バカとテストと召喚獣~彼が変えていく世界~   作:隆斗

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Bクラス戦前①

Bクラス戦前①

 

明久SIDE

 

……重い。そう思ってまだ眠いながらも、目を開けてみると———

 

フィ「スゥ——、スゥ——」

 

舞「クゥ――——」

 

ル「ムニャムニャ」

 

———僕に抱き着いて寝ている三人の妻の姿があった。

……どうしてこうなった? とりあえず考えても仕方がないので三人を起こすことにする。

 

明「三人とも起きてー、朝だよ」

 

フィ「う~ん、なんだもう朝か。おはよう明久」

 

舞「おはようアッ君」

 

ル「アキお~は~よ~ 」

 

明「三人ともおはよう。朝飯とか作っとくから、もう少ししたら来てね」

 

フィ・舞・ル「「「は~い(ああ)(ええ)」」」

 

〰〰〰〰道中〰〰〰〰

 

あの後みんなで朝食を食べて行く準備をした後に家を出た。

 

雄「おーい、明久ー」

 

明「あっ、雄二に霧島さん。おはよう」

 

雄「おう、おはよっ」

 

翔「……おはよう。ところでその子たちは誰?」

 

え? あー、そういえば霧島さんにはフィリたちのこと言ってなっかたね。

 

明「えーと、銀髪の子がフィリアーノ・シルビアで、黒髪の子が九条舞依、そして金髪の子がルナ・クリシェリナだよ」

 

翔「……そう。私は霧島翔子、よろしく」

 

フィ「うむ、よろしく頼む」

 

舞「よろしくお願いしますね、霧島さん」

 

ル「よろしくね~霧ちゃん」

 

よかった何にも起こらなくって。

 

翔「……ところで三人は吉井の恋人?」

 

明「えっ、え~と……」

 

やっぱり来たか。正直こういう質問は結構困る。なぜなら、もう僕はフィリたち三人を含めた五人と大和王国(あっち)で結婚してるし、日本(こっち)でも一応は夫婦扱いになっているからだ。でも本来の日本の法律では僕の年齢では結婚できないし、重婚もできない。かといって恋人というのもなんか変な感じが知るから答えずらい。そんな風に悩んでいると、フィリが僕の方おチラッと見てから霧島さんに言った。

 

フィ「いや、私たちは明久の恋人ではなく妻だ」

 

明「アウトォォォォォォォォ!!!」

 

雄「うおっ、いきなりどうした明久」

 

雄二がなんか言ってるけど無視。

 

フィ「むっ、何故だ明久?」

 

明「何故も何もここは大和じゃないんだから、そういうことは堂々と言っちゃダメ!」

 

フィ「む〰〰、しかしだな、いまさら恋人というのも違和感があるだろう?」

 

明「ま、まあそうだけど……」

 

舞「まあまあ。取りあえずフィリは、というか私たちもですけど簡単に明久の妻を名乗らないようにしましょう」

 

フィ「しかしだな……」

 

舞「明久にもきっといろいろとあるんですよ、フィリ」

 

フィ「……わかった」

 

ナイスフォロー舞依。

 

雄「そんなことよりお前ら、今日は午前中は回復試験になるんだが、勉強はしてきたのか?」

 

あっ、すっかり忘れてた。

 

雄「すっかり忘れてた、って顔してるなまったく。今回は根室が何してくるかわからないから、お前たちは一応本気で受けてくれよ」

 

明「わかったよ雄二」

 

僕が雄二に返した横でフィリたちも頷いていた。

 

 

〰〰〰〰〰〰〰〰閑話休題〰〰〰〰〰〰〰〰

 

明「あ〰〰、終わったぁ~」

 

秀「確かにかなり疲れたのう」

 

午前中にあったテスト地獄がようやく終わり、クラスメイトの大半がちゃぶ台に突っ伏している。そして、そんな中で僕に声を掛けてきた秀吉の髪型がポニーテールになっていた。

 

明「秀吉たちはお昼どうするの?」

 

雄「俺は翔子が弁当を作ってきてくれたらしいから、昼は弁当だな」

 

秀「それではみんなで屋上に行くかの」

 

島「あれ? あんたたち屋上で食べるの? だったらウチも行っていい?」

 

姫「あっ、私もご一緒していいですか」

 

雄「ああ、Bクラス戦のミーティングもするからお前らも来い」

 

 

〰〰〰〰〰〰〰〰屋上〰〰〰〰〰〰〰〰

 

姫「あのみなさん、私今日お弁当を作ってきたんですけど、みんなで食べませんか?」

 

僕たちが屋上に着いて開口一番姫路さんがそんなことを言った。それに頷く顔が十六って十六? 何でそんなにいるのっ。そう思って辺りを見回すと……

 

明「あれ? 霧島さん達はいつの間に来たの?」

 

翔「……雄二たちが屋上に行くのが見えたから、ついて来た」

 

霧島さんたちAクラスの面々がいた。ていうか霧島さんたちの後ろにいる男子に女子三人って———

 

明「え? 何で凪(なぎ)達もいるの?」

 

僕がそういうと僕と同じくらいの身長で黒髪で線が細い少年が答えた。

 

凪「なんだ、フィリたちに聞いてないのか」

 

明「いや聞いたけどこんなに早く来るなんて思わなくてつい」

 

雄「明久、そこの四人と知り合いならそれ達にも紹介してくれないか?」

 

僕が凪と話してると雄二がそんなことを言ってきた。そういわれるとそうかと思い、僕は雄二たちに凪たちを紹介する。

 

明「え~と、この黒髪の少年がこないだ言っていた桐ヶ谷凪で、その隣にいる水色のロングストレートの子が結城有沙(ゆうきありさ)で、その隣のツインテールの子ががリニス・レドガー。そして最後に、そこのショートカットで後ろの長い部分を一つに縛ってるのが鮎沢美弥(あゆざわみや)だよ」

 

雄「坂本雄二だ、よろしく」

 

僕が凪たちを紹介した後雄二たちも順に挨拶をしていった。その後、何か言いたそうな雄二たちを制して、まずは昼食を食べることにした。

 

雄「翔子、そろそろ弁当をくれ」

 

翔「……はい」

 

その光景を見て、ふと疑問に思った僕は雄二に何故弁当を作ってきていないのか訊いた。本来雄二は自分で弁当を作ってくる奴だったはずだ。

 

雄「ああ、それは最近翔子の方が料理がうまくなってな、だから翔子に頼むことにしたんだ」

 

なるほど納得だ。ついでに雄二の隣では霧島さんが顔を赤くして俯いてる。

 

フィ「明久、そろそろ私たちにも弁当をくれ」

 

隣からフィリが早くくれって顔でそんなことを言ってきた。よく見ると、舞依とルナも同じような顔をしている。それを聞いていた周囲の反応は二つ。一つは姫路さんと島田さんの反応で、驚愕に満ちた表情をしていた。もう一つは、姫路さんと島田さんとフィリと舞依とルナ以外の人の反応で、みんな羨ましそうな表情をしていた。

 

島「吉井、あなた料理なんてできるの?」

 

明「えっ? もちろんできる……」

 

島・姫「「嘘ね(ですね)」」

 

ヒドッ!! 言い切る前に否定されたよ。

 

〰〰〰〰〰〰〰〰閑話休題〰〰〰〰〰〰〰〰

 

 

あの後、姫路さんたちの反応に怒ったフィリたちを宥めたり、姫路さんの料理を食べたムッツリーニを看病したり、弁当に化学薬品を入れたに怒ったフィリたちを宥めたりと色々とたいへんだった。そしてその後、軽くBクラス戦の作戦会議をした。

 

雄「じゃあ、そろそろ話してくれ明久」

 

明「良いけど、恭二はもう呼んだ?」

 

雄「ああ、もうそろそろ来る」

 

恭二こと根本恭二は、中学の頃汚いことや卑怯な事をすることで有名だった。そして雄二たちを恭二が陥れたことがあって、それにキレた僕が恭二たちをボコボコにして更正させた。それ以来僕たちは仲のいい友達になったんだ。

 

恭「どうしたんだ坂本。急に呼び出してって明久たちもいたのか」

 

明「うん。実は恭二に聞いてほしいことがあったから呼んだんだ」

 

恭「聞いてほしいこと?」

 

明「うん。実は〰〰〰(説明中)〰〰〰」

 

ちょうど良く恭二が来たので、前回雄二たちに話したことを恭二にも簡単に話した。聞き終わった後も恭二は特に驚きもせずにいた。

 

明「ここから先は雄二たちにも話していないことだからみんなで聞いてほしい」

 

僕がそう言うとみんなは頷いてくれた。それを確認した僕は、もう少し踏み込んだ事等を話し始めた。

 

明「取りあえず凪たちのことを話すよ。凪は立場上は僕の従者ってことになってるけど、まあ幼馴染だしそんなに硬い関係ではないよ。次に有沙だけど、彼女と凪は恋人だよ。そして、大和王国でも数少ない万能型(オールラウンダー)なんだ」

 

僕がそこで一旦説明を止めるとみんなは何か言いたそうだったけど後でと言って説明を続ける。

 

明「次に美弥は国籍は大和だけど日本出身の忍者だよ」

 

転校生+明久以外『なっ、何ィィィィィィィ!!!』

 

うわっ、ビックリした。いや、ビックリしたのは雄二たちも一緒か。その気持ちも分からなくはないけど、説明が続かないから今は無視。

 

雄「お、おい明久。それは本当なのか」

 

明「うん、甲賀とか伊賀とかの有名なところではないけど、確かに美弥の家は忍者の家系だよ。そして、最後になったけどリニスはイギリスの騎士の家系なんだ」

 

元々知ってた者以外『なっ、何ィィィィィィィ!!!』

 

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