

 

「………はい?」

「お前さん達4人を呼んだ理由、それは……それぞれの女性関係を根掘り葉掘り訊く為だ!!」

 

グッと握り拳を作り、宣言するように叫ぶハルオミ。

……そう、カズキ達(フィアは除く)はを呼んだのは男女関係を聞いてからかってやろうと思ったからである。

最悪である、ハルオミの宣言を聞いて4人は冷たい視線を彼に向けるが、そんなものでは動じない。

一方、そんな理由で呼び出された挙句巻き込まれた事にギルがショックを受けているがそれはさておき。

 

「せっかく兄貴のカズキも居るんだ。洗いざらい吐いてもらおうかねえ!」

「ちょ、いきなり何を言っているんですか!?」

 

質問の内容のせいか、僅かに頬を赤らめるエリック。

彼のそんな初々しい反応にニヤケ面を深めつつ、ハルオミは言葉を続けた。

 

「前々から噂にはなっていたが、最近では…なんと、外部居住区にデートしたそうじゃないか?」

「ええっ!? エリックさん、マジですか!?」

「ご、誤解を招くような事言わないでください! あ、あれはただ日ごろの感謝を込めて食事に誘っただけで……」

 

ヤバイ、ヤバイとエリックはどんどん自分の寿命が縮まっていくのを感じていた。

だってそうだろう、自分の傍にはローザの兄であるカズキが座っているのだから。

彼女を大切にしている優しい兄である彼が今の話を聞けば……自分の未来は危うい。

だからエリックは必死でこの話を切り上げようとするが、時既に遅し。

 

「……食事に誘ったんですか?」

「ひぃっ!?」

 

横から静かに発せられたカズキの問いに、エリックは情けない声を上げてしまう。

シスコン兄貴登場か? ニヤニヤしているハルオミとコウタを、エリックは割と本気で憎んだ。

(ああ……僕の命はここで尽きるのか……。ごめんエリナ、お兄ちゃんは一足先に……)

天国への階段を昇ろうと既に準備を進めるエリック……だったのだが。

次に発せられたカズキの言葉は、意外なものであった。

 

「――ローザは、楽しんでいましたよ」

「………えっ?」

「実は前にエリックさんとローザが外部居住区に食事に出掛けていた事は、ローザから聞いていたんです。

 一緒に食事をして、愚痴を混ぜながらの世間話をして楽しかったと。心からの笑顔を浮かべて僕に報告していましたから」

「…………」

「ありがとうございますエリックさん、ローザの喜ぶような事をしてくれて」

「あ、いや……僕はそんな……」

 

思いがけない展開に、まだ頭が追いついていかない。

だけど……エリックは嬉しかった。

カズキに制裁されなくて済むと思ったからではない、いや勿論それも嬉しいが。

……ローザが楽しんでいた、それも心から。

それを他ならぬ兄のカズキから聞く事ができて、エリックは嬉しかったのだ。

 

彼女はすぐに無理をする、だから少しでも気分転換になれればと…そう思っていたから。

自分よりも強くて頼りにされているローザだからこそ、エリックはそんな彼女の支えになりたいと思った。

そんな自分がローザを喜ばせる事ができたという事実は、エリックにとってこの上ない幸せだったのだ。

照れくさそうに、けれど何処か誇らしげに口元に笑みを浮かべるエリック。

そんな彼に、カズキはもう一度「ありがとうございます」と感謝の言葉を告げた。

 

「おいおいカズキ、お前さんはそれでいいのか?」

「なにがですか?」

「可愛い妹が、他の男に取られようとしてるんだぞ!?」

「人聞きが悪いよコウタ、ハルオミさんも。

 ――それに、僕はエリックさんなら安心してローザを任せられると思っているし」

『ファッ!!?』

 

カズキの発言に、フィアとギルを除くその場に居た全員が素っ頓狂な声を上げた。

……今、彼は一体何と言った?

まさかの発言であるが、その中で一番驚いていたのは……当然ながらエリックであった。

 

「カ、カズキ……お前マジで言ってる!?」

「冗談でそんな事言えるわけないだろ? それに別に僕は任せられると言っただけで、ローザとエリックさんの気持ちを蔑ろにしたわけじゃないさ」

「そ、そうだけどさ……」

「コウタ、妹を大切に想う気持ちは勿論大事だけど、だからって束縛していい道理にはならないよ?

 なんだかコウタ、ローザをノゾミちゃんと重ねて見ている時があるでしょ?」

「うっ………!」

 

短い唸り声を上げるコウタ、まったくもってカズキの言う通りである。

だからこそ、シスコンであるコウタは今のカズキの発言に驚きを隠せないわけで。

 

「僕はローザに幸せになってほしい、だから生半可な男にはローザを任せたくないと思ってる。

 でもエリックさんはローザの事を支えてくれているし、兄である僕よりもずっとローザを見てくれている。

 だから任せても大丈夫だと思っているし、できる事なら……これからもローザを色々な面で支えてほしいと思っているんだ」

「…………」

「……エリックさん、今のは僕の一方的な我が侭ですから、受け流してくれて構いません。

 でも、もしもエリックさんがローザの事を少なからず想ってくれているのなら……これからも、あの子をお願いできませんか?」

 

穏かで、けれどしっかりと重みが加えられた言葉。

……これは真摯に受け止めなければならない男の言葉だと、エリックは理解する。

彼は自分を信じてくれている、彼の方が神機使いとしての実力も周りの評価も高いというのに、劣る自分を心から信頼してくれている。

その気持ちを裏切るわけにはいかない、彼を親友だと思っているのなら尚更だ。

だから――エリックも今の自分の思いを正直に彼に告げる。

 

「――まだ、ローザの事を異性として意識しているかは、断言できない」

「…………」

「この先どうなるかはわからない、でも……彼女は僕が絶対に支え守ると誓うよ。カズキくん」

「……はい、お願いしますエリックさん」

 

誓いを込めた握手に応じ、2人は互いに笑みを浮かべ合う。

 

「……完璧や、完璧超人がおるでー」

「くっそ、俺の予想ではここでカズキのシスコンパワーが発動して修羅場になる筈だったのに」

「ハルさん……」

 

どこか可哀想なものを見るような目で、ハルオミに視線を向けるギル。

もういい、とりあえず先程から黙々と食事をしているフィアの世話をしようと、ギルは彼等からさり気なく距離をとった。

 

「まあいい……まだまだ楽しめる要素はある」

「そうっすねハルオミさん。じゃあ……次はロミオ、お前だ!!」

「はぁっ!?」

 

続いての犠牲者はロミオに決まった。

しかし解せぬと彼は思った、いつも自分はハルオミ達側だというのに……。

悲しいし考えると虚しくなるが、自分は決してリア充側ではない筈。

そう思っているロミオに、早速ハルオミからの質問が飛んだ。

 

「ロミオくん……マリーとはどこまで進んだのかね?」

「はいぃっ!?」

「そういうリアクションはいらねえんだよ! Aか!? Bか!? それとも……チクショォォォォォォォォッ!!!」

「ちょ、コウタさん落ち着いてください!!」

 

凄まじい形相で迫るコウタを手で制しつつ、ロミオは混乱していた。

どうして自分とマリーはそういった関係になっていると勘違いされるのか、彼にはわからないからだ。

……知らぬは本人ばかりなりとは、よく言ったもので。

 

「前にも言ったと思いますけど、オレとマリーはそんな関係じゃ……」

「じゃあかましいわオラァッ! そういうのいらねえって言ってんだろゴラァッ!!」

「コ、コウタさん……?」

「お前だけは…お前だけは俺の味方だと思ってたのに……クソォォォォォォォッ、ロミオ、テメーは俺を怒らせたあぁぁぁぁぁっ!!!」

「おーいコウタ、ちょっと落ち着け」

「へぎゅっ」

 

あまりにも暴走が激しいため、背後からコウタにヘッドロックを仕掛けるハルオミ。

結果、おとなしくはなったものの……なんだか変な痙攣をしながらコウタは倒れこんでしまった。

そんな彼を当然の事ながら無視しつつ、ハルオミは再度ロミオに問いかける。

 

「それで……彼女とはどうだ?」

「いや、ですからオレはマリーとそういう関係じゃ……」

「けどよ、この間マリーちゃん言ってたぞ。お前さんの事好きだって」

「はっ!? いやいや違いますって、あいつ天然というか…平気でそんな事言ってるだけで、そういう意味じゃないですよ!!」

「どうかなー? 美少女ハンターの俺としては、マリーちゃんの発言に友情的なものを感じ取れなかったが……」

「ハルオミさんの勘違いですって! そ、それにオレはマリーの事なんて……」

 

「もぐもぐ……ギル、ロミオって凄い“ツンデレ”なんだね。ああいう態度が“ツンデレ”なんでしょ?」

「……フィア、そんな言葉どこで覚えたんだ?」

「ナナが言ってたよもぐもぐ、ロミオはマリーに対してツンデレだってもぐもぐ……」

(あいつ……)

 

とりあえず、次にナナに会ったら拳骨を叩き落してやろうと、ギルは心に決めた。

 

「――でもロミオ、もし君がマリーの事を女の子として意識しているなら…その気持ちを蔑ろにしたらダメだよ?」

「カ、カズキさんまでからかうんですか!?」

「そうじゃないさ。だけどこんな時代だからこそ……自分の想いには素直にならないといけないって僕は思ってる。後悔する時が来るかもしれないんだから」

「…………」

 

そう言われてしまうと、ロミオとしては何も言えなくなる。

(………オレ、マリーの事好きなのか……?)

嫌いではない、友達だと思っているのは確かだ。

共にアラガミと戦う仲間だとも思っているし、口は悪いし煩いが…それも自分の為の発言だとロミオは知っている。

だけど、それが異性としての感情なのかと問われれば……答えは出せない。

そもそも彼は異性を好きになった事は一度もないのだ、女の子は好きだが…それは一種の憧れに過ぎない。

自分が誰かを好きになるなんて想像もしていなかったし、そもそもそんな出会いすら訪れるのかとすら思っていた。

 

「――今はまだ、わからないままでもいいと思う」

「カズキさん……」

「異性を好きになった事が無いのなら、わからなくて当然だ。

 僕だってアリサ以外の女性を好きになった事はないし、初めて彼女を意識した時だってそれが親愛なのか異性に対する愛情なのか、確信を持てなかったんだから」

 

焦った所で答えは出ない。

でも今のように頭ごなしに否定すれば、気づけるものも気づけなくなるだろう。

 

「自分の中で答えを出して、その上でマリーをどう想うかはロミオ次第だ。だから、今は悩む事も大切だと思う」

「カズキさん……ありがとうございます」

(……あれ? なんでこんな真面目な空気になってんだ?)

 

しかも良い所は全てカズキにとられてしまい、ハルオミは完全に蚊帳の外状態となっていた。

もっとこう、おふざけ全開にしようと思っていたのに、どうしてこうなった?

(いや、まだだ……まだチャンスはある!!)

このまま良い感じに終わればいいのに、ハルオミは尚も諦めた様子を見せない。

まあ、このまま終わってしまえば彼は完全に余計な事しか言わないオッサンのままになってしまうので、致し方ないかもしれないが。

……時既に遅し、というツッコミは残念ながら放たれなかった。

 

「フィア」

「もぐもぐ……なに?」

いまだに黙々と食事をしているフィアに話しかけるハルオミ。

ギルがさりげなくフィアを守ろうとしているのが見えたが、そんな事でハルオミは止まらない。

 

「お前さん……シエルとナナ、どっちがいいんだ?」

「………?」

 

ハルオミの予想通り、キョトンとした顔になるフィア。

わかっている、彼にそんな事を言っても今の反応を返されることぐらいハルオミは理解していた。

とはいえこんな所で諦めるわけにはいかない、せっかくのネタを逃すほど彼は甘くなかった。

 

「はっきり言うぞ? お前さん、シエルとナナの2人の内……どっちが好きだ?

 もちろん仲間とか友達とかじゃなくて、女としてだ」

「ハルさん、何訊いてんですか……」

「ギルだって気になるだろー?」

「…………」

 

ハルオミの問いに答えず、視線を逸らすギル。

彼だけでなく、周りの者達もフィアの反応を待っている始末である。

しかし、単刀直入なハルオミの問いを受けても、フィアはよく理解していなかった。

 

「……女として好きって、どういう事なの?」

「まあ要するにだ、簡単に言えば女の胸に飛び込んだり色々してみたいって欲求が」

「ハルさん、フィアに変な事を教えないでくださいよ!」

「何を言っているんだねギルバートくん! 健全な男子なら持って当然の欲求だろ?

 フィアだってもう13だ、そういった欲求を持っていた所で問題ないどころか寧ろ無いと健全とは言えん!!」

「言っている事はわかりますけど、握り拳を作りながら言う事ではないと思います」

 

力説するハルオミに、ギルは盛大な溜め息をつきながら反論する。

彼の言動は前々から知っているが、やはりそれでも閉口してしまう時もあるわけで。

とはいえまだまだ無垢なフィアに変な事を知ってほしくないという兄貴的な感情がある故に、ギルは決して退こうとはしなかった。

……尤も、彼の敵はハルオミだけではないようだが。

 

「でもさー、フィアってばシエルとナナといつも一緒に居るじゃん。やっぱこう……なんかエロい事考えたりしねえの?」

「ロミオてめえ、何言ってんだ!!」

「エロい事って、具体的に何を考えるの?」

「えっ!? あ、いやー…それはちょっと……」

 

まさかの返答に、今度はロミオが困る番になった。

 

「……フィアは、シエルとナナの事は同じくらい好き?」

「うん。2人だけじゃなくてブラッドのみんなも極東のみんなも同じくらい好き」

「誰かを特別に好き、もしくは大切だって思った事はある?」

「…………」

 

カズキの問いを受け、思考に耽るフィア。

みんなが好きだという今の発言に、嘘偽りはない。

それは間違いないだろう、では……特別に好きだと思った相手は?

大切だと思った相手は居るのだろうか?そこまで考え……フィアは少しだけある事を思い出す。

 

――それは、まだ自分が父親の傀儡であり正真正銘の化物でしかなかった時。

 

そんな自分を支え、生きる希望を与えてくれた少女が居た。

名前は――マリア、彼女が居たから今自分はこうやって生きている事ができると言っても過言ではない。

……彼女の事は、どう思っていたのだろう。

守りたかった、支えたかったけど……もう、その願いを果たす事はできない。

 

(特別に好きっていう気持ち……僕があの時、マリアに向けていたものだったのかな……?)

 

自問してみるが、答えは当然返ってはこなかった。

だけど、彼女が今でも自分の心の中に住み着き、離れない事は確かだ。

だとすると、自分はマリアの事が一番好きという事になるのだろうか……?

でも、そうだとしたら……他のみんなは?

特に自分を守り支え、共に居てくれると言ってくれたシエルとナナは?

自らの命すら顧みようとせずに、怪物に成り下がった自分を人間に戻そうとしてくれた2人の事は、どう思っている?

 

「……………」

「……フィア?」

「……わかんない」

 

結局、カズキの問いに対する答えは、上記の言葉になってしまった。

だが本当にわからないのだ、今のフィアにはそれ以外の答えは返せない。

……それでも、カズキは満足そうに微笑みながら、優しくフィアの頭を撫でた。

まるでフィアの心を見透かしたかのように、迷いながらも懸命に答えを捜そうとした彼を褒めるように、優しく撫でる。

 

「今はそのままでいいさ。フィア」

「うん……」

「…………」

 

ハルオミ、再び蚊帳の外状態である。

もっとこう……はっちゃけたかったというのに、どうしてこのような空気になったのだろうか?

(………まあ、いいか)

どこかスッキリとした表情になっている者達を見ると、当初の予定などどうでもよくなった。

 

「――ところで、カズキ」

「うん? フィア、どうかした?」

「せっかくの休みなのに……アリサと一緒に居なくていいの?」

「あー……実はね、アリサは今ブラッドや極東の女性陣とお茶会の最中だから……」

「お茶会、だと……?」

 

ピクッと、お茶会の部分に反応するハルオミ。

 

「よっしゃ、今からそのお茶会に乱入すっぞー!!」

「いえーい!!」

 

いつの間に復活したのか、ハルオミの宣言に反応を返すコウタ。

ギルは止めようとするが、その前に2人が動き出し……けれど、すぐさま停止した。

何故か? そんなの簡単だ。

 

「――お茶会に乱入して、一体どんなセクハラ発言をするつもりですか? 僕の妻に」

ハルオミとコウタの前に、にっこりと悪魔の微笑みを浮かべたカズキが立ち塞がったからである。

 

「えっ、や……別に俺達は……」

「どうせ、フィア達に質問したように女の子達に男性関係でも訊こうと思っているんでしょう?」

『ギクッ』

(わかりやす過ぎますよ、ハルさん……)

(あぶねー……悪ふざけしなくてよかったー……)

 

「そんなに元気が有り余っているのなら、今からアラガミを討伐しに行きましょうか?」

言うやいなや、2人の首根っこを掴み引き摺っていくカズキ。

 

「ちょ、ちょっと待てカズキ。非番なんだが!?」

「知らんな」

「悪かった! 悪乗りしたのは謝るから、せめてせっかくの非番を満喫させてくれ!!」

「知らんな」

『ヘルーーーーーーーーーーーーーープ!!!』

 

虚しい男達の悲鳴が響き渡るが、誰も助けようとしない。

当たり前である、アリサに対し不届きな事をしようとしたのが悪いのだから。

……全員が、静かに合掌を送った。

 

「………はぁ」

「ハルオミもコウタも、カズキを怒らせるのが悪いね」

「カズキさん、こえー……」

「やれやれ……だね」

 

 

 

 

To.Be.Continued...




あー……私は何をやっているのか。
当初はもっと下ネタが多い事態になったけど、最終的にはやや落ち着いた感じになりました。
さて、次回はBパート……劇中でも話していましたが、女性陣の場面になります。

……次回の方がはっちゃけるかも。
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