バカとテストと召喚獣~彼が変えていく世界~   作:隆斗

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清涼祭四回戦

清涼祭四回戦

 

明久SIDE

 

三回戦が終わりAクラスに戻った僕たちが待っていたのはやはり激務だった。途中で坊主とモヒカンの営業妨害があったにもかかわらず、客足が衰える事は無かった。そしてそれに合わせてAクラスの生徒たちの疲労も溜まっていき、最早半ばヤケクソ気味に接客をしている。

 

雄「お、おい明久。そろそろ時間だから行くぞ」

 

明「う、うん。了解」

 

僕と雄二が言葉に詰まったのには理由がある。一、二回戦あたりは、「がんばれよ」等と応援の言葉と共に送り出してくれていたAクラスのクラスメイト達も、激務によるイライラが溜まりに溜まり今では僕と雄二が大会の方に行こうとすると、殺気の籠った眼で見てくる。そしてその威圧感が半端ない為僕も雄二も気圧されてるという訳だ。例外があるとすれば霧島さんとフィリ達と恭二くらいだろうか。そんな訳で僕と雄二はクラスメイトに嫉妬されている時以上の殺気の籠った眼を向けられながら会場へと急いだ。

 

 

 

 

姫「負けませんよ、吉井君」

 

島「今日こそボッコボコにするから覚悟しておきなさいよ、吉井!」

 

四回戦の相手はどうやら島田さんと姫路さんのようだ。島田さんは勝つ事が目的ではないような気がするけど。

 

西「それでは第四回戦を始める。教科は『古典』。開始!」

 

明・雄・姫・島「「「「サモン」」」」

 

古典 Fクラス島田美波 6点

      姫路瑞希 354点

 

      VS

 

   Aクラス吉井明久 465点

      坂本雄二 361点

 

明・雄・姫「「「…………」」」

 

島「な、何よ! 帰国子女なんだから仕方ないでしょ!」

 

皆350点以上の中一人だけ一ケタの点数の島田さんに、僕たち三人どころか会場の全員の冷めた視線が集まる。それに耐え切れなくなった島田さんは、怖気づきながらも言い訳をするものの冷めた視線は相変わらず彼女に降り注いだ。

 

島「と、取り敢えず吉井っ! 覚悟しなさい!」

 

ついに視線に耐えきれなくなった島田さんは、僕の召喚獣に自分の召喚獣を特攻させる。その光景を見た雄二に島田さんに味方である筈の姫路さん、それに召喚獣の戦いに関しては素人の筈の一般の観客たちもこう思っただろう。

無謀だ、と。

この四人の中で一番点数が高い僕に、一番点数が低い島田さんが挑むことは正に無謀だ。それにこの点数差ならラッキーパンチが起こることもない。

結果——————

 

古典 Fクラス島田美波 戦死

 

————こうなる。

 

まず僕は、突っ込んできた島田さんの召喚獣を躱し、隙だらけになったところで軽く叩いただけだ。あの点数差ならそれで十分だった。

その後僕は、呆然としている姫路さんの召喚獣の首や腹等の人体の急所に斬撃を入れ戦死させた。

 

西「勝者、吉井・坂本ペア」

 

鉄人が淡々と告げ特に観客から歓声なども上がらず、雄二の出番は無く四回戦は終わった。

そして教室へと戻る僕と雄二の心境は、あの激務の中には帰りたくない、の一言だった。




更新が不規則になって来ると思いますがこれからもよろしくお願いします。
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