暗殺教室〜金色の闇は何をみる?〜   作:暁のしらべ

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いまは家族のPCとデータを借りているので仮名ですが、自分のPCが変えたらそちらに移りますので、それまで失礼だと思いますが仮名です

さて、今回も頑張って書きました!よろしくお願いします!


2話 自己紹介

あれからずいぶんと時はたち、私も気づけば中学生になっていた。……と言っても、私はこの世界に生まれてこの方学校というものに行っていない。……ん?理由…ですか? それはですね、いったってシンプルです。

 

私の家族は世界でも有名な御方。父様は日本の自衛隊の大将(総合幕僚長)。母様は元暗殺者。しかも、母様のコードネームは知らない人はいないと言われるほどの凄腕の暗殺者だわ。本当に凄いけど、そんな2人の間に生まれた私は命を狙われる可能性もあり、暗殺業以外、外に1人で出ることはできなかったのです。

 

まぁ、今回はとあるターゲットを殺すために私も中学生として通うことになりました。

 

あ……自己紹介がまだでしたね。

私の名前は黒咲夜美(くろさき やみ)。一応、暗殺者です。ちなみにコードネームは『金色の闇』。文字通りこの姿の元キャラでもありますヤミちゃんの二つ名と同じですね。

 

ちなみにですが、私は母様の指導の下、あらゆる暗殺術を学びました。母様はどうやら夢の中で産まれてくる娘には暗殺業を学ばさせると強い子に育ち幸せになるとお告げが来たそうです。

確かに私は強くなりました。しかし、あの神様の事です。きっといまも見守ってくれているのでしょう。……と言うよりも、たまに夢に出てくるのでよほど私の事を心配してくれているようです。嬉しいのですが、なんだか恥ずかしいですね。

 

……それよりも、この世界に黒咲夜美として生まれた瞬間から、私は納得いかないことがあります。それは、この姿が文字通り『金色の闇』のヤミちゃんと同じ姿。……つまり女の子な、それも美少女の様な姿なんです。"男の子"と聞こえたのに、私の勘違いで本当は"男の娘"だったそうです。……しかも、この容姿のせいか、お母様に"私"と言うのを強制されてしまい、こんな口調になってしまっています。

 

「夜美ちゃん。もうすぐ目的(ターゲット)のいる椚ヶ丘中学校に着くわよ。準備してね」

 

私が考え事をしているとお母様が話しかけてきた。どうやらボーとし過ぎてしまったようです。

 

「はい。母様。私はいつでも準備は出来ています。装備に抜かりはありません」

 

「そう……ならよかったわ。頑張りなさいね。夜美」

 

微笑みながらそう言った母様。

 

「はい。私は任務を完璧に遂行します。」

 

私も笑顔を見せながら母様に宣言した。

 

「さて…吉と出るか凶と出るか……ふふ。楽しみです」

 

私は確かな楽しみというのを心に踊らせながら車でおとなしくするのだった。

 

――――――――――――――――――――――

さて…目的地に着いたのはいいのですが………

 

「ここは……学校なのですか?」

 

車を下りた先に見えるのは荒れ果てた整備をされていないただの森。そう、森なのだ。

 

「…………これが、情報にあった格差社会というやつですね。勉強ができなければ落ち、勉強ができても性格などが悪ければまた落ちる。そうして落ちていった者が集まる教室こそ、今回の暗殺場。名前はE組。エンドのE組と呼ばれる場所――か。

なんというか……教育的方針ではこのクラスに行きたくないということから努力し学力が上がるのでいいと思いますが、それと同時に人としての大切なものを落としているようですね。人としての性格は最悪。……というよりも、あの本校舎にいる生徒達はすれ違いましたが、私は絶対に好きになれませんね。」

 

そんな事を思いながら歩いていくと、気がつけば目的地であるE組に到着していた。

 

「おぉ〜。ここが例の場所ですね。…………ここは戦時の学校なのでしょうか?」

 

そんな事を思ってしまうほどボロボロの校舎が目に入った。そんな教室を見ていると、1人の男性が館から出てきた。

 

「お前が黒咲夜美だな。俺は防衛省の烏間惟臣だ。このE組で体育の教師をやっている。よろしく頼む。」

 

「はい。よろしくお願いします。烏間惟臣さん。改めまして私の名前は黒咲夜美。暗殺者です。」

 

「君にはこのターゲットを殺してもらいたい。説明は受けていると思うがもう一度言う。コイツは月を破壊した張本人で次はこの地球を壊すと言ってきた。君たちにはこのクラスで暮らしてもらい卒業式までにはコイツを暗殺してもらいたい。

それと君には生徒としてだけではなく、暗殺の教員としても在住してもらいたい。既にこちらでも君の事は調べがついている。君が暗殺者であり特例で教育免許を持っていることも、暗殺者として数ヶ国の言葉を喋れることも、銃の腕が上手いことも――その他にもいろいろ知っている。依頼として頼みたい。もちろん報酬は出す……頼めるか?」

 

そう言ってきた烏間さん。なるほど……生徒として過ごすだけではなく、時には暗殺者としての技術も生徒達に教えてあげてほしいと。たしかに、私はとある暗殺任務に教育免許が必要だったため、父様と母様に頼み、この歳で特別に教育免許を持っている。まぁ、特別だと言っても、テストで落ちていれば教育免許なんてとれなかったんだけども。

 

「わかりました。その依頼引き受けました。ですが報酬は別にいいですよ……あ、でも、私が揃えて欲しいものがあった時は頼めますか?母様や父様はいつも忙しいので、この中学生の間はできるだけ負担を掛けたくありませんから。」

 

「わかった。それぐらいなら許可をしよう。国から君には助力をするよう言われているからな」

 

「はい。なら教室に早く行きましょう。さっきから外……いや、室内からの視線が気になって仕方がないです」

 

そう、私達は運動場の真ん中辺りで喋っていたので教室にいる人達が好奇心な目でこちらを覗いていたのだ。

 

「………行きましょうか」

 

「……ああ」

 

そう言って私と烏丸さんは教室に向かった。

 

――――――――――――――――――――――

いまは教室の扉の前にいる。烏間さんに待っていろと言われて待機している。

 

「今日は新しい生徒がきます。皆さん仲良くしてあげてください」

 

『はーい』

 

「それでは入ってきてください」

 

呼ばれたので私は教室に入った。

 

ガラガラガラ――

 

私が黒板の前に立つと期待するような視線が突き刺さる。

 

「こんにちは。どうもはじめまして。私は黒咲夜美といいます。これからはこの教室で皆さんと一緒に勉強してターゲットを暗殺します。よろしくお願いします」

 

私がペコリと軽くお辞儀する。

 

「ちなみにだが、こいつはこう見えても凄腕のプロの暗殺者だ。お前たち生徒は何か学べる事があるかもしれんのでどんどん質問するといい。ちなみにだが、こいつは生徒としてだけじゃなく、教員としても入ってもらっている。お前達にオレとは別の体育で暗殺の特訓をやる。その時の教員としてコイツが担当するのでしっかり勉強するように。いいな」

 

『は〜い。烏間先生!』

 

烏間が説明すると生徒達は元気に返事した。随分と落ちこぼれの気力も何も無い腐ったクラスなどといった言葉がすれ違った本校舎の生徒から聞こえてきたりしたが、どうやらそんな事は全然無いようだ。

 

「それでは、今日の1時間目は質問タイムとしましょう。さぁ皆さん!どんどん質問してあげてください!」

 

今回の依頼のターゲットがそう言うと、生徒の目がまるで弱った獲物を狩る時の野獣のようになった気がした。

 

「はいはいはーい!!」

 

すると、丸坊主の活発そうな男子が1番強調するように手を上げていた。

 

「はい、岡島くんどうぞ」

 

どおやらこの男子は岡島というらしい。

 

「スリーサイズはなn―――」

 

岡島が言い切る前に女子の軍団が岡島を滅した。物理的に……。

 

「ごほん。では気を取り直して次の方いきましょうか」

 

「は、はい」

 

今度は見た目大人しめな控えめの性格で、眼鏡をかけたザ・科学少女といった感じが似合う科学が大好きそうな女子生徒だった。

 

「はい、奥田さん」

 

「は、ははははい!?……ごほん。えぇ〜と、黒咲夜美さんが得意としている武器ってなんですか?」

 

「それは先生も聞きたいですねぇ〜。今後の暗殺のためにもねぇ。ぬるふふふ」

 

奥田と呼ばれた少女は緊張したおもめてななつ

 

「そうですね……私は基本的になんでも使えますが、主に使っているのが銃と投げナイフです」

 

「夜美さんは投げナイフが得意なのですか?」

 

私の答えに今度はターゲットが質問してきた。

 

「はい。こういうふうに――」

 

ヒュッ! ブチュン!

 

「にゅや!?」

 

私が投げたナイフはターゲットの腕の触手にあたり1本切れた。突然投げたのが原因か、ターゲットは避けることができずに当たった。

 

「まぁ、こんな感じです」

 

「い、いきなり投げないでください!ビックリするじゃないですか!?」

 

そんな事を言いながら叫ぶターゲット。既に腕は治っているのでそこまでのダメージではないようだ。そのまえに、ビックリする程度だったと言うことに私はほんの少しだけ驚いている。

 

「まぁまぁ、殺せんせー次の質問しようよ〜」

 

「そ、そうですね。では次の質問がある人は――」

 

「夜美さんってさぁ。女の子?それとも……男の娘?」

 

すると、赤髪の男子が質問してきた。男の子…という発音が若干違うように聞こえた気がしたけれども、まぁ、よくある質問だから答えよう。

 

「正真正銘、男の子です」

 

しーーん。

 

突如として静かになる教室。

 

『…………え』

 

「ん?」

 

『えええええええ!?』

 

「………」

 

私はとっさに耳を塞ぎ音を遮断した。流石にこの人数なだけあって物凄く響くしうるさい。

 

「ほらね?やっぱり。思った通りだよ〜。渚くんと同じ匂いがするからそうじゃないのかと思ったよ」

 

……なんだろう。なんか腑に落ちません

 

その後も、いろんな質問が飛び交い、私はそれをひとつひとつ答えて1時間目どころか気づけばお昼だった。

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