悪魔付きと呼ばれた少年の異世界入り   作:煌酒ロード

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毎度亀更新ですいません


交渉材料

「はあ・・・・・予想外だわ・・・・」

 

俺はため息をつく。サウザンドアイズでルイオスとの会談が終わり、今は帰ってる途中なのだが・・・・

 

「なんでそんなにキレんだよお前・・・」

 

「うっせぇよ、お前前に俺が言ったこと覚えてるか?」

 

「昔のことは忘れたな」

 

「じゃあもう一度言ってやる。自分の命を粗末にするんじゃねえ」

 

絶賛十六夜に説教をされている最中であり、なんでこんなことをしたのかと飛鳥からは詰め寄られた。何でこうなったかっていうのは、十六夜に操り人形(ドールコントロール)のことを聞かれたときに、できるわけねえだろんな事。って言ってしまったのが原因だ。俺は白夜叉も巻き込んで一芝居打った。俺は白夜叉を操るふりをし、白夜叉は俺に操られるふりをした。ここまではよかった。おかげでルイオスは俺に他人を操る力があると思い込んだし、白夜叉が操られたと言うことは高位の奴にもこの力が効くと思い込んだだろう。計算外だったのはアイツがそれでも俺と黒ウサギを要求してきたこと、あの場では妥協するしかなかったかもしれないが、つまり思った以上に頭が回るか、もしくは思った以上に回らないかのどちらかになる。前者の場合は、保険とて黒ウサギを欲しがった。だまされてる可能性を考えての行動になるが、後者なら唯単に、黒ウサギを要求してきたことになる。つまり当初の俺の目的であった、レティシアと俺の命を交換して、その後に俺の能力を使って黒ウサギを操ればいい。と思わせることが出来なかった。ということだ。

 

「つーかそんなキレんなっつーの、コイツはある意味戦争なんだ。誰かが死ぬなんてのはあたり前。その場合、死んでもたいして影響無い奴から死んでいくのが当たり前なんだよ」

 

「うるせえ。これはギフトゲームだ。しかもあんな奴(ルイオス)の為にお前と黒ウサギがいなくなるとか冗談じゃねえ」

 

それっきり会話もなく、俺達はコミュニティに帰り、ジンと春日部に事情を説明した。

 

「事情はわかりました。黒ウサギ、君は謹慎とします」

 

「なっ」

 

何でですか、と続こうとしたセリフは有無を言わさぬ空気のジンに押されて出てこなかった。

 

「君だけでペルセウスの取引にのってしまう可能性がありそうだからね」

 

こんな時でもちゃんとジンがリーダーをやれていることに感動する。謹慎を食らった黒ウサギを尻目に俺は十六夜を連れ出す。

 

「何の用だ?」

 

「本来なら俺の命一つで簡単にケリがつく予定だったんだが、そうは行かなくなっちまったんでな」

 

「当たり前だ。だれがそんな形でケリつけさせるか」

 

いつになく真剣な目と顔の十六夜。なんだかんだ言いつつコイツは基本的に優しいんだろうなと思いつつ、俺は本題を切り出す。

 

「んでまあ変わりの交渉材料が必要なんだわ」

 

「レティシアと交換するものか?」

 

「いや、ギフトゲームをするための、だ」

 

十六夜が少し驚いた顔をした後にニヤリと笑う。どうやら俺の意図には気がついたらしい

 

「そう言うことか。だがそんなもんがあるのか?」

 

「ある。ギフトゲームを探していたときに白夜叉に聞いたんだが、コミュニティの中には自分たちの伝承を元に自分たちに挑戦する権利を与えるためのギフトゲームをやっているコミュニティもあるらしい。で、ペルセウスもご多分に漏れずそれをやっているわけだ」

 

「けどそれギフトゲームが開催される日まで待たなきゃ行けないわけだろ?間に合うのかよ」

 

「俺もそれは思ったんだがな、なんと調べたところによると常時開催。っつーか行けば参加できるタイプのギフトゲームらしいんだわ」

 

常駐クエストみたいなもんだ、と説明する。十六夜は合点がいったのか

 

「つまりそれを交渉材料に〝ペルセウス〟にギフトゲームを挑もうって訳か」

 

ご名答。と返事をする。ギフトゲームの内容は俺と十六夜なら難なくクリアできる難易度。要するに一週間以内にそいつ等を倒して挑戦権を本拠に持ち帰るのが俺達の仕事って訳だ。

 

「で、だ十六夜。お前、クラーケンとグライアイ。どっちを相手にしたい?」

 

「何その面白そうなネーミングの相手。クラーケンで」

 

面白そうなネーミングて・・・・、まあやる気があるならなんでもいいわ。クラーケンは十六夜にまかせて俺はグライアイを倒すとしよう。十六夜にギフトゲームをやっている場所を伝えてから俺と十六夜は行動を開始する。

 

かつての仲間を取り戻すために




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