清涼祭二回戦と不良
明久SIDE
フィリたち五人との学園祭デートを終えて、教室に戻った僕たちを迎えてのは大量のお客さんと大量の仕事だった。
そんな仕事も一段落した頃、雄二が僕の方に着て言った。
雄「おい明久。そろそろ二回戦が始まるから行くぞ」
明「あれ、もうそんな時間なの? 分かった今行く」
雄二は僕を置いて先に行ってしまったので、僕も遅刻しないように早く行こうと教室を出たら難しい顔をした凪がいた。
明「どうしたの凪、そんな難しそうな顔して」
凪「……なあ、明久。お前『認証の指輪』はちゃんと持ってるよな?」
『認証の指輪』とは僕と凪がカヲルに貰った指輪の事である。あの後、指輪の名前を聞くのを忘れたのを思い出して凪と共に聞きに言って教えてもらったものだ。
明「持ってるけど……、それがどうかしたの?」
凪「いや、持ってるならいい。変な事聞いて悪かったな」
僕が指輪の付けた右手の人差し指を見せながら言うと、凪はそう言い残して教室に入って行った。
明「え? ルナと美弥が僕たちの相手なの!」
僕が会場に着くと対戦相手の所にはルナと美弥の暗殺者(アサシン)コンビがいた。
ル「そうだよ~、アキに言ってなかったけどな~」
美「遠慮はしないでござるよ~」
二人が笑いながらそう言って来るが、身に纏う雰囲気は本気まではいかなくともいつもよりは真剣だった。
西「それでは第二回戦を始める。教科は『世界史』だ。それでは開始っ!」
確か世界史は美弥の苦手教科だった筈だ。そう思って彼女の方を確認すると、ちょっと冷や汗を流していた。
明・雄・美・ル「「「「サモン」」」」
世界史 Aクラス鮎沢美弥 310点
ルナ・クリシェリナ 420点
VS
Aクラス吉井明久 596点
坂本雄二 452点
点数の上では此方の方が上だが、油断はできない。
ル「……」
美「ハアァァァ」
すると美弥の召喚獣が両手に小太刀を持って二刀流で襲い掛かってきた。そしてそれを援護するようにルナが無言で両手に持った銃を乱射して来る。その為美弥に集中しようとしても弾が邪魔な為、美弥に集中できない。
雄「そっちは任せたぞ!」
耐えかねた雄二が狙いを美弥からルナに変えた。ルナはそれを見て、片方の銃を雄二の方に向けて発砲し牽制する。その牽制で雄二の点数が幾らかは減ったものの、雄二の召喚獣に接近されてしまった。これにより互いの相手同士による一対一になった。
明「ヤアッ!」
それにより僕と美弥の攻守が交代し、今度は僕が美弥に攻めたてる。しかし武器の関係上あっちの方が小回りが利くので、決して大振りにはならずかといって軽くもない一撃を自分にスキが出来ないように気を付けながら加える。
美「クッ!」
美弥は苦しそうにしつつもそれを捌いていく。時折切っ先が掠めたりするが、有効な決定打には至らない。しかもそのスキをついて美弥も攻撃して来るので、僕の点数も徐々に減っている。
美「ハァァッ!」
突然してきた大振りに虚を突かれるも、間一髪のところで躱す。しかしそこから僕の召喚獣は動かなくなっていた。原因ははっきりしている、僕の召喚獣の影にクナイが刺さっていたからだ。
明「ッ!? 腕輪か」
美「貰ったでござる」
その後さらにクナイを三本ほど追加した後、小太刀に持ち替えた美弥の召喚獣の一閃が僕の召喚獣の首に吸い込まれる。
明「腕輪発動!」
間一髪で腕輪を発動させて、風の障壁で小太刀の一閃を弾く。それと同時に召喚獣の体を帯電させて、その光で影を無くし拘束も解除すると、雷速で弾かれた美弥の召喚獣に近ずき刀を一閃する。それは美弥の召喚獣の首を的確に捉え、跳ね飛ばして戦死させた。
美「む、むぅ。無念」
そう言って美弥は悔しがっていた。その姿にちょっと罪悪感が沸くが、勝負なので仕方がない。
雄二の方に加勢しようとそっちを見たら、ちょうど雄二の召喚獣がルナの召喚獣を殴り飛ばして戦死させたことで決着がついていた。
西「勝者、吉井坂本ペア」
鉄人の僕たちの勝利宣言を聞き、僕たち四人は仲良くAクラスへと戻った。
Aクラスへと戻ると、またお客さんが増えているようなので急いで接客に取りかかった。
?「すいませーん」
明「はーい、ただいまお伺いします」
とてつもなく聞いたことがある声に嫌な予感をしながらも、呼ばれた方へ行くとそこには————————
明「なんでフィリが居るのさ」
案の定というか何というか、そこにはフィリが居た。
フィ「私は二回目の休憩だからだ。ルナたちももうすぐ休憩が始まるので、それまでここで時間を潰させて貰おうと思ってな」
彼女が言ってる事は、間違っていないので何も言い返すことができない。それに僕の虫の知らせは言っている。彼女は「執事のお得セット」を頼むと。嫁のフィリなら大丈夫だろう、と思う人がいるかも知れないがそれは間違いだ。寧ろ身内だからこそ恥ずかしい。
フィ「うむ、ではし、執事のお得セットを一つ」
顔を赤くしてゴニョゴニョと注文するフィリ。この光景だけ見れば超可愛いのだが、注文の内容が内容なので微妙な気持ちになる。
明「畏まりました、執事のお得セットを御一つですね。少々お待ちください」
彼女にそう言い残してその場を後にする。
料理(ポッキーとクッキーと飲み物)を取りに行くと、ちょうど厨房担当だった雄二にニヤニヤ笑われたのが少しムカついた。それにしても雄二のあの恰好で厨房は似合わなすぎる。
明「お待たせいたしました、お嬢様。ご注文の執事のお得セットです」
そう言って皿に入ったクッキーとポッキーと飲み物を、テーブルの上に置く。
フィ「うむ、ではよろしく頼む」
そう言って口を開けて来るので、僕も覚悟を決める。
明「失礼しますお嬢様。あーん」
フィ「あーん」
ポッキーをあーんしてあげると、フィリは満足そうに食べていた。この出来事の所為で、執事のお得セットの人気が急上昇したのは言うまでもない。
雄「明久、材料で色々無くなってきた物があるから、保管場所から持ってきてくれ」
あの後、沢山の女性客にあーんをした後、雄二にそう言われた僕は料理で使うものなどが保管してある保管場所に来ていた。
明「えーと、雄二に頼まれた物は、これとこれとあれとこれかな?」
雄二に貰ったメモを見ながら、必要な物を探していた。すると突然、後ろにある入り口のドアが閉まったので振り返ってみると、ガラの悪いいかにも不良な感じの(おそらく)他校の男子が数人いた。
明「ここは関係者以外立ち入り禁止なので入らないでくれませんか」
不1「そういう訳にはいかねぇ。俺たちは吉井明久に用があるんだからな」
一応丁寧に注意したが、やはり効果は無かった。面倒くさいが、此のままにしてても埒が明かないので、仕方なく荷物を置いて不良たちと向き合う。
明「だったら早く来いよ。ザコ共」
不1「何だとテメェ」
不2「調子乗ってんじゃねえぞ、クソガキ」
安い挑発に乗って襲い掛かってきた不良たちを、擦れ違いざまに鳩尾に拳を叩き込む等して沈めていく。数分後には立っているのは僕だけで不良たちは全員気絶していた。
雄「おーい明久、何かあったのか?」
ガラガラと扉があいて雄二が顔を出した。
明「ちょっとね」
その一言と床で気絶している不良達で大体の状況を理解したのか、雄二は鉄人を呼んだ。
その後鉄人に事の顛末を説明して、僕たちは教室に戻り、鉄人は数人いた不良達を全員担いで何処かに行った。
最近似たような展開で更に駄文になってきた今日この頃。
誰か上手い書き方教えて下さい。アドバイス待ってます。