GODEATERの小説書いてたから仕方ないね。うん。
まあ失踪だけはしませんよ。いつぞやもいいましたがw
朝になって、春日部、飛鳥、十六夜、黒ウサギ、ジンはガルドとのゲームに向かった。行き先はフォレス・ガロの居住区。なぜかガルドはゲームの場所をそこに指定してきた。まああいつ等なら勝てないゲームじゃない。俺は別の目的で町に向かう。
「あれか・・・・・・」
時折現れるという黒いローブ姿の女、それの正体を確かめるためにここにいる。
「すいませんね、お姉さん」
「私にご用ですか?」
「ええ、
とたんに笑い出す女。そして放出される殺気。思考を切り替える。こいつは強い。視界が暗転し、森林に投げだされる。
「森林・・・・・・ゲームフィールドか」
目の前の木には黒い
「この紙茶色じゃなかったっけか・・・・?まあいいや」
とりあえず俺は契約書類を読む。
ギフトゲーム名〝グリモアの果実〟
・プレイヤー 斬裂 帝
プレイヤー側勝利条件 ゲームマスターの打倒
禁断の果実の入手
プレイヤー側敗北条件 プレイヤーの死亡
果実の入手不能時
魔導書の破壊
宣誓 上記を尊重し、誇りの下、〝斬裂 帝〟はギフトゲームに参加します
〝グリムレディ〟印
内容はシンプル。契約書類から顔を上げ、俺は周りを見渡してから思考に入る。
「ゲームマスターの打倒もしくは魔導書の破壊。もしくは禁断の果実・・・・・・か」
果実を額面通りに受け取るのなら、辺り一面に実っている果実から本物を探し出せと言うこと。唯引っかかるのは
「なぜ果実・・・・・?」
ゲーム名はグリモア、つまり魔導書。
「推測だが敵は魔女。しかも魔導書を使うタイプの比較的新しい魔女か・・・・・、しかし第二勝利条件・・・・魔導書の破壊?」
このフィールドのどこかに魔導書があるというのか?だがそうだとしたらなぜ見つけるのは果実なんだ?
「そういや・・・・・アイツはどこに行った?」
先ほどからあの黒ローブの姿が見えない。そう思った矢先、後ろから声がかかる。
「私をお捜し?」
「ハッ・・・・・・余裕ぶっこいてんなオイ・・・・・」
後ろにローブを脱ぎ捨てた女が立っていた。漫画でよく見るような魔女の帽子に、黒いゴシックドレスで扇情的な身体を包み、口元には妖しげな笑みを浮かべながら。男女問わずに魅了しそうな女だ。
「あんたさっきまでそんな格好じゃなかったろ・・・・・・」
「着替えたのよ。さすがにいつまでもあの格好でいるわけ無いでしょ」
そう言う物なのか?ちなみに俺はこの世界に来たときは拘束着だったので、十六夜に適当に選んでもらった服を着ている。黒のファーコートに黒いシャツ。黒のカーゴパンツに黒いスニーカーという見事に全身真っ黒のスタイルだ。お嬢様からは似合ってると言われたが春日部からは不審者見たいって言われた。
「あんたがグリモア?」
「そうよ、私が魔女グリモア。このゲームの〝
「そっか・・・・・・・・さて、どうする?」
「どうするって?」
「あんたは俺と今戦うのか?ってきいてるんだ」
謎が解けてないうちから相手と戦うのは避けたい。うっかり殺しちまいかねないし、恐らくこのゲームの勝利方法は一つだ。つまり契約書類に書かれている勝利条件の内二つは
「勝利条件の内二つは罠だとすると・・・・・・俺は今のところあんたと戦う理由が無い。その上であんたに俺と戦うのか?と聞いているんだがな」
「戦う理由が無いのならおねーさんも戦わないわ」
そう言って、手近な切り株に座り込むグリモア。正直ありがたい。問題はあと一つ・・・・・・
「禁断の果実・・・・・ね」
周囲にはいろんな種類の果物がなっている。みかんに桃。イチジクからマンゴーまで、おおよその果物ならなんでもあるだろう。その中から禁断の果物を探せと言うのだ。
「魔女・・・・・魔導書・・・・・果実・・・・・・禁断・・・・・必要なキーワードは恐らくコレですべて、後はこの大量の果実の中からどうやって禁断の果実を見つけ出すか・・・・・・」
十六夜ならすぐに分かるんだろうが、この場に十六夜はいないし、地下牢にいる間は娯楽が無くて本ばかり読んでいた、知識量もそこそこにある。考えろ、最適解を導き出せ。
「魔女・・・・・魔法を使役する物。人間の幻想種で、魔術を極めた物。
魔導書・・・・・魔法を書き記した書物・・・・
果実・・・・・木になる実で食べれるものもあれば食べれないものもある・・・・・・
禁断・・・・やってはならないとされること・・・・」
思考を高速化させる。これらのキーワードから導き出される答えは・・・・・
「魔術・・・・禁断・・・・術式・・・・果実・・・・、そうか・・・・・・」
答えが出る。恐らくコレで良いはずだ。俺は果物を探し始める。
「見つけたぜリンゴの実・・・・・!」
俺は目当ての果物を探し出す。そしてそれを二つに割る。すると中には文字が書いてあった。俺はその文字を口にする。
「我ココニ禁断ノ果実ヲ見ツケ出シタ、コノ果実ヲ我ガ物トスル」
その言葉を放つと同時に周囲が光に包まれ、ゲーム盤が崩壊する。現実の町中に戻った俺は、目の前のグリモアに告げる。
「俺の勝ちだ。グリモア」
「ええ、そのようね」
観念したように呟くグリモア。
「これで私は貴方に隷属させられることになったわけだけど、どうやって答えを見つけたか教えてくれる?」
「一つ目、勝利条件の内二つはトラップ。恐らくゲームマスターであるお前を倒すのは不可能。敗北条件にお前を倒すことってあるしな」
「よくわかったわね・・・・普通は分からないのよ?」
「まあ普通は分からないだろうな。禁断の果実=魔導書って勘違いする連中が多いんだろうよ、つまり禁断の果実を特殊な方法で取らないと破壊されるって読み違いだろう。恐らく敗北条件の果実の取得不能時ってのもそう思わせるためのミスリードだろ?」
「ええ、そうね。私=魔導書と気づいたのも、そこに気がついたのも貴方が初めてよ」
「お前の名前がグリモア、魔導書=グリモアだからな、ちょっと考えれば分かるかもしれねーが、まあミスリードのせいもあるんだろーし、恐らくだがアンタのゲームに挑むプレイヤーは考え方が上級なんだろうな。だからちょっとしたことに引っかかる。まあ上級者故の油断ってヤツじゃねーの?」
「そうね・・・・じゃあこれから宜しく。マイマスター♪」
「ハァ・・・・・・面倒なの拾っちまったな」
ついてくるグリモアをみながらそんなことを空に向かって呟いてしまった。
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