首吊りたがりのりょーくん   作:@はるまさ

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第2話

ーーーーーーーーー今日から6年間通うことになった私立小学校。

そう思うと生きる気力が飛散していく あぁぁ、気分はさながら吸収される魔人ぶう

ホントに何をしようか。普通に学歴とって就職するのはもういいや 精神的にキツイ

魔力やら武術、所謂ファンタジーに憧れていたのは数年前の出来事であって

今となってはどうでもいいなー 微塵も興味がわかない・・・・・というよりも気力がないや。

例えるなら、そうだなぁ。

その日その日の首吊り衝動を抑えるので使い切るぐらい?

・・・・・・このままだと廃人になりそうだ 

なんだろう 大人の精神で子供として生きるのがこんなに悪影響を伴うとは思わなかった。

んー、パイプ作りでもしようか・・・・・・・確かバニングス・グループだったかな?

って待て待て、小1相手にやるの?   

ハァ。まだまだ時間はあるんだし 適当でいいよね。適当で

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー堂々巡りしているのを分かりつつも毎日考えるのを止められない。 

 

 

 

 

 

 

 結局 いつも通りで結論は保留

でも、心のどこかでは何かを待ち続けてる 何か満たしてくれるものが来るんじゃないか。

なにせ小学3年生が魔法と出会って、輝ける。 そんな世界なんだ

ならオレでも何かある筈だ。 一つぐらい 

周りの人間は光っている様にしか見えない。 この世界は輝いている

 ただ俺の周囲だけを灰色でくりぬいて

そんな身勝手な子供の思考さえしてしまう自分に驚く。自分はそんな人間だっただろうか 

要領良く考えれて 現実的で 「生きるのに巧い」ことは自慢だった。

善悪で言えばどちらにも染まるような 捉えどころのない受身人間

譲れないものなんてなかった。

譲れないものが・・・・・・・・・・欲しかった。

 

 

 

 

 

 ああ、そっか。                        

  オレは 自分の色を欲しかったんだ                          

    探しても探してもないはずだ     この世界にも、むこうにも

 

 

 

所詮、世界は世界で  オレはオレだった。

これがオレの真理。

答えは簡単で 知りたくはなかった。 まぁ今は別にいいけど

だから、・・・あぁ。心臓が飢えたみたいに渇望する。

ナニカ、何かないの?・・・なんでもいいのに、・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ、どうでもいい。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーほら?祝辞を聞いているだけ。なのに俺 首を吊りそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校内は綺麗だ。 ごみひとつ落ちてない感じで。

むしろゴミを捨てるのをためらわせる そんなレベル。壁も・・・・・亀裂がない。 オレの前世に通っていた学校じゃありえない。まぁ高校だったんだけど。

周りの同級生もキョロキョロして、落ち着かない様子だ。

 

今現在、入学式が終わり、体育館から教室へと移動している。

学校生活を円満にするためにも、めぼしい子には自己紹介と友達宣言をしておいた。

ここらへんが性ってことかなー

友達宣言といっても、オハナシ・たかまち式なんて使っていない。んなの論外だよ。論外

 

 

自己紹介→→(相手に話させる)→→(褒めるサッカー?スゲー!的な感じ)→→「なんだかオレ達友達みたいだね?ねっ?」

 

 

小学生ならこんなもんだと思う。自我でさえはっきりしてないだろうし。

なんだか一端に小学生やってるなーと我ながら思う。

もっと退屈だと思っていたんだけど、よく考えると前世の小学生の記憶なんて無かったことに気づく。

言うならば初体験。 これなら直ぐに首吊りたくはならないかな。・・・だとイイナー。

 

 

 

 

教室は特に変わりない。言うなればピッカピカしてる。なにがってそんな気がする

緑の黒板も真っ白な壁もなにもかもが。その教室内であふれるうきうき笑顔のこいつら。制服の色も相まって、この空間はオレアンチなんですね、Anti Ryou Filedとでも言えばいいのか。

 

 

管理局さん、あんたら管轄外に何してんスカりえっティー。 な~んちって!    

 

・・・・・・何言ってんのオレ。

この空間に毒されたのだろう、きっと。 

あぁ、心が汚染されてるー(※どちらかといえば〈洗浄〉されています)

 

 

 

 

 

 

「~~~~です!サッカー好きです!よろしくお願いします!」

「~~、です、よ、よろ・・・、あ!ど、読書が好きです、ょろしくおねがいしますぅ・・」

「~~~です!最近引っ越して来たばかりなのでわからないことが多いけど、仲良くしてください!」

 

 

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・・・・・・辛い。何が辛いって、 心のピュア度が。

なんでこいつらこんなに純なんだよッ、   あ、アニメが元なんだったねっそっかー。。

まさか自分がこんなに汚れているなんて・・・・・・・まあ知ってたけど。

 

 

「それじゃぁ~!次の子!!いってみよっ!」

 

 

あ、オレか。

ていうか テンション高いなぁ先生。 テンション高いの嫌いじゃないけど。

小学生の自己紹介の熱気にほだされてハイになっちゃったんだねー。

なんというか・・・・情けない。

 

さてさて、オレも流れに乗っちゃうか

 

「はいは~い!依光涼(ヨリミツ・リョウ)っていいます!依光でも涼でもすきによんでくださーい!でも涼ちゃんなんて言ったら・・・・・・・・恐いからね?   うん、よし!趣味はないんだけど体を動かすのが得意、だから何か出来る人は教えてください~!」

 

うんうん、オレの猫かぶりも健在だね。

 

 

それからは、単調に続いた。 後仲良し三人組も同じクラスだった。

この時期はまだ友達じゃないんだっけかー。バニングスは ぶすーっ!って頬杖ついて退屈そうに黒板を眺めて、、 ごめん。睨んでいるようにしか見えないや。

月村は、うん影薄。俯いているから 話しかけるのを阻められる雰囲気が出てる。そう言う意味じゃ影は濃い、のかな? 良かったねー

そして大本命、高町は・・・・・あ、そこにいたのか。 お前も影薄いのなー。アニメで知ってないと特になんの興味も沸かない。

 

 

感想 「ああ、君が」 以上、終了。

 

 

 

 

 

 

この日は昼で授業は終了。

初日はこんなものなのかな。 欲をいえば となりのクラスの様子 みたかったんだけど。

仕方ないか。 放課後はサッカーに誘われたし行ってみよう。キーパーはハズレなんだ! それを知ってさえいれば容易い! ・・・・・なにが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕日が空を覆いはじめ うすら寒くなってきた。

みんな服をどろどろにするまで 遊んでいた。 走り回って 転んで どろんこになるんだけど なぜかそれが楽しかったのを 覚えている。多分皆もそんな気持ちなんだろう。

今じゃ特に楽しくはないのでワザと服を汚すような事はしてない。

ただ、

そう。  スライディングがこんなに楽しいとは思わなかった それだけ。

 

 

「そろそろ帰ろうぜ~」

その一言は 今日の遊びの終わりを告げた。

皆も疲れていたようで 特に異論は出なかった

いや~、遊んだ遊んだ。

お腹も減ったし少し眠たい だがそれ以上に、 久々に スッキリしたように感じる。 これは 子供特有の快感だ。 心地いい疲れが襲ってくる

心臓の飢えも少しは満たされたのだろうか、 それでも一時的なものだろうけどね。

 

 

 

 

 

 

各自、お別れの挨拶を言い合って また明日ね~! と約束する。

その後 家の方向が似ているもの同士でまとまって帰る。

ちなみにオレのグループは合わせて3人だ。

 

「お前のゴールは凄かった」 「こんどは4on4しようぜ!」

「2人ともすごいよね!あんなにサッカー上手だしさ!なんというかクラブチームやっている人は動きが自然だし。」

 

「そ、そうか・・?」 「お前も初めてにしては上手いほうなんだぜ?」

「そうかな~。でも2人が言うだったらそうなんだろうね!

ねぇねぇ!それよりあの曲がるシュート!よかったらオレにも教えてくれない?」

 

「どうする?」 「ん~、涼には教えてやってもいいだろ」

「うっわ~!!ありがとうっ!これでオレができたら3人だけの必殺技完成だよね!きっと他の人は羨ましがるだろうね!」

 

 「そうだな!!」 「しゃ~ね~な~!!仕方ないから俺がみっちり教えてやるよ!」 「お、おい!僕も教えるってば!」

「あはは、オレ達3人で頑張ろう!」 

 

 

もちろん結束固めも忘れない 帰り道は2人の家に寄るようにしているとすっかり遅くなってしまった。

夕暮れの赤色は夜の暗さに取り込まれていきどんどん明るさを失っていった。

すっかり冷え込んでしまって、もう少しすると街頭でも着く頃ではないか、それはイコール家の門が閉められるのと同義だ。

それはまずい 何がまずいてって家は基本的に過保護なのだ。 小学生なのでそこいらの感覚はよくわからないのだが心配させてしまうのは間違いないだろう。

 

 生憎、この小さな体にはもう走るだけの力は残されていない。 あと何キロも あるように感じる道を とぼとぼ歩く。 視線は必然的に足元に集まり。 足の動きは重く 引きずる用になっていく。 乳酸がたまり 筋肉が悲鳴をあげて仕方ない。 そんな時、 腰を据えるのによさげな段差を発見する、 これは、 あれか 神のお告げなのだろう。 抗いがたい誘惑に負け 少しだけ少しだけ・・・・・と 腰を掛け休むことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~。こんなにもつかれるなんて予想外だ。

皆はもう少し体力余っていたっぽいんだけど・・・・・・あ~気配りに疲れたのかな?

 

どうやらこの小さな体はそんな精神的負担に慣れていないようで、 頭も体も疲労困憊であった。

今もう一度立ち上がれ と言われるのは、不登校の子が 復学を決心するのと同じくらい 気力を使うのではなかろうか。

いや、わからないけども。 多分そんな気がする。

ともかく日常的に気力枯渇人間を自負する身としては そんな革命運動みたいな事、当然不可能であって。

 

ただ時間だけがボーっと過ぎていく。

あぁ、足が地面に根を張ってしまった。

てこでも動かないぜ!意地でも動かすってなら本体から動かしてみやがれ!

などと叫んでいるのだ。 オレの足が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日など完全に落ちて暗闇が広がる時間、何時になっても体は動かない。 疲れた頭はどうでもいい事を考え始める。

 

題材はやはり、「自分の色」

 

毎回同じ事繰り返し、 同じ答えが出る。それが変わったことはなく、 気力だけを無意味に無慈悲に奪っていく。 それは明らかに染み込む程に 繰り返し 繰り返し行なってきたことで 自分自身もそれほど意識を割いていない 流れ作業と言われるものだった。

そして 遂には気力までもが 完全に蒸発してしまい、今体に残っているエネルギーは 脂肪とか水とか物質的なものしか残っていないだろう。

精神エネルギーなど雀の涙ほども存在しない。

あれ?それってヤバいくないか?・・・・・あ、手遅れっぽい

やばいやばいやばい!! ど、どうすれば・・・・・・・・って・・あぁ・・・・もぅ、どうでもいいや

 

 

 

あぁ~~~。 とりあえず 首吊ろう・・・・・。それから考えたらOKな気がしてきた

んー ロープは、、ないから代えのモノ探さないとねー。

あとは、高いところ、だよね?   

ん、 この段差。 変わった場所にあると思えば階段だったのか。 暗くてよく見えないんだけど問題無い無い。 今のオレには天国へ続いている階段にしか見えないし。 とりあえず登ろう。うん。そして登ってから考えれば大丈夫だよね。そんな気がしてきた。

 

登って登って、登って 休憩。また登って、登って 二段飛ばし・・・・ヤバ力尽きそう・・・・

 

 

 

なが~い♪ながい~階段終わらない♪  天国不便すぎ笑えない♪

ナニ?もしかして入国拒否なのだろうか

そんなのヒド!そりゃ善行なんて行うどころかどんなものかも知らないけど、 そ それでも嘘ついたことないし・・・・・ 自分には。

 

 

 後払いとかできないのかな 来世とかに。

 

お!これで行けるんじゃないか、うん。大丈夫な気がしてこないでもないや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ハァハァ・・はぁ。・・・これでさいごっ!」

つ、ついた~。 それと同時に前のめりに倒れ込む。 冷えた地面の温度が心地良い 散々火照った体の熱気を夜風と共冷ましてくれる。

はぁ やりきったなぁ。もう指先一つ動かすのも億劫だ。 限界突破しすぎて、現界も突破しちゃったか~・・・・・・・なんちゃって!  あれ?案外余裕っぽい?

何はともあれ オレの体よく頑張った。 

 

「こんだけ動かしたら明日はストライキだろうな~(筋肉痛)

全身隈なくとか、 欝だ。」

 

それにしても ここは一体どこなのだろう。

さっきは 天国 なんて言ってたけど 冷静に考えれば まず有り得ないのに。

・・・・・・本当に あの衝動は危険だ。 気力が完全になくなってしまうと 「とりあえず首吊って・・・・・それから考えたらいいよね」 な状態になってしまう。 判断能力なんてモノはないし、 合否の基準は全く謎なんだけど、 どこからか go- と言われれば納得するようになっている。

別に死にたいわけじゃない。ただ、首が吊りたくなってしまう そんな理由であって。

 

でも、まぁ

 

 

ーー 誰に知られることなく 消えていけるなら

ーーーーそれも、 悪くは ないのかな?

 

 

「 ・・・・」

 

 

倒れ込んでいるとまぶたがとてもとても重くて、徐々に閉じていってしまう。

周囲の音が聞こえなく というより認識できなくなってきた。

視界も音もなにもが存在しない。純の黒の世界に意識が引き込まれ 沈んでいく。去りゆく意識をつなぎ止めようともせず、 見知らぬ場所でオレは意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




全体的に駆け足で行ってみました。
う~ん、皆さんはどんな物語が読みたいんでしょうか・・・。
この時期にこの行動を入れよう 等は決め易いのですが、作風と言えばいいのでしょうか?
久遠もっと出して! 久遠モフモフまだー? ・・・・ダメだ。わからない
参考がないと なんともやりづらい。(2/25日解決しました。ご意見 大変参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。)



・オハナシ・たかまち式
最近アメリカで流行ってるよね。


・キーパーはハズレなんだ!
小学校の真理。ジャンケンで負けると回ってくる。


・帰り道の会話
で、でたー。涼の猫かぶり。今作のミソです。


・「自分の色」
高町だと『不屈』。涼には今は何もないです。善悪のない(≠影響され易い)のが特徴。


・ーー 誰に知られることなく 消えていけるならーーーーそれも、 悪くは ないのかな?
死にたくないけど消えるならいいかな、って思ってしまった涼。だいぶ弱ってます。

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