清涼祭閑話
明久SIDE
チンピラどもを満足するまでボッコボコにした後警察に引き渡した。その際事情聴取をされそうになったが大和と父さんの名前を出したら免除された。
明「ただいうぉ」
此処に戻る途中で予め執事服に着替えておいたので、普通にAクラスから入ったら誰かに襟首を掴まれ空き教室に連れ込まれて放り投げられた。
え? 何事?
明「……どうしたの? 百合子」
落ち着いた後僕を此処に連れてきた人物・百合子の方を向いて問いかける。
時間は十時をちょっと過ぎたくらいだ。もうそろそろ店が混んで来る頃なので出来れば早めに終わらせたかったが、百合子の様子がおかしい。
バツが悪そうな顔で俯いていて、何か言おうとしているもののすぐに口を閉ざしてしまう。そんな顔も可愛いと思ってしまうのは、僕が末期のブラコンになってしまったからなのだろうか? そうじゃなかったらなかったで色々とヤバイと思うが。
百「……なあ兄貴。あの時は助けてくれてありがとうなァ」
……百合子が僕の事を兄貴と呼ぶのはふざけていない時だ(まあふざけていても僕は百合子にも真面目に接するけど………………多分)。
明「当然だろ。俺はお前の兄貴なんだからな。兄が妹を助けるのは当たり前だ」
未だに治っていない口調(こっちが本来の口調なんだけど)言いながら頭を撫でてやると百合子は少し照れながらも気持ち良さそうだった。
百「さすが、オレの兄貴(ヒーロー)だなァ」
ヒーロー、それは百合子が憧れているもの。(本当はこいつに憧れているだけです by作者)
今誰かに呆れられたような気がするけど気にしない。気にしないったら気にしない。
百合子のその呟きは独り言だったのだろう。でも俺は一応返しておく。
明「当然だろ。俺はみんなを色々なものから守りたくて訓練や修行をしてきたんだ。だからみんなを守る為なら喜んでこの力を使うさ。………………それにみんなの中には百合子も入っているからな」
百「ッ!? 調子に乗ンなこの愚兄」
最後の方は耳元でボソッと呟いた。すると案の定顔をタコにも負けないくらい真っ赤にした百合子。
恐らく俺も顔が少し赤くなっているかもしれないが、それは先程まで不良達を相手にしていた為に赤くなっている事にすればバレはしないだろう。
明「ハハ、まだまだだな駄妹」
俺達は互いを罵り合いながらAクラスへと戻った。だがそんな罵り合いも心地よく難じた。言っておくが俺はMじゃないからな!
だが第三者から見たら俺と百合子の顔は、きっと笑顔だっただろう。
色々と後から付け足したので変かもしれません。ご了承ください。