バカとテストと召喚獣~彼が変えていく世界~   作:隆斗

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SAOの感想の方で台本形式でなくてもいいんじゃないかと言う感想をいただいたので、この最新話とSAOとISの第二話は台本形式と~SIDEをやめて書いてみたいと思います。
此方の方が良いという意見が多かったら、書き方をこっちに変えたいと思います。ですが今までに投稿したやつはそのままですのであしからず。
出来ればこの書き方と前の書き方のどちらがいいか感想を下さい。これはアンケートではありません。


閑章
デートの朝


デートの朝

 

〰〰〰〰〰雄二編〰〰〰〰〰

 

 

 

「…………ん?」

 

朝方になりだし体も半覚醒状態になりつつある時、俺は違和感を感じた。

昨日の夜に閉めたはずのカーテンが開いていて朝日が部屋の中に差し込んできているかもしれないからだ。かもしれないというのは、俺がまだ目を開けて確認していないからだ。

そして可能性としては空き巣というのもある。

 

「……」

 

恐る恐る俺が目を開けてみるとそこには————————

 

「……おはよう雄二」

 

———————裸エプロンで俺の上に跨っている翔子がいた。

 

「って翔子!? なんでお前が此処に‼ てゆうかな、なんて格好してんだお前はっ‼」

 

「……大丈夫。今は私と雄二しかこの部屋にはいないから」

 

そうゆう問題じゃない!? それともなんだこの状況で狼狽えている俺がおかしいのか?

取り敢えずもう一つの疑問を解決するとしよう。

 

「翔子、何で俺達はこんな恰好になってるんだ?」

 

「……雄二におはようのキスをしようとしたから」

 

オーケイ、良く分かった。やっぱり俺はおかしくはなかった。

明久のお蔭で昔に比べてスタンガンを持ち出して追いかけてきたり、自分で作った手作りの料理に媚薬等の薬品を入れる等の(肉体的ダメージが)激しい奇行は無くなりはしたが、こういった天然の行動はさすがの明久でも治すのは無理だった。

直すのを諦めた時の明久の物凄く悔しそうな顔と「ごめん雄二。僕には霧島さんの天然を直すことは出来ない」って言葉は今でも鮮明に記憶に残っている。

っと、大分話が逸れたな。取り敢えず今は翔子を退けるのとするか。

 

「翔子、取り敢えずおはようのキスは失敗したわけだからそこを退けてくれ」

 

「……うん」

 

駄々をこねることなく俺の上から降りた翔子は、近くにあった勉強机とセットの椅子に座った。

翔子がいる空間で着替えをすることに(不本意ながら)慣れた俺は着替えを始める。

 

「ところで翔子、何で今朝は珍しくおはようのキスなんてしに来たんだ? 今時おはようのキスなんて漫画とかの中でしか見ないと思うんだが」

 

俺のこの疑問は当然だと思う。昨日までは精々揺すり起こすぐらいなのに、今日からいきなりおはようのキスをするになっていたら誰でも疑問に思うだろう。

木下か工藤あたりに漫画でも借りてその影響だろうと思っていた俺の予想は意外な人物によって裏切られた。

 

「……雄二、その考えは違う」

 

「……この際俺の思考が読める事は置いておくとして、なにが違うんだ?」

 

「……おはようのキスは現実にもしている人はいる」

 

……こいつは俺をバカにしているんだろうか?

 

「いや俺もそんな事は知っている。だが現実にする人たちはバカップルかラブラブ夫婦ぐらいだろう。今の俺達には関係は無いと思うが」

 

「……関係はある。吉井達がそうだから」

 

…………は?

 

「…………は?」

 

「……雄二、地の文と発言が同じ」

 

「メタ発言はやめろっ! それで明久達がそうっていうのはもしかして……」

 

俺が恐る恐る翔子を見ると、俺の言いたいことを察したのかコクリと頷いて、その証拠ともいえることを言った。

 

「……吉井は二日に一日位はフィリ達のおはようのキスで起きている」

 

………先程は驚いたものの、改めて聞かされると明久ならあり得ると思う。普段からあんなに嫁バカだし。

 

「ところで翔子、今何時だ」

 

今日は文月グラウンドパークに行く。開園前には着きたいと思っていうので時間が気になった。

 

「……五時」

 

「は?」

 

「……だから朝の五時」

 

そうかそうか朝の五時か。

 

「って、いくらなんでも早過ぎるだろうっ!?」

 

いくら楽しみにしていたからって朝の五時は早すぎると思う。

 

「……楽しみにしていたから。ごめんなさい」

 

そんなシュンとなって謝ってる姿も可愛いと思う俺も明久に負けず劣らず嫁バカかもしれん。

 

 

 

 

〰〰〰〰〰明久編〰〰〰〰〰

 

 

ふと寝ていたら体に重さを感じると同時に暑さも感じたけれどもう慣れたので放って置くことにする。それに僕の体内時計ではまだ朝の五時前後なので放って置いても大丈夫だろうし、正直に言うとまだ寝ていたい。

だが人は一度気になったものがあるとついつい確認したくなる性分にある。

俺もその例に漏れていないので、ゆっくり目を開けて確認してみた。

 

フィ・舞・ル・美・リ・百『……スゥスゥ……スゥスゥ』

 

一糸纏わない生まれたままの姿で俺に抱き着いて寝ているフィリと舞依とルナと美弥とリエがいた。因みに百合子は裸ではないものの、俺のYシャツに短パンという些か刺激の強い格好だった。

って———————

 

「なんでさっ!?」

 

俺は彼女達が寝ている事も気にせずに大声で叫んだ。

 

「フワァ~、朝っぱらから煩ェぞ愚兄。ちったァ静かにできねェのかァ」

 

まず初めに俺に関する事(声や匂い等)を反射しない百合子が先に起きて文句を言ってきた。

 

「いや、だったらなんで俺の所に居るんだよ」

 

聞くと顔をほんのりと染めながら言ってきた。

 

「そ、それはその~、そう! 寒いから! 寒いから皆いるここに来たンだ!」

 

「だったら服を着ろっ!」

 

俺のツッコミは尤もだと思う。いくら五月になったからといって上にYシャツ一枚、下は短パンのみだったら流石に寒いと思う(こいつだったら能力で問題は無いだろうが)。

 

「おはようございます、アッ君!」

 

俺の起こしていた上半身に舞依が勢いよく抱き着いて来た。

俺は寝る時は上半身裸で寝る為、舞依の豊満な胸の感触や柔かい肌の感触が直に来て色々とヤバイ!

 

「むぅ、舞依ばっかりズルいぞ。私も抱き付く」

 

「え~、じゃあボクも~」

 

「むっ、それでは拙者も」

 

「みんなズルいですわよ! 私(わたくし)も混ぜて下さいな!」

 

俺に抱き着いて来た舞依を見たフィリ、ルナ、美弥、リエも俺に抱き着いて来た。

寝起きの為にまだちゃんと頭が覚醒していないのか、皆ちょっとおかしなテンションになっていて遠慮が無くなっている(まあ、普段もこういう事にはあまりないが)。

そしてやはり皆裸な為、感触が直に伝わってきて以下略。

 

その後朝の六時頃まだバタバタし、俺は彼女達と一緒にもう一度夢の世界へと旅立った。

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