悪魔付きと呼ばれた少年の異世界入り   作:煌酒ロード

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おひさしぶりでございます。
今回そんな進んでないんですよねぇ・・・更新を心待ちにされていた方申し訳ございません。
さらにひさしぶりに書くからキャラの性格とかがもう・・・ね
では、ご覧下さい


到着、祭り会場。炎の街

北側に行くのがとんでもない距離を移動しなければならない。しかし俺達には移動手段が無い。だったら招待してきた白夜叉に頼ろうぜ!

と言うことでサウザンドアイズまできた俺達は

 

「お帰りください」

 

無情にも門前払いをくらっていた。

 

「・・・まだ何も言っていないのだけれど」

 

まさか何も言わずに門前払いされるとは思っていなかった。よっぽど俺たちはこの店員に嫌われてるらしい。

 

「ハァ・・・、そんな仏頂面でお堅いこと言ってると婚期逃しますよ」

 

「余計なお世話ですッ!」

 

顔を真っ赤にして叫ぶ女性店員。そこに十六夜が

 

「切裂、そういじめてやんなって。もう逃しちまったから今は仕事が恋人(笑)なんだよ」

 

「ああ、なるほどな。悪かったな、仕事が恋人(笑)もいいと思うぞ」

 

「だからッ!私は婚期を逃してもいませんし仕事が恋人(笑)でもありませんッ!というか貴方がたは仕事を恋人にしてる人達に謝りなさい!」

 

「「サーセンっしたァ!!」」

 

「だから私は違うと何度言えばッ!」

 

ニヤニヤしながらすぐに頭を下げる俺と十六夜に怒り狂う女性店員とか言うカオスな絵面が出来た所で白夜叉がキレイにトリプルアクセルを決めて登場。

 

「毎回ぶっ飛んで現れねえと気が済まないのかここの店主は」

 

十六夜のその呆れたような声色と店員が頭を痛そうに抑えていた。

 

「白夜叉、話があるのだけれど」

 

「よいよい、わかっておる。こちらからも話したいことがある故、中に入ろう」

 

そう言って中に入る。そこで十六夜が白夜叉に西側に連れて行けと交渉。その後白夜叉から少し話があると言われ、それを聞いていた所で重大な事に気が付く。

 

「まて十六夜。のんびり話してる場合じゃねえ!」

 

「ッ!ヤベエ白夜叉!今すぐ西側に連れて行け!」

 

騒ぎ立てようとしたジンを黙らせ、十六夜が白夜叉に叫ぶ。

 

「む?しかし良いのか?まだ話は」

 

「そんな事はどうでもいい!むしろそのほうが面白い!」

 

十六夜の言葉に白夜叉が笑う。

 

「カカッ、面白い。か、ならばしょうがない。ジンには悪いが面白いのなら仕方ないな」

 

そう言って白夜叉が手を二回叩く。

 

「ほれ、ついたぞ」

 

「「「「・・・は?」」」」

 

俺達は驚きながらそれでも支店を飛び出した。

一面に人がる景色は、赤色だった。

 

「赤い壁に炎・・・、ガラスの街!?」

 

信じられないものを見たような声が出たが、それもしょうがないと思ってほしい。

天を衝くほどの巨大な赤壁。鉱石のモニュメント。赤壁を削り出すように建築されたゴシック調の尖塔郡のアーチと、外壁に聳える二つの外門が一体となった巨大な凱旋門。

色彩鮮やかなカットガラスで飾られた歩廊。

黄昏時を思わせる色彩は数多に存在する巨大なペンダントランプが放つ光。

キャンドルスタンドが二足歩行で闊歩する様を見て、十六夜の喜びの声が上がる。

 

「へえ・・・・・・!九十八万kmも離れてるだけあって、東とは随分文化様式が違うな。歩くキャンドルスタンドなんてモノをお目にかかる日が来るとは思わなかったぜ」

 

「全くだ。コイツはスゲエや・・・。今更だが大概常識が通用しないなココは!」

 

十六夜の言葉に同意の意を示す。そこに子供のようなはしゃぎ声をあげた飛鳥が

 

「今すぐ降りましょう!あのガラスの歩廊に行ってみたいわ!いいでしょう白夜叉?」

 

「ああ、構わんよ。続きは夜にでもしよう。暇があればこのギフトゲームにも参加していけ」

 

そう言ってチラシを取り出す白夜叉。それを俺達が覗き込んだ瞬間・・・

 

()()()()()――のですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

絶叫と共に爆撃のような振動。後ろを振り返ると、髪を緋色に染め、ブチ切れてますと言わんばかりの表情で後ろに立つ黒ウサギ

 

「ふ、ふふ、フフフフ・・・・・・、見ィィつけたのですよォ〜問題児様方ァァ〜?」

 

ヤベエコイツぶっ壊れてるッ!?

そう直感した俺は左手で十六夜、右手で飛鳥を抱えて真紅のオーラで翼を作り飛ぶ

 

「逃ィィィィげるんだよォォォォォォォ!」

 

「逃がすかっ!」

 

「え、ちょっ!?」

 

春日部が風を使い上空へ逃げようとするが、一瞬速く、黒ウサギが春日部のブーツを掴む。

 

「ツカマエタノデスヨヨウサン。サアアトデタップリオセッキョウサアアトデタップリオセッキョウタイムナノデスヨ?」

 

なぜ全て片言!?と思いながらも高速でその場を離れる。取り敢えず一つだけわかる。

今あいつに捕まったら殺されるッ!

 

「マジギレしたウサギさんマジ怖ェえ・・・」

 

「アレは怖いわ・・・、春日部・・・生きろ」

 

「勝手に春日部さんを殺さないであげて・・・」

 

俺達は軽口を叩きながら人混みに紛れて黒ウサギから姿を消す。かなり離れてから周囲を確認し、どうにか撒いた事を確認する。

 

「まさかこんなに早く追いつかれるとはな・・・」

 

「黒ウサギを焚きつけるには十分だったってことだな」

 

「そうね・・・、これからは黒ウサギのマジギレが出ない範囲のイタズラを考えましょう」

 

「やめてあげるって方向性はねーのな」

 

そんな事を言いながら大通りに出る。そして振り返って

 

「さ、それじゃあ散策を開始しましょう。エスコートはお願いできるかしら、切裂君?」

 

「クッハハハ、俺ができると思ってんのかよ?」

 

「出来なくても精一杯持て成すのが紳士の役割でしてよ?」

 

「ククッ、了解ですお嬢様。俺なりに、精一杯エスコートさせて頂きましょう」

 

そう言って笑い合う俺達三人。

 

「まずはあの赤い歩廊を歩いてみようか。商店街になってるみたいだしな。観光もいいが、ご当地品や限定品を物色して回んのも旅行の醍醐味ってヤツだろ」

 

「わかってるじゃねえか切裂」

 

「クハハハッ、つっても俺も実際旅行に行ったことは無えんだ。物心ついた時には牢の中だったしな。俺の知ってる旅行の知識なんて、せいぜい霊が喋ってくれる話で聞いたレベルだ」

 

そういった途端、二人が少し暗い顔になる。やっちまったなぁと思いながらも

 

「なーに辛気臭ェツラしてんだよ、昔は昔。今は今だろ。楽しんでこうぜ!」

 

「そうね、楽しみましょう!」

 

飛鳥のその言葉を皮切りにして俺達は三人で歩廊に向かって行った。

 

 

side 春日部

 

今私はサウザンドアイズ支店でお茶を飲んでいる。要するにあれから黒ウサギに捕まり、お説教が確定した上に私は白夜叉に投げつけられ、黒ウサギが行ってしまったので白夜叉に状況説明がてらお茶を貰っていた。

 

「なるほどのう。おんし達らしい悪戯だ。しかし〝脱退〟とは穏やかではない。ちょいと悪質だと思わなんだのか?」

 

「それは・・・・・・うん。少しだけ私も思った。だけど黒ウサギだって悪い。お金が無いことを説明してくれれば、私達だってこんな強硬手段にでたりしない」

 

「普段の行いが裏目に出た。とは考えんのかの?」

 

「それは・・・・・・そ、そうだけど。それも含めて信頼のない証拠。少しは焦ればいい」

 

そう言うと何故か笑う白夜叉。私は和菓子を食べながらお茶を飲む。

 

「そういえば、大きなギフトゲームがあるって聞いたけど」

 

「うむ、おんしに出てほしいゲームもある」

 

「私に?」

 

白夜叉取り出したチラシを私は見る。

 

 

 

『ギフトゲーム名〝造物主達の決闘〟

 

 ・参加資格、及び概要

 ・参加者は創作系のギフトを所持。

 ・サポートとして、一名までの同伴を許可。

 ・決闘内容はその都度変化

 ・ギフト保持者は創作系のギフト以外の使用を禁ず。

 

 

 ・授与される恩恵に関して

 ・〝階層支配者〟の火龍にプレイヤーが希望する恩恵を進言できる。

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、両コミュニティはゲームを開催します。

  〝サウザンドアイズ〟印

  〝サラマンドラ〟印』

 

 

 

 

「・・・創作系のギフト?」

 

「うむ。人造・霊造・神造・星造を問わず、製作者が存在するギフトの事だ。北では、過酷な環境に耐え忍ぶために恒久的に使える創作系ギフトが重宝されておってな。その技術や美術を競い合う為のゲームがしばしば行われるのだ。おんしのギフト――〝生命の目録(ゲノム・ツリー)〟は技術・美術共に優れておる。人造とは思えんほどな。

幸いなことにジンもサポート役としておる。本件とは別に、祭りを盛り上げるのに一役買ってほしいのだ。勝者の恩恵も強力なものを用意する予定だが・・・どうかの?」

 

そう言われて私は少し悩む。強力な恩恵というのがなにかはわからないけど、とにかく凄いものだというのはわかる。でもそれを使って・・・あ

 

「ねえ白夜叉」

 

「なんじゃ?」

 

「その恩恵を使えば・・・・・・黒ウサギと仲直りできるかな?」

 

それが出来るのならそれがいいなって思ったんだけど、白夜叉は少し驚いた後優しく微笑んで、

 

「できるといも。おんしがそう思っているのなら」

 

そう言ってくれた。




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