暗殺教室〜金色の闇は何をみる?〜 作:暁のしらべ
黒咲夜美 (くろさき やみ)
性別 男の娘
容姿 濡羽色の艶やかな黒髪に金色の瞳を持った美少女……の様な容姿の少年。しかし、戦闘モードになると金髪赤目になる。想像はToLOVEるの金色の闇。
好きなもの たい焼き・ネコ・散歩・ペットとのじゃれ合い・料理や家事・投げナイフ・弓道(我流)・剣術(我流)・日向ぼっこ・母親の料理全般・諦めないで努力し頑張る人
嫌いなもの エッチィ人・家族を汚す者・人の努力を踏みにじる奴・外道や悪い意味で狂った人・戦闘狂・父親のゲテモノ料理・
性格 基本は温厚。余程の事がない限りは怒らない。しかし、戦闘モードになると冷静沈着な暗殺者へと変貌する。かなり賢くレイベンド大学(ハーバード大学と同じ賢さ)という世界一賢い大学を飛び級で卒業するほどの天才。しかし、母親譲りの天然ドジっ子属性が付いているため賢そうには全く見えない。母親と同じで料理や家事が大好き。料理は上手く、特にデザート系はプロ級であり、たまに作ったのを世界に隠れて売っている。口コミでは幻のお菓子としてかなり大人気である。
暗殺は世界でも五指に入るほど。文字通りの天才である。しかし、力も能力も強力なため、天才というよりは天災である。
能力
『変身(トランス)』
身体の一部を武器に変えたり、髪の毛を使って相手の意識の中に入りサイコダイブやジャックしたり、挙句の果には相手と瓜二つの姿になったりもできる。
更に、この能力を使って変身た相手が生まれ持った能力があればそれをコピーして使うことができる。しかし、コピーした程度なので劣化版の程度の力しかない。
これは、ToLOVEるでは人工的に作られたさいに付いていたナノマシンによる影響だが、主人公の能力は生まれ持っての能力である。
『闇を操る程度の能力』
黒咲夜美のもう一つの固有能力。文字通り闇を操るだけの能力。しかし使い方によってはかなり変わってくる。
コードネームとなった『金色の闇』。これの"闇"の部分の意味となった能力である。ちなみに"金色"は戦闘モードの髪の色を意味する。
『時を操る程度の能力』
これは、黒咲夜美の住んでいる実家のメイド長であり、同時に黒咲夜美の専属メイドが使う固有能力である。時を操ることが出来るが、正確には時を止めることしか出来ない。トランス能力を使った時にコピーした能力である。黒咲夜美は多くても3秒だけ止められる。しかし、この能力の本来の持ち主は最大半日は止められる――が、時が止まって動かないため半日まっても結局やることがないから、長くても10秒で解除するようだ。
今日は新しい先生が来る日。だけど、私は今日は暗殺業があるので、お休みです。
……と、いっても、今日は比較的楽な方です。とあるテロ組織の過激派の一派が日本に不法入国していてその組織を壊滅させるという簡単なお仕事。つまり、動けなくすればいい事なので完全に息の根を止めなくていいということです。まぁ、さらに生け捕りですからそこがちょっとしんどいですけどね。下手に手加減すると反撃喰らいますから
「さて――お仕事を始めますか」
――――――――――――――――――――――
あれから何分いや何時間が経ったんだろう。結構集中してやっていたのでわからないですね。
いま、私の周りには人が転がっています。全員血を流して倒れており傍から見たら死んでるように見えます。実際生きてますが。それと、一見血が大量に出ているように見えますが、せいぜい薄皮1枚斬った程度です。とある技法で斬ったのですが、ただ死ぬほど痛いとか深く気られたと脳が勝手に思い込んでしまうため、実は大した怪我ではないのに精神保護の防衛本能として脳が強制シャットアウトして気絶しているだけです。
さて、こんな人達は縄で縛って放置して、この組織のリーダーをさっさと潰しましょうか。
しばらく歩くこと10分。大きな扉があり、そこから人の声が聞こえる。2人ほど。
「ここですね。おそらくリーダーと先程ドサクサに紛れて逃げた副リーダーでしょうか」
私は別ルートを探し、人一人分が通れるダクトがあったのでそこを通った。かなり綺麗でつい最近設置したばかりだということがわかる。もしかしたら罠とかもある事を前提に確認し慎重に進むと、先程声が聞こえてきた部屋に到着した。
部屋の中はかなり広く、丸テーブルがいくつかあり、その円卓には料理が並べられていた。バイキング形式のものもある。どうやら、ここはパーティーなどで使う大ホールだったようだ。そんな大ホールの真ん中で2人の男が言い争っていた。
「いったいなんなんだ!?なぜ俺達が殺られなければならない!それよりも何故ここがわかった!」
「しるかよ!それは俺だって聞きたいんだ!金髪少女が来たと思えばいつの間にか全員殺られていたんだ。そんなのありえないぞ!」
「それは貴様らの役目だろうが!?駒は駒らしく動けばいいんだよ!このクズが!!」
「なんだと!?」
……なんか、仲間割れをしているみたいです。2人が拳銃を向かい合わせて今にも撃とうとしていた。そこで私は能力を使った。
「時よ、止まりなさい」
カッカッカッカッ――
すると、世界は灰色に染まり時が止まった。拳銃を向かい合わせていた2人も止まり石のようだった。
「3秒しかありませんしね。さっさと終わらしましょう」
ダクトの柵を蹴破り地面に静かに着地する。そのまま素早く接近し手元のダガーナイフで相手の首筋を斬る。むろん、この人達も生け捕りでだ。
この間なんと2秒。ふむ。我ながらなかなかいいですね
そんな事をしている間に止まっていた時が動き出した。私はとっさに近くのテーブルの下に隠れた。パーティーテーブルのためシートがかかっていたのが幸いです。
「死n――ごふッ!?」
「おまe――かはぁ!?」
ドサドサ
どうやら二人とも倒れたようです。慎重に覗いて見ると2人は仰向けになり白目を向いて倒れていた。私はゆっくりと下から出てきて2人を持ってきていた縄で葉巻にして縛り放置した。
私は懐からスマホを取り出し電話をかける。
数回のコールのあと相手が出た。
「……あ、父様。任務は終わりました。回収をお願いします」
そう、電話の相手は私の父です。
『そうか。予想よりも早かったな。まだお昼をちょっと過ぎたところだぞ。』
あ、そうだったんだ。
「そうなんですか?……そうですね。ならついでに学校に送って貰っていいですか?鞄の中には制服も入っているのでいつでも行けます……あ、やっぱり先にシャワーをさせてください。血が付いているので気持ち悪いです」
『わかった。なら一旦戻って来るということだな。急ぎ目でヘリを用意しよう。近くに無人の広場があるだろう。そこにヘリを用意するから行ってくれ。 あぁ、それとお疲れ様。怪我はなかったか?』
すると、突然優しい声になる父様。
「はい。この程度の任務で怪我をしていたら、今後の任務が大変です。それに私は父様の息子です。この程度では殺られはしませんよ……絶対に」
『そうか。なら良かった。早く帰ってこいよ、学校行くなら少しでも急がなくてわな』
「はい♪」
さて、ヘリがくるまで暇ですねぇ〜。あ、そうだ。近くの小さな公園の草むしりをしておきましょう。ついでにゴミ掃除ですね。幸いにもこの館には新品のゴミ袋が沢山ありましたから。
――――――――――――――――――――――
あれからしばらくしてからヘリが来たので乗り、家に帰ってシャワーを済ませ学校に来た。ちなみに、つい楽しくなってヘリが来るまでに公園の草むしりやゴミ掃除は終わり、まるで新品の様な綺麗な公園へと早変わりしていたのは余談である。
「……あ、そういえば今日は新しい先生が来ているんでしたっけ?……どんな人なのでしょうか。」
私はそんな事を思いながらも教室の扉の前に来た。すると、考え事をしていた為わからなかったが、カツカツと黒板に何かを書く音がした。
「You're incredible in bed! Repeat!」
…………え?
「ほら、音読!」
私はぽかーんとする。多分、教室の空気的に私と同じくぽかーんとしていると思う
「ほら! 」
『ユ、ユーアーインクレディブルインベッド』
全員、ためらいがちに言うのが聞こえた。
………と、とう言うか――なんてものを言わせているのですか!?はははハレンチです!!
きっと私の顔は耳まで真っ赤になっているでしょう。かなり恥ずかしいです…
「アメリカであるVIPを暗殺した時、まずそいつボディガードに色仕掛けで迫った時に、言われた言葉よ。意味は"ベッドでの君は凄いよ…♪"」
ほんとう、中学生になんてものを言わせているのですか!
私が悶えていると、今度は別の声が聞こえてきた。
「外国語を上手いかつ手早く習得するならその国の恋人を作るのが手っ取り早いとよく言われるわ。相手の気持ちを知ろうとして、必死で言葉を理解しようとするからね。私はその方法で色々な言語を身に付けてきたわ。だから私の授業では外人の口説き方を教えてあげる。身に付けておけば実際に外国人と対話する時、必ず役に立つ。受験に必要な勉強はあのタコに教わりなさい。私が教えるのは実践的な会話術で、中間にも定期に期末テストにも受験にも出ないわ。もしそれでもあんたたちが私を先生として認められないっていうのなら、その時は暗殺は諦めて出ていく。それなら文句ないでしょ? …………後、色々悪かったわよ」
謝る女性に全員が驚いた空気になり、そして次には――
『あははははは!』
みんな一斉に笑い出した。
「何ビクビクしてんのー。さっきまで殺すとか言っちゃってたのにさ」
「なんか普通の先生になったな」
「もうビッチ先生なんて呼べないね」
……ビ、ビッチ?新しく入ってきた先生はビッチな人なの?……え、えぇ。そんな、いや、でもさっきの英文がそれに値するし…でもぉ……
「あ、あんた達。分かってくれたのね」
「考えてみりゃ先生に向かって失礼だったな」
「うん。呼び方変えないとね」
「じゃあ、ビッチ先生で」
カルマくんの発言にビッチと呼ばれる先生は静かになる。
「せ、折角だからこの際、ビッチから離れましょ? 気安くファーストネームで呼んで良いのよ?」
慌ててそういう先生の言葉にはなにか期待するような言葉が聞こえる。
「今更イリーナ先生って呼ぶのに違和感あるし、私はビッチ先生で呼ぶの」
「その通りだな!」
「よろしくな、ビッチ先生」
口々にビッチ先生と呼ぶみんな。――ん?イリーナ?……え、まさかあのイリーナさん?…………えぇ、まさか…ね。
「キーーーッ! やっぱあんたら嫌いよ!」
そう言って叫ぶ先生。そこで私は教室に入った。
「失礼します。少し用事があり遅れてしまいました」
私が入ってきたことにより一瞬静かになる教室。しかし、入ってきたのが私だとすぐ分かると、みんなまた騒がしくなった。
すると、さっきまで特に騒いでいたイリーナがこっちを見て驚き、私もイリーナが本当に知っているイリーナさんだった事に驚き固まった。そんな2人の様子をみたみんなが不思議な顔をしたと思えば、特に女子軍団のメンバーの目つきが変わった。
「ねぇねぇ、ビッチ先生にヤミちゃん。なんで二人して固まってるのかな?もしかして知ってる人?」
ニヤニヤと意地悪な顔をしながら質問してくるカルマくん。ほかの人を見ると、みんな同じような悪い顔をしてこっちを見ていた。ふと気配を感じ後ろの扉を見るとそこにはターゲットの殺せんせーがいた。
……なんでいるのですか。
「え、えぇ、知ってるも何も私と同じ暗殺者だし、私をここまで鍛えてくれた"師匠"の息子だもの。忘れるはずがないわよ。よく師匠の家に通っていたから、この子とは一緒に遊んだりしたりもしたわ。」
「へぇ〜、そうだったんだ〜。」
「それにね、この子ってばいまはこんなに無表情の無愛想だけども、笑顔がとっても可愛いのよ。そんでもって、まだこの子がこんなにもちっちゃかった時なんか、『イリーナお姉ちゃん!一緒に遊ぼうよ♪』なんて言って物凄く可愛かったんだから!♪」
「ちょっ!イリーナさん!?」
体をクネクネさせながらそんな事を言うイリーナさん。確かに……確かにそうだった。私は一応転生者だとはいえ、精神が肉体に引っ張られてたせいなのか、本当に子供のようだった。しかも感情の制御も出来ないし……おそらくあの神様がそうしたのでしょう。
その為か、イリーナは私にとっては数少ないお友達ですし、同時にお姉ちゃんみたいな存在です。……恥ずかしいですが、いまも私はそう思っています。絶対に口には出しませんが。
「い、イリーナさんだって昔は今と全然違う癖に……」
私がそう言うと、イリーナがニヤニヤしながら近づいてきた。
「あら、そんな事を言う悪い子にはお仕置きしなくちゃね♪」
ゾクッ
私は背筋に悪寒を感じたので慌てて逃げる。
「こ、これにて失礼する!」
ボフンッ!
私は手持ちのお手製煙玉を地面に叩きつけ屋根の上に逃げる。下でイリーナさんの声が聞こえるがこの際無視ですね。逃げるのが何よりも先です。
こうして、私は逃げるのでした。