バカとテストと召喚獣~彼が変えていく世界~   作:隆斗

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Aクラス戦前

Aクラス戦前

 

明久SIDE

 

雄「皆、昨日はご苦労だった」

 

そう言って頭を下げる雄二が珍しいのかFクラスの面々は驚きを隠せずにいた。

 

雄「そして、次はAクラス戦だが……」

 

雄「Aクラス戦は各クラスから代表者を出して、それで一対一にしたいと思う」

 

その言葉を聞いた瞬間、Fクラスにざわつく。

それを静かにさせた雄二は、彼らにこのやり方の方が勝率が高い事等を教え、僕とフィリと舞依とルナ、そして秀吉と康太と姫路さんの主要メンバーを呼び、Aクラスに向かった。

 

〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰Aクラス〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰

 

雄「失礼する、Aクラス代表はいるか?」

 

優「代表は今居ないから、私が代りに話を聞くわ」

 

雄「木下姉か。まあ良い。今回は試召戦争の事で来た」

 

雄二がそう言うとAクラスの生徒達が身構える。おそらく優子さんたちがAクラスの人たちに予め言っていたのだろう。

 

雄「今度の試召戦争だが、各クラスから代表を出して一対一にしないか?」

 

優「断わるわ。こちらにメリットがないもの」

 

雄「賢明な判断だな。ところでBクラスから宣戦布告の準備があると言われたらしいが、大丈夫なのか?」

 

優「自分で仕掛けといて、よく言うわね。でもBクラスはFクラスに負けたから、しばらくは試召戦争はできないはずよ」

 

雄「Bクラスとは和平交渉で終わったから、宣戦布告自体はできるんだよ。もちろんDクラスもな」

 

優「それにCクラスもでしょ。明久君がCクラスを全滅させたっていう情報は、もう掴んでるから隠しても無駄よ」

 

優子さんがそう言うと、僕の事を知らないAクラスの人たちと姫路さんは驚いて、僕の方を見る。そして、呆れながらに僕のことを見ているのは、雄二に秀吉に康太、そして利光に工藤さんに凪等といったお馴染みのメンバーだった。

 

優「まあ、いいわ。代表同士の一対一にしましょう」

 

雄「そう言ってもらえると助かる。それで代表の人数はどうする?」

 

優「あら? てっきり「代表は一人にしよう」的な事を言ってくると思ったのに」

 

優子さんが心底意外そうな顔をして雄二を見る。

 

雄「元々そのつもりだったからな。それで、どうするんだ?」

 

優「そうね………、お互いに八人同士代表を出すってのはどう?」

 

雄「それでいい。じゃあ、教科の選択は互いに四回ずつだな」

 

順調に話が進んでいき、無事に対談が終わるかと思われた時、突如としてAクラスの扉が開き、この学園の長の藤堂カヲルが入って来た。

 

カ「ちょっと待つさね」

 

雄「どうしたんだ、ババア?」

 

カ「学園長と呼びなっ! まあそんなことはいいさね。ところでその試召戦争だけど、明日にするさね」

 

皆が疑問に思ってると、カヲルが口を開く。

 

カ「明日までに校庭に、スタジアムを作っておくさね。そこでしな」

 

雄「なるほど。世間へのアピールのためのPVにするのか」

 

カ「さすが神童さね。そのとうりだよ」

 

雄「断わると言ってらどうする?」

 

カ「な~に、そん時はあんた達が勝った時にしてくる要求を突っぱねるだけさね」

 

そう言われると、途端に苦虫を噛んだ表情になる雄二。雄二がそんな顔になるのも分かる。僕たちがAクラスに勝った時に要求する物は、それほどの物だからだ。

 

雄「いだろう、その提案のもう。Aクラスのいいか?」

 

翔「……Aクラスのそれでいい。ただし、負けた方は勝った方の言う事を何でも一つ聞く」

 

いきなり出て来た霧島さんには、突っ込まないとして、僕は辺りを見回す。雄二もそれで良いのか、頷いていた。

そしてその後は、そのまま解散になった。

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