美加 「できるわよ。毎日続けていれば、絶対痩せるわ。 特に食事制限とかはしなくていいから、心配いらないわ。」
叶 「しょ、食事制限はしなくていいんですか!」
美加 「叶ちゃんは食べすぎよ。今より少し減らせるようにできればいいわね。」
叶 「それ、さっきもみさえちゃんに言われました・・・」
氷空・みさえ・叶 「じゃぁね~!」
美加 「またね。」
帰り道が違うので、ここで4人は、氷空・みさえと、叶・美加に分かれた。
氷空 「みさえちゃん、大丈夫だった?」
みさえ 「大丈夫大丈夫。ごめんね、心配かけちゃって。」
氷空 「みさえちゃんが大丈夫ならよかった。」
氷空 「・・・美加先輩って、最初はちょっと怖い人かと思ったけど、本当はすっごく良い人だったんだね。」
みさえ 「そうね。かのっちがほれる理由もわかった気がする。」
氷空 「うん。 ・・・はぁ、ダイエットかぁ。」
みさえ 「言い始めたのはそらちんでしょ?」
氷空 「そうだけどぉ。」
みさえ 「まぁ、痩せて悪いことわないよ。」
氷空 「そだねっ!」
・・・2人で話しながら歩いていると、いつの間にか氷空の家の前まで来ていた。
氷空 「うち、寄ってく?」
みさえ 「うん!」
氷空 「ただいまーっ!」
みさえ 「おじゃましまーす。」
志が、店の厨房から出てきた。
みさえ 「いや、いいです。」
氷空 「え、みさえちゃん、どうかしたの?」
みさえは、自分がダイエット中だから食べすぎはさすがに美加に怒られるということを説明した。
氷空 「そっか。」
みさえ 「すいません、今日は餃子だけで。」
志 「はい、5個?」
みさえ 「8個で。」
志 「はい、いつもありがとう。」
氷空 「食べるんだ・・・」
みさえ 「元気出るんだもん!」
志 「はい、餃子8個。 割引で90円ね。」
みさえ 「いつもすいません。」
志 「いや、私も、あんまり氷空の友達からお金はとりたくないんだけど・・・」
みさえ 「大丈夫です。 じゃあ、いただきまーす。」
氷空 「氷空の部屋いかない?」
みさえが1つ目を食べようとしたところで、氷空が自分の部屋に誘った。
みさえ 「うん。」
氷空の家は1階が店舗兼物置、2階が子供たちの部屋と、リビング、3階が両親のプライベートスペースと、和室、水回りとなっていた。
みさえは、2階に上がる氷空についていった。
氷空は、自分の部屋のドアを開けた。
すると、妹である
氷空 「あれっ? 瀛、ただいまーっ」
瀛 「あ、おかえりー あ、みさえ先輩! こんにちは! 」
みさえ 「あ、瀛ちゃん、おじゃましてます。」
瀛 「いえいえ、今お冷を…」
みさえ 「あ、大丈夫だよ。 」
瀛 「そうですか・・・ ねぇお姉ちゃん、わたしのスマホの充電器知らない?」
氷空 「知ってる。 そこ。」
氷空は、机の上の棚を指さした。
瀛 「もう、勝手に取らないでよ。」
氷空 「ごめんごめん、ちょっとこの前氷空のがどこいったのか忘れちゃってさ。」
瀛 「ぶーっ!」
みさえは、微笑みながらその会話を聞き、4個目の餃子に手を付けた。
瀛 「・・・あ、ごめんなさい、こんなお見苦しいところを…」
みさえ 「大丈夫よ。 それより、
氷空 「えーっとね、・・・どこだろう?」
瀛 「今日は学校終わってからずっと塾です。」
氷空 「も~う、瀛、みさえちゃんが来た時だけ可愛こぶるんだから。いつもは全然かわいくないのに。」
瀛 「うるさいなー。」
みさえ 「もぐもぐ、、、よし、御馳走さまでした!」
氷空 「あ、みさえちゃん、もう帰っちゃう感じ?」
みさえ 「うん。」
氷空 「そっか。 玄関まで送るよー。」
みさえ 「ありがとう。」
氷空とみさえと、、、瀛は、1階まで下り、店舗のほうとは別の、家の玄関から外へ出た。
氷空 「じゃあまた明日ねーっ!」
みさえ 「うん! じゃあね。 瀛ちゃんも、またね。」
瀛 「はい!」
氷空と瀛の二人は、みさえの背中が見えなくなるまで手を振り続けた。
―氷空と瀛は、みさえの姿が見えなったのを確認すると、家に入った―
氷空 「ねぇ、靑がいないってことは、・・・(にこっ 」
氷空は、表情だけで瀛に何かを伝えた。
瀛「え~、また~? 勉強してたんだけど。・・・まあ、お姉ちゃんのご飯食べるよりはましだわ。」
氷空 「ありがとっ!」
瀛 「プンスカプンスカ」
瀛は、足音をいつもより大きくしながら2階へ上がった。
瀛は、足早にキッチンに向かうと、慣れた手つきで冷蔵庫のあまりものを出してフライパンを出した。
氷空 「やっぱり持つべきものは料理ができる妹だねっ」
瀛 「っもう、わたしの事ドラ〇もん扱いして。 だいたいなんでラーメン屋の娘が唯一作れる料理が卵かけご飯なの? 」
その言葉の後に、「ってか、卵かけご飯って料理じゃないし・・・」と瀛がボソッとつぶやく。
氷空「卵かけご飯だけじゃないよ。カップラーメンも作れるよ。味噌汁も作れるし、ハヤシライスと~、あと、ペ〇ングと、カップラーメンと、、、言ったか。えと、あとー」
瀛 「全部インスタントかレトルトじゃん。」
氷空 「大体、なんで瀛と靑は料理できるの?」
瀛 「ちゃんと今まで家のお手伝いしてきたからです!」
平日のこの時間、母である志と父は店の厨房にいるので、いつもは姉の靑が夕食を作っていた。
だが最近はその靑が受験勉強で忙しいので、瀛が夕食を作ることが多くなった。
―氷空は、大の料理苦手で、料理は瀛にまかせっきりだった。
瀛 「はい、できたよ。」
氷空 「わー、ありがとーっ! いっただっきまーすっ!」
瀛 「本当にいつもテンション高いわね。」
―叶と美加は、先ほどの場所で氷空とみさえと別れた後、2人でゆっくり歩きながら、家に向かっていた―
叶 「続くかなー、ダイエット。」
美加 「続くわ。ちゃんとやってれば。 もう一度言うわ、ちゃんとやっていれば。」
叶 「そ、そんなに強調しなくても、ちゃんとやりますよ!」
美加 「ごめんごめん、叶ちゃん、焼き鳥、好き?」
??? (デート?)
??? (叶ちゃんと美加がデート?)
2人が、自分のほうに近づいてくる。
叶 「好きです!」
??? バサッ
叶・美加 「ん?」
??? 「はっ!」
叶 「なんで — 」
美加 「なんで — 」
叶 「梓乃先輩が!?」
美加 「梓乃ちゃんが!?」
閲覧ありがとうございました。
うまくいけば次の投稿は日曜日になると思います。