バカとテストと召喚獣~彼が変えていく世界~   作:隆斗

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清涼祭編開始です。


清涼祭編
新しいクラス


新しいクラス

 

明久SIDE

 

あれから無事振り分け試験の再試も終わり、今日は結果が出る日だ。その為二年生は皆ソワソワしている。

そんな中僕は(正確に言うなら僕と雄二と康太と秀吉と凪と恭二)は別の意味でソワソワしていた。

 

雄「……お前ら、テストはどうだった」

 

今まであえて避けていた話題を、渋々といった感じで半分絶望半分希望に染めた顔で聞いて来た。

 

秀「うむ、あの賭けの事もあってか今回は今までの中で一番の結果だと思うのじゃが……、おそらく儂の点数じゃこの中では最下位ではないかの?」

 

恭「俺も微妙だ」

 

雄「そうか、でムッツリーニはどうだ?」

 

康「……今回は生物の範囲が生態に関する所だったから、今回はいける」

 

凪「くっ、羨ましい。俺なんか生活の所が料理に関するところだったから、有沙に有利すぎて頭を抱えててその所為で苦手な生活がより一層解けなかったってのに」

 

まあ確かに有沙は凪の為に家事を覚えたようなものだからね。全く凪も何時までも有沙に頼ってないで、料理位覚えればいいのに。

 

雄「まあ、俺はそのお蔭で助かったがな」

 

雄二が言った事は僕もそして恐らく康太も思っている事だろう。

 

康「……自分の事くらい自分で出来るようになれ」

 

凪「うぅ」

 

康太の言う事は尤もなので、凪も反論が出来ない。

 

凪「そういえば明久はどうだった?」

 

僕と雄二と秀吉と康太の視線に耐えられなくなったのか、あらかさまに話題を変えてきた。しかし、雄二たちも僕の点数が気になるらしく、視線を凪から此方に向けた。

 

明「う~ん? 僕もあの賭けがあったからいつも以上にマジメにやったけど、正直どうなるか分からないよ」

 

雄「いやそれで良い。俺たちにとって一番の結果は、明久が一位で秀吉が最下位になることだ」

 

秀「はて? 何故儂が最下位じゃなければならぬのじゃ」

 

明「そうだよ。何で秀吉が最下位なの?」

 

僕と秀吉は訳が分からず雄二に質問する。凪と康太は雄二の言いたいことが分かったのか納得顔になってた。

 

雄「じゃあ聞くが明久。もしお前が一位でお前の嫁の内の誰かが最下位になったとする、お前はどんな事をお願いする?」

 

明「う~ん? 明日の昼飯を作ってかな」

 

うん、これ位しかお願いしたい事はない。

 

雄「それでそのお願いを、近くで聞いてた他の奴らもやりたいと言い出して収集がつかなくなる。そして仕舞いには全員で協力してお前を襲うと企むかもしれない。どうだ明久面倒なことになると思わないか?」

 

な、なるほど。確かに彼女達ならあり得るかもしれない。あれ? でもそしたら……

 

明「それだったら他の子なら大丈夫なんじゃないの? 例えば優子さんとか」

 

そう言って瞬間みんなから「だからこいつはダメなんだ」的な視線を向けられた。え? 何で?

 

雄「そしたら余計に襲われるぞ。あいつらだって嫉妬位するだろう」

 

た、確かに。さすがの僕でも彼女たち五人を一斉に相手はできない。

 

秀「しかし、それなら何故儂が最下位なのじゃ?」

 

雄「後は単純な実力だ」

 

確かに何時もの僕たちの中で秀吉は、下の方だし僕は上の方だ。この雄二の予想(願望)にも納得がいく。

 

西「おはよう! 吉井、坂本、土屋、木下姉弟、霧島、桐ヶ谷、結城、シルビア、九条、クリシェリナ、工藤、エドガー、鮎沢、根本、小山」

 

翔・優・友・愛・有『(……)おはようございます。西村先生』

 

明「おはようございます。鉄……西人(にしひと)先生」

 

雄・恭「「おーすっ、鉄人」」

 

秀「おはようございますなのじゃ。西村教論」

 

ル「オッハー、てっちゃん」

 

凪「よう鉄人」

 

フィ・リ「「朝からご苦労様です。スネーク殿」」

 

美「おはよーでござる。西村殿」

 

康「……おはよう」

 

舞「おはようございます。朝からお疲れ様です。伝説の傭兵さん」

 

……僕も人の事言えないけどこれだけは言いたい…………カオスだなぁ。

 

西「霧島、木下姉弟、小山、工藤、結城、鮎沢、土屋はいいとして取り敢えず吉井、誰だそれは?」

 

うっ、皆の視線が痛い。

 

明「い、いや言い直そうとしたらこうなってしまったんですよ、西人先生」

 

西「まあいい、今度からは直せよ。そして坂本と根本とクリシェリナと桐ヶ谷は教師に対してフランクすぎるぞ!! せめて敬語を使え!!」

 

雄・恭・ル・凪『善処する(しま~す)』

 

西「はぁ、そしてシルビアに九条にエドガー。俺は眼帯をしてないしターバンも着けて無いからな」

 

朝から大変だね鉄人は。(お前もその一端を担ったんだけどな by作者)

 

西「ほら、お前らの結果だ」

 

そう言って僕たち全員の封筒を渡してくる鉄人。

僕のにはAクラスと書いてあった。ここまでは良い、問題は……

 

雄「な、何ィィィィィ!!」

 

行き成り雄二が大声を上げたので、そちらを見てみると霧島さんの紙には『Aクラス代表』と書かれていた。

雄二安らかに眠れ。そして他のみんなも無事Aクラスに入れたようだ。

 

西「あ~、霧島のそれだが実は点数でのトップは霧島じゃないぞ」

 

え? どういう事? 周りを見てみると僕の聞き間違いじゃないらしく、皆が鉄人に注目していた。特に雄二と霧島さんは。

 

西「本当の学年主席は吉井だったんだが、それでは試召戦争でAクラスが無双状態になってしまうから霧島が代表になったんだ」

 

それを聞いて喜んでる雄二と、対照的にガッカリしている霧島さん。そして希望に満ちた目で僕の事を見てくるフィリ達。ああ何か嫌な予感がする。

 

凪「それじゃあ、この中で一番点数が低かったのは誰だ?」

 

西「ああ、それなら確か木下弟だったぞ」

 

それを聞いてガッカリするフィリたちとは対照的にガッツポーズをとる僕。彼女たちには悪いけど、僕は卒業までは貞操は守るつもりだ。

 

西「早く自分たちのクラスに行けよ」

 

全員『はーい』

 

こうして僕たちの新しいクラスでの生活が始まった。

 

 

おまけ

 

 

明久SIDE

 

ついでに言うと姫路さんと島田さんはFクラスらしい。姫路さんはまた体調不良でFクラス行きになり、島田さんは代表らしい。

うん、確実に嫌な予感がする。

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