PHANTOM BEAST   作:コカ☆コーラ

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どうも、初めましてコカ☆コーラです( *・ω・)ノ
初めての投稿です。
毎週、土曜日に投稿します。
頑張ります(p`・ω・´q)


伝説再誕

「ついに...ついに見つけたぞ!!」

 

十三国歴《 じゅうさんこくれき》724年 グランディア大陸の南西部。落雷が鳴り響く雷雨の中、ある学者とその助手が大変歴史的価値のあるものを見つけた。それは

 

「“オルキアの祠”を!!」

 

学者は体を大きく広げ、力を振り絞って大声で言った。数10mもあるそれは、古いながらも見た者を圧倒させる威厳を持った祠であった。

 

「ついに見つけましたね!」

 

と、隣にいる助手が声を上げた。学者はウムと頷き、これまでの経緯を話した。

 

「この大陸が十三国歴と呼ばれる遥か数千年前、かつてこの大陸には2つの民がいた」

 

「1つは我々の祖先、“ガルシアの民”」

 

「そして、もう1つが僕達の研究対象の...」

 

助手が言うと、学者は再びウムと頷き

 

「かつて、この大陸で栄華を極め5分の4を支配していた“オルキアの民”だ」

 

「我々の祖先は、オルキアの民の隷属的存在であった。」

 

ここで学者は少し声のトーンを落として顔を変えずに話した。

 

「しかし、いきなりオルキアの民は呆気なく滅んでしまった、原因は不明」

 

学者は真剣な表情で語り切った後、笑顔になって

 

「だが、この祠にはそのヒントが隠されているはずだ」

 

学者はさらに祠に近づき、 素手で触れた。

 

「ん?これは...」

 

学者は違和感を感じ取った。祠の表面部分が妙に歪であったからだ。それは、自然に風化してできるものではなかった。さらに触ってみると、その答えに学者は気づいた。

 

「これは...古代文字!?」

 

そう、祠の表面部分には古代文字が所々風化はしてはいたが、刻まれていた。学者は助手を呼び、急ぎながらも丁寧に自生していた苔を一緒に取り除いた。すると、予想以上により多くの古代文字が刻まれていた。学者はすぐさま助手に向かって

 

「たいまつを用意してくれ!」

 

と呼んだ。助手は、はいと頷き、すぐに自らの荷物袋の中にあるたいまつを取り出し火をつけ、学者に渡した。

 

学者は古代文字を読み解こうとした。しかし、そこには不可解なことが刻まれていた。

 

「我ら民を滅ぼした...それは...まさしく厄災...2度とあの愚かな出来事が起こらぬよう...七賢人《 しちけんじん》の魂と七大霊獣《 ななだいれいじゅう》...共にここに封印す...」

 

「七大霊獣の名を...ここに刻む...」

 

「炎竜《 レッド・ドラゴン》 巨魚《 バハムート》 雷狼《 フェンリル》 大地牛《 ガイア・ブル》 風凰《 ガルーダ》 闇王《 ダーク・マスター》 壊獅子《 デストロイ・レオ》」

 

祠の上の部分には竜、魚、狼、牛、鳥、王、獅子のレリーフが彫られていた。

 

「これは...一体...」

 

学者は様々なことを疑問に思ったが、特に目を見栄ったのは霊獣の存在であった。

 

「何なんだ...霊獣とは...」

 

しかし、その思考は目の前の不運な出来事で遮られてしまった。急に水をさすように祠に雷が落ちたのだ。そして学者とその助手にもその激しい電流が体を駆け巡った。

 

「私の...偉大な発見が...」

 

学者は悔恨の言葉を残し、崩壊する祠と助手と共に地に伏せた。すると突然、その周辺で地震が発生した。地震と共に崩壊した祠の隙間から、眩いほどの光が漏れ出た。そして、2人の亡骸と共に祠が完全に砕け飛び散り、そこから緋色、群青、青緑、黄土、空色、漆黒、黄金の7つの色の光が花火のように勢いよく飛び出て、上空で7つとも別の方向に飛び散った。その不思議な光景のあとに残るのは、雷に焼かれ死んだ遺体と、雷と雨の音だった。

 

 

 

10年後、十三国歴734年、グランディア大陸の東部に位置する13の国の1つ。1年を通して温暖な気候に恵まれ、商業によって発展し、13の国の中で最も人口が多い商業の国“セレザーヌ王国”首都ロレイヌの市場。数多くの人で賑わいを見せるこの場所に一際目立つ商隊が現れた。それを見た者は言葉を失った。一人一人、全身にまるでゴリラのような立派な筋肉をした肉体を持っているからだ。その中でも、さしずめキングゴリラに相応しいさらに立派な筋肉を持った茶髪のオールバックにアゴ髭を生やした男が大声で

 

「みんな、長旅ご苦労だった!さぁ稼ぐぞぉ!」

 

彼の名はボルゴ。この商隊の団長を務める男だ。

 

「うおぉー!!」

 

ボルゴの掛け声で、20人の筋肉だらけの団員の士気が上がり、逞しい声で叫んだ。その隣には、筋肉だらけの男達とは全く違う18歳ばかりの金髪のツインテールの少女がいた。彼女の名はリーレ。この商隊の紅一点であり、ここの看板娘だ。

 

ぐうぅぅ...

 

「団長、俺、腹減ったっす...」

 

1人の団員が言うと、連鎖するように次々と他の団員から、リーレから、そして団長からも流れるように空腹の音が情けなく響いた。すると、団長は豪快に笑いながら

 

「ガバババ!よし!一仕事するまえに腹ごしらえとするか!」

 

「リーレ、すまんが食料がどれだけあるか確認してくれないか?」

 

とボルゴが言うと、リーレはうんと頷いて食料のある倉庫車へ向かった。そこの扉を開けると、目を疑う光景が広がった。昨日まで大量にあったはず食料が、魚の干物を除いて跡形もなく無くなっており、代わりに彼女と同じくらいの歳の赤髪の青年が無防備に寝ていた。




1話、どうだったでしょうか?(((;゚Д゚)))ドキドキ
アドバイス、お願いいたしますm(_ _)m
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