処女作なので温かい目でお願いします
「…ここはどこだ?」
目を開けると真っ白な空間だった
何もなくただひたすらに広い空間
「確か俺は…」
いつもどおり学校に向かっていたら、目の前に車に轢かれそうな子供がいて、咄嗟に助けようと…
「ってことは、俺は死んだのか?」
とすると、ここは天国か何かなのか?
「ここは生と死の狭間ですよ」
後ろからの声で振り返るとそこにはとても綺麗な女性がいた。
「生と死の狭間?ってことは俺は死んでないのか?」
女性は首を横に振る
「残念ながらあなたはここに来た時点で死んでいます。ここは魂の選別をする場です。」
「魂の選別?」
よくわからないが天国か地獄行きか決める?みたいなところか?
「はい。その認識であってます」
……もしかして心の声聞こえてる?
「はい。聞こえてますよ。」
マジかじゃあ全部筒抜けなわけか…
「そういうことになりますね。」
「……今更だけどあんた誰?」
本当に今更だけど…
「神様ですよ。」
「まぁ、そうだよな。」
「驚かないんですか?」
いや、こんな空間にいていきなり現れたり、心を読まれたりしたら信じるしかないというか…
「そんなことより、なんで俺はあんたとこうやって話してるんだ?」
「そうですね、そろそろ本題に入りましょうか」
神様は真剣な表情でこちらを見てくる。…やばいな、なんかやらかしたか?
「あなたには転生してもらいます。」
「…はい?」
転生?ってことはどっかでまた命をもらって生きるってことか?
「そうなりますね」
「いや、なんで俺?」
なんで俺がこんな特別に転生するみたいになってるんだ?
「あなたの魂がとても綺麗なので、転生させてあなたが生きている姿を見てみたくなりました。」
魂が綺麗?
「はい。ここまで綺麗な人は滅多にいません。」
「…俺なんかでいいんですか?」
「嫌ですか?」
「嫌じゃないですけど、俺よりも転生させてあげた方がいい奴いません?」
「何故、そう思うのですか?」
「何故って、俺は普通に生きてたまたま車に轢かれただけで、産まれた時から病気の奴とか自分じゃどうしようもない理不尽な事で何も出来ないで死ぬ奴だっているのに、俺なんかでいいんですか…」
俺なんかよりも生きたいって思ってる奴らいるはずなのに……
「…そう思えるあなただから、私は転生させようと思ったんですよ」
とても優しい表情でこちらを見てそう言った
「これからあなたを転生させるのは私の勝手な行動です。だからあなたは気にしないで、新たな生を他の人の分まで大事に生きてください。」
「…わかりました。」
……他の奴らの分も大事にしないとな
「それと、転生にあたってハイスクールD×Dの世界に転生してもらいます。」
?ハイスクールD×D?
「はい、知りませんか?」
「なんか聞いたことあるけど詳しくは知らないな」
「そうですか、簡単に説明すると悪魔とか天使がいて力がないとすぐに死んでしまうかもしれない世界です。」
…そんな世界に転生ってやばくないか?
「大丈夫です。転生にあたって特典をつけます。」
「特典?」
「はい、なんの力もないと危険なので特典を差し上げようと思います。」
「どんなのをもらえるんだ?」
「何か好きな漫画とかありましたか?」
好きな漫画か…ドラゴンボールとかはよく見ていたけど
「では、ドラゴンボールの漫画に出てくる力を全て使えるようにしておきます。」
「えっ、そんなことできるのか?」
「はい、できますよ。」
う〜ん、とても魅力的だけれど、
「その力なんだけど、俺がちゃんと修行したら使えるようにしてくれないか?」
「どうしてですか?」
「いや、最初から力があっても過程の修行がないとちゃんと力を使えないと思うし、ダメだと思うんだ。」
上手く言葉にできないけれど、力を貰うだけじゃ他人の努力の上澄みだけを掬ったみたいでなんか嫌だ。
「フフっ、わかりました。そうしておきますね。」
「では、そろそろ転生させようと思うのですがいいですか?」
「あぁ、頼みます」
「では、いきますね。」
神様がそう言うと自分の体が光に包まれる
…ここからまた俺の人生が始まるんだと実感する。
そのまま目を閉じると、
「これから転生させるのはあなたが本当に転生する時代よりも遥か昔に一度転生させます。そこではあなたが使える可能性のある全ての力を使えるようにしておきます。」
…何を言ってるんだ?
「チュートリアルのようなものです。そこでは多くのものたちが傷ついています。それをあなたが力を使って助けてあげてください。」
…もう目は開かず意識が沈んでいくのがわかる。けれど、
「…あなたの未来が明るく輝いていますように」
この言葉はしっかり聞こえた