華仙と俺と幻想郷   作:麻由里

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皆さんお久しぶりです


これは華仙さんですか

「はぁ...」

 

俺は一人ため息をついていた。

何故か?

多すぎて忘れました。

(だって華仙がさぁ...)

などと心の中で呟こうとしたとき、

 

「紫紀ー!ここにいたのですか」

 

と、幻想郷で唯一の友達である妖夢が声をかけてきた。

 

「どうしたんだ妖夢、何か用か?」

 

「先ほど対戦表が公表されたんですが...」

 

「それで?まさか俺たちが...?」

 

「いやそうでは無いのですが」

 

「じゃあ、どうしたんだよ?」

 

「これが、対戦の表です」

 

と言って妖夢が一枚の紙を俺に渡してきた。

そこには、Dブロックと大きい文字で、でかでかと書かれていた。

 

「参加人数減ってないか?」

 

そう、AからDブロックまであって参加人数の合計が16人しかいないのだ。

華仙がルール説明をした時はもっと多くいたはずだ。

 

「それはきっと...」

 

と、妖夢が言いかけていたところで、

 

『妖夢選手、そろそろお時間ですので準備して下さい』

 

と、放送が響いてきた。

 

「もう出番ですか...、それでは、紫紀失礼します」

 

妖夢はそう言ってスタジアムの入り口へと急いだ。

 

「妖夢は結局何が言いたかったんだ?」

 

そう呟きながら俺は対戦表に目を移した。

 

(ええと、俺と同じブロックには...俺と魔理沙、後...ゆう..ぎ..

知らないな、後、やい?この人も知らないな)

 

魔理沙は博麗とよくいる魔法使い(自称)だ。

それらしいコスプレをして、いつも帚を持っている

ちなみに、俺の初戦の相手はゆうぎ?さんという人らしい。

(出番来るまで寝てよ)

俺が眠ろうとすると、

 

「そんなところで寝ると、風邪をひきますよ」

 

と、聞き覚えのある声が耳に届いた。

 

「何でここにいるんだ?華仙」

 

そう、そこにはこの世界にいる唯一の家族だった。

 

「お前審判はしなくてもいいのか?」

 

「私が受け持つのは紫紀たちのDブッロクなので、大丈夫です」

 

ふーん、と一言口からもらした。

 

「何しに来たんだ?」

 

「暇なので、紫紀に会いに来ました」

 

「もう一度言う、何をしに来たんだ?」

 

「・・・」

 

あの、華仙に限って暇ということはめったにないはずだ。

だからわかる、華仙が何か明確な意思を持ってきたということが。

 

「・・・この大会の参加をすぐに諦めて欲しいんです」

 

「なんでだよ、これで元の世界に帰られるかもしれないんだぞ」

 

「・・ぬかもしれないからです」

 

「ん?」

 

「もしかしたら、死ぬかもしれないからです!!」

 

「?」

 

俺が死ぬ、何を言ってるんだ?なんで俺が死ぬんだ?

あくまでも、これは大会だろ?

しかし、華仙の真剣な眼差しが嘘ではないと静かに訴えていた。

 

「あなたの相手は強すぎるんです、あなたが手も足も出ないほどに・・・!」

 

「・・・」

 

「だから・・!」

 

「それで終わりか?」

 

「え?」

 

「嫌、だからさ俺を試すのはそれで終わりか?偽物さんよぉ」

 

「・・・何故きずいたのかな?」

 

「俺の目はちょっと特殊なんですよ・・・死線が見えるんです」

 

「だから?」

 

華仙?は先程の表情からは全く想像できないほど妖艶な笑みお浮かべている。

 

「俺は華仙に会ってから包帯に巻かれている腕の死線を見たことがない、なのに今のお前の右腕には視線がはっきり見えるからな」

 

「ふふ、面白いね君、いいよ合格、合格じゃあ頑張ってね少年」

 

と、華仙は消えていった。

 

「何だったんだあいつ?」

 

そう思いながらも、俺は草むらに横になり目を閉じた。

 

 

 

 

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